京都から大秘境GUNMAへと向けて、1台の大きな装甲車がコンクリートで整備された道を時速90kmで走っている。
この装甲車は、ルナ洋菓子店が黒幕だとされる放火事件で、ルナ会長の罪を軽減するために、15人の巫女と26人の筋肉マッスルが大秘境GUNMAで無料で働くために乗っているのだ。
これだけの大量の人数を運ぶだけあって、この装甲車の外見は一般的な大衆バスに酷似しており、違うところは窓の所が防弾ガラス、周りが装甲で覆われている事と、燃費が悪いところである。
普通のバスを使って大秘境GUNMAへと行かない理由は・・・陵辱エロゲーヒロインが乗りすぎているから、普通の車体だと妖怪に襲われすぎて大変なのだ。
それを証拠に、今も、この装甲車を止めて、中にいる巫女達を陵辱しようと、装甲車の進路方向に100匹ほどの餓鬼と呼ばれる小さな醜い人型妖怪が集まり騒いでる。
『妊娠させたいいいい!!!!』『究極の美少女が精液まみれになって、眠っている姿を見たいいいい!!!!!』『お尻の穴にチンポ入れたいいいいい!!!!』
『犯させろおおおお!!!クズな車が巫女を独占ずるなああああ!!!!』『チンポをしゃぶってくれええ!!!』『巨乳にチンポを挟みたいいいいい!!!!』
餓鬼のほぼ全てが巫女を犯したいと願い、妖怪の本能で大勢の巫女がいる方向を理解している。雑魚ともいえるくらいに弱い彼らは、普通に後衛巫女に遭遇しても、返り討ちになるほど弱いのだが、この数で集団レイプすれば別だと思い、調子に乗っているのだ。
しかも、身体は小さいくせに、肉棒のサイズは成人男性並にあり、それがギンギンとそそりたって、まだ見ぬ巫女達に興奮している。
『美少女が快楽によがっている所を見たいいい!!!!』『妊娠させたいいいい!!!!』『早く犯させろおおおお!!!!!』
装甲車と100匹の餓鬼の群れとの距離はグングンと縮まっているが、餓鬼は全くスピードを落とさない装甲車を見ても、性欲が暴発しそうになっているせいで、冷静な判断ができず、想像の中で極上の美少女を陵辱している自分自身の姿に酔いしれているだけである。
そして、餓鬼の群れの先頭と、装甲車が接触する瞬間が訪れた!
『妊娠し・・・ブチュッ!』『美少女・・・ガベラッ!』『精液まみれに・・・あぎゃあああああ!!!』
身勝手なセリフを吐いている途中に、圧倒的な速度で突っ込んできた装甲車に轢かれたのである!
餓鬼達は、この光景を見て、少しの間、思考を停止するが、問答無用で走行している装甲車に次々と餓鬼が轢かれて大混乱になる!
『ゆああああああっ!!!?!?!!・・・ブッチュン!』『どうして止まらないのおおっ!!?!?!・・・ブチブチっ!』
『巫女を犯じだいだげなの・・・グチョッ!グチュッ!』『いやだあああ!!!じにだくないいいい!!!・・・ブチュっ!』
コンクリートの道路の周りにいる餓鬼は、助かっているが、進路方向上にいる餓鬼達は装甲車に接触するそばから、装甲車の圧倒的な重量にミンチにされ、道路の汚い染みへと変えられていく。
餓鬼は、性欲が旺盛すぎて冷静な判断もできない上に、元々の知能が低いから、横に避けて逃げようとせず、コンクリートの道路を真っ直ぐに逃げようとしたのが更なる不幸に繋がっていた。
装甲車が大量の餓鬼の死体を踏み下しているせいで、速度を落とし、その間に道路の周りに展開していた餓鬼達が、自分から自殺するかの如く、道路に集まって逃走しているのだ。正に自爆である。
『じにたくないよおお!!!!まだ、巫女ざんを抱いていないのいいいいい!!!』『普通の村娘じか輪姦してないからゆるじでえええ!!!!』
『もう、二度と巫女ざんをだくなんていいまぜん!だから、おでだけでも、だずげ・・・ブチュンッ!』『いやだあああ!!!ぐるなあああ!!!・・・プチュッ!ブチブチッ!』
