532 :Gamble:2007/05/05(土) 20:32:11 ID:Lh8aXWoU
「今日は〜、レヴィ居ますか?」
ロックは、弾跡だらけの扉を潜りながら、教会の内に声を掛けた
「オッヤァ〜、ロメオのお出ましかい?」
奥から妙に上擦った、女の声が返事を返してくる
何時もの様に祭壇の前で呑んでいるらしい
「ヤア、エダ
レヴィ迎えに来たんだが…」
外の明るい陽射しの下を歩いて来たので、薄暗い教会の中が見通せない
取り敢えず、声がした方に進む
「どうしたのよン、レヴィと別行動なんて珍しいジャンかさぁ」
「いや、いま個人的に厄介な事件に拘わっちまったんだ
流石にレヴィを巻き込むのも何だと思って…」

533 :Gamble:2007/05/05(土) 20:34:25 ID:Lh8aXWoU
ロックは頭を掻きながら、テレ笑いを浮かべた
「ふ〜ん、薄情なヤローだねぇ」
「しょうがないさ
頼めた義理じゃない
ところでレヴィは?」
ようやく目がなれてきた
祭壇の前に作った席に、だらし無く腰掛けるエダが見える
テーブルには、酒ビンとガン、カード等が乱雑に置かれていた
しかし、エダの向かいの椅子は開いており、レヴィの姿はない
キョロキョロと辺りを見渡すロックに、エダの声が飛んだ
「ヘイ、ロォォック
あたしは野郎と言ったんだよ」
陽気なヤンキー女の声が、少しだけ落ちる
暴力教会のシスターの声に…

534 :Gamble:2007/05/05(土) 20:36:04 ID:Lh8aXWoU
「えっ」
微妙な変化を見せたエダにロックは戸惑った
「まあ、このクソアマがどうゴネたか、あたしゃ知らないけどね」
テーブルの上のガンホルスターを取り上げながら、エダは呟いた
「エダ、それどういう…」
「こういうこった」
ドカッ
ガシャガシャン
ガラガラ!!
蹴り飛ばされたテーブルが引っ括り返り、グラスや酒ビンが砕ける
耳をつん裂くような響きの中、白いクロスに隠れていたテーブルの下から現れたものにロックは目を奪われた
「レ…」
彼が迎えにきた相棒の姿が在った
薄暗い教会の薄汚れた床に、倒れ伏す白い塊が…

535 :Gamble:2007/05/05(土) 20:39:30 ID:Lh8aXWoU
その身体は、一糸も纏わないまま弛緩しきっている
虚ろに開かれた目は、意志を宿していない
「レヴィ!おい、どうした!!」
慌てて屈み込み、抱き起こすが全く反応しない
「レヴィ!レヴィ!!」
必死に呼び掛けるロックの額に、冷たく硬い物が突き付けられた
「はいは〜い、踊り子さんには手を触れないで下さ〜い」
おどけた口調のエダの手に握られたガンは、しっかりとロックの額にポイントされていた
「どういうことだ、エダ」
「取り敢えず、コイツ今日は帰れネエから」
「どういうことだと聞いている」
低い声で問うロック

536 :Gamble:2007/05/05(土) 20:41:13 ID:Lh8aXWoU
ブチ切れモード一歩手前のロックをせせら笑うように、エダは答えた
「オイオイ、あたしに腹ぁ起てるのは筋違いってもんだゼ」
手に下げたショルダーホルスターを、ぶらぶらと見せ付ける
二丁仕様のそれは、武器関係に弱いロックにも、レヴィの物とわかった
「コイツどころか奴の身体まで、今じゃミ〜ンナあたしの物なんだな、これが…」
「どういうことだ」
エダの行動に、ロックは混乱しつつも、再々度問い掛けた
「単純なこった
チョイとゴネたらアッサリおいてきぼりを喰ったワンころが、気もそぞろで打った博打に大負けしやがったのさ」

537 :Gamble:2007/05/05(土) 20:43:30 ID:Lh8aXWoU
エダはヘラヘラと話し続ける
「皮も牙も、終いには身体まで賭けやがったんで全部ひん剥いてやったさね」
「なっ…」
あまりのアホらしさに、ロックは一瞬絶句した
「一体、いくら負けたんだ?」
気を取り直して尋ねる
「5000とチョットかねェ」
考えるそぶりをしながら、エダは答えた
「逃げらんないように、一服盛ってやったし…」
ハ〜〜
『何やってんだ、コイツらは…』
ロックは大きな溜め息をついた
5000も負けるレヴィもレヴィだが、それっぽっちで身体まで質にとるエダもエダだ
「OK、わかった」
上機嫌のエダにロックは告げる

