コネタ其の1?

「え、あのケリまともに入ったの?」
「入ったねえ」
「うん。まともに」

随分と久しぶりに3人が揃ったのは、話題に上がっている話がオンエアされた午後。
三十路を前にしたオニイチャンふたりを前に、現役大学生の彼が口を尖らせている。

「コイツ、本当にむかつくぜ!って、こうガツンと」

ふわふわの金髪を揺らし、長い足を゛"ガツン"とアクションを付けて振り上げるのを、面白そうに笑って眺める余裕の彼は変身ポーズのように左手で顔を庇っている。

「金網、吹っ飛んできたからね。セット壊すなって感じ?」
「って、怪我は?」
「それがね」

聞いてくれる?
長身をふたつに折るように小柄な彼に顔を寄せ、金髪の彼には聞こえない風を装う姿に当の本人も苦笑を浮べていた。

「丁度コレクションが入っててな。もう必死」
さすがに顔は隠せへんやろ?
「しばらく左手痺れてたもん。撮影も暫らく中断してもうたし」
「う、わ」

「これでも本職はモデルやからね」
「怪我でもされた日には賠償問題」
「え!」
「俺は高いからねえ」
「それ、キャラクタ違うから」
「そこ、よおく突っ込んどいて!この人最近大暴走だから」
「それって・・・全然、変わってないんだ」
「んー。変わんないねえ」

「キミがおったときと、ちっとも変わってない」
そんな顔せんと。

そう言って、大きな手が彼の髪に差し込まれる。

「相変わらずだよね、ふたりとも」
ぜんっぜん、変わってないんだ。

クシャクシャとかき回す手を捉えて外し、真っ直ぐに視線を合わせる。その高低差、約16センチ。
もうひとりに視線を向けても左程高さは変わらず、小柄な彼はつんと顎を突き出すと、どちらにとも無く呟くのだった。

「いいんだけどさ。別に」
って、なんでそこで笑うのさ!

「キミも、全然変わってないよ」
「相変わらずやね」
「え、ドコが?」




久しぶりの、日曜の午後はコンナ感じ。
あの時も、あの時も。










     ・・・・・スミマセン、今朝の話でナニユエこっちに行くのか自分でも解んないんですけど・・・(笑)
         これは、万里嬢に捧げマス。って、モラッテクレル?別口だけど。      2002/11/10      

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