コンプレックスと解決と欲求と「いいものだよね、リプレやセシルさんは」 ふとトウヤの傍で活発な声が聞こえる、場所はちょうど彼のベッドの上といったところか、その声は何か不満というものなのかそれとも半ば諦めかけているのか、そんな感じに過ぎる。 事実そうであった、少女カシスは何かに対して不満を抱いていた トウヤにとってはそれはわからなかったが、 「…いきなりどうしたんだい?カシス?」 こう不機嫌な彼女は幾度も見た覚えはいくらでもある だから接し方も大体は把握しているし、これから何を言うのかというのも予測は出来る まぁ知識が豊富…というか頭に関しては相当いいほうであるトウヤ、当然といえば当然なのだろうか? けれど、彼とて全ての行動を予測できるわけではない まぁ、今回もまたトウヤの推測は全て正解の方向へと傾くわけだが 「うー、トウヤはしらなくていーの!!」 「おや、じゃあ何で僕の部屋で漏らしちゃうかな?そんな言葉を?」 ぎくり、とそんな音がまさに聞こえてきそうな感じでカシスの頬に汗が走る ちょっとカシス様子がおかしいところにトウヤは心配しないわけではない とはいっても無理に聞くのも酷、 だからこそ彼は脳内で推理を立てた後に答えを出してカシスの悩みを解決することがあったりする。 今回もまた推理を立てていくトウヤ カシスが悩んでいることは大体は似たようなことが多い、まぁ、単純な悩みだったらトウヤに相談してくれるのだが、セシルさんやリプレにあってカシスにはないもの――――――? 魅力、いやそれはまず有り得ない、自分自身がカシスと言う存在に魅了されたものだし、身長、これも違う、確かに小さいほうかもしれないけれど、ついこの間聞いてきてまぁそれなりの努力はしているはずだ、…というよりもリプレ自身身長が高いとは言い切れるわけではないのだが… セシルやリプレに『あって』カシスには『ない』もの…そう、もはや『あれ』しかなかった だが… 嫌なわけである、トウヤ自身で口を出すのも引けたのである それと同時に、カシスも女の子なんだな、と少しだけ笑みがこぼれる、 「…なんだ、やっぱり分ってるじゃないの」 迂闊に笑ったせいか、それのおかげでカシスにもばれてしまった、顔を見ようとすれば怒るのかもしれない、というか怒っているものだろう、これを気にしていると言うことは、そうとう悩むものだろう。 さて、どう対処すればいいのだろうか?いろいろ悩みどころはいっぱいだ 皮肉を言ってしまえば彼女の心を傷つけるだろうし、かといって…解決策を見つけられるわけが無い いや、あるといえばあるわけなのだが、トウヤ自身、『あれ』の為に行動など出来るわけが無い。 そう、彼女の悩みの一つは「胸の小さいこと」だった。 だけど…どう対処すればいいのか。 いくら博識…いや成績優秀な彼であってもこういった事に関しては知識は皆無、いろいろ対策は考えるが何も善策は無い …まぁ迷信にはそれは牛乳でも大量に飲めばいいのかもしれないのだが 随分とトウヤは悩み苦しんだ、カシスの為にここまでするか、誰もが突っ込みそうなくらいに 「…ねぇ、トウヤ」 頭を抱え始めたトウヤに半ば困り、いや諦め、それでもない、呆れ…まぁそれが一番近いだろうか。 そんな口調でカシスがトウヤに言ってくる、次は信じられない言葉であったのだが。 「揉んだら大きくなるって本当なのかな?」 硬直した、いきなり彼女は何を言い出すのか、普段冷静な彼の顔が紅く染まる …そういえば トウヤの頭である迷信で聞いた言葉を思い返す、学校の知人に冗談交じりで聞かされて聞き逃していた言葉が いやちょっと待った、それはどうなのか、迷信だというのに、それをしろと? …まだ可愛いほうか、というか彼女はそんなこと言ってないじゃないか、そう考え直す、 「…まぁ、迷信だけどね、それがどうしたんだい?」 