680 :Gamble:2007/05/24(木) 23:20:29 ID:eHbCvgAN
「俺が払う」
「まいどありぃ〜」
妙に話が早いが、ゴネられるよりましだ
ロックは直ぐさま話を進める
「今、持ち合わせはないが、明日までには用意する」
ロアナプラに来て以来、結構貯金も溜まっている
月給なんて出ないが、仕事ごとに貰う分け前で充分だった
物価は安いし、使う余裕もあまりない
せいぜい、レヴィに酒をたかられるぐらいだ
『ああ、今度もレヴィ絡みか』
何と無く楽しくなるロックに、エダは電卓を突き付けた
「じゃあ、こんなところで」
「!」
とんでもない額が表示されている
「ごっ、5000じゃなかったのか!」

681 :Gamble:2007/05/24(木) 23:22:11 ID:eHbCvgAN
うろたえながらも、エダに問い直すロック
「オイオイ、仕入値と売値が違うのは当然だろ」
涼しい顔で答えるエダ
「そっ、それにしたって…」
「いいかい、ロック」
エダの口調がビジネスライクになる
「ツゥーハンドは結構需要が多いんだよ
名の知れた別嬪ガンマンだからな
買いたいって奴はゴチャマンといる」
誠実な表情でロックを見つめながら
「あんただから売るのさ」むろん、フェイクである
しかし、ビジネスとして筋は通る
駆け引きには不利な条件だが…
『なめんなよ』
ロックの頭脳が、唸りをあげんばかりに回転し始めた

682 :Gamble:2007/05/24(木) 23:23:49 ID:eHbCvgAN
「なるほど、レヴィの価値はそれほど高いということか」
「そうとも
何処からも引っ張りダコだからね
あんたが要らないなら無理にとは言わない
余所に廻すさね」
エダは引くと見せ掛けて焦りを誘う
『甘い』
ロックは反撃の糸口を掴んだ
「つまり、君はレヴィを仕入れた訳か」
「んっ?」
ロックの意図が読めないエダ
「つまりね、君がレヴィから毟り取る分には問題はない
しかし、他に売るというなら、それはラグーン商会との問題になる」
ロックは話を続ける
「当然、ダッチは雇用主として権利の侵害を主張するだろうしね」

683 :Gamble:2007/05/24(木) 23:25:47 ID:eHbCvgAN
ロックの反撃に、エダは自分のミスを悟った
値を吊り上げる為に大きくした話を逆用されたのだ
ロックは、怯んだエダに畳みかける
「一万
俺が個人で出せる限度だ
それで修めろ」
『悪くはない』
エダも引き際は心得ていた
…いたのだが
「気に入らないね」
計算ではなく、咄嗟に反応してしまった
気に入らない
何が気に入らないのかわからないが、確かに気に入らなかった
「いいさ、博打のカタで儲けようってのは諦めるさね」
エダは自分を納得させるように、話しを続ける
「だけどね、負け金払ってオシマイじゃつまんないだろ」

684 :Gamble:2007/05/24(木) 23:34:04 ID:eHbCvgAN
「ひと勝負していきな」
エダは淡々と、しかし断固として強要してきた
『まずいな』
ロックはエダの煮詰まりを感じた
この辺で折れ合いをつける必要がありそうだ
「わかった
ただし、ゲームは指定するぞ」
「オーライ、ポーカーか?それともブリッジかい?」
手慣れた仕草でカードをシャッフルしながら、エダが余裕で尋ねる
「神経衰弱だ」
「ハァ?」
負けるわけにはいかないが、ギャンブルには絶対はない
ロックは、少しでも偶然性の少ないゲームを選んだ
「ガキじゃあるめえし…」
ぶつぶつ言うエダをごまかしゲームに持ち込む

