モドル
「松田さん…」
俯いて頬を紅く染めた粧裕が恥じらいをこめて呟いた。
風呂上りの体はうっすらと湿気を帯びてなんとも艶を帯びて情欲をそそる。
タオルで胴体を包み隠すその姿が初々しくて可愛らしい。
風呂で温まった分だけ赤くなった頬が一段と赤くなる。
濡れて光を湛えた長い髪の毛を肩に垂らしている。
タオルからちらちらと一部分だけ顔を見せるその白い地肌がなんとも意地らしくて仕方が無い。
それがどれだけ自分を煽る効果になっているのか、きっと粧裕は気が付いてはいないだろう。
たったこれだけで頭がくらくらしてくるほどの大人の誘惑。
綺麗だ、と松田は思った。
風呂上りの姿のまま、粧裕はゆっくりと近付いてくる。
彼女の言いたいこと、求めていることは言わずともわかった。
松田は最上級の優しさをこめて、粧裕を抱きしめてやる。
柔らかいからだ、ふんわりと香る石鹸の香りは松田を幸福の絶頂へと突き上げた。
もう、迷いは無かった。
そのまま粧裕の濡れた唇へと一目散に向かう。
抵抗することなく受け入れてくれたその姿勢が嬉しかった。
深く深く交わり合う二人と、絡み合う両手。
離れない体。
もう止まらない。加速した興奮は領域を超えて。
どんどんと強く互いを求めていく。
ため息に似た声をあげて、二人は名残惜しむように唇を離した。
その証拠に光を映す糸が二人を繋いだまま。
「ベッドに、行こうか・・」
粧裕は何も言わずにうなずいた。
顔がさらに強く赤く染まる。
薄暗い寝室。共に眠れない夜を過ごしたのは何度だろうか。
粧裕はそっと寝台に座る。
それをいとおしげに見つめた松田は、すぐにまた彼女の唇を求めた。
優しく押し倒される粧裕。柔らかいベッドのスプリングが気持ちよくて。
彼女を放さないまま、松田は薄いタオルを紳士的に奪い取った。
顕になった咲き誇る真っ白な花園。性的な誘惑に満ち溢れていて、思わず見とれてしまった。
その瞬間、粧裕は恥ずかしそうに手で体を覆い隠そうとしたが、松田によってそれを阻止されてしまう。
「粧裕ちゃん、すごく綺麗だよ」
羞恥心からか喜びか、彼女は松田の背にしがみついた。
松田もそれを受け入れて抱きしめてやる。
そして手を放して、自分のシャツのボタンを一つ一つ引き離し、脱いでいるものを全て脱ぎ捨てた。
もう一度松田は彼女を強く抱きしめ、口付けを交わし、首筋や鎖骨をそっとなでて唇を落とす。
そのたびに上がる喜びの声。
大きく膨らんだ母親の象徴を片手でそっと抱く。
動かして、気持ちを刷り込むように、いとおしむように揺さぶって。
待ちきれなくなった彼はその先端を口で転がした。
「あっ」
思わず声を上げる粧裕。
舌でくるっと弄び、視線だけを彼女と合わせれば、
「なんだか赤ちゃんみたい…」
と早まる呼吸の中、甘く笑った。
高まる興奮と本能にさぁ火をつけようとした瞬間。











松田は一人自宅のベットで目を覚ました。








あれ、誘い受け失敗じゃ…
松田がやや強気なのは夢だからです。本当はヘタレです。マダオです。
エロ練習だね、これじゃ。松粧裕の目標は綺麗なえろ!
モドル

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