ひとりごと

…なんで今LANZAを選んだの?

こんな所でもないと、思う存分うんちくが言えないので、言わせてもらいます.

元来私は飽きっぽい性格(or自分の求めるものを模索している?)なもんですから、免許とってこのかた15年の間に実に10数台のバイクを乗り継ぐという偉業(?)を成し遂げてきました. その内容はというと、カブC50、タクト50、カブC65、RZ125S、RZ250RR、DT125R(キック)、SRX−4(キック)、TT−R250Raid、TZR125、CRM80、NX650ドミネ−タ−、DT230LANZA、セピア50、RMX250、JOGポシェ50…と、これくらいだったと思います.

そんな中で現在のコンセプトは「乗ってて楽しい」がイチバン!!…でLANZAに落ち着いてます.

第一章 「バイク」への目覚め

1986年(歳がバレる…)私も人並みに「普通自動車免許」なるものをとりました.免許を取ったはいいが学生の自分にはやっぱり車を買うような財政力はなく、とりあえず50ccスク−タ−に乗るようになりました.このスク−タ−なるもの実に便利なもので、それまでの自転車での行動半径10〜15kmに比べ、実に遠くまで疲れずに行ける素晴らしい乗り物でした.

またこの当時(JOGとかDJ1とかHiの出始め)のスク−タ−って発進加速がすごく速かったんですよね.でもって信号なんかで車と並んだ日にゃ必ず全開加速して「○○に勝った」なんて喜んでたもんです(車が「うっと-しい」って先に行かせてた事も知らずに…).

そのうち某友人Aの影響で「峠」なんて所にも走りに行くようになり(スク−タ−でケツずらして「ハングオン!!」決めたつもりになったり)次第に自称「走り屋」とか「パワ−」とかに惹かれるようになっていきます.

そんなある日友人AがRZ250Rなるバイクを買い自分はその後ろに乗せてもらいました.タンデムしてても、振り落とされるようなすんごい加速力です. まさに「暴力的な」加速です.そこで自分のRZに対する第1印象は固まり、そしてRZは「こだわりと憧れ」のバイクという位置付けに君臨しました.

第二章「力だけが必要だと頑なに信じて…」(by尾崎豊)

1987年(再び歳がバレる…)「中型免許」なるものを取得!!.そしてとりあえず買ったのは維持費の安い&中古のRZ125Sです.125ccといえども「RZ」であることに変わりはなくそのどっかん加速は強烈でした.125ccに乗ること3〜4年、就職し安定した収入を得るようになり、「今しかない!!」 と学生時分からの憧れだったRZ250RRを買う事を決意.当時が底値で15万円くらいでした.

それ以来RZに乗ることが自分にとっての「絶大な力」でした. 通勤にも、どっかへ出かけるにも、加速するたびにRZのどっかん加速に酔いしれていました.(今おもえば「自分はあのRZにのってるんだぞ!!」って結構つまらん見栄はってたんでしょうね). 反面独特の「乗りにくさ」ってのもあり(&やっぱり下手クソでした)、そのジレンマに苦しんでいたことも否定できません….

第三章「ツ−リング」というカタチ

ある頃から某友人Bの影響で「ツ−リング」ってもんに行くようになりました.それは決して力がどうのこうの言う世界ではなく、「走る」事を楽しむ世界です. それまでの自分の考え方が少しずつ変わってきます.

そうこうするうちに、最後にはRZで北海道ツ−リングへ行くことにしました(in1994).

北海道はどこもかしこもフリ−ウェイみたいなもんで、オンロ−ドバイクでスピ−ド出して走るには、とっても快適な場所です(まぁ、それで散らなければだけど…).

北海道をひた走ること4〜5日目だったでしょうか?「観光地」ばかりを目指して極めて普通に幹線道路を疾走し続けるうちに漠然とした「虚しさ」を感じるようになります.「本当にこれだけなの?」

…そういえばせっかく北海道に来てまで、途中で立ち止まって風景を見たり、わき道を散策して自分だけの何かを発見したりって事がほとんどありません.

北海道の素晴らしさとその反面、「力」だけに拘る、頼ることの虚しさを感じるようになってきました.

第四章「オフ車DTとの出遭い」

ひょんな事から(…と言っても前々からカッコいいなぁと思ってはいたんですが)オフ車を買う決意をしました. DT125Rです. 結構な「ぼっこ」です(まぁ前から「オフ車は125で十分」とかは思っていたんで特に不満は無かったですが…).ところがこのDT、RZよりも非力なのはもちろん承知の上だったんですが、あろうことか最高速が80km/hしか出ない!! …でもそれ以上に、軽さと楽なポジションとマイルドなエンジン特性とからくる「乗りやすさ」がとっても気に入りました.そして街中や下りの峠道でのアベレ−ジスピ−ドはRZよりDTの方が圧倒的に速く、まさに「目から鱗が落ちる」という現象です.

