第6話「ドス降臨!」
「やめてでぇぇえぇぇぇ!でいぶにはすできなばりざがいるのおおおお!」
俺は襲撃した巣にいたれいむですっきりーを何回もやって、額から生える茎についている実ゆを食べていた。茎は俺の非常食である。
この2週間で、襲撃した巣は5個。食べたゆっくりは通常種赤30子6成体9実ゆ584個
ひたすらすっきりーすっきりーなレイパー真っ青な毎日を送り、合計722あまあまをゲットしていた。現在の所有あまあまが957.7あまあまなのだから、もう少しでドスになってすき放題ができる。
広場で、次に襲撃してあまあまさんになって貰う家庭の情報を仕入れるべく、俺は群れの広場の近くに移動していた。
ちょうど、前方で長ぱちゅりーとちぇんが何かを話し合っていたので、草むらに隠れながら、聞き耳をたてる。耳ないけどな!
「むきゅ・・・・おかしいわね。群れの数が最近、激減してるわ。」
「ちょうど、あのまりさが入ってから、さなえも見なくなったよー」
あれ?ひょっとして俺疑われてる?
「むきゅ。殺ゆん鬼がいるのかもしれないわね。念のために、まりさを見かけたら、私が呼んでいることを伝えておいて頂戴。」
「そのまりさが犯人に違いないんだぜ!」
広場で大声が上がる。あれは・・・俺の親父だ!
「まりさはその新入りのまりさが、さなえの巣からでるのを見たんだぜ!間違いないんだぜ!」
「むきゅ!それが本当なら大変だわ!すぐに捕まえないといけないわ!」
「わかるよー殺ゆん鬼は新入りなんだねー」
「れいむも、怪しいと思ってたよ!本当だよ!」
あっとういまに広場の雰囲気は、俺が犯人だということになってしまった。
長ぱちゅりーは人手を集めるべく、広場にゆっくりを集めようとしていた。
「時間切れか。まあいい。後は、ゆっくりらんを食べれば、俺はドスになれる。そうなれば、俺の勝ちだ。」
広場の様子だと、例え、俺が犯人じゃなくても、犯人扱いされて制裁されそうな感じだ。素直にでていくのは得策ではないな。
草むらで隠れながら、ゆっくりらんがいる巣へと向かった。ゆっくりらんは三日前から妊娠しているらしく。恐らく、巣の中にいるだろう。
俺は大きな岩の前で、枝を取り出し、巣の中に突撃する準備をした。
ゆっくりらんは、9尾の尻尾から米粒をだして攻撃してくるという設定があったような気がする。問答無用で奇襲攻撃して殺してしまおう。
「ちぇんー?帰ったのかー?」
さすがに、気付かれずに入るのは難しく。らんに気付かれてしまった。俺が枝を持ちながら、突撃してくるのを見て、らんはすぐに警戒し、不意打ちの一撃を避ける。
「まりさ!なにをするんだ!」
普通のゆっくりなら、何かを喋りながら戦うのだろうが、戦闘中にそんなことをやる奴は馬鹿だ。
再度、枝を突き刺そうと突撃するのだが、これも避けられる。
「いい加減にしろ!」
らんの尻尾から米粒が発射される・それは俺の顔に直撃し、痛みで俺の行動が止まる。
痛みで止まっている俺に、らんは次々と米粒の弾丸を発射し、全て俺の身体に命中する。右目にも弾丸が直撃したことで、右目は使い物にならなくなっていた。
「いてぇ・・・・動けねぇ・・」
「なぜ!こんなことをしたんだ!」
妊婦なのに、こんだけ動けるゆっくりらんがすげぇ。普通、流産するだろう。
俺は、生存確率を上げるために、適当な話をでっちあげてみた。
「それはな・・・・広場でお前の番であるちぇんに、一方的に殺ゆん鬼扱いされて、殺されかけたからだよ・・・お前を動けないように傷つけてから、人質にして、群れから逃げるつもりだったんだ・・・」
勿論、嘘である。食べるために殺すつもりだった。
「・・・嘘だ!ちぇんがそんなことをするはずがない!」
「・・・本当だよ・・・だが、真犯人は別にいるんだ・・・・ちぇんに俺を犯人だと思い込ませ、堂々と広場で俺を殺ゆん鬼扱いした殺ゆん鬼がな・・・」
俺も殺ゆん鬼だが、親父が殺ゆん鬼であることは間違いない。半分だけ真実の情報が込められた情報を使うことによって、この場でらんに信じさせることが重要だった。
らんは神妙な顔になって、俺に問いかける。
「そいつは・・・・だれなんだ?」
「もう少し・・・・近づいてくれ・・・・もし、他のゆっくりに聞かれたら・・・・お前の命も危ない・・・」
どうして、他のゆっくりに聞かれたら命が危ないかは自分でもわからない。その場での誤魔化しである。
らんは、俺の近くに身体を動かし、話の内容を問いただそうとする。
「真の犯人は・・・それはな!」
「ユガッ!!」
最後の力を振り絞り、動かない身体を気合で動かす。らんの身体に思いっきり噛み付き、渾身の力で身体の一部を食い破る!
