ハサハ×トリス「おねぇちゃん、一緒に……寝ていい?」 「もう、しょうがないわねぇ。いらっしゃい」 「ん……」 訴えるようなまなざしに押され、トリスは毛布の端をめくった。ハサハはこくりと頷き、もぞもぞとベッドに潜り込む。 「……お風呂で見たけど、首とか胸とか、なんだか赤くなってたよ……。どうかしたの?」 「!」 迂闊だった。それは、小麦色の膚をした少女につけられた、従属の印。召喚師の少女に、気も触れんばかりに啼き狂わされたのは昨夜のこと。そんな事を、まだ幼い護衛獣の少女に言えるわけがない。かといって、傷の跡と嘘を吐いて心配させるのも気が引ける。黙り込むトリスに、ハサハはそっと手を重ねた。 「……きすまーく」 「ど、どこでそんな言葉おぼえたの?!」 真っ赤になってはね起きるトリス。鈴を転がすように、幽かに笑みを零しながら、ハサハはトリスの細い躰に身を寄せる。 「ゆうべ……おねぇちゃんが言ってたよ……。るぅ、だめ、きすまーくはつけないで……って」 「聞いてたの?!」 「おねぇちゃんのきもちいいところも、みんな知ってるよ……」 「……っ!」 白く細い指先が、首筋をなぞる。 「耳も、背中も……いいんでしょ?」 「やっ、ダメっ! やめなさ……ひっ!」 指先が蠢く度に、柔らかな唇が押しつけられるたびに、抵抗の言葉は意味を失っていく。 「おねぇちゃんのしてほしいこと、みんなしてあげる。おねぇちゃんは……だれにもわたさないからね……」 「おねぇちゃん、朝だよ……おきて……」 「む~……あと5時間だけ寝かせて……」 スクラッチカードで特賞を引き当ててしまい、賞品としてメイメイさんを一晩中堪能してしまったトリスは朝帰り。ハサハに揺り動かされた位では目も開けず、駄目すぎる言葉を譫言の様に呟いて、布団を頭まで引き上げる。人様の家でいい気なものである。 「……むぅ……」 眉をひそめてむくれるハサハ。と、何やら思いついたのか、口元を綻ばせ、トリ スの眠りこける布団に滑り込む。 「……おねぇちゃん……はやくおきないと、たいへんだよ……?」 手探りで寝間着のボタンを外し、露わになった胸元にそっと口づける。御年18にしては少々発育の奥ゆかしい乳房をやわやわと撫でさすり、鎖骨のラインを舌でなぞる。 トリスはうなされているのか、起きるに起きられずに狸寝入りを決め込んでいるか、微かに呻き声を漏らす。うなじに顔を埋めていたハサハは覚えのある匂いに、くぃっ、と首を傾げた。 「……なつかしいにおい……しるたーんのおさけのにおいだぁ……それと……」 胸のふくらみと言うには少々控えめな乳房に、きゅっ、と爪を立てる。 「…………しらないおんなのひとのにおいもするよ……」 「うわきもののおねぇちゃんには、おしおきだよ……」 豊かとは言いがたい乳房を揉みしだき、ふにふにのみみたぶに甘噛み。乳首にはきつく爪を立てる。声を殺し、ぎゅっと目を瞑って堪えるトリス。期待通りの反応に満足げに目を細めつつ、ハサハは寝間着をはだけ、下腹部へ指を滑らせていく。飾り気のない下着に指を滑り込ませる。 「!」 ひんやりとした指の感触に、身を縮ませるトリス。ハサハはうっとりと上気した頬を寄せ、必死で寝たふりを続ける召喚師の耳元に囁く。 「……あと5時間……ねてるんでしょ。……おしおきしても、わからないよね。でも……おねぇちゃんがいやらしいへんたいさんだったら……うれしくて目がさめちゃうのかな……?」 「……!」 その言葉に、とろりと蜜を吐き出す秘処に指をねじ込む。妖狐族特有の、秘め事の為の魔力を込めて。 「……おねぇちゃん、大丈夫……? おしおきなのに、おねぇちゃんのここ……ぬるぬるがとまらないよ?」 くすくすと喉の奥で笑いながら、淫靡な水音を立ててみせる。唇を噛んで声を抑えるトリスの表情に満足げに微笑むと、陰核を弄る蜜まみれの指先に力を込める。 「……っ!」 「(くすくす)……おねぇちゃん……まだ1時間もたってないよ……もうがまんできないの? じゃあ、最後に……いちばんすごいこと、してあげるね……」 瞬間、雷鳴が爆ぜた。『召雷』を直に受け、声もなく身をのけ反らせるトリス。衝撃と激痛は、同時に脳を白く灼き尽くす悦楽。 失神し、ゆるゆると失禁するトリスの汗と涙とよだれでぐちゃぐちゃの顔を、ハサハは満足げな笑みを浮かべて、丁寧に手拭いで拭う。寝間着を整え、布団をかけ直すと、意識を失ったままのトリスにちゅっ、と口づけ。 「……おやすみ、おもらしおねぇちゃん。……今度は本当に聞いてないけど……」 ふすまがぱたりと閉じた。 おわり 目次 |
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