ハヤト女体化「ここで何するんだ?」 「さぁ・・・」 ハヤトとキールは日没前の繁華街の路地裏にいた。 かなり奥まった場所で、袋小路になっているがスペースはそこそこ広く、山積みになった古い資材とボロ小屋があった。 二人はある目的の為にここに呼び出されたのだった。呼び出した人物はローカス。 ある目的、の発端になる出来事は数日前、やはり繁華街の路地裏で起こった。 「告発の剣亭」で元アキュートのメンバー達と今後のサイジェントについて語り合ったハヤトは、夜中遅くという事もあってそのまま店で夜を明かした。 夜明け前に目を覚まし、店を出てフラットに戻ろうとすると、聞き慣れた少女の声を耳にした。 「はぁっ、はぁっ、うふぅぅうっ…んん!あはぁっ…」 「今日は一段と締まるな。売女が板についてきたんじゃねえか?」 「俺たちが毎日揉んでやってるおかげで胸もデカくなったな。感謝しろよ、ヒヒヒ…] 「・・・!!!」 二人組の男に汚い言葉でなじられ、下半身は靴下と靴だけ、という姿で犯されている三つ編みの少女―リプレ。 信じられない光景を目の当たりにしたハヤトが声をあげる前に、男達は白い精液をリプレの顔と尻にかけて達した。 口の方を犯していた男が、服のポケットからくしゃくしゃの紙を何枚か取り出し、倒れているリプレの頭上に落とす。 「またいつでもヤッてやる。技みがいとけよ」 捨て台詞を残して去って行く男達。「ありがとう、ございます…」リプレは蚊の鳴く様な声で礼を言い、ヒラヒラと舞い降りて来た紙―お金を宙で掴んだ。 「・・・・・・」 呆然と立ちつくすハヤトをリプレの虚ろな目が捉える。 「!!・・・・・」 固まったまま動けないリプレ。しかし、しばらくしてゆっくりと立ち上がり、ハヤトの前に立ってこう言った。 「お仕事、してたんだよ…」 衝撃だった。まさか、家計を助ける為に体を売っていたなんて、思いも寄らなかった。 いつも明るく、母親の様に接してくれるリプレ。 顔にこびりついた精液を拭いながら、泣いていた。 「お願いだから、誰にも言わないで…」 彼女は自分達に満足のいく食事をさせる為、人知れず売春していたのだ。 それはハヤトの心を激しく打ちのめした。 どうして気づいてやれなかったのか。誰にも言わないから、もう二度としないでくれよ。 そう約束させたのに、今も職に就けずタダ飯をむさぼっている自分。 もし自分が世界を救った英雄であると名乗り出れば、それなりの待遇を受ける事ができただろう。 むろんフラットの子供達にも裕福な暮らしを与えてやれただろう。 しかし、ハヤトはそれを良しとしなかった。 「俺はやりたい事をやっただけだもんな…」 その考えがいかに甘いかという事を思い知らされたのだ。 最近は治安がすこぶる良くなり、野党もめったに現れない。 平和になった田舎町では、強大すぎる誓約者の力は実質意味を持たなかった。 (本当なら俺がモナティやエルカの分まで稼がなくちゃいけないのに…) 自分だけでなく、自分が拾ってきた(?)者達やどんどん成長する子供達の存在が今の家計を圧迫している事は間違いなかった。 食が進まない。思い詰めた表情のハヤトにいち早く気づいたのは、やはりタダ飯喰らいの相棒、キールだった。 「どうかしたのかい?」尋ねられて、ハヤトは口ごもる。 いつも一緒にいるキールに、隠し事などできる訳ないのだ。 誰にも言わないと約束したけれど。ハヤトは口の堅い相棒を信用して、うち明ける。 「実は…」 「…そうだったのか…」 悲惨な話を聞かされ、流石にキールもショックを受けた様だった。 「僕たちに、何が出来るだろうか…」無言になる二人。 その話をたまたま通りすがりに聞いたのがローカスだった。 彼は神妙な顔で二人に話しかけると、 「お前らでも出来ることがある。」と言った。 そして、二人はこの場所を訪れた。ここで何をするかという事は一切聞かされていない。 