限定天候型ビジュアルノベル 鋭意制作中! 太陽の揺るがなくなった世界で。 |
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法田弘樹。成績優秀で期待もされていたが、他に迎合することを嫌う性格が災いして、人の輪の中にとけ込めずにいる。 唯一彼を受け容れてくれたのは年上の恋人、真奈。憧れ混じりの恋心に溺れる弘樹は真奈と同じ道を歩むことに意義を見つけていた。 だが、それも叶うことはなかった。真奈はある事故で命を失い、二度の彼の前に現れる事はない。 哀しみにくれる弘樹はこの町を捨て、自らの時間を止めたままで人生を送っている。 だがそれも長くは続かず、相変わらずの性格が引き起こした問題を機に、生まれ故郷のこの町へと帰ってくることになる。 町では常に同じ場所に太陽があり、昼と夜は存在しなくなる。「ドーム」と呼ばれる人口の空と太陽に救われる都会ではない、この田舎町では、もう何十年も同じ風景が居座り続けている。 世界中の全てで同じように太陽は動かなくなり、人々は壊れた自然を捨ててドームへと移り住む。この町の人々も、多くは既に去ってしまったが、まだ幾人かはその町で、何年も同じ景色を見ながら生活している。 恋人と二人で見た風景はあのころと何も変わらず、それは未だに恋人との思い出を断ち切れない弘樹には辛いことでしかなかった。 それでも、幼馴染みや、ここで出会った人々との時間は緩やかに進んでいく。 やがて、止まっていた弘樹の時間が動き始めたとき、この町に横たわる一つの謎が動き始める。 |
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