ケルマ陵辱港町ファナン。聖王国で王都ゼラムに次ぐ大都市で金の派閥の本部のある要所である。そのファナンにもいまメルギトスの魔の手が伸びようとしていた。 「みなさん、敵は街道を進みこの街へと進行しようとしています。我々金の派閥は総力をもって迎え撃ちましょう。」 議長を務める女性の一声に辺りは歓声に包まれた。決戦を控え金の派閥の精鋭達は一同に集結していた。 「お母様ぁぁ!!」 1人の少女が議長へと駆け寄ってきた。少女の名はミニス。金の派閥議長ファミィ=マーンの一人娘である。 「お母様。私も一緒に闘う。連れて行って。」 ミニスは必死の形相でファミィに詰め寄った。ミニスは先日メルギトスと戦い敗れたトリス一行の一員である。敗走しかろうじて逃げ延びたミニスは金の派閥によって保護された。 だが他の仲間達ともはぐれ自分独りだけ安全な場所にいつづける事に我慢ができなかった。 「ミニスちゃん・・・・。」 ファミィは躊躇した。ともに戦いたいと思うミニスの気持ちは痛いほど分かった。しかし母親として娘を危険に晒す気には到底なれなかった。 「お母様?」 気付くとミニスはファミィに優しく抱き締められていた。母に抱き締められるのはいつ頃以来だろうか。派閥の指導者として多忙を極めるファミィは日頃娘を構う余裕がなかった。 暇のある日も娘にはむしろ厳しく接していた事の方が多かった。 「ミニスちゃん・・・。ゴメンなさい・・・。」 呟くとファミィはふところのサモナイト石を取り出し召喚術を唱える。軽い電撃にミニスはたちまち意識を失う。 「ケルマちゃん!!」 意識を失った娘を抱きかかえながらファミィはやたら豪勢な服装の女性に声をかけた。 「ゼラムまで援軍の要請を頼みます。それと・・・・」 「フッ、そのチビジャリの面倒でしょ。わかりましてよ。」 すかさず答えるケルマにファミィは安堵し感謝を示した。 眠り続けているミニスを連れケルマはゼラムを目指していた。ゼラムには蒼の派閥の本部がある。元来金の派閥とは対立しあう関係にあったがメルギトスの脅威をうけ両者には同盟関係が結ばれていた。 「もう・・・すぐですわね・・・。」 平原、フロト湿原をぬけもうじきゼラムの入り口付近の休憩所に差し掛かるところまで来ていた。召喚獣の力を使い全速力でここまでやってきた。あと少しだ。ゼラムに辿り着いたら騎士団と蒼の派閥に援軍を頼み、ミニスをマーン家の高速艇でサイジェントまで送り届ければいい。サイジェントには派閥でも屈指の実力を持つミニスの叔父たちがいる。彼らならミニスを守ってくれるだろう。 「まったく・・・このチビジャリは・・・手間がかかるったらありゃしないというか・・・」 眠りこけるミニスを見つめながらケルマは毒づいた。がその顔はどことなく優しげであった。ケルマのウォーデン家とミニスのマーン家はたがいにライバル同士の家柄である。ケルマ自身もこのミニスとはよく頻繁に張り合ったものだ・・・。だが今は…。 「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」 部下たちの悲鳴が轟く。辺りを不愉快な空気が包んでいる。 「どうしたのです!!」 ケルマが見回すと部下たちは既に事切れていた。すると死んだ部下がむっくり起き上がり辺りを囲む。 「これは…屍人…。」 「カーカッカッカッカ!!間抜けどもが来おったわ。待ちかまへているとも知らずに・・。」 下卑た声が轟く。声の主はガレアノ。メルギトスの側近の屍人使いである。 「カカカカカカ、誰かと思えばいつぞやの年増では無いか…それに・・ん?」 「年増って言うなっ!!」 すかさずガレアノの言葉に反応する。 「フンッ!誰かと思えばいつぞやの薄汚い屍人使いではありませんか。また痛い目に会いたいのかしら!いきますわよ!」 先ほどの仕返しか今度はケルマの方が罵り召喚術をガレアノに放つ。 「…?キャァァァァァァ!!」 すかさず弾き返された。衝撃に吹っ飛ぶケルマ。 「カーカッカッカッカ!そんな術がいつまでもワシに通用するとでも思っていたのかカカカカカ。」 ガレアノの哄笑は響く。だがケルマもまだ戦意は失っていない。 「まだ・・まだぁ…・・…?・…!!」 ふと見ると屍人たちの群にミニスは捕らわれていた。いまだ眠りこける彼女の首筋に刃が当てられる。 「カーカッカッカ、これでもまだ戦うというのか!」 「クッ……仕方がありませんわね・・・。」 「カーカッカッカ!年増の割りには張りのいい肌をしておるわ。カカ。」 「だから年増って・…くぅぅぅ!!」 ミニスを人質にとられたケルマは武装と衣服を剥ぎ取られガレアノに弄られている。ガレアノの指先は彼女の恥丘を撫でたわわに実った乳房をさする。 「カカカカカ、無駄に胸ばかり大きくした雌牛め…」 「・・・・・・・・・・・・・・。」 ケルマは無言で羞恥に耐えた。ウォーデン家の家長である自分がこのようなことで辱められる事に屈辱で身体が震えた。 「何だ感じておるのかカカカカ!!」 