いまやサイジェントの裏稼業の顔役と言われるローカスの事である。 何かいいアイディアを持ってくるに違いない。 もしかすると多少、危険な仕事かもしれないが。 それでも、どんな仕事でもこなしてみせるという自信と使命感がハヤトにはあった。 「中で待とうか」キールは板張りの小屋の扉を開ける。長い間放置されていたらしく中はホコリっぽい。 広さ的には8畳ほど。真ん中に何故かベッドあり、灯のないカンテラが床においてある。 壁の下側に、スライド式の目隠しの付いた小さな窓がひとつ。 「誰か住んでたのかな?」ハヤトはベッドに腰かける。 ギシ、ときしむ音がとした瞬間、頭上で静かに呪文が詠唱された。 「セルボルトの名においてキールが命じる、いでよ…」 「え?」振り返ったハヤトの目には妖艶な女悪魔の姿が映った。 そしてそのまま、ハヤトは吸い込まれる様に意識を失った。 (う…うう…) 意識を取り戻したハヤトは目を開けてハッとした。 「キール!?何を…」 言いかけて、咄嗟に片手で口を押さえる。 「あ…ああ…え…?」 声が。声が、明らかに自分のものではないのだ。 「な…なんで…うぁ?」 「ハヤトちゃん、おはよ~!」 目の前にはケラケラと笑うアカネの姿。 「アカネ?なんでッ…!!?」 下が、スースーする。ハヤトは大きな目を更に見開いた。 「な、なんで俺がスカート履いてるんだッ?!?」 「似合ってるよぉ~!!アタシが一番似合いそうなヤツ選んであげたんだから!」 細かいプリーツの入った、膝上20センチ位の超ミニスカート。 「は…はっ…///」 慌てて両手で前を押さえる。 「なんだ?どういう事だ!?せつめ…」 そこまで言いかけてまた硬直する。 両腕に、なんかアタル。 今までに感じた事のない、圧倒的な違和感。これは… 口を開けたまま、ゆっくりと右手で右胸を掴む。 むにゅ。 「!!!!!☆▼◎〒¥∀△―???!!!」 「む、むむむ胸がぁぁぁーッ!!!」カン高い声の絶叫が室内に響き渡る。 「なんだよッ、どーなってんだよッ!!?アカネっ、キール!!」 「決まってるでしょ?今からここで『お仕事』するんじゃ~ん!」 「し…仕事って…キールっ、お前さっきなにしたんだよ?これは…」 「君の体に、女の悪魔を憑依させたんだよ。」 女悪魔といえばふつうはガルマザリアだが、こんな状態異常を起こす訳がない。 「だからなんで、こんな…」 更にキールを問いつめようとした時、表からローカスの声が聞こえてきた。 『さあさあ、一人5千バームで何時間でも見放題だ。 ちょっとそこらにはいない上玉だぜ。見ないと一生損するぜ…』 「5千…また法外な金額だな。」 「それだけ頑張らないとダメってコトね。フフフ、腕がなるわ~」 「お、おい!だから何の話なんだよ?」 ハヤトにはまださっぱり訳が分からない。 「ハヤト、壁を良く見てごらん」 「壁…?」 言われて壁の方に目をやると、今まで暗くて気づかなかったが―直径2センチほどの小さな穴が、無数にあいている。 「は…」「わかったぁ?今からここで、ショーをやるんだよ!ア・ン・タ・が主役!」 「不本意かも知れないが、これが一番てっとりばやいんだ…」 「まさか…まさか…こ、ここって!」 ハヤトの顔から血の気が失せていく。 「のぞき小屋―――ッ!!??」 「ピンポォン、大正解!!さ、お客もたまり出したみたいだし、始めよっか!」 「そうだね」 カンテラに灯りを点す。ショーの始まりである。 「ちょ、ちょっと待てよ!なんで俺がハダカになって見せ物にならなきゃいけないんだよ!」 必死の形相で訴えるハヤト。 「できるコトならなんでもする、って言ったのは君自身だよ」 「だ…だからって、コレはないだろ!?お前ら、3人で俺を騙して…無理矢理体まで女にして!」 「だって、アンタしか女役似合わないじゃん!それともアタシにやらせる気~?」 