道路に縦列の形で逃走している餓鬼は、装甲車から簡単に逃げられる手段にも気づかずに、見ている側が笑えるような感じで、装甲車の大きなタイヤに踏み潰されていた。
命乞いをするものもいるが、一部の妖怪を除いて、害獣扱いされている妖怪を面倒な手間をかけて生かそうとする人間は、圧倒的に少数派なご時世という事もあり、装甲車の運転手は餓鬼をゴミのように見下して、流れ作業でガキを潰す作業をやっているだけである。
陵辱エロゲー世界は、陵辱する側にも厳しい対応で接してくるのだ。
1話 ---GUNMA離婚---
装甲車が餓鬼を踏み潰していた頃、装甲車内部では、この作品の主人公であるヘタレ金髪巨乳美少女巫女アイが、隅っこに体育座りで足に顔を埋め、他のルナ洋菓子店に所属している14人の巫女に問い詰められていた。
問い詰めようとしている巫女達は、どれもこれも整った美しい顔をしていて、おっぱいが平均Dカップを超えているボインボインの魅力溢れる身体をしているが、大秘境GUNMAで兵隊達の慰み物になる事が確定しているため、その怒りから自分達の中にいるはずの放火犯を特定しようと・・・見た事もない新入り社員であるアイを不信に思って問い詰めているのだ。
「あんたが放火した犯人じゃないの!?私はあんたの事を知らないわよ!」「さっきから黙ってどうしたの!犯人じゃないなら言い返しなさいよ!」
「どうして、知らない巫女が乗っているの!?明らかにあんたが犯人だよね!?」「ロバートを誑かして、ルナ洋菓子店の中から放火したの?説明しなさい!」
圧倒的ともいえるぐらいに文句を言われているアイだったが、記憶の片隅に炎上したアリス和菓子店のイメージデータが少しだけある事に気がついて
(ひょっとしたら、アイが酒に酔った勢いで放火してしまったのかもしれないのですよ・・・ロバートさん以外のオチンチンを舐めたくないのであります・・・)
事件の当日は、二日酔いの頭痛で全く理解しておらず、輸送車に入られる時も事件の事よりも大秘境GUNMAという場所で娼婦にされる事に対する不安で一杯であったために余裕がなかったが、輸送される間の暇な時間で色々と振り返っている間に気がついてしまったのだ。
アイと正反対の方向にいる黒人マッスルのロバートも、記憶の片隅にうっすらと、自分のお嫁さんがアリス和菓子店を放火したような気がするイメージデータがあるため、お嫁さんを庇う事ができなかった。
アイは新人社員な上に、朝・昼は部屋でテレビをずっと見るニート生活を堪能し、夜になったらロバートと情熱的な激しいセックスをする享楽的な日々を送っていたせいで、他の巫女達と面識が全くなく、信用がゼロである。
「あうう・・・わっ私はやっていないのでありますよ・・・」
勇気を出してアイは反論を口にしているが、自信が全くない上にオドオドしているせいで、嘘を言っているようにしか見えない。
アイを部屋の隅に半包囲しているように展開している巫女達は、アイの態度にストレスがますます高まっていき、こいつが絶対に犯人だと思うようになっていた。
なにせ、付与霊術を使える巫女は、この中にしか居ない上に、最低でも50年単位の付き合いがある巫女達であるため、アイ以外を全く疑っていない。
ロバートもお嫁さんを庇わずに黙っていた事から、彼女達の疑惑を無言で肯定しているような空気が流れている。
(ううう・・・どうして、私ばっかり不幸なのですか?ロバートさんも庇って欲しいのですよ・・・)
無言で鋭い視線で見つめてくる巫女達を、アイは怖いと思っていた。愛する夫であるロバートが全く助けてくれないという状況は、アイの孤独感を増大させ、周り全てが敵としか思えない。
しかし、ヘタレな金髪巨乳美少女巫女で実際に放火した犯人であるアイにも、この近くに味方が存在する。
この陵辱エロゲー世界で、共に旅をし、共にたくさんの男達に抱かれた姉的な存在な親友が、装甲車の縁にいるのだ!
