「茜と水の惑星 第弐話」 |
夏休みの前日…。
茜「おっはよー、理恵。」理恵「おはよう、茜。今日も元気がいいのね。」茜「へへ。茜たちって、いつも同じ挨拶をしているね。」
理恵「ばか。挨拶なんだから当たり前でしょ。茜は毎日元気がいいし。」茜「ところでさ、理恵。これならどうかしら。」茜は立ち止まると、腰に手を当てて理恵にスカートを
見せました。茜は、ミニスカートの裾を、昨日よりほんの少し長めに直して履いてきました。
股下5センチってところです。
理恵「じぃー。昨日とほとんど変わらないけど、これ以上の妥協は無理みたいね…。いいわ。」
茜「やったー! 理恵に認めてもらえて、うれしいわ。これで理恵も安心して茜と歩けるね。」
理恵「もう、茜ったら調子いいのね。茜ってエッチな格好が大好きなんだから、しかたないわ。」
茜「あ、それって決めつけてない。別に茜は、エッチな格好が大好きなわけじゃないわ。」
理恵「じゃー、どういうわけか説明してよ。」
茜「分かったわ…。茜ってね、自分で言うのも何だけど、冒険好きな女の子なのよ。」
理恵「それとエッチな格好と、どういう関係があるのよ。」
茜「まあ聞いて。この平凡な生活じゃ、冒険なんてものはなかなかないでしょ。
そ・こ・で、スカートを短くしたり、エッチなパンティを履いてみるわけ。理恵は気づいていないと思うけど、
そういうモノを履いているときの茜ってね、すっごくドキドキしているのよ。スカートがまくれて、パンティを
見られたらどうしようってね。」
理恵「それが冒険だって言うの?」
茜「そうよ。ささやかだけど、茜にとってはりっぱな冒険なのよ。理恵だって、部活のときはエッチな格好を
しているんでしょ。」
理恵「み、見たのね、茜…。」理恵は顔を赤らめました。
茜「そりゃー友達だからね。ちょっと気になって…。でも、あのときの理恵はとっても輝いていたわ。
いつもと違う本当の理恵を見れたような気がして、茜、安心しちゃった。」
理恵「確かに茜の言うとおりよ。テニス部に入ったのはあたしにとっては冒険だったわ。テニスをやっている
ときってね、オトコたちの視線があたしの下半身に集中するのよ。でもね、それならとことん見せてやろうって
思ったの。それで、あんなエッチなテニスウエアを着るようになったの。」
茜「理恵。あたしたちって似たもの同士なんだね。だ・か・ら、理恵もあしたからは、スカートの裾を茜と同じ
くらい短くして、履いてくるのよ。いい?」
理恵「そ、それとこれとは…。」理恵は、とまどいました。
茜「冗談よ冗談。それに明日からは夏休みじゃない。」
理恵「もー、茜ったら。あたしをからかったのね。でも、ま、いっか。スカートのことは本気で考えて
みるわ。」
茜「ええっ! 理恵、本気ぃ?」
理恵「冗談よ。茜こそ、本気にした? これでおあいこよ。ふふっ。」
茜・理恵「あっはっはっは…。」2人は元気よく笑いました。
理恵「ところでさー、茜。いつもこのタイミングで現れる彼氏はどうしたのかしら?」
茜「それって理恵の彼氏?」理恵「違うわ、茜の彼氏よ。」
茜「ひょっとして健二のこと? 彼なら昨日、救急車で病院へ運ばれたそうよ。だから今日は学校を
休むんじゃない。」
理恵「ええっ! 健二君ったら、どうしちゃったのよ?」
茜「昨日、理恵、気絶したでしょ…。」理恵「うん、ちょっとだけ。」
茜「あの時茜、気絶している理恵を倒れないように抱きかかえていたんだけど、その隙に…。」
茜は、めずらしく顔を赤らめました。
理恵「分かったわ。健二君がいつものようにやってきて、茜のスカートをまくったのね。
ああっ! そういえば…。」
茜「そうなの。茜ったら、あの時ノーパンだったの。」茜の顔は、真っ赤になりました。
理恵「だいたい分かったわ。健二君が病院へ運ばれたわけが。失血多量でしょう。鼻血を出しすぎて。」
茜「そうよ。でもあれは冒険どころじゃなかったわ。健二だったからまだよかったようなものよ。
ワルだったらきっと茜、犯されていたわ。」
理恵「まー、茜にとってはいい薬だったんじゃない。ところで昨日の過激なTバックはどうしたの?
