妖怪ゆっくり進化論 オリジナルを超えてみろ!

それは、21世紀のごく一部で流行したマイナーゲームだ。プレイヤーは、最初にまりさとれいむのどちらかを選択し、赤ゆっくりからスタートする。

そして、たくさんのあまあまをゲットすることで、成体ゆっくりになったり、ドスになったり、胴付きになったりすることが可能なゲームだ。

このあまあまというのは、ゆっくりのことだ。

通常種の赤ゆっくり1あまあま       希少種の赤ゆっくり 10あまあま    捕食種の赤ゆっくり 15あまあま

      子ゆっくり3あまあま             子ゆっくり 30あまあま          子ゆっくり 45あまあま

       成体ゆっくり10あまあま         成体ゆっくり100あまあま         成体ゆっくり150あまあま

で構成されている。ドスならば、種類問わず、1000あまあまを獲得できる。胴付きは、人間のグロ死体を思わせるのか、殺すことができても捕食することはできない。

相手を食べることであまあまをゲットできる。俺はこのゲームに興味を持ち、休日を楽しみにしながら・・・・まだ説明書でしか把握していないゲームの世界にいた。

  

 

  れいむを選びますか? まりさを選びますか?

 

この2択が俺の目の前に表示されている。

「・・・・・この選択肢は、妖怪ゆっくり進化論か?」

CMでこのような選択場面があったことを思い出す。何が悲しくて、ゆっくりなんぞにならなければならないのか、この世の理不尽を感じる。ゲームだと難易度高くて面白いのだろうが。

 

しばらくの間、思考停止をしていたが、冷静になって、どちらを選択するか考える。

れいむは母性(笑)とやらが強く。歌とか歌えるらしい。 これって野生のサバイバル要素もあるゲームだよね?歌とか意味あんの?

まりさは運動性能が高く、帽子に大量の食料を運搬できて、ドスになれば、ドススパークを撃てると紹介されている。

「まりさしか選択肢ねぇじゃねぇか!希少種とか選べないのか!俺的には、ゆっくり勇義とか選びたいぞ!力強そうだし、生存能力高そうだし。」

仕方なく、ゆっくりまりさの項目を選ぶと意識が暗転した。

 

「ゆーとてもゆっくりしたおちびちゃんだよ!」

「とてもゆっくりした赤ちゃんだぜ!ゆっくり生まれてきてくるんだぜ!」

それぞれ賢明な両親の元で育ったまりさとれいむ。この2匹は越冬が終わった事で、番となり、際限なくすっきりーして子供を作っていた。その数は子ゆっくり8匹赤ゆっくり20匹である。

こんなに子供を作った理由は、赤ゆっくりを見ているととてもゆっくりできるから。それだけである。

俺は、れいむの額になっている茎から、この世に生まれ落ちようとしていた。

(これは・・・餓死フラグ!)

実ゆっくりの状態で、この大家族の姿を見て、食料不足による餓死を連想させた。

ポトッ

茎から離れ、俺・・・赤ゆっくりまりさがこの世に誕生した。

「おちびちゃん?どうしたんだぜ?」

「ゆっくりできないゆっくりになるよ!ゆっくりしていってねをいってね!すぐでいいよ!」

自分よりも巨大な両親の剣幕に、一瞬何をすればいいのかわからなかったが、生まれた落ちたゆっくりが最初に言う言葉がゆっくりしていってねということを思い出した。

「ゆっくりしていってね!」

「「ゆっくりしていってね!」」

俺がちゃんと挨拶を返せたから、両親は安心したのか、次に生まれ落ちようとしている赤ゆっくりのほうに注意が向いていた。

「「「「「「ゆっきゅりしちぇいちぇね!」」」」」」

そして、俺を含めて7匹の赤ゆっくりが巣の中に誕生し、巣のゆっくり家族の構成が親ゆっくり2匹 子ゆっくり8匹 赤ゆっくり27匹 計37匹の大家族になっていた。

「ゆゆーん!赤ちゃんはとってもゆっくりできるよー」

親れいむは、俺達のほうを見て、その下膨れした顔を喜びに染めながら、喋っている。

「こんなにゆっくりできるなら、もっと子供を作ろうね!まりさ!」

「駄目だぜ!これ以上子供を増やしたら、ゆっくりできなくなるぜ!」

親れいむの考えなしの発言に、親まりさは反論する。

「ゆーわかったよ・・・・。」

親れいうもその言葉に納得したのか渋々と諦める。

 