「そんなわけ・・・・・・アァッ・・・・」 ガレアノの指はケルマの膣内にピちゃピチャ音を立て滑り込んでいる。いやらしい蜜がケルマの秘所から溢れてくる。同時に責められている乳首は硬くなりケルマの肉体は淫らな雌のものへと変っていった。 「カカカカカカカ!ではいただくとするかカカ!」 「かはぁっ・・・・・」 十分に濡れ細ったケルマの肉壺にガレアノは己が肉棒を差し込んだ。いっきに奥まで貫く。 「カーッカッカッカ!年増の割りによく締まるぞカカカカカ・・・・ン?」 「イギァァァァァァァ!!やぁぁぁぁぬいてぇェェェ!!」 ケルマの膣はガレアノの肉棒をガッチリとくわえ込む。その肉棒の根元に赤い液体が付着していた。 「カカカカカカカカカカカ!!貴様その年で生娘だったのか!年増のクセに!」 「ひっ・・・言わないで・・・そんなこと・・・・ひぃぃぃぃぃぃ!!」 気分を良くしたガレアノは更に強く腰を振ってケルマを陵辱する。ピストン運動のたびに膣内で肉棒が逞しくふくれあがっていくようだった。 (カザミネ様ァァァァ・・・・・・・) 絶え絶えしい意識の中でケルマは思い人の名を胸中で呟いた。 「・・・・ん・・・あれっ・・・・」 夢うつつにミニスは目を覚ました。母に抱き締められてからの記憶がない。ここは? 「!?」 信じられない光景を目にしミニスは絶句する。 「カーカッカッカ!せっかく立派な胸があるのだ。しっかり奉仕するのだ。」 「くぅっ・・・くっ・・はぁ・・・・」 ミニスの眼に一心不乱にケルマがガレアノのペニスを乳房で挟み込みすりあげる光景が写る。柔らかい弾力の肉のマシュマロが肉棒を包み込み刺激している。 「ケルマぁっ!!・・・・きゃうっ!」 ミニスは思わず叫んだ。思わずケルマに駆け寄るがたちまちに屍人兵に押さえつけられる。 「カーカッカッカ!!ようやく目を覚ましたか小娘!この馬鹿女はなぁ。貴様を助けるためにこうしてワシに犯されておるのだ。そこで大人しく見ておれ。カカカ。」 「う・・・くぅぅっぅ・・・キャっ・・・・」 押さえつけられているミニスに答えるとガレアノはケルマの胸に射精した。ケルマの顔面に白濁液が掛かり、胸の谷間から白いスペルマが腹へとずり落ちる。責めの手を休めずに今度はガレアノは背後からケルマを犯しつづける。 「ケルマぁ!!ごめんなさい!ごめんなさいぃぃぃぃ!!」 ミニスは顔面を涙で濡らした。水滴で目の前が見えなかった。ケルマは今自分のせいで犯されている。その事が少女の罪悪感を膨らませさいなんだ。 「・・・・チビジャリ・・・・・あうぅぅぅ!!」 「ケルマ!」 苦しげながらもケルマはミニスに声をかける。背後を貫く肉棒はより荒々しく膣内を暴れているのに・・・。 「・・・勘違・・・・い・・・してもら・・・っては困り・・・・ますわ・・・・私が・・・貴方のためなんか・・・に・・・くぅぅぅぅぅぅ!!」 ドクンと精液が子宮に放出される。胎内を熱い汁が駆け巡る。そこから休まずに今度はアナルへと挿入された。 「ウ・・・ォ・・デンの・・・当主の・・・私が・・・・小娘1人・・・見捨てたと・・・あっては・・・我が家の・・・・な・・・お・・・れ・・・・うくぅぅぅぅう!!」 ガレアノの肉棒はケルマの直腸を引き裂かんばかりに責めつづける。そんな激痛をケルマは堪えながらミニスに話しつづけた・・・。 「だか・・・ら・・・貴方が・・・・気にすること・・・なん・・・あひぃぃぃぃぃいぃ!!」 ついにガレアノの手下の屍人までもがケルマを犯しはじめた。前にも挿入され二本挿しの苦痛にケルマは喘ぐ。 「ケルマ・・・・止めて・・・もう止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 ミニスは絶叫した。しかしミニスの思いとは裏腹に屍人兵たちはケルマを激しく輪姦し始めたのであった。 「グスッ・・・ケルマ・・・・ケルマぁ・・・・」 いまだ犯されつづけるケルマを見つめながらミニスはすすり泣いた。ケルマにはもう苦痛の中でさえミニスを気遣い声をかけたときの気高さは残っていなかった。ただ色欲に溺れた雌牛が一匹いるだけだった。 「はぅぅぅうぅ・・・ひぁ・・・・イィぃぃぃぃ・・・ふぁぁぁぁぁ!!」 理性をなくした目で前後にぺニすをくわえ込み、口で、手で、胸で肘や膝の股で、全身で肉棒を擦り吐き出された精液をその身に受けつづける。 「カーッカッカッカ。馬鹿な年増だ。こんな小娘を助けるために・・・。」 白濁まみれのケルマ。泣きじゃくり続けるミニスを眺めながらガレアノは続ける。 「小娘貴様にはまだまだ役に立ってもらうぞ。カーカッカッカカカカカカカカ!!!!」 「あぅ・・・ケルマ・・・・ケルマぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ガレアノの哄笑とミニスの泣き声がいつまでも響きつづけた。 つづく 前へ | 目次 | 次へ |
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