「そ…そういうコトじゃなくて!だいたい、なんでアカネがいるんだよ?!」 全く納得出来ないという様子のハヤト。 「この魔法は、男の体に降ろせば女に変えてしまうという効果があるんだが、声帯までは変える事ができないんだ。それで…」 「そこで、あかなべのカワイイ☆店員さんの登場ってワケ!お師匠の作る薬なら声変わり位簡単なんだから!」 得意げに語るアカネ。 「今はなかなか使う機会の無い物だから蔵の奥で眠ってたんだ。それを拝借してきたの!」 あっけにとられるハヤト。 「お礼なんていいよぉ!トモダチが困ってるんだからコレくらい当たり前よ~!!」 「………」 「さ、始めよう。これ以上待たせる訳にはいかない」 「…………」 「ハヤト、アンタ男でしょ?ホラ!」 二人にハッパをかけられて、ようやくハヤトは覚悟を決める。 「…分かったよ…」 やればいいんだろ、やれば。 彼らしい潔さだ。 どうすればいいんだよ…」 俯いたまま、指示を待つ。 「まず、上から脱いで?」 「……」 ゆっくりと、コートのボタンに手をかける。 この静けさが、非道く恐ろしい。 耳をすませば、男達の息づかいが聞こえてきそうで、堅く目を瞑る。 一番上のボタンをはずし、右肩から脱ぎ始める。先ほど気を失った間に、インナーは脱がされていた。 次は、左側。肘の上まで下ろしたところで、息を飲む。 「………」 もしかしたら、外で見ている男達の中にはリプレを犯した奴等もいるかもしれない。けど。 ハヤトは意を決してコートを引きずり下ろす。 「!」白く柔らかな乳房が勢いよくプルン、とはじけて顔を出す。 ファーの付いたコートの襟の上に顎をのせた様な感じで乗っているそれは、お椀型に整っていて美乳、と呼ぶにふさわしい。 左右の頂点に位置する乳首はツンと上を向き、淡いピンク色を帯びている。 「…………」 生まれて初めて自分のふくらんだ胸を見たハヤトは、顔を真っ赤にする。これが、女の胸…。 「アタシよりおっきいかも…」 傍らで見つめるアカネが複雑な面もちで呟く。 ふたつ、みっつ、よっつ…。次々とボタンを外していくハヤト。 そして、コートを床に脱ぎ捨てる。 筋肉の落ちた、丸みを帯びた体。見物客は、その曲線に思わず見とれる。 誰かがゴクリ、と唾を飲んだ。 「じゃ、次はお尻をアッチに向けて、四つんばいになって?」 さらにハヤトの顔が赤くなる。言われるがままにベッドに膝を着き、腰を浮かせる。 スカートをまくると、下着に隠されていない秘所が丸見えになる。 「ホラ、もっと良く見える様に高くして!」 アカネの手が片の尻を下から上に掴みあげる。 「ひゃっ!」 思わず悲鳴をあげる。 ……情けない。羞恥で涙が滲む。 だが、リプレが受けた苦痛に比べれば…。 アカネの手はそのまま秘貝へと伸びて、陰毛をかき分け、割れ目をまさぐる。 二本の指でパクリと開く。 「…っ…」 「ご開帳~!わー、綺麗なピンク~って、当然か」 アカネは楽しそうに入り口を指でかき回す。 「あっ!あ…アカネ…やめろ…っ」 息が荒くなる。 「ひいっ!」 ピン、と突起を弾かれてビクッと震える。 「もう濡れてるじゃない。ハヤトってば、感じやすいんだ~」 「ち、違っ…」 今にも泣き出しそうなハヤトの両腕を後ろに回し、キールに押さえる様に指示する。 「な、なにすんだよ!」 ごめんねぇ~、と言いながらアカネは取り出した縄でハヤトの上半身を器用に縛り上げていく。 「や、やめろ!やめろ!!!」 抵抗するが、ふりほどけない。 いつものハヤトなら非力な召喚師と女の力ぐらい簡単にはね除けられるのだが、今は状況が違う。 悔しい。瞳からポロリと涙がこぼれた。 「やだ、泣かないでよ!まるでアタシ達が苛めてるみたいじゃん!?」 その通りである。 後ろ手に縛られたハヤトは、再び前を向いて座り直す。 食い込んだ縄で乳房が一層強調されて存在感を増す。 