ルナ「あれ?なんで自分の部屋にもどってるの?」
シン「…あ、あぁ」
ルナ「たしか艦長の部屋を借りたんでしょ?」
シン「……駄目なんだ。」
ルナ「え?」
シン「部屋に入ると、」
『おかえり、タリア』
シン「部屋から出ると、」
『出掛けるのか?気を付けるんだよ、タリア。』
シン「コーヒーを作ると、」
『コーヒーをいれてみたんだが、どうかな?』
シン「なにかするたびに議長の声がするんだ。」
シン「だったらまだ暑いほうがマシさ!」
ルナ(艦長………)
ルナ「じゃあ、私の部屋に来るぅ?」
シン「まさか、また改造して…」
ルナ「ん?なんの事?」
シン「いや、なんでもない、それじゃあ、お邪魔しようかな。」
シン「へー、ルナの部屋って結構広いね。」
ルナ「今はメイリンと一緒だから、二人部屋なんだよ。」
シン「そっか、で、メイリンは?」
ルナ「たしか『買い物に行ってくる』とか言ってたわね。」
シン「ふーん。」
ルナ(はっ!じゃあ今は二人っきりって事だ!)
ルナ「そうだ!シン、これ覚えてる?」
そう言ってルナマリアはクローゼットの中から小箱を取り出した
シン「えっ!…その箱は!」
ルナ「あ、思い出した?」
ルナ「まだ使ってるんだよ、コレ。」
ルナマリアが小箱から『コレ』と呼ばれる物を取り出して、シンの前で動かして見せた。
シン「………」
ルナ「あ、でも少し変わったかな。」
そう言うと小箱から『コレ』と同じ物を取り出して、その根元同士を接続した。
シン「あっ……」
ルナ「ねぇ、最近メイリンとばっかで、シンとはご無沙汰だよね……」
シン「ルナ……」
ルナ「ね、しよ!」
メイリン「シン!」
シン「どうしたんだ、メイリン、そんなに怒って?」
メイリン「昨日、私が居ないうちにお姉ちゃんと……」
シン「あ、あれはルナの方から誘ってきて……」
メイリン「……なんだもん!」
シン「メイリン?」
メイリン「お姉ちゃんは私のものなんだもん!」
メイリン「シンなんかには渡さない!」
シン「なんか勘違いしてないか?」
メイリン「問答無用!」
シン「うわぁ!」
メイリンに押し倒されるシン、そのメイリンの手には……
メイリン「私はこの『ツイ○エッジゲキリュ○ケン』で、すべてを凪ぎ払う!」
シン(昨日ルナと繋がった奴にはそんな名前が!?)
メイリン「これでシンも私のモノにしてあげる…」
メイリン「あぁ…あぁ…」
シン「誰が誰のモノだって?」
メイリン「……です。」
シン「聞こえないなぁ、やめちゃうよ?」(動きを止める)
メイリン「いやぁ、やめないでぇ…」
メイリン「メイリンはシンのモノですっ、だから、お願い、もっとぉ…」
シン「よし、とっておきのご褒美だぁ!」