DTを手に入れてからは通常のツ−リングはもちろん、「林道」にも行くようになりました.道が舗装してないだけで見える景色は今までと全く違い、加えて「大地を蹴って走る」感触がなんともいえません(…結局現在に至るまでバイクは変わってもその道から抜け出していません).

そして、ひとつの「チャレンジ」を考えるようになりました.この「80km/hしか出ないDT」で広大な北海道に再び挑戦するのです(今思えば「ふ〜ん、それで?」ってなもんですが、当時の自分の価値観ではそんな非力なバイクで北海道へ行くなど「無謀」の一言に尽きる事です).今度は北海道を「疾走」するのではなく、あちこち散策して北海道を「感じたい」のです.

その「チャレンジ」は成功でした.「80km/hしか出ないDT」で北海道の国道をとことこ走っていると、大型バイクや車はもちろんのこと、しまいにゃ「セロ−の女の子(セロ−だって100km/hちょっとは出るもん…)」にまで抜かれまくります.それでも自分が「広大な北海道」の中にいる事を、全身で感じながら走ることができます.目的通りあちこちのわき道やダ−トも散策でき、それなりに「自分の」北海道を発見できました.そして何よりも「チャリダ−」たちと挨拶をかわす事がいちばんうれしい瞬間です(彼らは彼らなりのチャレンジ、そして自分は「DT」でのチャレンジ、なぁ〜んて勝手に思って親近感をもってました).

第五章「ス−パ−ツアラ−”Raid”」

DTで北海道を走ることで、自分がバイクでやりたい事と求める「機能」がはっきりしてきました.「山道へツ−リングに行くには航続距離が長いものがいい」とか「長距離走るには2stよりもオイル補充不要の4stがいい」とか「ライトはやっぱり明るいヤツがいい」とかです.でもやっぱり大前提は「どこでも自由なオフ車がいい」です.

1996年、その結果としてTT-R250Raid(1996)を選択、いいバイクです(初めて目的からバイクを選びました).このころがいちばん「ツ−リング」することに燃えてました.Raidはたとえ大したパワ−はなくても(…でも最高速125km/h出るから十分)16Lビックタンク(⇒最大航続距離は実に400km以上?)と明るいライトのおかげで、「どこまででも行けるぞ!!」という勇気を与えてくれました.(その反面、軽さはなくなりOFFでの楽しさは激減しました.欲張りすぎると必ず「おつり」が来ることを学びました)

第六章「大型ブ−ム」

1998年、身の回りに「大型ブ−ム」が巻き起こり自分もそれにつられ「大型免許」なるものを取得しました(まぁ自動車学校なので「買いました」の方が正しい?).その勢いで、よせばいいのにお気に入りのRaidを手放してまでも「大型バイク」なるものを購入しました.

乗り始めた頃はそりゃ楽しかったですよ….何てったってその存在感、そのままのギヤでもアクセルをくっと回せば走る豪快な加速、そして「俺は免許持ってんだぞ!!大型乗ってんだぞ!!」の見栄.そして「ツ−リング」のメインメニュ−に初めて「高速道路」を導入(本当に高速道路での「楽」は素晴らしいものでした).ところがやっぱり背反事項ってあるんですよね….峠道、特にタイトコ−ナ−はその重さ(装備重量約190kg)から必然的に苦手になるし、「砂漠ラリ−レプリカ(的)ドミネ−タ−」といえども日本の狭く荒れた林道では走れる所はないし….しまいにゃ高速道路と渋滞幹線道ばっかり走っている悪循環なツ−リングに虚しさを隠せませんでした.

第七章「そしてLANZAへ」

そんなある日(1999年初)、仕事上で大きな転機がありました.先の虚しさから、この機会にバイクも「リセットしよう!!」と決意.「大型免許」もいちおう持っており基本的には全て(下はPASから上はGOLDWINGまで)が選べる中、出した答えは「乗ってて楽しい」がイチバン!!(もちろん、用途はツ−リングなので航続距離とか、ライトの明るさとか、車重とかはそれなりに考えましたが).

1000kmの自分を抑え込みながらのナラシが終わり、「さぁどうだ」と自由に走り出したとき、それが大当たりだったことがわかりました.とにかく全てが思った通りに動く.エンジンも車体もとっても素直なYAMAHA流(…というか偶然自分がYAMAHAに多く乗ってたから慣れてる?)でとっても良くバランスがとれている!!、オフロ−ドだけでなくってオンロ−ドだって今までになく楽しい.「…う〜ん、これがYAMAHAのLANZA造りこみのポリシ−かぁ」って感心しました.

エンジンだって所詮230cc決してハイパワ−ではなく、足周りだって所詮2世代、10年以上前のもの.だけどやっぱり「バランスの良さ」「乗りやすさ」そして「乗る楽しさ」でLANZAは確実に「お気に入り」になっています.

さぁ今年こそOFFだ!!

 

(以上、ご清聴ありがとうございました