need?
青空に流れる雲は、順番を競うかのように流れていく。 今日はすこし風がつよい。 ネット越しに見えるのは、広いグラウンド。 そんな広い屋上には、私たちしかいなかった。 「う〜、暇っ!」 私は伸びをしながら、あくびをした。 「暇だと思うなら、授業でりゃいいじゃねぇか、」 景吾の私へ意見する発言に、くるりと振りかえって答える。 「授業にでたらもっと暇じゃない! きっと先生もね、寝てる生徒がいるよりはさぼっててくれたほうが怒る手間が 省けていいと思うのよ」 「・・・前々から思ってたが、お前本当に馬鹿だな」 景吾はあきれてこちらをみた。 最近、会う度に馬鹿馬鹿言われてる気がするのは気のせいなの? 私はどさっと不機嫌に座り込むと、景吾もその後に続いた。 「うっさいわね。 景吾こそ、授業でなさいよ」 「俺はこの時間、授業とってねぇんだよ」 「あ、そっか」 高等部は多種多様な授業が選択できるようになっていて、今はその時間。 楽しそうだと思ってとった語学の授業は退屈この上なくて、私はよくこの屋上でサボっていた。 景吾は部活までの時間潰しとして、ここにきていた。 まぁ、景吾は授業でてもでなくても成績いいんだから、羨ましい限りだよ。 「・・・べつに日本語以外しゃべれなくたって困んないし」 「できるに越したことはねぇだろうがな」 「勉強ばっかりやってたって楽しくないじゃない?」 「そんなにお前やってたか?」 景吾は少しだけ笑うと、私を後ろから抱き寄せた。 私の背中と景吾の胸が、ぴったりと密着する。 「まぁ、他にすることはあるしな?」 「って、何のことよ?」 耳元に囁かれる声を意識しながら、私は景吾の腕に手を乗せた。 「決まってんだろ?」 耳を軽く舌でなぞられて、景吾の手がワイシャツのボタンをはずし始める。 「景っ・・・」 やめさせようと後ろを向いた私の唇は、景吾の唇でふさがれる。 舌で私の口腔内を探りながら、手はさらに大胆に動く。 シャツのボタンをはずし終えた景吾は、ブラのホックを難なくはずすと ふくらみを両手で包み込む。 そして、円を描くようにもみ始める。 「ん・・・はぁっ」 景吾の指が、胸の突起をつまんだ。 電流が走ったかのような刺激が体中に伝わる。 景吾はそれを楽しむように、さらに指先で突起を遊ばせた。 「あっ・・・やぁん」 「、どうだ?」 景吾の吐息がうなじにかかる。 唇で首筋をなぞられて、軽く吸われる。 その感覚が、私をさらに熱くしてく。 景吾の片手がふくらはぎを軽くさすって、太ももに移る。 「ん・・・ぁ!」 スカートをたくしあげられて、太ももがあらわになった。 そのままその手は、太ももを撫でていく。 相変わらず、片手で胸を揉みしだかれながら。 「・・・ああぁ・・・っ」 内股を重点的に撫でられて、しっとりとしてくる下着。 じらす景吾の手の動き。 一番敏感に反応する部分が、ビクビクと痙攣し始める。 景吾にそこを触って欲しいと、体が要求していた。 「ん・・・いじ・・・わ・・る!」 「何がだよ?」 私の言葉の意味がわかっている景吾は、くすりと笑うとさらに太ももを撫でる。 「あぁ!やぁ・・」 私は我慢の限界に達して、景吾に懇願する。 「お願い・・・景・・・吾!」 「いいぜ」 景吾は下着を抜き取ると、敏感な部分を指で触った。 「はぁ・・・あぁあ!」 やっと与えられた刺激に、体がびくんとはねる。 「気持ちいいか?」 「う・・ん・・あぁんっ!」 景吾はさらに、指を突き立てるとかき混ぜるように動かした。 指が動くたびに、ぐちゅぐちゅと水音が聞こえてくる。 「あぁぁ・・・・くぅ・・やぁ!」 口から漏れるのは甘い吐息。 体に力が入らなくて、背中の景吾にもたれかかる。 「・・・ぁ」 不意に景吾の指が抜かれて、強い快楽が喪失する。 「、いくぜ」 「けぇ・・・ご・・・あっ!」 何も考える暇もなく、景吾はいきなり入ってきた。 「ん・・く・・あっ・・・ああぁ・・・っ」 下から突き上げられる快感に、ただ声を上げる。 そして、その刺激をさらに増やそうと自然と私も腰を動かす。 振動が繰り返されるたびに、二人の間の粘着性の音が増していった。 触れる肌、体温、感じる景吾すべてが気持ちいい。 「ああっ・・・あぁぁっ!」 私は限界を感じて、そのまま快楽に身をゆだねた。 キンコンカンコーン・・・・・。 チャイムの音が、響き渡る。 「授業終わったみてぇだな」 景吾はこちらを見下ろす。 私は疲れた体を立ち上がらせると、景吾の横に立った。 「・・・今日は授業出るより疲れたわよ」 「そうか?・・・じゃあ、次も楽しみにしとけよ?」 景吾はにやりと笑うと、私の耳にそう囁いた。 |
ミナミナさんのリクエスト、甘い景吾夢。
甘いの定義が最近つかめないので、こんなものです〜。
今回は屋外(?)なのでちょっとどきどき(笑)
リクエストありがとうございました。