キラ「シン、今、戦場の絆ってゲームが出てるんだけど、」
シン「どんだけゲーム好きなんだよ、あんたは!」
キラ「多人数プレイで、味方と協力して敵を倒していけば、いつしか主役の仲間入りだよ!」
シン「主役……」
キラ「だから戦場に出る前に特訓だ!」
シン「……少しやってみようかな?」
シン「んで、どうすればいいんです?」
キラ「まず、この薄暗い小さな部屋に入る。」
シン「うーん、本当に小さな部屋だな。」
キラ「席に座って操縦桿を握る。」
シン「…これか!」
アスラン「うっ……」
ネオ「うひょーー!」
シン「なんだか汗臭い……」
キラ「いろんな人がするからね、それくらい我慢しないと。」
シン「は〜い。」
キラ「右のペダルでダッシュ。」
シン「ダッシュっと。」
ディアッカ「グゥレィトォ!」
キラ「左のペダルでジャンプ。」
シン「ジャンプっと。」
イザーク「キョシヌュケェ!」
キラ「あんまり踏みすぎると、オーバーヒートして使えなくなるから気を付けてね!」
シン「あ、はい、わかりました!」
キラ「最後に、このゲームの最大の特徴であるインカムをつける。」
シン「インカム?」
キラ「マイクによって仲間との意志疎通がはかれるんだ。」
キラ「だからくわえて!」
シン「…ぱくッ……」
キラ「そうそう、このプレイは外に映し出されるんだよ。」
シン「ふーふ、ほぅはんへふかぁ。」(ふーん、そうなんですか。)
キラ「そろそろ始まるよ!」
シン「ひふ・はふは、へふほ!」(シン・アスカ、出るぞ!)
キラ「あーあ、負けちゃったね。」
シン「しかたないだろ!途中で操縦桿やペダルがへなへなになったり、」
シン「手とか足とか口とかべたべたになったりするから……」
キラ「じゃあ、やめる?」
シン「………やる…」