こぼれ落ちた、稲荷寿司を必死に食べようとガツガツと味を味わう暇もなく食べる!ひたすらに食べる!
久しぶりに米と酢の感触に、人間だった頃のことを思い出しながら食べる!
「ばりざああああああああああ!」
「ユビッ!」
しかし、らんは身体の一部が破けただけで、まだまだ行動できたのだった。体当たりで、俺は吹き飛ばされる。
「らんをだまじたゆっぐりはゆっぐりじねええええええ!!!」
俺を殺そうとらんが突撃をしかけてきた。俺はステータス画面を開き、あまあまが1000あまあま貯まっていることを祈る!刹那の瞬間にひたすら祈る!
成体ゆっくりまりさ 状態 瀕死 満腹度 50% ストレス90 死にたくないいいいいいい!!!だれがだずげろおおおおお!
所有あまあま 990.9あまあま
耐性 ゆっくり耐性 ゆっくりせずに行動できる。
どぼじてだりないのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
俺の中の神は死んだ。この絶望的な状況での賭けは俺の失敗に終わり、払わされる代償は、俺の死だろう。
しかし、俺は焦りまくって、進化項目のドスのボタンに何度も何度もアタックしていた。
それを10分くらい繰り返し、俺は未だに死んでいない事に気付く。
「あれ?なんで殺されてないんだ?」
現実逃避から帰り、現在の状況を確認するべく、らんを見る。なぜか、苦しみながら、しーしーをだす穴から、大量のチョコが流出していた。
「らんとちぇんの愛の結晶がぁぁあぁぁぁあ!」
ああ。中にいる子供が死んだのか。こりゃラッキー。妊婦さんが殺し合いみたいな激しい運動を必要とされる事をしたら、流産するに決まっているよなー。
「美味しいあまあまさんは、素敵なまりさに舐められてね!」
ベロを伸ばして、チョコを舐める。何気に、転生してから、チョコを味わうのは初めてである。
「しあわせえええええええええ!!」
前世で一番好きだった甘味はチョコレートである。誕生日は、安いチョコケーキ。お菓子は、チョコのミニケーキ。チョコのミニパンと、大好物だった。
「ゆげぇ!すっぱいぞ!」
子供に、らんでも混ざっていたのか、それともらんの一部なのか、チョコと酢が交じり合っていた。微妙な食感である。
しかし、希少種を食べたからか、ステータス画面のあまあまは1000になっていた。
俺はすぐさま、進化項目のドスのボタンを押す。
「これで俺は最強だあぁぁぁぁぁぁぁぁ!スーパーゆっくりとでもよんでくれええええええ!!!!」
身体が大きくなる!バスケットボールサイズの成体まりさから、2mサイズのドスへと進化する!
その身体は巣の内部を圧迫し、らんを圧力でばらばらの稲荷寿司へと変え、巣の上部にある大きな岩を吹き飛ばし・・・・周りの木のせいで、身動きがとれなくなった!
「うごげないいいいいいいい!!!!」
いくら大きくても、移動できなければ、何の意味も無い。雨がふれば、おしまいだ。
俺は事態を改善するために、ドススパークを使おうと思ったが、進化したばかりで、額にドススパークに必要なキノコは生えていなかった。
「ステータス画面は!!!?!」
ドスまりさ 状態 普通 満腹度 10% ストレス30 ドスは最強のゆっくりなんだぜ!
所有あまあま 0あまあま
耐性 ゆっくり耐性 ゆっくりせずに行動できる。
ドススパークを使う程度の能力 額から生えるキノコを食べることで、必殺技ドススパークを使用する。
ゆっくりをゆっくりさせる程度の能力 その場にいるだけで、ゆっくりをゆっくりな気分にさせます。
ドススパークは現状では使用できず、俺が使える方法は、ゆっくり達ぐらいなのだが、ゆっくりに手伝ってもらっても、状況は変わらないだろうと思ったが、それしか手段がないので、他のゆっくりが通りがかるのを待つのだった。
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|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 ゆーん!こしあんとつぶあんは最高なんだぜ!
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 今日も、広場で他のゆっくりの巣の情報を得るために情報収集するんだぜ!
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ こしあんとつぶあん、チョコ、ホワイトチョコは飽きたんだぜ!珍味を食べたいんだぜ!
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ
,' ノ !'" ,___, "' i .レ'
( ,ハ ヽ _ン 人!
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− }<むっきゅー・・・まりさ・・・・殺ゆん鬼・・・呼びだしっ・・・!
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_,,親...,,_ まりさの獲物を横取りしようなんてゲスなゆっくりなんだぜ!
..,,-''":::::::::::::`''\ ゲスは制裁するんだぜ!
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_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7
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今回の収穫 42.3あまあまゲットだぜ! 所有あまあま0あまあまなのぜ!
捕食 成体希少種の一部。
あとがき
1人称だから、気持ちを表現する必要するための()はいらないと気付いた。