まさか、今日も履いてきたとか…。」
茜「あーっ! すっかり忘れてたわ。たぶんもう誰かに拾われちゃったんじゃないかな。」
理恵「そう、昨日のあの場所に忘れてきたのね。ところで茜、今日はどんなパンティを履いているの?」
茜「り、理恵ってアブノーマルよねぇ。オンナの茜のパンティに興味を持つなんて。」茜は、理恵の顔を
まじまじと見つめました。
理恵「もー、ただ聞いてみただけよ。スカートは今日のやつでまあ妥協するにしても、Tバックだけは、
ぜーったいに認めないからね。」
茜「分かったわ。そんなに茜を疑うならよく見て!」茜は、そう言った瞬間自分のスカートを、おへそが見える
くらいまで思いっきりまくり上げました。
理恵「あっ、茜!」理恵は声を詰まらせました。茜は、ピンク色のごくふつうのパンティを履いていました。
茜「どう、理恵?」茜は、にこやかな表情で理恵に尋ねました。
理恵「分かったわ。認めるから、はやくスカートを戻して!」理恵は焦りました。
茜「うふ。理恵にパンティも認めてもらえてうれしいわ。」茜はゆっくりとスカートを戻しました。
理恵「ふー。茜ったら相変わらず心臓に悪いわ。」
茜「ごめん理恵…。茜ったらいつも短絡的で。」茜は、素直にあやまりました。
理恵「もう、いいわ。だって、短絡的じゃない茜なんて、茜じゃないもの。」
茜「そういう言い方って、傷つくわ。茜の定義を勝手に決めつけないで欲しいわ。でも、理恵の言う通りね。
ふふっ。」
茜・理恵「あっはっはっは…。」2人は元気よく笑いました。
放課後…。
茜「今日は午前中で終わったね。理恵は今日、部活ないの?」
理恵「今日は部活は休みなの。でもこれから夏休みの半分くらいは、部活に出なくちゃならないわ。」
茜「ふーん、理恵って大変なんだね。でも部活をやっているとき理恵って、とっても楽しそうだから、
茜、あこがれちゃうな。」
理恵「それなら茜も部活に入ったら?」
茜「そうね、考えてみるわ。でも明日からは…おーっと。」
理恵「明日からは何? 茜」
茜「ううーん、何でもないの。おっほっほっほ。」
理恵「じぃー。」茜「なによ。そんなに見つめられたら茜、恥ずかしいわ。」
理恵「茜って、うそをつくのがへたね。すぐに顔に出るもの。」
茜「理恵、ごめん。これだけは、ぜーったいに人には言えないのよ。お願い、許して。」
理恵「いいわ、茜。別にあたしにあやまる必要はないわ。茜にもプライベートな生活ってやつがあるわけだし。
あたしにだって、茜に秘密にしたいことはあるもの。エッチなテニスウェアのことだって、茜には内緒にして
いたわけだし。」
茜「ありがとう理恵。これで茜、明日から安心して宇宙旅…!」茜は慌てて口をふさぎました。
理恵「大丈夫よ、茜。あたしはこの件については、これ以上つっこまないわ。」
茜「じーん、理恵って本当に優しいのね…。それじゃこの辺で、ばいばい、理恵。」
理恵「さよなら、茜。」
茜は、自宅の方向へ元気よく走り去りました。
理恵(ところでさっき、茜、たしか宇宙なんとかって言っていたわよね。遊園地か何かの新しい
アトラクションのことかしら。)
夏休み初日…。
リリリリーン…。目覚ましが、けたたましく鳴り響きました。
チン…。茜は素早く手を伸ばして、目覚ましを切りました。
茜「ふあーあ。もう朝ぁ。あれれ、今日から夏休みじゃ…。なんで目覚ましが?」
茜は寝起きが悪いので、すっかり寝ぼけていました。
茜「ああっ! いっけなーい。今日は宇宙船の打ち上げの日だったわ。急いで支度しなくちゃ。」
がばっ、茜はベットから跳ね起きました。
茜は、ピンク色のかわいらしいパジャマを着ていました。
茜の体付きはすでにオトナのオンナのものでしたが、中身はまだまだ子供でした。
ヌギヌギ、ポイポイ。茜は、急いでパジャマを脱ぎ捨てました。
