本当の目的








テレビにスイッチを入れる。

ブォォォンという音とともに、電源の入ったことを知らせる赤いランプが点灯した。

ここは侑士の部屋。

映画観賞が趣味というだけあって、壁には所狭しとDVDが並んでる。

今日は私の見たい映画のDVDがあるというので、お邪魔してるわけなんだけど。

プチっとリモコンの再生ボタンを押すと、テレビに映し出される映画のタイトル。

おお、始まった〜!

私と侑士はテレビの向かい側にあるベッドに座る。

うちの小さいテレビより、やっぱり大きいテレビだと映画も違うなぁ。

字幕も大きく見えるし。

じーっと画面を凝視している私を不意に抱き寄せる手。

急な出来事に抵抗できないまま、腕の中に捕まえられる。

「・・・

侑士の甘い囁きとともに、唇を重ねられた。

閉じた唇をこじ開けられると、ゆっくりと舌が侵入してくる。

「・・う・・ん」

口の中を味あわれながら、頭の中で考える。

ヤバイ!この展開って・・・。

ドサ!

気付いたときにはすでに、押し倒されていた後だった。

私は必死に侑士の体を押す。

「ん・・んん・侑士!」

「・・・なんや?」

キスを途中で中断された侑士は、やや不機嫌に言葉を返してくる。

「私は映画を見に来たのであって・・・」

「ああ、そんなんわかっとるで?」

「そ、それに!あのまだ昼間だし、ね?」

「夜になったら、帰ってまうやん」

「そそそそ、それはそうだけど!あのあのあの!私、おへその調子悪いし!!」

「ほほー、そうなんか?」

侑士はにやっと笑う。

しまった!

お腹ならまだしも、おへそじゃ言い訳にならないよ!

私がそう思うまもなく、より一層侑士の重さが増す。

「じゃあ、見てみんことにはなぁ?」

ブラウスをめくられると、侑士の手が腹部に触れてくる。

さらにお腹の中心にあるくぼみ周辺を、ゆっくりと唇でなぞりはじめた。

その動きがくすぐったくて、思わず声を出してしまう。

「あ、ちょ、やぁ・・・だ!」

「正常みたいやん?」

侑士の手は、お腹から上の方に移動していく。

ブラのカップに手を入れると、胸の先端を軽くつままれる。

「あっ、あぁっ・・・・・・」

「こうした方がええやろ?」

私の背中のホックを外しながら、侑士は唇を耳元に移すと首筋から肩のラインに滑らせた。

そして、そのまま膨らみの方へと降りていくと、両手で包んで口に含まれる。

「やっ、あっ、はぁっ・・・・・・」

口から声があふれ出る。

体中が熱いのに、侑士に触れられているところはもっと熱い。

侑士にゆっくりを体中を唇で探られていく。

私の弱いところを知っている侑士は、そこを重点的に攻めたてる。

刺激されるたびに体の力が抜けていく感じがして、私は侑士の腕に力なく手を添えた。

侑士は下肢に移動すると、私の両足を広げさせる。

今度は太ももの内側を、這っていく指と唇。

温かい吐息が太ももにかかる。

「あ・・・はぁんっ」

じらすように何度も何度も翻弄されて、頭がぼーっとしてくる。

「これいらんな」

侑士の手が、湿り気を帯びていた下着を脱がせた。

そこから現れた私の一番敏感な突起に、指をなぞらせる。

「あぁ・・・ふ・・・やぁ」

思わず口からでた言葉とともに私の中から流れ落ちていく雫が、シーツの上に点々と染みを作った。

、えらいことなってんなぁ」

指をはずすと今度は顔を近づけてくる。

「っ・・・あっ・・あんっ・・・ああんっ」

侑士の舌は執拗にそこを攻め立ててきた。

やんわりとなめられたかと思うと、チュッと流れ続ける蜜を吸いあげられる。

指とは違う感触、温かさ。

私はシーツをつかんで、快感に声をあげた。

「侑・・・士・・・!」

「もうあかんのか」

顔をあげた侑士は、私の両足を抱える。

そしてそのまま、一気に奥まで押し入ってきた。

「いくで、?」

ゆっくり動き始めた侑士。

「んっ・・・はぁ・・あぁ・・ああぁっ・・・!」

私は言葉にならない声をあげる。

動きと一緒に、私の中に電撃のような快感が走っていく。

どんどん動きの激しくなる侑士。

私は侑士の肩に爪を立てた。




止めどなく与えられる快楽。

ギシギシときしむベッド。

荒い吐息と甘い声、衣擦れの音。

「あぁぁぁっ!」

それらを感じながら、私は絶頂に目を閉じた。













やっと開放されたのは、映画のスタッフロールが流れ始めた頃。

私はベッドの上で足を抱えて、画面をぼんやりと見つめた。

「結局、映画一度も見てないんだけど・・・」

「みたかったんか?・・・しゃーない、もう一度流すか」

侑士は私の後ろからリモコンを操作して、また始めから流し始める。

しょうがないも何も、私は映画を見にきたんじゃん!

そう言おうと振り向いた私に映ったのは、いたずらっぽく笑う侑士の姿。

「また最後まで見られるかは、保障せんけどな」

そのまま抱き寄せられてキスされる。

私は横目で画面をちらりと見た。

この映画をきちんと見られるのは、いつになることやら・・・。

確かなのは、今じゃないということだけ。

しょうがない。今日はあきらめるか。

私は目を閉じると、侑士の首に手を回した。














裏第2弾は忍足君です。
ひ、氷帝って裏書きやすいかと思って。
見事に玉砕してます。何度、景吾って書きそうになったことか・・・(汗)
誰か裏のネタください。
そのうち表しか書かなくなりそうですよ〜。









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