685 :Gamble:2007/05/24(木) 23:36:22 ID:eHbCvgAN
『…参った』
ロックは弱りきっていた
もとより勝とうなんて思ってなかった
時間のかかるゲームでダラダラとお茶を濁す積もりだったのに…
「オラッ!権利書だっ!!」
『オラッ、じゃないよ
マッタク…』
教会を土地ごと手に入れてしまうと、マジで洒落にならない
エダの日ごろの行いのせいか、教会の売り物の筈の奇跡はロックに加担した
負け続け、逆上したエダは賭けてはならない物を賭け続けるが…
「いい加減レヴィを返してくれないかな?」
目的のレヴィだけは賭けようとしない
ロックは何回目かの交渉にかかる
失策だった…

686 :Gamble:2007/05/24(木) 23:38:37 ID:eHbCvgAN
「ヘッ、このFucK'nジャップが
金よりも肉が欲しいってか
アタシの首がアッサリ跳ぶ程のお宝なんぞより、その腐れマンコの方がお好みかい」
エダに爆発のきっかけを与えてしまった
「上等だ!そんなに溜まってんならこの場で出していきな」
床に横たわっていたレヴィの髪を掴み、乱暴に引き起こす
「おっ、おいエダ」
BANG、BANG、BANG…
あっという間にワンマガジン打ちつくす
「テメーにケツの毛まで毟られたエダ様が、女を奢ってやるってんだ
断ったら罰があたるってもんだぜ」
興奮でカタカタと震える銃口を突き付けたまま、エダが吠えた

687 :Gamble:2007/05/24(木) 23:41:41 ID:eHbCvgAN
『そのガンも弾も、もう俺のなんだが…』
等と頭に掠めたが、命と引き換えにしてまで主張したい話でもないので黙っている
出来立ての弾痕に囲まれながら、ロックは次の手を思考した
「オラ、どうしたフニャチン野郎
サッサとしねえと気が変わるぜ」
調子にのったエダは、意識のないレヴィの股をさらけ出すように広げる
「なんせ、スカンピンだからな
そこらのチンピラにでも安売りして小金でも稼ぐか
どうせ、コイツだって使い込んだ腐れ穴さ
減るもんじゃねえ」
プッン
エダの軽口に、ロックは今まで保っていた理性が消えるのを自覚した

688 :Gamble:2007/05/24(木) 23:44:17 ID:eHbCvgAN
ロックに残る冷静な判断力では、エダの悔し紛れの放言だと理解している
だが、男の本能がそれを拒んだ
「では御馳走になる」
シュル
ネクタイを緩めつつ近付くロック
エダは微妙な変化を感じとった
「ヘッ、ヘイ、ロック」
少し興奮から醒めた口調で問い掛ける
「!」
一切無理した
エダからレヴィの身体を奪い取り、いつものように唇を重ねる
ついばむように優しく
奪うように激しく
頬に触れ、髪を撫でる
「う、うんっ」
意識のないままレヴィも反応を示す
『それほど強い薬じゃなさそうだ』
少しホッとしたロックは愛撫を続けた

689 :Gamble:2007/05/24(木) 23:47:06 ID:eHbCvgAN
取りあえず、あぐらの膝の上にかかえる
レヴィの存在を確かめるように、しっかり抱き締めた
ほつれた髪をかきあげ、耳元にキスする
「アンッ」
無意識ながら、いや無意識だからこそ、素直に淫声をあげるレヴィ
ロックも夢中になっていく
うなじから鎖骨を通り、タトゥーのある肩に舌を這わせる
細い身体を支える手をずらし、レヴィの豊かなバストに廻す
掌から零れんばかりの乳房を優しく、緩やかにもみしだく
逆の乳房にも舌を這わせていき、乳首を甘噛みする
「アッ、ハアッ…」
レヴィの声が熱を帯びてきた
「愛してるよ、レヴィ」

302 :Gamble:2009/06/27(土) 23:46:04 ID:ix0KAdG2
レヴィはこういったピロートークに弱い
普段は照れて逆効果だが、じっくり身体から、心の壁を開いてゆくと、言葉だけで達してしまうほどに……
『まあ、今は意識がないんだから、意味ないけどな……』
ロックは、自分の行為に苦笑した
でも、出来るだけレヴィが喜ぶようにしてやりたい
そもそもレヴィは、抱かれることを余り好まないようだ
行為自体が嫌いな訳では無い
むしろ、我を忘れる程にのめり込む
そんな自分が、どうしても嫌らしい
『気にすることないのに……』
あらゆる面で一目置いてるレヴィが、自分の手の中で狂っていく様は、男の誇りを刺激する
今、意識の無い、それでいて敏感に反応するレヴィの身体は、ロックを誘っているかのようにすら見えた
『まあ、いいか』
意識のどこか冷静な部分が、異常な状態を察知していたが気にしない
むしろ見せ付けてやりたい気分だ
『あれっ、そういやエダは……』
ロックは、すっかり忘れてた観客を捜して視線を移……
「「ワァッ!」」
センチ単位の至近距離で目が合い、エダとロックは同時に恐きの声をあげた
ロックも驚いたが、エダのリアクションはそれに輪をかけている
ドテッ
慌てて飛びずさり、足を縺れさせ、ド派手にスッ転んだ
「イテテ……」
トレードマークのサングラスまですっ飛ばしたエダが、うめき声を上げる
スカートが捲くれあがって、白いフトモモがさらけ出されていた

