事件は現場で起きている
?「……する?」
?「………、眠い。」
?「……らへんにほかっておけば?」


シン(……くっ…)
シン(なんだか声がする…)
シン(…動けない、縛られてる?)


?「お?気付いたな。」
?「おやすみぃ〜」
?「おい、こんなところで寝るなよ!」


まわりを見渡すと薄暗い部屋のようである、
部屋には三人の人影と複数の大きな鞄が見える、
そして自分は手足を縛られていた。
シンは状況を整理する


シン(確か、街に買い物に出て、路地で人にぶつかって…)


?「このままにしておけねぇな、顔見られてるし。」
?「始末?」
?「お、それいいね。」


シンはこの状況から一つの考えに至った。



シン(まさかこれは『強盗』に捕まってしまったのか?)



とたんに恐くなった……今にも声をあげたかったが、そんなことをしたら…
さっきの『始末』の言葉が頭をかすめる。」


強盗男S「しかし、よくみると…」
強盗女S「かわいい。」
強盗男A「じゃあ連れてくか?」


シン(『連れてく?』どこへ?)


強盗男S「うまくいけば高く売れるかもな。」
強盗女S「高い?」
強盗男A「売れる前に味見しとく?」


シン(『売る』……あぁ、俺、人身売買で海外に売られちゃうんだ……、その前にここで『味見』……)


――――――――――――


強盗男S「観念しな!」
シン「や、やめろーー!」
強盗女S「うふふふ…」
強盗男A「そんな腰の動きでこの僕をイかそうって……うっ!」
シン「あっ…あぁ……」
強盗男A「ごめんねぇ、早くってさぁ!」
シン「たすけてぇ…」
強盗男S「おまえも馬鹿をやれよ、馬鹿をさ!」
シン「も、もうやめて…」


シン「……だ…」
強盗男S「ん?」
シン「いやだー!」
強盗女S「すごーい、縄抜けだぁ!」
強盗男A「そんな…ちゃんと縛ったはず!」
シン「このくらい、ハイネに比べたら!」



バリバリバリ!その時、天井が取りさらわれ青空と共に複数の機体が見えた。


シン「ストライクフリーダム!∞ジャスティス!レジェンド!…………ディスティニー??」
強盗男S「ちっ、追っ手か!」
強盗女S「また戻るの?」
強盗男A「とっとと逃げるよ!」


キラ「動くな!」
アスラン「話はすべて聞かせてもらった!」
シン(……え?)
ラクス「戦っても良いのです。」
シン「なんであんたが俺の機体に乗ってんだ!」


レイ「……ちょっと待て!」
キラ「どうして?僕のシンにあんなことしてるんだ、許せないじゃない?」
レイ「……おまえら、ファントム・ペインか?」
アスラン「レイ、知ってるのか?で、どんな凶悪犯だ?」
レイ「芸能界にうといのは、正直困ります。」
キラ「ほんとだ、ステラちゃんだぁ!サイン頂戴!」
ラクス「戦っても良いのです!」(ファントムペインに銃口を向ける)
レイ「相手がわかっててやってるだろ?」





レイが言うには、彼らは人気アイドルグループ「ファントムペイン」
言われてみればTVで見たような気がする


スティング「俺たちが強盗だって?」
連日のハードスケジュールに芸能事務所から逃げ出したそうだ。
ステラ「シン、手品師?」
逃げてる途中、道でぶつかって気を失った俺をステラが担いで運んできたそうだ。(なんで?)
アウル「ごめんねぇ、縛っちゃって!」
暴れられると見つかったりするからという理由で縛られたらしい。(じゃあ連れてくるなよ)


シン「じゃあ『始末』ってなんだよ?」
ステラ「その場のノリ…」
シン「………」(ノリってなにさ?)
アスラン「じゃあ、『売る』とかはどうなんだ?」
スティング「あぁ、事務所にもっていけば『アイドル』として『売り』出せて、俺たちの仕事も減るかなって。」
キラ「じゃあ、『味見』は?」
アウル「ん?そのままの意味だよ。」
シン(そこはそのままかよ!)


ステラ「ごめんね、シン、恐がらせて。」
シン「あ、もういいよ。」
ステラ「シンー!」


ステラの突然のキス
それはシンが今まで経験した事がない、からだの力がすべて抜けるようなとろけるキス…


シン(駄目……みんながいるのに……)


ステラ「シン、ご馳走様。」


シン(あ……もっと…もっと、その唇が欲しい…)
シンはその場にへたりこんでしまった。


キラ「君たち、これからどうするの?」
スティング「まぁ、ずっと逃げるわけにもいかないからな、二〜三日したら事務所に戻るさ。」
ステラ「むー!」
アウル「そんな顔するなって、さぁ、行くよ!」
ステラ「シン、これ!」


ぼーとしているシンにステラは名刺を渡した。


ステラ「それ、事務所の名刺。」
スティング「あぁ、気が向いたら事務所に来いよ。」
アウル「シンならなれるかもよ、『アイドル』に。」
ステラ「あと……」
そう言うと、シンの耳元で、
ステラ「こんどはキス以上のことしようね。」


シンはうなずくことしかできなかった、なぜなら先程のキスで軽くイッてしまっていたから



レイ「彼らも行ってしまったし、我々も帰るか。」
シン「……あぁ。」
シン(ステラ……か、また会えるかな?)



シン「そういえば、なんで俺の居場所がわかったんだ?」
キラ「それはシンに発信機を付けて…」
シン(だから会話まで知っていたのか…俺にプライバシーはないのか?)
2006/07/30

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