何とも言い難いいやらしさだ。 「はあっ、はぁっ…」 緊張で吹き出した汗が、胸のカーブを伝って乳首へと流れ、雫をシーツに垂らす。 「これからアタシが、お師匠直伝のテクでちゃーんと気持ち良くしてあげるから!」 ハヤトの目の前で、アカネは堂々と服を脱ぎ始める。 「ア、アカネ…///」 ハヤトはもともと恋愛経験が無いに等しく、母親以外の女性の胸を生で見たことなど一度もない。 思わず顔を背ける。アカネはかんざしを外し、長い茶髪をしなやかな体にたらす。 「アタシだって、ケッコーイケるでしょ?」 自慢の裸体を見せつける様にポーズをとる。 「さてと。」 後ろから両手でハヤトの胸を掴んで、揉みまわす。 「あっ…やああっ…」 嬌声を漏らすハヤト。 左右の突起を摘んで、ネジを締める様にひねる。 「ひっ!」 上から押さえると、めり込まずに指を押し返してくる。 「もうこんなに堅くなっちゃって…」 くふふ、と笑いながら、自分の乳房をハヤトの背中にこすり付ける。 「ん…あ…はぅ…んん…」 かなり興奮してきたらしく、 自らも指で秘所をいじる。クチャクチャと粘着質の水音が聞こえる。 ハヤトを横たわらせ、両足を大きく広げる。 「やぁ…ッ!」 69の体勢で、ハヤトの秘部に顔を近づける。 すでにソコは愛液に濡れ、充血した肉豆が大きく膨れあがっていた。 指先で皮の上からこすってやると、開かれた両足がビクビクと震え出す。 「やっ、やっ、はひゃああっ!いやぁぁぁっ」縛られた体をくねらせ、のけぞる。 ぺちゃ、と音をたててアカネの舌が触れた。 「~~~~~~!!!」 「どお?気持ちいいでしょ…ん…ふふ…」 指と舌で同時に肉芽を転がす。 「あ…あ…ふっ…」 時折強く舌を押しつけるたびに甘い声が唇から漏れる。 何故。何故自分がこんな目に遭わなくてはならないのか。 女の悦びに浅ましく反応する自分が憎い。未知の刺激と果てしない嫌悪感がハヤトを襲う。 「ね…アタシのも同じようにやってよ…」 「………」 口を開き、舌をアカネに向けて伸ばす。ぴちゃ…。 「あん!あああ…っ、いいよハヤト…いいッ…!」 懸命に舌を上下させて奉仕するハヤト。 始めて味わう女のアソコは、甘さと苦さが混ざっていた。 アカネのクリトリスを刺激すると、負けじとアカネの舌が入り込んでくる。 ズブズブと膣内に異物が進入してくる。 「やっ、やめろアカネッ、イヤあああっ!」 弓なりにのけぞり、天を仰ぐ。朦朧とした意識に浮かんでくるのは、子供達とリプレの顔。 俺が我慢すればいいんだ、俺が…。 頬を伝う涙。ふと横を見ると、先ほどから一言も喋らずにこちらを見つめるキールの姿があった。 「………」 いつもと変わらぬ無表情で二人の痴態をじっと見つめている。 「………」 ハヤトはそんな冷たすぎる相棒の顔を、涙を溜めた瞳で睨みつける。 もう二度と嘘はつかないと約束したクセに、また騙しやがって…。 募る仲間への不信感が、ハヤトを追い立てていく。 アカネは体を起こし、ハヤトに覆い被さる。 「ん…ッ」 アカネの舌が唇を割って入ってくる。 舌と舌が絡み合い、どちらのものともつかない唾液が零れて喉へと流れる。 更にアカネは体を押しつけ、乳首と乳首、肉芽と肉芽を激しくこすり合わせる。 「あう!ああ!ひやぁぁぁ…」 「ふあっ!ひゃうう!くああああ!」 汗と愛液にまみれた肢体が薄明かりのなかで妖しく光る。 腰の動きが更に速くなり、二人のテンションはピークに達する。 (…だ…ダメだ…このままじゃ俺…は…ああ…イク…いっちまう…) 「んん―ッッ!!!」 「あ!あああああ――ッ!!!!」 絶叫と共に、二人は達した。意識を失いかけるハヤト。だが――― (……もっと……) 自分の中で、誰かが囁いた。 つづく 目次 | 次へ |
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