永久キカン/終
いくら叫んでも届きっこないことを知って
絶望に打ちひしがれた日もあったっけな
暮れていく街と俺の心の中にだけ残っている
ついえた野望と そして途絶えた夢
嗚呼 嘆き悲しみそして笑って歩き出す
なぁ 俺から選択という道を奪ってくれ
永久キカン永久キカンであり続けたい
一度動くともう止められない 永久キカン
抵抗なんてものもなく思うままに進んでいく
永久キカン・・・
夏の木洩れ日の下をずっと進んでいく
懐かしかったあの日の頃を思い出しながら
最近寂しいことばかりで楽しさがないけど
それでも生きている だから死んでない
周りには幸せ意外何もなかったあの日は
もう指の隙間からこぼれ落ちた水のように
忘却という地面に吸い取られてしまったようだ
後に残る 何かを待っている湿った両手
現代の世の中に永久キカンというものが
存在しているとすればそれは一体何?
誰もがすぐにあきらめていくこの世の中で
走っているのは誰・・・