−−−ある日のことだった。お袋が俺に妹がいると言ってきた。
その妹とは、小さい頃、一緒に遊んだ従姉妹だった。
妹の名前は奈々。
奈々はまだこの話は知らないらしい。お互い気まずくなってしまうので、奈々にはこの話は内緒にしておいた。
そしてある休みの日、従姉妹の家に遊びに行くことになった。
家に着き 奈々と遊ぶことになった。
奈々と俺は17歳、おもちゃやままごとで遊ぶ年齢じゃない。
ということで俺たちは街に行くことにした。
「それじゃあ、街に行くか?」
「ここ田舎だから街なんてないよ」
ああ そうだった。ここは周りが木に囲まれててコンビニなんて10km先にあるんだよな
「えーと・・・それじゃここを案内してよ。昔来た時から変わってるかもしれないしさ」
「うん、わかった」
そして俺たちは家を後にした。
「奈々に会うのは久しぶりだな」
「そうだね・・・あっあそこは、昔よく遊んだ神社だよ」
左をみると、立派(だった)神社が見えた。
「あぁ、よく遊んだなぁ、奈々なんてここでお漏らししちゃうんだよな」
「あ、あたしそんなことしてない!」
「ははは、そうだっけ」
「んもう・・・だけど、あの時から変わらないよね」
「いや、変わってるぞ、体とか」
「違うよ。性格だよ」
「あぁ、性格か、人はそんなにすぐ変われるもんじゃないぞ」
「変わらなくていいよ、彰は彰のままで」
「そっか」
俺たちは、神社の周りを昔のように探検した。
しかし、俺たちはあんなことが起きるとは思いもしなかった。
「あれっ、あそこに見えるのは巫女さんじゃないか。ここに巫女さんなんていたっけ?」
「なに言ってるのよ。あれは、奈美ちゃんよ」
「えぇ!?あの奈美か?」
奈美と言えば昔俺たちと一緒に遊んだ仲間の一人だった。
声をかけてみるか
「おっす、奈美」
「あっ奈々ちゃん・・・とどちらさま?」
「・・・昔よく遊んだ彰だけど」
「あはは、わかってるよぉ」
「いや、今のは絶対忘れてただろ」
「まっ、なににしたって久しぶり!」
「おう、久しぶり」
「ところで、奈々ちゃんと二人でなにか用?」
「ん〜、用事ってほどじゃないが、俺が昔いたときからさ、ここが変わってるかもしれないから案内してもらってるわけ」
「へぇ〜、だけどあんま変わってないよ」
「変わっているのは、ここにいるメンバーだけだがな」
「あっ、彰君どこ見てるの!?えっちぃ」
「は?」
「彰、あんたそんな奴になったのね・・・よよよ」
奈々が芝居かかった泣きをした。
「いや・・・っとにかく!奈美は一緒に探検行くか?」
「探検?」
「そ、探検。あたしたちが昔やったようなことだよ」
「えーと、はい。行きます。ちょっとお父さんに言ってきますね」
「おう」
こうして、探検メンバー一人追加。
こうして、俺たちは探検に出ることになった
「ねぇ彰、どこに向かっているの?」
「たしか俺の記憶が正しければ、こっちの道であってるはず。もう少しの辛抱だ」
俺たちは30分ほど林の中を抜けていった。そして目の前には、美しい光景が広がっていた。
「うわぁ〜・・・」
「どうだ?ここからだったら村が全部見渡せるだろ」
「いつのまに彰、こんな場所を見つけてたの?」
「そうだなぁ、奈々と喧嘩した時無我夢中で走ってたらここにたどり着いたんだ」
そう、あれは10年前にさかのぼる。俺と奈々で神社で遊んでいたときのことだった。神社で泣いている女の子がいたのだ。
「ねぇ君どうしたの?」
「ひっく・・・ひっく・・・うぇ〜ん」
「おいおい泣きやめよ。・・・そうだ。俺たちと遊ばないか?」
「・・・うぐ・・・遊ぶ?」
「そ。遊び。遊んでたら嫌なことも忘れるぜ」
「・・・うん。ありがと」
「へへっ」
「君、名前は?」
「私の名前は・・・」
こうして遊ぶことになった。
「ねぇなにして遊ぶ?」
「おままごと〜!」
「げっおままごとかよ」
おままごととは男子がやりたくない遊びベスト3に入るほどの遊びだ。
「なぁ違うのやらないか?」
「そんなに嫌なら彰はやらなきゃいいでしょ」
俺は奈美をみて助けを求めようとしたが奈美はもう おままごと体制に入っていた。