「おちびちゃん。この茎さんを食べるんだぜ!」

親まりさは親れいむの茎を口で咥えて、ポキッと折り、俺達のほうに茎を放り投げてくる。

(どんな味がするのだろう。)

初めての食材にワクワクする気持ちがでてくる。

他の兄弟は既に食べ始めており、むちゃむちゃーちあわちぇぇぇぇぇぇー!!!と食べながら喋るという周りに食べているものを撒き散らしながら叫んでいる。

俺は黙って、茎をむしゃむしゃ食べる。確かに美味しい。しかし、物足りない。贅沢な食料品がある日本で育った俺には微妙だった。そんな俺の様子を親れいむは見たのか。

「おちびちゃん!食べるときはむしゃむしゃーって言わないとゆっくりできないんだよ!美味しかったらしあわせー!をいわないとゆっくりできないんだよ!」

(黙って食べることが許されないのか・・・・これが異文化コミュニケーションという奴か)

「むしゃむしゃ しあわせー」

棒読みである。初めてふれるゆっくり文化に俺は緊張している。

 

「次はお昼寝の時間だよ!昼寝をするとね、ゆっくりしたゆっくりになれるんだよ!」

茎を食べ終えた俺達に、親れいむが昼寝をするように命令してきた。確かに眠い。これは赤ゆの身体だからだろうか?

しかし、寝る前にステータス画面を確認する。

 

赤ゆっくりまりさ  状態 眠い 満腹度 80%  ストレス30    ストレスがたまってるよ!はやく改善してね!

所有あまあま 0あまあま

耐性 ゆっくり耐性 ゆっくりせずに行動できる。

 

ステータス画面には俺の状態が表示されている。やはり、慣れない環境のせいか、ストレスが蓄積している。あまあまを最初から所有しているのは

次にあまあまで購入できるものを確認する。

まず、耐性項目を核にする。

 

辛味耐性  1000あまあま ゆっくりにとっては猛毒である辛いものを食べても耐えられるよ! 

苦味耐性  1000あまあま  ゆっくりにとっては猛毒である苦いものに耐えられるよ!

睡眠耐性  1000あまあま  ゆっくり特有の激しい睡眠欲に耐えられるよ!

性欲耐性  1000あまあま  ゆっくり特有の激しい性欲を抑えられるよ!

水耐性   3000 水に触れてもふやけない。水中を移動可能になるよ!

中枢餡子球   3000あまあま 中枢餡を固体にすることで、死にづらくなる。   

次に進化項目を確認する

子ゆっくり       10あまあま   子ゆっくりに進化できるよ!

成体ゆっくり    100あまあま  成体ゆっくりに進化できるよ!これで一人前だね!

ドス        1000あまあま   ゆゆーん!とってもゆっくりしたゆっくり2Mサイズのドスに進化できるよ!

胴つき化  10000あまあま    身長150cm 成人男性並の身体能力になるよ!

魔法を使える程度の能力   100万あまあま   原作キャラの霧雨マリサの能力だよ!魔法を使えるようになるよ!

 

まず、優先するべき事は、ドスになることだ。そして、効率的にゆっくりを食べるには、大きくならなければならない。

兄弟を10匹食べて、子ゆっくりになっても、現在ここには60あまあま分のゆっくりしかいない。成体ゆっくりになるには、手間をかけないといけない。

だが、後の事は後で考えればいいという思考のもと、今日は眠る事にしたのだった。

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