遠い空/終
いつでも訳の分からない毎日で
その毎日を何となく過ごして
抜け出したくても居心地が良くて
抜け出してみると急に苦しくなる
何もない街ほど幸せなものはなく
物に溺れた街ほど楽しいものはない
どちらの街でもその上にあるのは
雨雲か・・・青空と太陽か・・・
小さい頃よく地面に寝っ転がって
遠くの空見上げていたっけな
あのころの気持ちなんて今は
笑っちまうくらい寂しいもの
今日は珍しくやけに晴れた空
この心の整理がつくならば
またあのころと同じような
ずっと遠くの空見上げられるのだろうか・・・