「・・・くっそぉぉぉぉぉ!」
俺は無我夢中に林の中を走った おままごとをやりたくない一心で走った。
走り終わった目の前には、街が見渡せる光景が広がっていたのだ
「うわぁ〜・・・」
俺はその景色を見ながら寝てしまった。
起きた時には周りは真っ暗だった。前のほうをよく見てると、白い服を着た女の子がいた。
(やべぇありゃあ幽霊に違いない)
と考えていたら目の前にその女の子が立っていた。一瞬のことだったので俺は気絶してしまった。
「んん?」
俺は目が覚めた。
「ここは?」
周りを見ると見慣れない場所だ。あちらから女の子が姿を現した。
「あっ!気づいたんだね!」
「えーっと、君は?」
「私の名前は、さやかだよ、君は?」
「俺は彰だ、しかし俺はなぜここに?」
「君はあの夜、僕をみたら気を失っちゃったんだ」
「・・・あぁ、そうだったな、それでここに連れてきてくれたんだ、ありがとな」
「へへっ」
「俺はそろそろ帰るかな」
「えっ、もう少し遊んでいきなよ」
「だって親が心配するしさ」
「・・・また会える?」
「会えるさ、きっと」
「約束だよ?」
「あぁ約束だ」
こうして俺はさやかと別れた。
いまとなっては懐かしい記憶だ。
「あっ彰君?」
「えっ?」
「彰君だよね!?私、さやかだよ」
「えっさやかか?」
「うん、やっと、やっと会えたね」
「あぁ久しぶりだな」
と、さやかが俺の胸に抱きついてきた。
「うわっ」
「うぇーん」
「おいおい泣くことはないだろ?(おいおい服が濡れちまうだろ)」
・・・なぜか後ろから殺気が感じる。
「彰〜その人は誰?」
ヤバい殺気がつまった言い方だ。
「い、いやぁそれはその」
と、さやかが顔をあげて言い返した
「私は彰君の彼女だよ!」
・・・な、なんだってー!?
「本気なの?彰」
「えーっと、んー」
「あーきーらー?」
「いや、俺は無実だ」
奈美もこっちを睨みつけている。これはヤバい。ここでやるべきことはひとつ。流すか
「・・・さぁて、そろそろ帰るかな」
「ちょっ」
全速力で逃げ去った
「待ちなさいよー!彰ー!」
「待ったら殺されるって!」
しかしなんでさやかはいきなり俺を彼氏と言ったんだ?冗談にも程があるぜ
「はぁはぁ・・・彰君・・・っ!」
「あっ!彰が走ったから奈美ちゃん倒れちゃったじゃない」
「大丈夫か奈美」
「う・・・うん」
「ということで彰、奈美ちゃんを家まで送りなさい」
「えー、なんで・・・」
「あーきーらー?」
「さて奈美ちゃんの家まで行こうか」
殺気が立ちまくりだ。
こうして俺は奈美を家まで送ることにした
「大丈夫か奈美」
「うん、ありがと彰君」
俺たちは帰り道を雑談して帰っていた。
俺たちの横をあまり通らないトラックが通っていった
「自動車なんて珍しいよな」
「そうだね・・・あっ彰君!猫が!」
「え?」
猫がトラックに気づかないで通っていったのだ
運転手も気づいていない
俺はなぜか体が動いていた
「子供が!?」
猫は回避できたがトラックが奈美の方向へ進んでいった
「奈美ぃぃぃー!!」
「え?き、きゃあああ」
ドッシャーン
なにが起こったのかわからない
目の前には見るに絶えない奈美の姿が
「な、奈美・・・奈美!返事をしてくれよ・・・さっきまであんなに元気だったじゃないか!奈美・・・奈美ぃぃぃー!!」
俺は泣き続けていた
・・・救急車が奈美を病院に連れて行った
俺も後からついていった。
「奈美の具合はどうなんですか、先生」
医者は固い顔つきになった
「生きていますが、意識が戻りません。」
「っ!?そんな!先生治せないんですか?」
「残念ですが」
俺にその言葉が重くのしかかった
俺にできることは毎日見舞いにくることだろう
「よぅ奈美元気にしてるか」
あれから俺は毎日奈美の見舞いに来ている
「今日は奈々がさ、料理の時塩と砂糖を間違えて大変だったんだ」
俺は喋るはずのない奈美に毎日話しかけていた
いつか意識が戻ると信じて
「奈美が小さい頃はよく泣いてたなぁ。俺がいつも泣きやませてたんだよな」