303 :Gamble:2009/06/27(土) 23:50:10 ID:ix0KAdG2
ハデに転ぶはずだ
膝の辺りに、真っ赤なレースのモノが絡まっていた
『何してたんだよ』
自分のことは棚に上げるロック
とりあえず、気まずさを和らげようと、オズオズ声をかける
「あー、大丈夫か?エダ」
「ツツツ、イテェなぁ
チクショウ」
頭を押さえながら、エダは起き上がった
おもいっきり膝を立てている
ガバッと脚が開かれて……
『まる見えだってぇの』
奥の金色の茂みから、視線を引き離す
そんなロックの様子を、エダは敏感に察知した
「オッヤァ〜、ロック
隅に置けないねぇ〜」
露骨な流し目を送りながら、ロックに擦り寄る
「愛しいレヴィたん抱きながら、アタシのプッシーにも魅入っちまうのかなぁ」
「なっ、なにいってんだよ!」
図星を付かれて慌てるロックに、エダは更に攻め寄っていく
「照れるこたぁないよ
それより、ずいぶんノッてたじゃないかさぁ〜
アタシまでイッちまいそうだったよ」
今更ながらに赤くなるロック
エダは、ヘラヘラと蓮っ葉な笑みを浮かべながら、スッと手を伸ばし、ロックの頬を撫でた

ヌルッ

しなやかな細い指は、女の露でしどしどに濡れていた
牝の匂いを放ちながら、誘うかのように巧みに蠢く
「あんまり頑張ってるから、こっちも指が動いちまったっていうのに、まるっきり無視かい
淋しいねぇ」
『全然、気付かなかった』
ロックは、内心冷や汗かきながら、今更ながらに己の恥態を振り返る
『人前で、それも知人の女性の前で、なんちゅうことを……』
穴があったら入りたい

「ネェ、コッチにも分けておくれよォ〜」
ロックの落ち込みなど、意にも還さないエダ
穴ならあるから入れろと言わんばかりの、媚態を見せる
自己嫌悪に、頭を抱えるロックの隙をつき

ウプッ
イキナリ、唇を奪った

304 :Gamble:2009/06/27(土) 23:53:34 ID:ix0KAdG2
目を白黒させるロックに、エダは容赦なく舌を捩込む
どちらかというと、受け身なレヴィと違い、確実な訓練を経たエダのキス
その巧みなテクは、ロックの理性を飛ばすのに、充分な威力を持っていた
つい、エダに合わせて舌を絡め、甘く薫る唾液を飲み下していく……

プハッ
呼吸の限界まで、濃厚なキスをかましてしまった
興奮と酸欠で、頭がクラクラする
ビィィ……
カソックが胸元から破られ、エダの白いバストがさらけ出された
「ほぅら、ボーイ
コッチにもキスしてみないか?
いつものおシャブリより大きいぜぇ」
ユサッ
確かにデカイ
レヴィもそうとうあるほうだが、エダのソレは、ゆうに一回りはボリュームが違う
形にも大分違いがある
レヴィの尖り気味のおわん型に対し、ややタレ気味
しかし、それがボリューム的な迫力に通じ、壮絶な色気を醸し出していた
ロックはエダの、やや大き目なニップルに吸い寄せられるように近づき……
カプッ
「アンッ」
かぶりつく
エダも感度よく応じた
チュプチュプ……
顔が埋まるほど押し付けながら、何時もと違う感触を味わう
エダも慣れた様子で受け入れた
ロックの頭を軽く支え、、愛撫するかのように優しく髪を撫でる
「ガッつかなくったって逃げやしないよ
ゆっくりおあがり」
慈母のように穏やかな声
行いは淫乱な娼婦
そんな相反する性質が、エダの中には無理なく同居する
ロックは夢中になって吸い続けた
空いてる方の乳房にも手を這わして、指が埋まるほど強く揉みしだく
「フウッ」
エダは押し出されたように、色気に満ちた吐息を洩らした
『何だか、可愛いらしいねぇ』
充分余裕を持っていた筈だったが……

