埋め合わせ








部活の終わった夕方。

日も暮れて、もう誰もいないのか薄暗い学校の校舎。

私は自分自身をを罵りながら、部室まで小走りで向かう。

「もう〜、どうしてこんな大事なもの忘れるかな〜?」

忘れたのは、明日までの課題のノート。

提出が明日じゃなかったら、こんな時間に誰もいない部室になんて近寄らないのに。

・・・・・・お化け出たらどうしよう。

そんなことを考えながら部室の前まで来ると、鍵をだそうと鞄を開けた。

!」

「きゃ?!・・・ってリョーマ君?!」

突然、かけられた声に悲鳴をあげると、そこにはリョーマ君。

私は落ち着こうと、動悸の激しくなった胸に手をあてた。

「び、び、びっくりした」

「こんな時間になにしてんの?」

「・・・うん、忘れ物しちゃって。

リョーマ君こそ、どうしたの?」

「オレも忘れ物」

「あ、そうなんだ?じゃあ、ちょうどよかったね」

戸締りのきちんと行われている部室では、毎回鍵が掛けられている。

それは私が持っている鍵一つしかないので、それがないと中に入れない。

カチャリとドアを開けて、私達は中に入る。

「よかった、あった!」

ロッカーにぽつんと取り残されていたノートをとる。

ノートを胸に抱いて、リョーマ君の方に向かった。

でも、忘れ物があるといったリョーマ君の手には、何もなくて・・・。

私は首をかしげる。

「リョーマ君、忘れ物は?」

「ないよ、別に」

「・・・・ないの?」

が部室に戻っていくのが見えてたから、来ただけ。

だから、忘れ物なんて最初からないんだよね」

「・・・え?どうして?」

「最近、試合の前の練習が忙しくて、全然あう暇なかったじゃん」

「・・・うん」

私は頷く。

確かに、今度の日曜日に行われる公式試合のために、夜遅くまで練習があった。

家も逆方向の私達は、二人きりであうこと自体が久しぶりだった。

「だから・・・」

くいっと手を引っ張られて、抱きしめられる。

「・・・あ」

に会いに来たに、決まってんじゃん」










静かに重なる口付け。

どちらともなく、深く互いの唇を求める。

その間に、リョーマ君の手が制服にかかった。

ボタンが外されて、はだけた私の胸元にリョーマ君の体温が伝わる。

そして、その手がブラの中に入ってきた。

手のひらがふくらみを包み込んで、ゆっくりと動く。

「・・・・・っ!」

揉みあげられる度に、敏感になっていく胸の蕾。

時々触れるリョーマ君の指に、痛いほど快感を覚えてしまう。

「・・・は・・・ぁ」

キスをしている唇の隙間から漏れる、甘い声がまじりの吐息。

それでもまだ足りないかのように、口付けは続けられる。

甘く深いキスと、体への刺激。

「ん・・・・あぁ!」

くいっと胸の先端を摘まれて、私はピクンと揺らした。

不意に放される唇。

見上げると、リョーマ君は不敵に微笑む。



「う・・・・んっ、リョー・・マ・・・君・・・ん」

リョーマ君の手がふとももを撫でながら、スカートをめくる。

そして、そのまま下着の上からしっとりと濡れた部分をなぞった。

「ひゃあ・・・やぁ・・だ・っ」

ゆっくりとじらしながら、どんどん強くなっていく指の感触。

私はきちんと立っていられず、リョーマ君にもたれかかる。

「嫌なの?」

「え、あっ!・・・はぁん」

私は首を横にふる。

すると、リョーマ君の手が下着に入って直接刺激し始める。

クチュッと音がして、指が私の中を溶かしていく。

大きく動くたびに、音が増していった。

「欲しい?」

「ふぁ、・・・・リョ・・・マ・・く・・・んっ!」

霞がかった意識のまま、私はリョーマ君を見上げてうなずく。

リョーマ君は私の耳を軽く舐めて、体を壁に押し付けた。

冷たい感触が背中に、当たって鳥肌がたつ。

「あぁ・・・」

両足を持ち上げられて、一気にリョーマ君が入ってくる。

最奥まで押し入れられると、徐々に腰が動かされ始めた。

リョーマ君が動けば動くほど、意識がとびそうになる。

「っああ、・・やぁ・・・あぁん・・ああ」

ぐっと下から突き上げてくる快感に、私は声をあげた。

体中が熱くて、どうにかなってしまいそう。

「リョ・・・マ君、も・・・だ・・め・・・えぇ」

私はリョーマ君の肩にしがみつくと、絶頂に達した。









部室の窓から、見えるお月様。

大分遅い時間になってしまったらしい。

私とリョーマ君は、床に座り込んでいた。

リョーマ君に抱きしめられる格好で。

「リョーマ君、そろそろ帰らないと・・・・んっ!」

言いかけた唇をつよく吸われる。

そして、より一層きつく抱き寄せられた。

「まだ帰せるわけないじゃん。

会えなかった分の埋め合わせ、全然終わってないんだから」

「え?で、でも」

慌てる私を他所に、床に横たえられる。

「おしゃべりは、また後で」

リョーマ君はにやっと笑うと、そのまま私の唇がふさいた。













リョマリョマ初裏。
文香さんのご要望(?)にあったリョマさんです。
そして、高校生設定です。
なんか、リョーマって呼べなくて、リョーマ君って呼ばせたら
彼女がおとなしくなってしまいました(汗)
それにしても、私がリョーマを書くと、不二とミックスされている気がするのは気のせい?









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