ハヤト×フィズフラットに来てもう3日。 帰る方法が見つからないと謂う事実は変わらない儘。 変わった事と謂えば… 「おにいちゃん、おままごとしよ!おままごとー!!」 翠い髪の少女。確かフィズと謂ったかな。この子が異様に俺を慕って─もとい懐いてくれた事位。 でも、俺だって考え事したり、鳥渡は落ち込んだりしたい。でも子供はそんなのお構い無しだ。 「ねえ、聞いてる?おままごとおままごとおままごとままごとーー!!」 …ああ、うるさいな。 思いついた。 おままごと、 少し、懲らしめてやるか。 「解ったよ、…じゃあフィズが奥さんで俺が旦那さんな?」 むすくれいた顔が笑う。 (あ、喜んだ。) 「じゃあさ、俺の部屋行こうか。ここじゃ恥ずかしいからさ」 「うん!」 手を引いて、自室としてあてがわれた部屋にフィズを招き入れる。 バレないように鍵を掛けた。 「じゃ…きゃーーーっ!!」 フィズが突然声をあげたのは、後ろから抱き上げたから。 「じゃあ始めようか…おままごと」 目次 |
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