「ヒッ、クァッ!」
徐々に耐え難くなってきた
『なんだってんだ、コイツは
妙に上手いじゃないか』
ロックとしてはひたすら、胸にかじりついているだけだ
しかし、攻め方にバリエーションを加えていく余裕も、少しは出てきた
乳首に軽く歯を当てたり、乳輪の境を舌先てなぞってみたり、強く吸い付いたり、口一杯にくわえこんだり……
同時に手指を蠢めかし、触れるか触れないかの微妙なタッチや、指が食い込むようなキツイ揉みこみなど多彩な愛撫を繰り返す
エダは混乱した
ロックにこんなテクがあるとは、全くの予想外だった
女の値段がひたすら安い街なのに、遊んでるなんて話すら聞いたこともない
それゆえに一時期、『ラグーンの新入りはタマナシ』『ダッチの色子』なんて凶悪な噂まで立ったほどだった
まあ、今は『トゥーハンドのイロ』として驚愕と羨望、そして少しの哀れみを、街の男共から受けている訳だが……

305 :Gamble:2009/06/27(土) 23:56:19 ID:ix0KAdG2
「ハァンッ」
エダはこらえきれず、マジの淫声まであげ始めてしまった
『このエダ様ともあろう者が』
ノルのはかまわない
ノセられるのはゴメンだ
屈辱に燃えるエダ
実際のところ、ロックはそれほど上手い訳ではない
ただ、欲望とパワーに任せて突っ込むだけの西洋人と違い、丁寧な前技を心がけている
……というか、さほど経験が多く無い分、参考文献に従う傾向にある
そして、文献であるところの日本のAV等は、総じて前技の描写がねちっこいというだけだったりする
ともあれ、律儀に攻め立てるロックにエダは、態勢を立て直す暇もなく振り回されていった

「クハァッ!」
ビクビクッ
執拗な攻撃に混乱したまま、ついには小さくイかされてしまう
背を仰け反らせ、震えるように痙攣するエダを、ソッと床に横たえるロック
エダは軽く目を閉じ、ジンジンと疼く身体を宥めながら、次の刺激を待った
しかし……
フサッ
何か布の様なものが 掛けられる
『なんだぁ?』
すぐさまのし掛かって来ない、不思議な男の動向を、薄目を開けて確かめた
「よっと……」
あろうことか、このエダ様をほっといて、トゥーハンドに手を伸ばしてやがる
「テメエ!」
「うわっ、起きてたのか!?エダ」
怒りに震える銃口が、不埒なジャップの後頭部に突き付けられた
よく見ると、ロックはこの期に及んで、レヴィを抱き上げようとしている
「滅多に喰えないフルコースが股ぁ開いてるってのに、何時でも喰える弁当をお持ち帰りかい
虚仮にしやがって」
「まっ、待て
別に君に、魅力を感じない訳じゃないんだ」
『まあ、そのようだな』
振り向いた途端、真っ赤になって目を反
らすロック
仁王立ちのエダのソコを、直視しないように

306 :Gamble:2009/06/28(日) 00:06:24 ID:ix0KAdG2
『大胆なんだか、ウブなんだか……』
呆れて、テンションも下がるエダ
ロックの言い訳は続く
「きっ、君は素敵だ
金色の髪も青い瞳も、それにオッパイもレヴィよりおっきいし……」
ワタワタと、愚にもつかない言い訳をする
「でも、俺はレヴィ以外とは、したくないんだ
まあ、さっきはチョッとフライングしちゃったけど……」
「ハッ、だからセンズリも、レヴィでコクってかい」
白けたエダが、茶々を入れるが
「なっ……、なんで知ってるんだ!?」
イランことまで白状する始末
とても、舌先三寸でシスターを、煙に巻いたヤツとは思えん

「……じゃあさ」
チュプッ
エダは突如、思いもよらない行動にでた
ックの膝の上、横抱きに抱き上げかけたレヴィの唇を奪うエダ
細い指で顎をしゃくり、見せつけるようなディープキス
いや、間違いなく見せつけている








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