シャワーだけでは、体の火照りはおさまらなかったので、
シンは甲板に出て夜風に当たっていた
シン「外は涼しい!」
スティング「シンか?」
シン「スティング先輩?どうしたんですか?」
スティング「あぁ、なんか眠れなくてな、で、そういうシンはどうしたんだ?」
シン「ちょっと風に当たりたかったんですよ。」
スティング「そうか。」
シン「あ、先輩、ちょっとここで待っててもらえますか?」
スティング「はぁ?」
シン「待っててくださいね!」
スティング「……あぁ、わかったよ。」
シン「はい、これどうぞ。」
スティング「クッキー?」
シン「ステラと一緒に作ったんですよ。」
スティング「……食えるのか?」
シン「ちゃんと味見しました!」
スティング「ならいいが。」
スティング「さっそくいただくか………なぁ?」
シン「なんです?」
スティング「……これ、ハートだよな?」
シン「えっと、……深い意味はないです!」
スティング「そ、そうか……」
スティング「すこし冷えるな。」
シン「くしゅん!」
スティング「シン、もう部屋に戻ったほうがいいぞ。」
シン「あのぅ……」
スティング「ん?」
シン「……先輩で体を暖めてください。」
スティング「あぁ、風呂に入って体を暖め……!?」
スティング「って俺でか?」
シン「駄目ですか?」
スティング「………」
シン「駄目ですよね……」
スティング「ちっ、しゃあねぇな、俺の部屋に行くぞ!」
シン「うん、ありがとう。」