ガチャンっ! 装甲車の後部にあるかんぬきが外され、装甲車の後部扉が開くと同時に、凛々しい叫びが響く。
「アイちゃんは、やってへんで!」
その声に、巫女やマッスル達が反応し、開かれた後部扉の方向へと視線が集まる。
そこには、腰まで届く綺麗な黒髪を持つ美少女巫女イブキが・・・外側へと開かれた後部扉にしがみついていた。
走行中の装甲車の後部扉を、外側から開けるという無茶をやっているせいで、落ちそうになっているのだ。でも、身体能力が化け物なため、本人に焦っている様子は見られず、その態勢のまま、アイを弁護する発言を続ける。
「アイちゃんはな!とにかくヘタレなんや!そんなヘタレな子が放火なんてする訳ないやんか!本当は男に犯されるのが大好きな癖に、恥ずかしそうにエッチしているところがたまらんヘタレ巫女なんやで!」
この発言を聞いた巫女達は、訳がわからないという顔でイブキを見ている。アイも突然の事態に頭が混乱しているせいで状況についていけない。
巫女達がイブキを見て思った疑問は
@あんた誰?どこの誰なの?馬鹿なの?死ぬの?
A情報が全くない怪しい新人の事とか知る訳ないでしょ?アホなの?
Bどうやって出現したの?かなり速い速度で走っている装甲車の扉をどうやったら開けられるの?
この三つで集約されるような疑問が巫女達の中に湧き出ているせいで、驚くぐらいしかできない。
そんな状況でもイブキは、大切な親友で妹的な存在であるアイを弁護してやろうと口を開き
「この子がやった証拠があるんか?あったら、この子もルナ会長と同じような裁判を受けるはずやろ?憶測だけで、アイちゃんを犯人にしたらあかんでっ!」
一方的に言葉をまくし立てる。相手が大勢であるため、一度でも攻勢に回られたら厄介なので、マシンガンの如くイブキはアイを弁護する。
他の巫女達が疑問を問いかけようとしても、
「ちょっと!勝手に何を・・・」
「アイちゃんは、他の人よりも極端にヘタレで、うちがいないと何もできない無能なんやっ!そんな子が放火とか、積極的な活動をする訳ないやろっ!」
相手の言葉を遮ってでも、アイの事を弁護しようとするイブキによって、まともに発言する機会が来ない。一度でも反論を許したら、数の暴力で敗北するから、イブキはマシンガントークをやめられない。
「アイちゃんは、まともに妖怪とも戦えないヘタレや!オークに一週間輪姦されて、子供を孕むぐらいに無能でビッチなんやでっ!」
「ううう・・・酷いのですよ・・・私はビッチじゃなくて清純派ヒロインなのに・・・」
全く関係ない事もイブキは話す。圧倒的な攻勢で誤魔化すために手数を増やせるなら、アイが悲しそうにしても、話のネタは何でもいいのだ。
でも、そろそろ話のネタが尽きそうになってきたイブキは、右手の人差し指をアイの夫とされる人物・・・ロバートに向けて、攻勢にでることで話のネタを増やす。
「うちは、外から聞いてたんやけど・・・あんたはアイちゃんの夫やろ!どうして、アイちゃんを庇わへんのや!アイちゃんの肉体目当てなんかっ!?」
「いや、それは・・・」
ロバートは反論しようと口を開けるが、何も考えずに口を開けてしまったために、少しの間が空き、そこにイブキのマシンガントークが炸裂する!
「アイちゃんはヘタレやから男に騙されやすいんや!こんな薄情な筋肉しか取り柄のない男に愛想尽かしたやろ!自分のお嫁さん助けへんクズやでっ!」
「えっ・・・そうなのですか!?ロバートさん!」
先ほどまで、巫女達に問い詰められても弁護してくれなかった事を思い出し、アイの中でロバートへの疑惑が大きくなる。
基本的にアイは自分で考える事が不得意なアホの子である。出来ちゃった婚に近い、セックス婚をやっている時点で頭が可笑しい。
ロバートはイブキの言葉に反論したいのだが、さっきまでお嫁さんを弁護しようとしなかっただけに罪悪感を感じ、どう言えばいいのか少し悩む。
だが、この状況で少し悩む事そのものが致命的だった。ロバートが沈黙を保っている間に、イブキのマシンガントークが絶妙に炸裂する。
「そうやでっ!この陵辱エロゲー世界で、陵辱エロゲーヒロインがまともな男と結婚できる訳ないやろ!
