レックス×アルディラレックスは湯に浸かり、アルディラが入ってくるのを待ちわびていた。 本当は脱ぐところを眺めていたかったのだが、彼女が脱ぎ始める前に浴室に放り込まれてしまったのだ。 けれど、とレックスは思い直す。 浴室と脱衣場を仕切るのは、摺りガラス1枚。 そこに映るシルエットや衣擦れの音から色々と想像するのも、これはこれで悪くない。 「入るわよ?」 声と共に、扉が少しずつ開かれた。 体が通るぎりぎりの隙間が拡げられ、アルディラがそこから体を滑らせるようにして入ってきた。 胸のところで押さえたタオルを前に垂らして体を隠し、後ろ手で扉を閉める。 髪は纏め上げられて後頭部の辺りでピンで留められ、うなじが覗いている。 その姿を見て、レックスは喝采の声を上げたくなる衝動をぐっと堪えた。 「あんまり、見ないで」 注がれる熱い視線を感じて、アルディラは頬を染めて身を捩る。 声に混じる、ちょっと甘えた響き。 普段とのギャップに逸る心を抑えつけながら、 「さあ、それじゃ体流すから座って座って」 レックスはざばっと勢いよく立ち上がるとアルディラの後ろに回り、背中を押して椅子に腰掛けさせた。 そもそものことの起こりはその日の夕刻。 学校を終えたレックスはその足でラトリクス―――アルディラの許へと向かう。 彼女の方もその日の来客はもうないらしく、怪我人の治療に使った機材やカルテなどの整理をしているところだった。 二人はつらつらと他愛もない話をしていたのだが、レックスが突然、 「一緒に風呂に入らない?」 などと提案してきたのだ。 二人とも一日の仕事が終わって疲れてる、疲れには風呂が一番だ、せっかくだから一緒に入るのが合理的だ、と。 初めのうち、アルディラは拒否の姿勢を取り続けていた。 『剣』を巡る一連の事件の決着後、結ばれた二人。 以降幾度も肌を重ねてはいるが、それは常に夜も更けた暗がりの中だった。 しかし風呂となれば灯りを消すわけにもいかないわけで、当然明るい中で裸を見られることになる。 それがとても恥ずかしいから、という理由だった。 だがレックスの、 「背中流すだけだから」 とか、 「アルディラの綺麗な姿をちゃんと見たいんだ」 とかいった粘り強い説得に抗い切れず、つい頷いてしまったのだ。 こうしてアルディラは今、レックスの前に無防備な背中を晒す羽目になったのである。 アルディラの細い肩から、ゆっくりと浴びせ湯を掛ける。 少し温い湯が白い肌を流れ落ちると、その通り道がうっすらと桜色に染まっていく。 濡れて艶かしく光る肌に見惚れつつ、レックスは首筋から肩、背中、腰と力を入れすぎないように丹念にスポンジで擦っていった。 ときどき漏れる吐息が妙に色っぽい。 背中側の洗える部分をすべて洗い終えると、 「ちょ、ちょっと!?」 「背中は終わったから、今度は前ね」 レックスは後ろから手を伸ばし、スポンジをアルディラの胸に当てた。 「こ、こっちは自分でするから、や、ああっ」 抗議の声は取り合わず、胸全体を擦っていく。 アルディラは体を引き離そうとしたが、レックスは素早く空いている手を彼女のお腹に回して後ろから抱きすくめてしまう。 身動きが取れないままレックスの愛撫を受け続け、ついに体の方が降参してしまった。 泡塗れの胸から、じわじわと全身に波が広がっていく。 レックスはスポンジ越しの手応えが次第に変わってきたことに気付くと、もう片手も使い始めた。 スポンジを持たない手が、胸に直接触れる。 「あ、あっ、ふあっ」 指を立てて揉みしだくと、手の平に硬いものが当たり始める。 その突起を指に挟み、摘み上げて扱く。 