ラクス「シン、ちょっとケーキ屋で予約したケーキを取りに行ってくださいな。」
シン「は?なんで俺が?」
ラクス「よろしくお願いしますね。」(目が光る)
シン「恐っ、わかりましたよ、行けばいいんだろ!」
キラ「ラクス、シンは行った?」
ラクス「はい、それでは準備を始めてください。」
レイ「あまり時間が無いからな、急ぐぞ。」
ハイネ「了解!」
アスラン「ラクスが動かないんだ、だったら頑張るしかないじゃないかぁ!」
ラクス「(私は)働かなくても良いのです。」
シン「やたらと遠い所だな……」
店員A「いらっしゃ……」
シン「えーと、ケーキを注文した……」
店員A(本物が取りにきたよ、おい。)
店員B(マジで…ありえねぇ!)
シン「…って、聞いてます?」店員A「あ、すいません。」
店員A「2500円と500円、合計で3000円になります。」
シン「え?払い済みじゃないのかよ!」
店員A「まいどありがとうごさいます。」
店員A(あれがあれなのか…)
店員B(新手のプレイだな。)
ラクス「もうすぐ帰ってきますよ!」
レイ「なら、あなたも働いて下さい、正直困ります。」
アスラン「お前のその発言は、俺達の命を危険にさらす!」
キラ「悪く言えば、地獄?」
ハイネ「割り切れよ、でないと死ぬぜ。」
メイリン「熱源1、こちらに向かってます。」
メイリン「熱源照合、コアスプレッダーです。」
ルナ「こっちはなんとか間に合ったみたいね。」
ラクス「ご苦労様です。」
レイ(本当になにもしない気だな。)
メイリン「予想到達時間まであと二分。」
アスラン「よし、終わったぞ。」
キラ「みんな、配置に付いて……」
シン「買ってきた……って部屋が真っ暗だな。」
パンパパンパン!
シン「うわぁ!」
激しい音に驚くシンと同時に照明が明るくなった
部屋は派手に飾られ、テーブルの上には大量の食べ物があった
シン「これって……」
全員『誕生日おめでとう!』
シン『え?え?えーーーー!』
シン「まさか、わざわざ俺の為に?」
キラ「当たり前だよ。」
レイ「他に誰が居る?」
シン「あ、ありがとう……ぐすっ……」
アスラン「めでたい席で泣く奴があるか。」
シン「でも、でも。」
ラクス「立ってても仕方がないでしょ?さぁ、座ってください。」
シン「ありがとう、ラクス。」
ハイネ(なにもしていないのに得点を稼ぐとは……)
ルナ「私たちからのプレゼントは、この料理!」
シン「うわぁ……食材の形が妙にエロいのですが…」
メイリン「苦労したんだよ、この人参とか。」
シン「艶めかしく触るなよ!」
メイリン「えー、ただの人参じゃん。」
シン(どうみても…なぁ…)
ラクス「私からのプレゼントは、そのケーキです。」
シン「……あのぅ、支払いは俺なんだけど…」
ラクス「さぁ、開けて見てください。」
シン「じゃあ、開けるね……えぃ!」
キラ「これはすごい!」
レイ「芸術ですね。」
シン「ちょっと待ったぁ!なんなんだよ、これ!!」
バースデーケーキにチョコプレートが貼ってある
ここまでは普通のケーキであるが、そのプレートには
シンの一人エッチの正面写真が印刷されていた……
ラクス「何って、シン専用のバースデーケーキですわ。」
ラクス「あ、ろうそくを吹き消すアレをやりましょう。」
シン「…つまりケーキ屋の人に見られたって…事?」
ラクス「はいはい、ブツブツ言ってないで早く吹き消す!」
ハイネ「シンの体に蝋燭がぁ!エロス!!」
シン「勘弁してください……フーー!!」
全員『パチパチパチ』(拍手)
シン「ものすごく微妙な気分……」
ハイネ「俺からのプレゼントは、『誰でも女王様セット』だ。」
シン「いりません。」
ハイネ「俺と一緒にSMを極めるんだぁ!」
シン「いらねぇーー!!」
アスラン「俺はこれだぁ!」
シン「それは……」
アスラン「俺ので型を取った『電動コケシ』だぁ!」
キラ「アスラン、ストレート過ぎだよ。」
キラ「僕のは……」
ズボンを降ろす、先っぽにリボン
シン「つまり……」
キラ「僕がプレゼントだよ!」
レイ「あなたもストレートです、私のプレゼントはこれです。」
シン「鍵?」
レイ「部屋の鍵だ。」
あんたら一体なんなんだぁ!!
こうして無事にシンの誕生日は終わった。
アスラン「シンが裸なんだ、だったら食べるしかないじゃないかぁ!」
キラ「やめてよね、今、僕はシンを食べたいんだ!」
レイ「あいつらは錯乱している、俺がシンを食べる。」
ラクス「あなたたちが欲しいものはなんですか?甘い誘惑ですか?征服欲ですか?」
シン「チョコプレート一枚で必死に…うれしいやら、かなしいやら……」
……無事かなぁ?
完