タッチタイプ10ボタン2打法
    概要
    キーボードの48ボタン(106キーボード時)あるうちの10ボタンしか使用しないで日本語入力ができる!日本語入力キー配置変換ソフト。
    日本語入力は独自の10ボタン2打法仕様。ローマ字入力でも仮名入力でも携帯入力でもありません。
  1. 目的
  2. 日本語入力は非常に不合理であることが言えます。ローマ字入力であれば26ボタンを使用しなければならず、仮名入力であれば45ボタン+αを覚えなければなりません。また、キー配置は初心者向けではなく、頻出度またはその他の研究によって打ちやすいとされた配置になっています。ローマ字(アルファベット)に関しては、英語圏(または、その他のアルファベット圏)の文字頻出度などによって決められたもので、決して日本語向けであるということは言えません。
    そこで、日本語に適した打ち方を提案し、実装するアプリケーションの開発を目的とします。
  3. 日本語入力 - 10ボタン2打法考案の経緯
  4. 日本語の50音表を見るとほとんどが規則正しいことがわかります。あかさたなはまやらわの10行があり、あいうえおの5段で形成された行列です(図1)。
    図1
    つまり、行の10ボタンと段の5ボタンがあれば日本語が表現できると言うことになる。15ボタンであれば、仮名入力の45ボタンよりも少なく、ローマ字の26文字よりも少ないことになる。また、最初に行の10ボタンを押して行を決め、次に段の5ボタンを押して段を決めるというように2打形式にして、行と同じボタンを使用すれば実質10ボタンですみます。
  5. 10ボタン2打法 仕様
  6. あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 ←一打目出力
     a  s  d  f  g  h  j  k  l  ; ←対応ボタン

    あ段 い段 う段 え段 お段 小字 濁点 半濁  ※ ←二(三)打目出力
     a  s  d  f  g  h  j  k  ; ←対応ボタン
    ※“わ”行の時のみ、“ん”の出力
     注:小字、濁音、半濁音は不規則(原因は課題に示す)で、二打目に。“小字”“濁点”“半濁”ボタンを押し、その後に母音を押す。

     実際の出力と入力(出力文字:一打目 二打目 のボタン)
    あ:aa い:as う:ad え:af お:ag
    か:sa き:ss く:sd け:sf こ:sg
    …中略…
    な:ga に:gs ぬ:gd ね:gf の:gg
    …中略…
    ま:ja み:js む:jd め:jf も:jg
    …中略…
    わ:;a を:;g ん:;;
    “ん”は不規則。
     小字、濁音、半濁音は、4.課題に示す原因のため不規則。一打目で行、二打目で小字か濁音か半濁音か。三打目で段を押すと出力する。(出力文字:一打目 二打目 三打目のボタン)
    が:sja ぎ:sjs ぐ:sjd げ:sjf ご:sjg
    …中略…
    ざ:dja じ:djs ず:djd ぜ:djf ぞ:djg
    ば:hja び:hjs ぶ:hjd べ:hjf ぼ:hjg 
    ぱ:hka ぴ:hks ぷ:hkd ぺ:jlf ぽ:hkg

    ぁ:aha ぃ:ahs ぅ:ahd ぇ:ahf ぉ:ahg
             っ:fhd
    ゃ:kha      ゅ:khd      ょ:khg
     また、う゛:ajd等も出力できる。
    2打目\1打目 a s d f g h j k l ;
    a
    s
    d
    f
    g
    ん:;;
    3打目\1、2打目 aj sj dj fj hj hk ah sh fh ;h
    a う゛ぁ
    s う゛ぃ
    d う゛
    f う゛ぇ
    g う゛ぉ
  7. 課題
  8. “小字”“濁点”“半濁”ボタンが二打目であると、従来の日本語入力からすれば不規則です。仮名入力では、濁点であれば、ひらがなの次に“゛”を押せば濁点がつきます。
    理由は、一度IMEに出力すると、文字が消せない(筆者が消し方を知らない)ためです。
    Win32 APIのimm32.dll内にある、ImmSetCompositionString関数の第2引数へSCS_SETSTRを用いて未確定文字としてIMEに送っています。しかし、この関数に遅れるのは文字だけで、バックスペースやデリートなどの制御文字が送れません。せめて一文字消せれば不規則な入力は解消されるでしょう。早急に調べると共に、この周辺技術に明るい方の助言を募集致します。
    もう一つは、アルファベット、記号、数字。タッチタイプ10ボタン2打法はアルファベット、記号、数字に対応していません。生のキー配列で打って下さい。なかなか良いアイデアがないので、未実装です。
    “小字”“濁点”“半濁”処理の理想は、
    出力:ふ
    入力:hd
      ↓
    出力:ぶ ←“ふ”を消し“ぶ”を出力
    入力:hdj
  9. アプリケーション
  10. インストーラは使用していません。解凍して、tt10_2.exeを起動して、IMEをONにすれば使用できます。
    WindowsXP/2000ならば、動くと思います。開発してるOSはWindowsXP Professional SP2です。
    実装には、キーボードフックを使用しています。怪しいなぁと思った方は使用しないで下さい。しかし、このアプリケーションは決してネットワークに繋がることはありません。
    その他の注意として、キー配列変換ソフト(例:「猫まねき」)などを利用している方は、106キーボードの配列に戻してから使用しないと、指をどこに置いて良いか、初めは戸惑うと思います。
    タッチタイプ10ボタン2打法Ver0.5 - tt102_0_5.zip - freeware
    見切りリリース 日本語のみの対応
  11. 難しい話し
  12. 著作権
    本アプリケーションの著作権は、tacaiが所有しまして、著作権法の規定によって保護されています。
    改変プログラムの商用利用の禁止
    媒体及び手段関わらずに、本アプリケーションを改変して売ってはいけません。
    あと、免責
    いかなる場合におきましてもtacaiやWindows、PCは万能ではないため、本アプリケーションの使用などやいけない使い方をして生じた、直接または間接の損害(OSが壊れたなどですが、これらに限定さないことなど)に関して一切の責任および業務から免れるものとします。
  13. 筆者
  14. 制作者:tacai mail:tacq72[あっとまーく]yahoo.co.jp web:http://red.ribbon.to/~tacai/
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