「ん、んふぅ、んんっ」 アルディラはもうその手を振り払おうとはせず、口元に手の甲を押し当ててひたすら耐えていた。 スポンジが胸からお腹へ下っていく。 小さな臍の周囲を柔らかく撫で回し、ときどきその中心に潜り込む。 白いお腹を堪能したスポンジは更に南下し、小高い丘を通り抜けてついに肝心の場所に辿り着いた。 「ふああっ!」 それまでの全身への攻めで敏感になり始めていたソコをスポンジが覆い、擦り上げていく。 「あっ!あ、あっ!」 どんどん前のめりになっていくその体を、レックスは胸を持った手でぐっと引き起こした。 「そんなに屈んだら見えないよ」 アルディラの耳元に口を寄せで囁く。 そのまま後ろに引き倒し、自分の胸板にもたれ掛からせる。 肩口から泡まみれのお腹と、その下の淡い茂みを覗き込む。 「い、いやあ、見ないで……」 「見なくちゃ洗えないよ」 レックスは両手を使ってアルディラの腿を広げさせると、ソコを熱心に洗い始めた。 縁を指でなぞり、泉の中心を捉えると奥へと侵入させていく。 中に溜まった蜜を掻き出すと、それが呼び水になって更に大量の蜜が溢れてくる。 アルディラの体からはすっかり力が抜け、レックスの胸に寄りかかって荒い息をつくだけになっていた。 スポンジが急所の突起を包んで擦ると、その都度彼女の体がびくびくと震える。 「うあっ、あぁぁっ!」 やがて、その体が何度か硬直したかと思うと、くてっとへたり込んだ。 どうやら、軽い絶頂を迎えたらしい。 レックスはアルディラの体の泡を湯で流すと、その体を抱えて湯舟に入った。 アルディラを湯舟の上に腰掛けさせ、脚を片方ずつ持ち上げて縁に引っ掛ける。 絶頂の後の朦朧とした意識の中で、それでも自分の恥ずかしい姿勢に気付いた彼女は、 「やぁ……っ」 緩慢な動作で脚を閉じようとする。 「アルディラ」 が、レックスの優しく嗜めるような声とじっと自分を見つめる視線を感じて、再びゆっくりと脚を拡げ始めた。 両膝が、肩幅より少し広い程度の距離に開いたところで動きが止まる。 脚がふるふると震えているのは、そこで彼への想いと羞恥心との鬩ぎ合いが起きているということだろうか。 レックスは腿の付け根に顔を近づけ、露わになったそこを覗き込んだ。 アルディラは恥ずかしさに頬を染め、ぎゅっと目を閉じる。 そこは先ほどの絶頂の名残か、入り口が少し開いていて、湯に紛れて白く濁った蜜が零れ出していた。 湯ではない液体で湿った周囲がてらてらと輝きを放つ。 「綺麗だよ、アルディラ」 レックスはそう言って、入り口を指でそっと押し広げた。 「んっ」 敏感な部分に触れられて、アルディラが小さく息を漏らす。 中では、湯気が立ちそうなくらいに熱くなった肉が妖しく蠢いていた。 唇を押し当てて、中に舌を伸ばして内側の襞を舐めると、 「んあ、あっ!あぁっ!」 アルディラはたまらず引き結んでいた口を開き、嬌声を上げた。 レックスは襞についた蜜を一枚一枚丁寧に舌で舐め取っていく。 その執拗な責めに、ついにアルディラは音を上げた。 「レックス、私、もうっ」 荒い息の合間を縫って、なんとかそれだけ言葉にして懇願する。 その声に従って、レックスは顔を離すと彼女の脚を湯舟の中に下ろした。 こちらに背中を向けさせると、彼女はそのまま腰まで沈み込んでしまう。 どうやらもう膝が砕けてしまって体を支えられないらしかった。 レックスは慌てて彼女の腰を支えて持ち上げると、屹立した自分の剛直にその秘裂をあてがった。 熱くなった入り口は、先端が触れただけで蠢いて全てを中に引き込もうとする。 