お騒がせしました~ごめんね天使様~困った、これはかなり困った…あんなことになるなんて想像もしていなかったから、今も彼女は怒っているだろうか?あの時は怒っていなかっただろうけど…内面では本気で怒っているのかもしれない、困った、これは非常にこまった…もともとはパッフェルさんが突然やってきたことなんだ、俺の意思じゃない… それが起きたのはマグナ達一行が島の調査を終え、今まさにゼラムに戻ろうとしているところだった そしてその前にメイメイに聞いたパッフェルの暗殺の生涯を過ごしたことも… けれど、マグナにとってそんなことはどうでも良かった、パッフェルはパッフェルなのだから、昔がどうであれ、今は仲間の一人なのだから。 そう、マグナは彼女に告げた、その直後に彼女の抱擁があった …そこまでは良かった、彼女は彼に感謝しているわけであって恋愛感情といった物があるわけではない、 むしろ恋愛感情は自分を助けてくれた島の責任者の方にあると言ってもいいだろう。 一瞬だけあった抱擁に少しだけ暖かみを感じていたマグナに…ふと聞きなれた女性の声が響いた 「…何をしているんですか?お二人とも」 「…へ?」 ようやく開放してくれた腕から恥ずかしそうに、そして若干ながらの焦りを覚えながら声の響いた方を向いた アメルだ、見間違えることはない、確実にそこに立っているのはアメルだった。 笑顔ながらもその内に秘められた怒りが湧き上がっていることはよくわかる いつかしら彼女は威圧を覚えたんだと思うかのように彼女の周りには何かしらの気が巻き上がっている。 今、彼女は明らかに誤解している自分とパッフェルが互いに抱擁してあったと確実に、 「ち、違うんだアメル!!こ、これはね…」 あの時は何とか弁解は出来た、弁解できただけでも本当に良かったと思う、もし聞く耳持たずに去っていかれてたらそれこそ誤解を解くのに十分に苦労しただろう。 それにそのまま島の責任者の乗船している船に偶然遭遇した件もあり、この問題は流れるように解決していった、 アメルもまた、マグナを信用していたからこそすんなり、純粋に信用してくれていた。 あの最後の誤解事件からまだ幾日も経っていない、というか一日しか経っていない。 マグナは兎に角悩んでいた、アメルのことで兎に角、頭を抱えながら悩んでいた 問題はあの誤解事件が原因である、既に解決していたはずなのに。 けれど、マグナはまだ納得していなかった、あの時は確かにアメルはすんなりと納得してくれて、今もいつものように過ごしている、 あまりに素直すぎたのだ、その承諾が、もっと大騒ぎになるものだと思っていたから アメルはいつものように自分に接してくれる、マグナは嬉しいのだけれどもどこか心に引っかかっていた、もしこれが愛想だけだったら―――? 素直すぎるのはまだ誤解しているんじゃないのか―――? そんな不安がずっと頭の中をめぐらせていた。 彼女がまだあの誤解をしているのではないか―――そんな不安がずっと頭の中を過ぎらせていた 「どうしたんですか?マグナ?」 小屋のテーブルでうんうんと悩んでいた姿が丁度悩んでいた原因であるアメルに見られても、直には反応できなかった 彼女の普通すぎる態度に、何もないはずなのに、自分の中ではずっと何かが不安させた。 次の日も、そのまた次の日も、そのまた次の日も、ずっと悩み続けていた 悩んでいて、何もかもが変わるわけではない、それは自分でもわかっているつもりだったのだが、でも、どうすればいいのだろうか? アメルが誤解しているとは限らない、けれどもやはり誤解しているのではないかという疑問もあった 一人で解決できない、そんなマグナはそれをネスティに相談していた 「―――自業自得だな、この馬鹿者が…」 折角聞いたアドバイスもはっきり言えば馬鹿にされたようなことしか言われなかった 「そ、そんな言い方ないだろネス!!俺だって本気で悩んでいるんだからな!!!」 普段兄弟子に怒りを表すことが無いマグナだったが、今回ばかりはそうもいっていられない、アメルのこととなるとマグナはどこまでも真剣な表情にかわるのだから、それくらいの事はネスティにもわかっていることだった。 「とはいってもあの時彼女に抱きしめられたところは殆ど自分のせいじゃないか、確かにその場の雰囲気では逃げることも出来ないだろう、だが、それをずっと続けて、自分から離れようともしなかった君にも原因があるだろう?見られるまで続けようとでもしたんじゃないのか? もしそうでなくてもだ、他の誰かに見られるのではということぐらいの予想ぐらいは出来たはずだ、そんな知能も学べないとはな…」 ぐだぐだと正論だが聞きたくないネスティの説教をしぶしぶマグナは聞きながら、アドバイスを待った 自分の護衛獣であるハサハは女性だし、他の仲間たちとも離れすぎている、だから結局は彼に頼るしかないのだ。 