「じゃあさ…」 そういうとカシスはトウヤの手を引っ張ってベッドへと、引き込む ちょっと驚いたが、この後の行為のことも想像がついた。 「あたしの悩み、君は解決してくれてるでしょ?全部…今度も解決してよ…トウヤ…あたしを抱いて…」 その後の言葉は大体想像できた、トウヤ、あぁ、いいのか、そんな推測に嬉しさと何となくの切なさがあった、 「…いいのかい?カシス?」 「君だから頼んでるんでしょ?…それにこれは好きな人じゃないと通用していないって聞いたんだから。」 カシスの悩み…それならば自分も解決できるように努力しなくてはならなかった そのままトウヤはカシスを横に倒したまま、上に覆いかぶさった。 「ん…」 唇を重ね合わせた時の柔らかさが伝わる、今までこのような行為無しでも味わった覚えのある唇だが、こうやった立場で味わうとまた甘い、特に甘い味が伝わる。 そのままトウヤ口内奥深くに舌を差込み、カシスの口内を味わう、そして対応するようにカシスも差し伸べる、 (これがカシスのか…甘くて…それでいて…) 大分理性が溶け始めているのがトウヤの頭で理解した、カシスはどうなのだろう、それはわからない。 唇を重ね合わせたままトウヤは服装の上からカシスの胸へと手をそらし始め、そのまま低い山頂へとたどり着いた カシスに反応が見えなかった、既に覚悟をしていたか、それとも単に触れている部分が少なすぎるためか、そのまま一度、揉みしだきはせず、その小さな山を押しつぶすように押してみる 「…っ!!」 胸に迫ってきた感触にカシスが敏感に反応しないわけが無い、目をかっと開き、一瞬の快楽がカシスを襲った。 押しつぶしたその手をそのまま維持させつつ、首へと唇を這わせる ―――彼女の願いと違うのではないか、そんな恐れが一瞬だけトウヤの背中を走らせた、けど本能的欲求が言うことを聞かない 「うん…」 普段の明るい彼女からは思えぬ色気の、そして魅力のある声に興奮を隠せない、いかに冷静な彼でもれっきとした男性だから。 そのまま押しつぶした手を開放し、まだ整っているその服の上から胸を揉みしだいた。 思った以上に彼女の胸が無かったと一瞬思ってしまったが、そんなことを言っていられる場合なんかじゃない。 小さいながらもその胸は彼の指に沿って柔らかく形を変えていった。 「あっ…うぅん…!と、トウヤ…」 揉みしだくことによって響いてくる甘い声に段々ととかされ、そのまま服の肌蹴へと開始する。 何も語らずにそのままカシスも彼に身をゆだねていた。 肌蹴を済ましたところで彼はその彼女の身体を見回して、感想を一言、 「…綺麗だ、カシス、本当に、…まぁ胸が小さいけど」 「ば、馬鹿!!トウヤ!!そんな事言わないでって!!は、恥ずかしいでしょ!!」 赤面ながらも彼女は抗議した、こうやって生まれたままの姿を彼に見られるのに、恥ずかしさと嬉しさもあった、 ブラもはずされ、縛るものが無い身体、そのままトウヤはカシスに覆いかぶさり、また口付けを交わす 顔を赤らめたままのカシスがあまりに可愛く、そして魅力的だった この口付けもまた新鮮に思えるのは実際彼女との口付けの回数が少なかったからの幻覚症状といったところだろう 先ほどのようにまた唇は首へと這わせ、更に小さい双丘の谷間に唇を這わせ、そして、優しく舌で谷間を撫でた 小さい身体に、大きな反応を何度も見せつけ、這わせる間は甘い吐息が何度も響いた 谷間に飽き足らず、手は彼女のその身体を滑るように撫でまわしていく 「と、トウヤ…」 理論的に考え、仲間を思う彼にはまた違った、優しいながらもその手馴れた―――ように思えるのはトウヤの大胆な行動の為か、その彼の愛撫にカシスもまた、自分で欲が湧き上がっていることに気がついていた 身体全体を撫で回した手はそのまま再び小さな双丘へと導かれる それにあわせるように片手で揉みしだきつつ、頂に舌を含み、先端を蹂躙し始めた 「ぁ!!