それをなんとか堪えながら、レックスはアルディラに声を掛けた。 「いくよ、アルディラ」 少し遅れてから彼女がこくんと頷いたのを見届けて、一気に根元まで突き入れた。 「ふあああっ!」 奥まで貫かれ、アルディラが歓喜の声を上げる。 「ん、ぅふ、うあっ!あっ!あっ!」 時には浅く、時には深く。 内側を滅茶苦茶に掻き回される度に、彼女の喉の奥から嬌声が押し出される。 激しく体を揺さぶられているうちに、髪を留めていたピンはいつの間にか外れていた。 振り乱された長い髪の何条かが、濡れた背中や首筋にに張り付いている。 レックスはアルディラに覆い被さり、胸に手を回すと荒々しく捏ね回した。 うなじに唇を這わせ、時折歯を立てる。 「あ、あ、レックス、レックスぅっ、ぅふっ、ふむぅっ」 淫らに喘ぐアルディラを振り向かせて、その唇を唇で塞ぐ。 唇に割り入ってアルディラの口腔内を犯すレックスの舌に、彼女の舌が絡みつく。 膣内で暴れ回る彼に、熱い肉壁がねっとりと纏わりつき、蜜で包み込んで締め上げる。 その瞳にはいつもの知性を湛えた光は無く、代わりに愛情と欲情が合わさったような色が浮かんでいた。 重ねられた唇の間から、二人のものが混じった唾液が垂れて落ちる。 レックスが激しく腰を打ち付ける度に、湯の水面がぱしゃぱしゃと波立つ。 アルディラの体が時折痙攣したように大きく震え、それに合わせて涙と唾液に塗れたその顔が歓喜に歪む。 レックスの方も、背筋に走るぞくぞくとした感覚が抑え切れなくなってきていた。 どうやらどちらももう少しで達するらしい。 レックスは、アルディラの中を蹂躙するペースを速めた。 それを受けて、アルディラの中のボルテージも高まっていく。 「くっ、いくよアルディラ!」 「わ、私も、あ、あぁっ!ふあああぁっ!」 アルディラの体がびくんと跳ね上がった。 弓なりに背を反らせてがくがくと大きく震えたかと思うと、次の瞬間には全身から力が抜けていき、膝から崩れ落ちる。 「うぅっ!」 続いてレックスの腰に震えが走った。 入り口できゅうきゅう締め付けられて膨れ上がった剛直から、大量の白濁が搾り出されていく。 最後の一滴まで完全に出し切ると、レックスはそのまま彼女にもたれ掛かった。 アルディラはレックスの熱い迸りが自分の中に広がっていくのを感じながら、満足そうに目を閉じた。 アルディラはレックスに抱え上げられて寝室に向かっていた。 風呂上がりの体にはバスローブが掛けられている。 行為の後の気恥ずかしさがあるためか、どちらもしばらく無言だったが、 「あのさ、アルディラ。今度、二人で温泉に行かないか?」 その均衡を崩したのはレックスの方だった。 「前に連れて行ってもらったときは、みんな一緒だっただろ? あのときから、ずっと思ってたんだ。いつか、二人きりでって」 そう言って微笑みかける彼の顔を、アルディラはじっと見つめていた。 ふと、ある考えが頭をよぎる。 「まさかとは思うけど、温泉でまたさっきみたいなことをしようとか考えてるんじゃないでしょうね?」 軽く睨んで問いかけると、レックスはあからさまに動揺して視線を逸らした。 アルディラは、呆れたと言う代わりにひとつ溜め息をつくと、そっと手を下ろして彼の脇腹をきゅっと抓った。 「痛ぇっ!」 「……バカ」 眉をしかめたまま、一言だけ呟く。 そして、すぐに表情を緩めるとその胸板に頭を置いて、やがてクスクスと笑い始めたのだった。 おわり 目次 |
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