大方、説教が済んだところで最後にため息をついてネスティは一言、 「だったら、態度で示せばいいじゃないか。」 「態度…」 マグナはネスティのアドバイスの言葉をリフレインさせ続けた 自分はアメルが好きだ、彼女がどう思っているのかはわからない、あの時の誤解からずっと引きずっているかもしれない それで態度を示したら、またそれはそれで嫌われてしまうのではないか、マグナはそれを恐れた。 けど四の五の言っていられない状況、他に誤解を解く方法は全く持ってないと仮定してもいいだろう 嫌味ながらも頭の回転がいい兄弟子のアドバイスなのだからそれはきっと正確に、間違いは無い。 さぁ、行動に出るのみだ、躊躇はいらない、自分だって思い切った行動をとる人間なんだから。 後はアメルの嫌われないことだけを祈ろう…時刻は既に夕方の時刻を回っていた。 「アメル!!」 アメルは普段どおり台所にいた、恐らく夕食の準備でもしていうのだろう。 普段よりも自分の声が甲高くなっていたかもしれないが、そんなことはもうどうでもよかった その高めの声に若干ながらも驚きを隠せなかったが、それでも笑顔を向けながらマグナに向いた 「どうしたんですか?マグナ?」 そこからは既にマグナが主導権を握っていた ふと彼女の腕を引っ張ったと思ったら、そのまま抱きしめられ、唇を重ね合わせられる、手に持ったオタマがからんと金属的な音を響かせながら、床に落下していった。 キス、マグナとのキスがそこにあって、大きく目開いていたが、それでいてアメルは嬉しかった。こうやったことは初めてだったから、長く続いたその感触から離れ、マグナその空間を言葉で繋ぐ。 「俺はアメルが好きだ、君が俺のことをどう思っているのかは知らない、むしろ嫌っているかもしれない、でも俺はアメルガ好きなんだ!」 突如の告白、いや、既にこの告白は二回目になるのだけれども、そう、一回目は彼女が大樹から意識、そして身体を取り戻した時の事だった。 マグナは恐れた、彼女の心までは読めないけれど、それで逃げられたらと思ったら、心に大きく傷が出来る。 でもその不安は杞憂に終わる。 「マグナ、もしかしてまだあの時の事を気にしているんですか?」 「え…?」 その通り過ぎて、返す言葉も見つからなかった。 硬直したことが、そのまま正解だと推測して、そのままアメルは言葉をつなぎ続ける 「もう、私が余りに普通すぎたから、ずっと気にしていたんですね?マグナ」 ここまで推測どおり、というように、マグナは硬直しすぎて何も言わなかった そう、今回の行動は全てこれが原因のだから。 そのまま、アメルは淡々と言葉を続けていく。 「私も、マグナが好きです、そしてマグナを信用しています。パッフェルさんにも理由があるなら、それも信用します、だってマグナなんですから。」 こちらも負けじと告白、二人同時に告白するなど珍しいといったところか。 何だ、結局自分の不安は全て無駄だったのか、そう頭の中で流れ出してくる。ほっと、不安が安心へと流れ出して、マグナの抱きしめる力が弱まっていく もう安心したのだから、彼女はあの誤解をすんなりと分ってくれただけだったと思うと本当に嬉しかった けれど、マグナの苦難はこれからもまだ、続きそうだった、アメルが信じられない言葉を漏らしらからである。 「でも…触れてくれるのは唇だけなんですか…?」 「え・・・?」 その言葉を漏らした後に、直に夕飯の時間へと変わっていった。 この場が信じられない、すでに終えた夕食を終えて、今は深夜、自分の部屋にいる けどそこにはアメルがいる、既に何も縛るものはなくなっている、そして自分も これからすることも全てわかっているつもりなのに、やはり緊張を隠せない。 いや、緊張ではなくて恥ずかしいのではないだろうか。こんな行為なんて今まで何も知らなかったから。 あぁ、こんなときこそネスがいれば、一瞬そんなことも考えるが、いやちょっとまて、さすがにこの知識を持っているわけが無い、あの真面目なネスティに限って知識があるとは限らないのだから。 夢のようだけど、まさに現実、嬉しくないわけではないのだが、やはり恥ずかしい。 「…いつまでこうしているつもりなんですか?マグナ」 覆いかぶさった体を露一つ動かさずに、ただただ硬直しているマグナに微笑を浮かべながらもじれったさも残る 「あ、あぁ、ご、ごめん…」 誤るしかないとはいえ、この行為をするのも初めてなわけなのだから… じっとしている事もままならない、そう、自分は行動派、ならもはや流れにあわせるしかない。 