苦しくて、辛くて仕方が無かったとき、
私の声を聞いてくれたのは
貴方でした

貴方と2人





「幸人さーん、嬉しいです〜
 帰ってきてくれなかったら、私、どうしようかと・・・」

嬉し泣きの声で、ケラは言う

「五月蝿い、
 大体、言う事が大袈裟なんだ、『独りにしないで』なんて・・・
 別に俺が居なくても、他にあのバカ共がいるだろう」

幸人は面倒くさそうにその声に答える

「他の人なんかじゃダメですよ!
 私には幸人さんが居なかったら独りでいるのと一緒ですから!」

「それが大袈裟だと言っている」

「大袈裟なんかじゃありません!
 幸人さんは誰より早く、私の声に気づいてくれたじゃないですか!」

「・・・声・・・?」

「そうですよ、エヴォリアンに操られて、苦しくて辛くて・・・必死で叫んだ声に・・・
 幸人さんが一番早く気づいてくれて、
 今もこうして、一緒に居てくれるじゃないですか」

ニコニコと笑う声を、幸人は突っぱねる事ができずに、薄く開いた口を再び閉じる

「私たち爆竜にとって、何より大切なのは想いを通じ合える仲間です
 そして、私にとってその人は・・・幸人さん、貴方です」

だから、貴方が一緒に居なければ、自分は独りぼっちだと・・・ケラは続けた

「・・・・・・・・・結婚のプロポーズが、それは・・・」

幸人はケラの言葉に思わず顔を赤くしてしまい、ろくな反論も浮かばないまま言葉を口にしてしまう

「それでもいいですよ、
 私、幸人さんと一緒に居れるなら」

「バカか・・・」

もう、何の言葉も考え付かない

バカだ、筋金入りのバカだ、このサイは

たった一声、その一声を拾い上げただけの自分を、ここまで想うだなんて

「俺なんかと一緒に居ても・・・
 楽しい事なんぞ、一つもないぞ・・・」

「私は、幸人さんと一緒に入れれば、それ以上はなにも要らないです」

「・・・・バカだな」

微笑み混じりに、幸人は呟いた

「当分は、一緒に居てやる」

「幸人さ〜ん!」

「あぁ、大声で叫ぶな!
 五月蝿いぞ!!」

「ごめんなさ〜いッ!!」

「コノ・・・ッ!!」

「あ、さっきのって『約束』ですよね!」

「・・・はぁ?」

「『ずっと一緒に居てくれる』って約束してくれましたよね?!」

「『当分』って言っただろう?!
 勝手に変えるな!!」

「幸人さんとの最初の約束〜☆」

「こら、人の話聞いてるか?!」

「幸人さん、大好きですー♪」

「おいー!!」



かみ合ってるのか、かみ合っていないのか

でも、楽しげな声が2つ、夜の瓦礫の街に響いていた




ナニやってるんですか、桐生サン!!!

2話目で小説書いちゃうって・・・オイオイオイオイ!!!!!!
もう、幸人が好きだ!!!
カッコイーよぅ・・・!!

龍騎とガイアの更新も頑張りたいけど・・・
ア・・・アバレンも・・・やりたいかな・・・なんて・・・なんて・・・
ごめんなさーい!!!

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