「俺はあの時から奈美のことが好きだったんだ。目を覚ましたら返事をくれよな?」
と、そのとき、奈美の手が少し動いた気がする
「!?」
「奈美!しっかりしろ!」
「・・・彰君?」
「奈美!目を覚ましたんだな。よかった・・・」
「あれ?私どうしたんだろ?夢の中で彰君がすっごく悲しんでた。私が手をのばしても全然届かなかったの」
俺は奈美が目を覚ましたことに喜んだ
「そういえば彰君の返事言ってなかったね」
「うん?」
「私も彰君のことが好きだったよ」
・・・母さんから重要な話があるそうだがなんだろう
「なんだい母さん話って」
「あのね、前言った奈々ちゃんが彰の妹ってこと」
「ああ、んで?」
「あれ母さん間違って奈美ちゃんを奈々ちゃんと間違えちゃったの、エヘ」
「な、なんだってー!?」
こうして奈美が俺の妹ってことがわかった
トゥルルル
「あっ電話だ俺がでるよ」
ガチャ
「もしもし」
「あっ彰君?」
「いいえ、うちは株式会社の妹萌えです」
「あっ間違えました」
「いやいや嘘だよ奈美」
「もう彰君ったら」
「んで何の用だい」
「あのさ、明日うち来ない?親もいないし」
「うんいいよ」
「んじゃ待ってます」
「はーい。じゃあね」
「はい」
ガチャ
・・・あれ?女の子の家に俺が行ってそして親がいないってことは?これは、アワワワ
そして約束の日になった。奈美は俺のこと兄貴って気づいていないみたいだし,大丈夫かな
ピンポーン ガチャ
「おっす」
「こんばんは。さっあがってよ」
「おう」
「それじゃシャワー浴びてるから部屋で待っててね」
「ああ」
ドキドキ
こんなときは心を落ち着かせて深呼吸だな
スゥーハァースゥーハァースゥーハァー
ちょっとは良くなったかな
「彰君?入るよ」
「ああ」
ガチャ 入ってきたのはバスタオル一枚だけの奈美だった
ドキドキ さっきの深呼吸が無駄になったようだ
「やっぱり恥ずかしいな」
「いや可愛いよ」
そういうと奈美はベッドに行き、バスタオルを取った
「は、恥ずかしいから彰君も脱いで」
「あっそうだな、すまん」
俺は1分もしないうちにすべて脱ぎさった
「大きい・・・」
奈美の手が俺の息子をしげきしていく
「舐めてみてもいいかな?」
「ああいいぞ」
「んっ・・・ほんなあひなんだ(こんな味なんだ)」
奈美の顔が上下に俺の息子をしごいていく
「あっもういきそう!」
「いっぱい出してー」
ドビュドビュ
「はぁはぁ気持ちよかったよ」
奈美は俺が出したモノをすべて飲み込んだ
「んっそれじゃ今度は私を気持ちよくして」
「ああわかった」
俺は濡れている奈美の陰部に指をいれた
「あっ・・・・・・あぁっん・・・・・・はぁはぁ・・・・・・気持ちいいよ、彰君!」
俺は順々に指の数を増やしていった
「んっはぁはぁ・・・・・・イキそう!!」
「いっぱい出しちゃえ」
「あぁぁぁぁぁーー!・・・・・・・・・」
奈美の陰部から大量の液体が出てきた
「いっぱい出たね」
「うん、今度は二人一緒に気持ちよくなろ?」
そういうと奈美は俺に陰部をつきだした
「はい、どうぞ」
俺は回復した息子を奈美にいれた
「あんっはいった・・・・・・」
俺は腰を振りまくった。こんなところで中学の時のリンボーダンスが役に立つとは
「んはっ・・・・・・・・・彰君、気持ちいいよ」
「ああ俺もだ奈美」
「あぁんだめ!もういっちゃう!」
「俺も限界だ!」
『あぁぁぁぁ!!』
こうして俺たちは果てたのだ
目が覚めるとベッドの上にいた。どうやらあのあと寝てしまったらしい
「・・・・・・んん、あっ彰君おはよ」
「ああ、おはよ奈美。」
「あのね彰君、私ね、私が彰君の妹ってことは知ってたんだよ」
「・・・・・・へ?」
「だから彰君がお兄ちゃん」
「ん・・・あぁそうだな」
「それでもね、私彰君のことが好きだったの。だから黙ってたの」
「そうだったのか、いや俺も黙ってたから人のことは言えんが」
「あはは」
「ははは」
俺たちは笑い合った
そしてこれからは共に喜び、悲しみ、そしてまた笑ってすごすだろう
俺たちはもう一度キスをした
〜FIN〜
(◆ETN/mvQzfcさん 作)