んぅ…!!!あぁ…!!」 小さな並から段々と大きな波が迫る、愛撫が小さな波とするなら、これはまた大きめに変化したところだろう、含むに飽き足らずに子供のように音を出しながら、トウヤを再び先端を貪り始める それはまさに始まった頃のトウヤとはまさに別人のようだった 「…少し我慢ね」 下の方で声が聞こえたと思えば、今までふれられたことの無い秘所に彼の指が差し込まれる 「んあ!!と、トウ、あ!!」 秘所に彼の指が進入していけばしていくほどにカシスの喘ぎが響く それを我関せずと何度もトウヤはカシスの体内に侵入させていく 「だ、駄目だ、よ…ト、トウヤァ…」 「カシスのためなんだから、我慢して」 否定する言葉を聞きたくなかった、カシスのためであるのは確かだが、それは気休め 「嫌」「駄目」そんな自分を非難するような言葉をカシスの言葉から聞きたくなかったから、諌めるように、何度も侵入させていく、 「ふぅ、んん…ん…」 変化したところがわかった、彼女の未知の感触を非難する声から、快楽を味わっていくようなその声に、 何度も聞いた喘ぎ声なのに、どれもこれも何もかもがカシスを思わせない、彼女の明るいイメージが崩れていきそうだったのが段々と理解できる。 それを確認の後、彼女の腰を少し片手で浮かせる 「―――いいかな?」 確認、彼女が嫌なら、やめるかしないだろう、トウヤ自身に望んでいるものだったのだけれども、けれど、彼女は頷いた、 ―――本来の目的から随分とずれているようなきがするな―――一瞬そんな事が脳裏過ぎったが、それも打ち砕いた、 「ん、あぁぁぁぁぁ!!!」 カシスの秘所に突き刺したそれの先に苦痛、そして激痛が走る 初めて受け入れたその秘所への激痛は信じられることができないほどの痛みだった 身体は弓なりに反る、それほどに信じがたい痛みだったからこそ、 「カシス…」 一瞬痛みを与えた自分に嫌悪感を与える、それでもどこか己の欲求がそれを上回っていた トウヤはそのまま腰を動かして抽挿を繰り返す 「と、とうやぁ…」 どこか力が抜けたようなカシスの声、次第に先ほどの指の侵入のように声が変色していった それは快楽に等しい言葉、侵入してきたそれがまた、悦楽へと変貌させていったのだった トウヤにもその悦楽が伝わっていく、そして互いに頂点の頂が一点に終着する。 それはまた、二人を絶頂への道標を記していた、 「…ところでカシス、知っているかい」 「何、トウヤ」 絶頂を迎えた二人の間に響いた二人の会話、荒い息遣いが分っている それでもトウヤはさすがに一つだけでも言っておこうかと考えていた 「『胸は好きな相手に揉んでもらえれば大きくなる』っていう迷信があるけど…」 カシスは首をかしげた、いや、その迷信のことに関しては自分も知っていた、だから望んだ まぁ確かに揉みしだかれた時間は短かったかもしれないが、それでも快楽には勝てなかった。 「胸って…言ってしまえば「脂肪の塊」なんだよ?」 びしっと音が聞こえるようにカシスの身体が硬直する いや、まさか、そんな、いや有り得ない、絶対に 「ち、違うーー!!あれは乙女の夢なの!!絶対に!!!」 「ははは、君ならそういうと思ったよ」 そんなムキになる彼女が本当に可愛くて、だから皮肉も言ってしまう、 「と、トウヤの馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 そんな二人もまた微笑ましい。 これからも二人は一緒にいることだろう。 おわり 目次 |
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