プルーン…。すると、豊満な乳房と肉付きのよいお尻が顔を出しました。
茜は、ノーパン・ノーブラだったので、パジャマを脱いだだけで全裸になりました。
ギシ…。全裸の茜は、タンスの引き出しを開けました。
モワー…。タンスの中には、色とりどりの下着が入っていました。エッチなやつも数多く入っていました。
茜「今日はど・れ・に・し・よ・う・か・な。」茜はうれしそうに指さしながら、下着を選びました。
茜「えっ、これぇ…ふふーん、こんなのを履いているのを見られでもしたら…。うふふ、茜ったらドキドキ
しちゃうわ。」茜はひも同然の黒いTバックを選ぶと、さっそく履いてみました。
シュルシュル…キリキリ。すると、Tバックの細いひもが、鋭く股に食い込みました。
普通の女の子だったら、痛くてとても履いていられないようなTバックでしたが、茜は平然と履きました。
このTバックは、この前のものより更に過激で、布地が更に少なく、アソコ以外の恥部は隠すことができません
でした。よって、茜の淡い陰毛までが丸出しでした。
茜「うーん。せっかく一番エッチなパンティを履いたんだから、服も思いっきりエッチなやつがいいわね。」
ゴソゴソ…。茜「あった! スカートはこれで決まりよ。」
茜は、股下0センチという変態的なミニスカートを選びました。このスカートの両サイドには、ベルトの
あたりまでパックリと切れ込みが入っていました。
このスカートでパンティを隠すのは至難の業です。ちょっと歩いただけで、エッチなパンティが見えてしまい
ます。スカートの色は、Tバックと同じ黒でした。
また、上には白いタンクトップを着ました。このタンクトップは、布地が乳房の下ぎりぎりまでしか無いので、
おへそが丸出しでした。
また茜はノーブラなので、タンクトップに乳首の形がくっきりと浮き出ていました。
茜は、これらのエッチな衣装に身を包むと、鏡に映った自分の姿を見つめました。
茜「きゃっ、誰。このエッチな格好をした女の子は。うふ、もちろん、あ・か・ね・よ。」
茜は理恵がいないと、エッチな格好に歯止めがききませんでした。
茜「あら、もうこんな時間だわ。急がなくちゃ。」
時計を見ると、あと10分で博士との待ち合わせ時間になってしまうところでした。
茜「よいしょっ。」茜は、海外旅行用の巨大なトランクを持って家を出ました。
トランクの中には、着替えの服など旅行に必要なものが一通り詰め込んでありました。
ゴロゴロゴロ…。茜は、トランクを転がしながら待ち合わせ場所へと急ぎました。
茜「おはようございまーす、博士。」茜は待ち合わせ場所に着くと、先に来て待っていた博士に元気よく
挨拶をしました。
博士「おはようさんじゃ、茜しゃん。いやー、来てくれると思っていたよ。」
茜「うふふ、茜ったらねー。今日が来るのを楽しみにしていたのよ。」茜は、にこやかに答えました。
博士「それじゃー、しゃっそく車に乗りなしゃい。どら、トランクはわしが積んでやるわい。」
茜「お願いするわ。」茜はトランクを渡すと、助手席に乗り込みました。
博士はトランクを積み終わると、さっそく研究所目指して車を走らせました。
博士は、隣に座っている茜のエッチな格好には、まるで興味がない様子でした。
茜(もー、博士ったら、ちっとも茜を見てくれないわ。せっかく思いっきりエッチな服を着てきたのに…。)
茜は、心の中でプンプン怒っていました。その証拠に顔を膨れさせていました。
博士(ふー、やっとこさで、肝心なパーツが手に入ったわい。)博士は、心の中で安堵していました。
1時間後、車は研究所へと到着しました。
バタン…。茜と博士は車を降りました。
茜「ねえ博士。研究所の後ろにあるあの大きな山。あれってひょっとして、この間見せてもらった宇宙船の
