任務のあと   後編





ぐちゅぐちゅという、淫らな水音がするたびにイルカのソコは熱を持っていく。


「うっ、んっ・・・っ」

「イインでしょ?こんなにしちゃって・・・」


カカシはイルカの中を指で犯しながら、透明な汁を滴らせるイルカ自身をなぞる様に

舌を這わせた。

ここは愛撫を待ってるのに、イルカは自分で触れようとしない。

ならばと、カカシは味わった。


「ぁあ!!」


イルカの背がしなり、イルカはひどく甘い声で鳴いた。

煽られたカカシは、イルカをしゃぶり入れ舌を這わせた。


「っ、あ!・・・汚い、からやめ・・・て・・・」

「そんな事言って焦らさないでよ。
欲しいって、言いな・・・」


どこか懇願するように、カカシは言った。

最後の一線を越えられないのは、イルカの許しが無いから。

上忍の性欲処理だと思われたくなかった。

カカシの指が、さらにイルカを追い詰める。


「あぁ、はっ、ぁ・・・も、やぁ・・・」


イルカは理性が焼き切れそうだった。

このまま、カカシに抱かれてしまいたい。

本当に、欲しがってもいいのだろうか?


「欲しいでしょ?もう俺のも入るくらい広がったよ」


甘い囁きに、ついにイルカは落ちた。


「欲しい・・・です・・・」

「いっぱいにしてあげるネ」


カカシは口布を下ろすと、端正な顔に色香をにじませ囁いた。

イルカはもう全てを、カカシに奪われていた。

心も、身体も。

カカシは自分の服を手早く脱ぎ捨て、イルカに重なった。

ゆっくりと体重をかけ、イルカの中に入っていく。


「んっ・・・、もっと力抜いて。じゃないと全部入らないよ?」


カカシは半分ほど入れた所で、イルカの締め付の凄さに呻いた。

包みこむ様に熱くて、気持ちいい。

だから全部受け入れてほしい。

もっと奥に。

あいつらの踏み荒らしていない、もっと奥に。


「っ!無理・・・はぁ、っ」


イルカはあまりの圧迫感に、荒い呼吸を繰り返した。

これが、カカシなのだ。

子供たちとは比べ物にならない質量と、存在感。

イルカは既に達しそうなほど感じていた。

カカシはそんなイルカに、突然口付けた。

荒い息ごと舌を吸われ、口内を犯す。

イルカの意識がそれた瞬間、カカシはイルカの奥に自身を埋めた。


「ぁああっっ!!」


イルカは身体を痙攣させながら、達した。

ありえないほど奥までをカカシに突かれ、その衝撃にたえられなかったのだ。


「入れただけでイっちゃったんだ。たくさん出てる」


カカシは自分の腹や胸までに撒き散らされた蜜を、指ですくって舐めた。

イルカはうつろな表情で、そんなカカシを見ていた。

赤い舌が、自分の吐き出したものを舐めるのを。


「あいつら、やっぱりアナタをイかせられなかったんだね。
すごく濃いし・・・」


カカシは嬉しそうに、再びイルカに口づけた。

今度は優しく、労わるように。

だがそれにイルカが応えると、カカシは自分の欲望に腰を動かし始めた。

イルカを犯しながら、カカシはその全身に愛撫をほどこす。

そして、どちらかが達するたびに体位を変え、何度も交わった。






「・・・ん・・・」


イルカは闇の中、目を覚ました。

身体がひどく重い。

そして腰に回る腕が、イルカの動きを封じていた。


「・・・起きたの?」


カカシはイルカを抱えたまま、伸びをした。

後ろから抱きしめるようにして抱えた下半身は、まだ繋がったままであり

イルカは身体をかたくした。


「いっぱい出したから、蓋しておいたの。
イルカ先生が欲しがってくれたものだから」

「なっ、カカシ先生!!
早く抜いてください。・・・もう、満足されたでしょう?」


イルカはだんだん悲しくなっていた。

きっと自分はカカシに軽蔑されている。

淫乱だって思われている。

それくらい、カカシを求めた。


「満足?・・・それはないかな。
やっと手に入れた人だから」

「えっ?」


イルカは首を回して、カカシを見ようとした。

だがカカシはイルカの首筋に顔を埋めて、見えたのは銀髪の一部だけだった。


「オレね、イルカ先生があんな任務を受けるなんて思わなかったの。
だから、すごく嫉妬して、箍が外れちゃった。
だってさ、一目惚れだったから」

「それって、・・・俺の事ですか!?」

「ええ。オレはイルカ先生が好きなんです」


カカシは折れそうなほど、イルカを抱きしめる腕に力を入れた。

そこから想いが伝われというように。


「ぅつ、ううっ」

「え!? 何? なんで泣くの!?」


カカシは焦って、イルカを覗き込んだ。


「・・・嬉しい、です。・・・俺も・・・」

「本当!?
両思いだったの?」


イルカが頷くと、カカシは再びイルカを抱きしめた。


「オレも、泣きそう。
酷くして、ゴメンね。もう一回やり直していい?」


カカシのそれは、イルカの中で硬く張り詰めていた。

イルカは照れくさくて、頷くことしか出来なかった。


「可愛いね、アナタは。
優しくしたいのに、出来ないかもしれないよ?」


カカシはイルカの首筋に歯を立てた。

どこもかしこも、なんて美味しそうなんだろう?


「いいです。カカシ先生なら・・・」


イルカはどこまで煽れば気がすむのだろう?

それほどに、カカシは煽られっぱなしだった。


「・・・もう絶対、任務でも他の人としちゃだめだからね」

「はい」


二人は再び、熱い奔流に身をまかせた。





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やっと終わりです。鬼畜にはなりませんでしたね;
まぁウチのカカシ先生は、基本的に甘甘ですからしかたないか;