このマッスル男は、アイちゃんと無料でセックスするために結婚したんや!アイちゃんの事を性処理用の可愛い玩具ぐらいにしか思ってないで!」
「おい!ちょっと待って!」
一方的にクズ男だと断定されたロバートは、イブキの言葉を止めようとするが、この時点でアイへのロバートへの狂愛が消えていた。主にセックスしか良い思い出がないため、信頼とか元々なかったのだ。
イブキとロバートのどちらかを信じるかと言われれば、アイは基本的にイブキの方を信じる。何せ、陵辱イベントを大量に用意してくれる困った姉ではあるが、基本的にそれらのイベントはアイの成長を考えてくれたり、借金返済のお金儲けのためにやっていたりするのを理解しているのだ。
オーク達に集団輪姦されている時も助けに来た記憶が・・・裸になって倒れているイブキを発見していたので、なんだかんだ言っても助けにきてくれる人と思ってるのである。
「ううう・・・こんな世界・・・もう、イヤー!!」
イブキの言葉を信じ込んだアイは、清純派ヒロインになれたという幻想が崩壊した事を知り、絶望する。
相思相愛で純愛で愛しまくっていたという日々も、よく思い出してみれば、最初の出会いから可笑しい事に気づき、初日に出会ってセックスに持ち込む展開も異常だと判断する。
(私は・・・もう、誰とも結婚しないのでありますよ・・・。陵辱エロゲー世界で、夫を求める方がきっと可笑しかったのです。)
愛するのも速ければ、その愛を失うのも速かった。アイは、客観的に見れば、男を振り回すビッチヒロインにしか見えない存在だが、本人は今でも気がついていない。
イブキの圧倒的なマシンガントークは、アイとロバートの仲を完全に破壊し、アイが放火の犯人である事かどうかすらもうやむやにした。
そして、アイがルナ洋菓子店に正社員として雇用されていない真実も発覚し、非正規社員で仕事を一回もやっていないから、大秘境GUNMAの最前線で無料働きの娼婦になる会社命令も無効となり・・・でも、ここで降りたら、大量に集まった妖怪達にアイとイブキも輪姦されるので、大秘境GUNMAの雑魚妖怪しか出ない場所で、普通の巫女として働く事になったのである。
あとがき
(´・ω・`)早くダンジョン探索物を書きたい。プロット通りだと7章まであるけど・・・まぁ、ラスボス戦が6章にあるから、この章で全部終わらそうと思う。
という事で超展開をやりまくるよ!ラスボス戦と陵辱回だけはちゃんと書きたいね!
・・・最後まで小説を書ける人はすごいなぁ。パルメは陵辱話だけなら、筆が進みまくるのに、ストーリーメインだと辛くなってきたぞ!ストーリーメインで書くのって初めてなだけにやばい。どう書けばいいのか本当にわかんないや。
あと陵辱エロゲー風のダンジョン探索物は、チンポ触手が主人公に決まったよ!ハーレム物で最強にしちゃうよ!でも、テンプレどころか洒落にならないレベルでチンポ触手以外が陵辱やっちゃうお話さんになるよ!
・・・陵辱話は少なめにして、ストーリーメインにしたいなぁ。ちゃんと、無数の触手でモンスターを蹂躙している様や、一階層からプロの軍人っぽいモンスターしかいないお話さんにしているよ!うん、難易度がきつすぎて、一階層すら誰も突破できない鬼畜仕様にしてみた。
普通のダンジョン探索物にでてくるモンスターって連携とかやりませんけど、それらが軍隊のように行動していたらどうなるかなーって思ったら、地の利もあるし、人間の軍隊相手にも圧勝できるような気がする。
軍隊「ヒャッハー!クズ性能の雑魚モンスターなんて皆殺しだあああ!!!!」
ゴブリン「まともに戦わなければ良い話だね!分断したり、奇襲したりと地の利を生かさせてもらうよ!」
冒険者「どぼじで入り口近くにゴブリンの軍隊がいるのおおお!!!!」
ゴブリン「狡猾でごめんねー!女冒険者だけは性奴隷にして可愛がってあげるよ!」
ダンジョン探索というより、補給もまともに受けられない敵国に人間さん達が踏み入る感じかもしれない。