任務 筆おろし編 前編
そこは薄暗い部屋だった。
赤い布団だけがポツンと置いてある。
「サスケ、ナルト。
お前ら本当に…いいんだな?」
サスケはそっぽを向いて頷いた。
「俺たちが指名したんだってばよ!
それよりさ、イルカ先生…」
ナルトは待ちきれないという風に、イルカの帯に手を伸ばした。
イルカはその手を許した。
何故なら、任務でここにいるからだ。
下忍は一年目の内に、筆おろしを済ませなければならない。
大半は上忍師が遊郭に連れて行くのだが、本人の依頼という形で
指名した忍に依頼する事もできるのだった。
指名された側は、勿論断る事ができる。
イルカは、サスケとナルトに指名された。
そしてその任務を、受けたのだった。
何故受けたか、それは多分…間違った親心か…。
イルカ自身もよくわからず、考えたくないと思っていた。
イルカが考え事から意識を戻すと、既に全裸に近い状態になっていた。
腹をくくったイルカは、そっと足を開いた。
次の瞬間、サスケとナルトが同時に生唾を飲む。
興奮した様子の子供達に、イルカは声をかけた。
「男同士で性交する場合、此処を使う」
イルカは自分の後ろの孔を、指で少し広げた。
「こんな狭いとこ、本当に入るのかよ?
イルカ先生…」
「慣らして広げれば入るさ。
男は女性のように濡れないからな。
この軟膏を手にとってみろ」
イルカは枕もとから、小さい器に入った軟膏を取り出した。
少し甘い匂いのするそれは、少ない媚薬成分と麻酔効果
痛み止め成分も入った優れものだった。
サスケはそれを指ですくいとり、早速イルカの孔に触れた。
薬を孔にのせ、ゆっくり円を描くように撫でる。
そうして、ゆっくりと指を埋めこんできた。
「っ…うまいぞ、サスケ。
そのまま壁を広げるように回してみろ」
サスケは埋め込んだ指で、イルカの内部を楽しむように撫でた。
熱く、弾力のある壁がヒクヒクと蠢く。
「ぁあ!…今触ったところ。
はぁっ、うっ…そ、そこが…男でも感じる場所だ…!」
イルカの性器が硬くしなる。
それを見たサスケの指使いが、段々と激しくなった。
そして指も増やされる。
ふと、イルカはナルトに目を向けた。
煩いはずのナルトが、おとなし過ぎるのだ。
ナルトは硬くなった自分の性器を握り締め、サスケとイルカを食い入るように見つめていた。
そんなナルトに、イルカが微笑んで手を伸ばす。
ナルトは膝立ちで移動してきた。
イルカはナルトの性器を撫でると、それを咥内で包み込んだ。
幼い性器は先走りでヌルヌルとしており、イルカはそれを拭うように
舌を這わせた。
「イルカせんせっ、俺…」
ナルトの性器が膨らむのに合わせて、イルカは手と舌で射精をただした。
ごくり。
イルカはナルトの熱を飲み込んだ。
その様子を、今度はサスケが見入っていた。
「サスケ、お前のも後でな。
さあ此処も、もう大丈夫だ。
ゆっくり入れてみろ」
イルカはサスケの手を引いた。
サスケは引かれるがまま、腰をうずめた。
入り口で何度か滑ってしまい、なかなか入らなかったが
イルカの補助で、サスケの性器がイルカの内部へと分け入った。
サスケは最初こそ戸惑っていたが、イルカがリードするように腰を振ると
後は夢中で腰を動かした。
「イルカ、先生…ッ」
「そのまま…中に出しても、かまわないぞ」
動きを止めて耐えるサスケに、イルカは腰を振りながら締めつけ
射精をただした。
「はっ…ん!!」
「んっ…」
勢いよく注がれる熱い液体を内部に感じ、イルカも身を思わず震わした。
サスケの次はナルト。
「ナルト、今度はお前が最初の手順からやってみろ」
「サスケよりスッゴ〜く、気持ちよくさせてみせるってばよ!」
ナルトの言い草に、サスケはムッと睨みつけた。
そんな二人の様子に、イルカは内心ほっとした。
相変わらず子供なとこも健在か…。
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