覚悟してマグナは夕方に味わった唇にまた己を唇を重ね合わせた。 「ん…」 重なった唇の間から聞こえてくるそのアメルの声に段々、自分の欲求も沸きあがっていく、――アメルを悦ばせたい―――そんな望みと同時に、唇を重ね合わせたまま、すらりとした身体にまた、手を滑らせ始める こうして撫でる前から思ってはいたのだけれのも、アメルは以外にも着やせをするタイプらしい 撫でる時の力加減といったものとかは詳しくない、技術面に関しては全て素人だが、それでも彼の愛撫はやさしかった 首筋、身体の輪郭、それを全て知り尽くしたようにアメルの身体を撫で続ける その身体の感触がとても柔らかくて、手がそのまま吸い込まれそうだった。 「ん…」 撫でただけだったそのマグナの手はそのまま壊れてしまいそうな身体に実った双丘へと導かれる 優しく、力をいれずに緩やかに揉んでもそれだけでアメルは大きく感じているらしい、それがマグナを更に興奮させた 段々と手つきが大胆に変貌し、指の合間から乳房がはみ出ていく そして更に段々と自己主張を始めた突起にも舌を這わせる。びくりと反応を示すアメルがそこに伏している。 「や…んぅ…!」 そんな漏れてくる声はマグナを更に興奮させ、高ぶらせる。 「―――あ!」 甘い流れに沿っていたところに大きく波が流れる、マグナが秘所に指を侵入させたから、未経験―――それは当然であるけれど、そこに熱のこもった指が何度も侵入していく 馴らしだということはアメルにも分っている、けれども、やはりその異物が侵入することに恥ずかしさもある 「ん・・・あぁ…!!」 それでも吐息は段々と甘くなっていく、快楽が滲み出し始めた証拠だ 「アメル…」 甘い吐息が聞こえてきたことにマグナは理解をもって、侵入させた指を開放する その指には既に白く輝いた液体が大きくマグナの指を変色させていた。 一度一瞬だけ止まった攻めの間にもアメルは大きく何度も甘い吐息を零し続けていった。 そんなアメルの額に優しく唇を落とした、そしてまた秘所へと手をさしのべた 覚悟は出来ていはいるのだが、やはり初めてなのである、緊張の為に身体が硬くなっているのが分かる、 「……………!!」 次第に先よりも大きな異物が段々と侵入していく。痛みが迫ってくる その痛みの為か顔も苦痛の表情に変わっていたらしい 「大丈夫…?アメル?」 そんな心配を零すマグナ、アメルは気にさせないように、無理に痛みをこらえて笑って一言、 「大丈夫…だから…んぅ!!」 段々に奥深く侵入していくその欲望にまた身体が過敏に反応していく。 それから段々に快楽への言葉が漏れ始めていく 「マグナ…マグナ…!!」 受け入れた本人の名を何度も叫びながら、そして腕を名の持ち主の回す。 そして次第に、精が侵入してくるのがわかったその時、 「―――――――」 叫んだのかもわからなかった、どうなったのかはわからなかった、その前に意識を失ったから それは、マグナとしても同じだった。 「…そこまで進展するとは僕もおもわなんだわ…」 呆れなのかそれとも関心なのか、ネスティはマグナと顔をあわせながら、苦笑を浮かべる 理由は一つ、マグナへのアドバイスからのその後の話をしていたから、勿論アメルはそこにはいない、今は元気に台所で料理をしている けれどこうやって話をする1時間前まではマグナもアメルも意識を手放していたのだが、 「んー、俺も想像してなかったんだけどね、ま、結果オーライってところだよ、ネス…サンキュ♪」 「別に僕はそうしろといった覚えはない、それは君自身から始めたことだろうが…大体こんな話を僕にさせるんじゃない。」 「えー?だってネスが口にしたことから始まったことじゃん?」 明らかにこいつはある意味で僕をからかっている、ネスティは心でそう思いながらも、苦笑を浮かべながら、そう思う 確かにネスティは未体験のお話で、弟弟子の方が先に体験した話なのだから、マグナがある意味で自慢することもわかる、 そう、ある意味でネスティに勝ったのだから―――。 「はい、お二人とも、お茶ですよ?」 アメルもまた何事も無かったように笑顔を向けてくる、けれどいろんな意味でその笑顔も怖くなってきた、 …そろそろ僕もここから去ったほうがいいかもな… いろんな意味で新婚夫婦な二人の顔を見回しながらネスティはそう頭の中で考えていた。 そして、あることも 「…アメルが本気で誤解していたら…パッフェルさんも命が危うかったかもな…」 アメルには敵わないな、根拠も無くそう考えていた兄弟子がいることを誰も知らない。 おわり 目次 |
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