いつか、好きになるかもしれない貴方のために



I kiss you

好きなんですと告げた瞬間、彼は、新しい玩具を見つけたような、凶悪な笑みを作った

「・・・で?」

ソファに身を深く沈めた壬琴はその笑みのまま、棒立ち状態の凌駕を見上げる

「・・・『で?』と言いますと・・・?」

「それで、どうしたいんだ、お前は?」

「・・・どうしたいと聞かれても・・・」

「お前も俺もガキじゃないんだ。 好きな相手を抱きたいとか、抱かれたいとかあるだろう?」

「ちょ、ちょ、ちょッ、ちょっと待ってくださいよ!! 俺、そんな飛躍した話じゃなくてーッ!!」

瞬時に顔を赤くして、凌駕は思わず後ろへ一歩下がる

「因みに俺はどっちも経験済みだからな。 遠慮はいらんぞ」

下がった凌駕を追いかけるように、壬琴はソファから立ち上がり、彼に詰め寄る

「けっ・・・経験済みって・・・ッ?!」

「なんだ、処女が好みか?」

「いや、仲代先生にどんな過去があろうと、俺は仲代先生が大好きですよ?!」

会話の往来の間も、凌駕は後退し、壬琴は前進する

「・・・お前、もしかして、恋愛経験ないのか?」

「ひっ、人並みです」

「惚れた相手がこれだけ迫ってやってるんだ。 男気を見せるとか思わんのか?」

「・・・・男気って?」

「相手の唇を奪うとか、押し倒すとか」

「なんでそうゆう発想に行くんですかーッ!!?」

気がつけば、凌駕の背後には壁がせまっており、逃げ道も最早ない

「どうする?」

壬琴は、己の唇に舌を這わせて、綺麗に笑う

「・・・えっと・・・」

見せ付けるようなそのしぐさに、思わず先ほどまでの焦りとは違う意味で、胸の鼓動が早くなる

「・・・本当にイイんですか?

退く足をとめて、改めて壬琴の瞳を見据える

「許可がないとキスの一つも出来んのか、お前は」

小馬鹿にしたような壬琴の表情に、凌駕は気合を入れて、彼の肩をつかむ

「じゃぁ、スミマセン! 失礼しますッ」

壬琴が眼を閉じたのが合図だったように、凌駕は唇を近づける

でも、初めての口付けは、本人の気合とは裏腹に、ただ触れるだけの幼い触れ合いで・・・

「・・・・・・・それだけでイイのか?」

彼を挑発していた壬琴は、呆気にとられたような眼で、顔を離した凌駕を見る

「え、え、だって・・・ッ!!」

赤い顔で、凌駕はあたふたと言葉を探す

「だって、何だ?」

笑みをかみ殺しながら、からかう様に先を促す

「だからデスネー、えっと・・・ッ!!」

「えっと?」

「そのー・・・ッ!!」

「その?」

「・・・・・・・・・・・・・仲代先生、意地悪です」

「お前が面白すぎるのが悪い」

そういうなり、壬琴は凌駕の胸座をつかみ、ぶつかる様に唇を重ねる

「------ッ!!」

突然の行為に、凌駕は思わず眼を見開いて、壬琴の顔を覗き込む

「次はコレぐらい出来るようにしておけ」

離れる瞬間、凌駕の唇を舐め上げて、艶美に笑う

「・・・・・・・」

「聞いてるか?」

呆けている凌駕の頭を軽く小突きながら、壬琴が問いかける

「はッ、はい!! 頑張りますッ!!」

「ホント、面白いヤツ」

反射的に、姿勢を正す凌駕のリアクションに、壬琴は今度こそ声を上げて笑う



それでも・・・

いつか好きになるかもしれないコイツのために

この不器用な口付けも愛せるようになろう



「本当に大好きなんですよ、仲代センセ!」

「その台詞もいい加減、聞き飽きたな。 他のバリエーションを考えろ」

「え、えっと・・・」

「・・・まぁ、楽しみにしといてやる」




気が触れた様に甘々な赤白
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白赤にしか見えねぇッ!!!(絶望的)
なんだ、この凌駕サンは?! 別人だ・・・別人・・・(汗)
つーか、むしろコノ人はもしかして黒じゃないですか・・・?
・・・・・・・・・・・・・・墓穴掘ったな、今の発言・・・(鬱)
赤白は愛人関係か、強気受けが好みです


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