実物車両細部写真

遠鉄バス・三交バス


中部つながりで変な組み合わせですが、遠州鉄道と三重交通のバスを紹介。

遠鉄バスはノンステップバスの導入に積極的な事業者で、国内初のオムニバスタウンに 指定された浜松市を中心としている名鉄系の事業者です。三菱がメインですが、 過去には富士重ボディの日野HTとか、元浜松市営のいすゞとか、雑多な車種が揃っています。 伝統的に引き違い式のメトロ窓を採用しています。近年、他地域への転出が始まり、 遠鉄バスの中古が各地でみられるようになってきています。

リア付近の段差を見ると、必ずしもノンステが良いとも限らないようにも感じます。 ただし、リアに入り込まず、扉間のみの移動はすごく楽です。 車内事故防止の観点からノンステ導入を見送った西鉄の考え方も、ノンステをバンバン 入れる遠鉄の考え方も、それぞれ分かるような気がします。

主力のMP37シリーズ。病院路線である泉・高丘線、医大循環、せいれい・富塚循環を 中心に大量に投入されています。西じゅんかん線って浜松市営の引継ぎ路線で 中型が入っていましたけどいつの間にやら大型も入れるようになったんでしたっけか。 ちょっと特殊なカラーリングの中型トップドアの貸切落としみたいなのが 走っていた記憶がありますが(15年位前)。
リアと非公式サイド。年式にかかわらず概ね形態は一緒です。
リアです。バリアフリー法によって年式の新しいクルマは後方にも方向幕が 取り付けられるようになりました。それまでついていなかったので、 引っ越してきた際、カルチャーショックを受けた記憶があります。
アイドリングストップによって10%燃費向上が図られたとのこと。 信号待ちで静寂が訪れるので、この車内の雰囲気を和らげるために浜松楽器博物館の 提供でオルゴールが流れるのが遠鉄仕様です。
ノンステップバスではなくて、超低床バスと呼び習わされています。 オムニバスと表示があるので、地元の女子高生なども”オムニ”と略称で 呼んでいるようですが...。
オマケ扱いですみませんが、三重交通です。名張駅前にて。JR名松線の 伊勢奥津からバスで抜けられます。2004年3月。
非公式サイド。バスコレのBXDと変わらず、屋根のV字塗り分けも健在のようです。

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