格納庫なんでしょ?」茜は車を降りるなり、博士に尋ねました。
博士「しょうじゃ、山に見せかけてカムフラージュしとるんじゃ。」
茜「ふーん。なんだかかっこいいわね、秘密基地みたいで。」
博士「ふぉふぉふぉ。しょー言ってくれたのは、茜しゃんが初めてじゃ…。ところで茜しゃんは、
今日は一段としぇくしーな格好をしとるのう。」博士は茜の格好をまじまじと見つめました。
茜「もー、博士ったら今頃気づいたの?」茜は不満そうに言いました。
ドキドキ…。しかし、博士にエッチな格好を見つめられて、鼓動が高まってきました。
博士「ふぉふぉふぉ。ちょいと考え事をしとったので、今まで気が付かなかったわい。すまんのう、
茜しゃん。」博士はあやまりました。
茜「えっ、博士ったら、そんな…。あやまらなくても。まったく茜ったら悪い子ね。自分のことしか考えて
いなくて。こちらこそごめんなさい、博士。」茜は、博士にペコリ頭を下げました。
博士「ふぉふぉふぉ。これでおあいこってことでどうじゃろう?」博士は妥協を求めてきました。
茜「そうね。うふ、あっはっはっは…。」茜は楽しそうに笑いました。
茜と博士は、研究所に入るなり、例のエレベーターに乗って格納庫へと向かいました。
茜「ねえ、博士。茜の宇宙服って、どうなりました?」
博士「おーそうじゃった。もちろん、茜しゃんの宇宙服はできあがっとるよ。」
茜「えっ、ほんと。茜の宇宙服ってどんなヤツなんだろう。楽しみだわ。」茜はワクワクしました。
博士「それはなによりじゃ…。」博士は、それだけ言うと黙り込みました。
茜(あれれ。博士ったら、宇宙服についてもっと詳しく説明してくれると思ったのに、黙り込んじゃったわ。
どうしたんだろう?)茜は少し不安になりました。
ガタン…。そうこうしているうちに、エレベーターは、格納庫に到着してドアが開きました。
ドアの外には、巨大な格納庫が広がっていました。
中央にある発射台には、宇宙船”コリンティア号”が垂直に固定されていました。
茜と博士は、発射台目指して歩きました。
博士「茜しゃん。しょこが女子更衣室じゃ。しょこで宇宙服に着替えなしゃい。」
博士は、発射台近くにある建物を指さしながら言いました。
茜「はーい。」茜は元気よく返事をすると、更衣室へ入りました。
ガチャン…。更衣室に入ると、すぐにドアが閉じました。
茜は、室内をキョロキョロと見回しましたが、ガランとしていて何も見あたりませんでした。
茜「ねえ、博士。宇宙服どころか何もないんだけど…。」茜は大きな声で博士に言いました。
博士「正面の壁にスイッチがあるじゃろう。まずはしょれを押しなしゃい。」
外から、博士の声が聞こえてきました。
茜「分かったわ。」茜は正面の壁のところまで進んで、スイッチを押してみました。カチ…ウィーン。
すると、自動的に壁の一部が引き出しのように開きました。
博士「いいかね、茜しゃん。まずは、着ている物を全て脱いで、しょの中へ入れなしゃい。入れ終わったら、
引き出しを閉めなしゃい。」
茜「わ、分かったわ。でも、宇宙服は?」茜は不安になってきました。
博士「引き出しを閉めると、自動的に宇宙服が入った引き出しが開く仕組みになっておる。
心配しゅる必要はない。」
茜「でも…。」そう言われても、茜の不安は高まる一方でした。
博士「どうしたんじゃ、茜しゃん。茜しゃんは、何でも協力してくれる約束だったはずじゃが。」
茜(そうよ。何でも協力しなくちゃ。もー茜ったら、博士を困らせちゃダメじゃない。)
茜「わがままを言って、すみませんでした。茜、脱ぎます!」茜は博士にあやまると、服を脱ぎ始めました。
ヌギヌギ…ポイポイ。茜は次々と服を脱いで、引き出しの中に投げ込みました。
間もなく茜は全裸になり、引き出しを閉めました。ガチャ、シーン…。
しかし、引き出しを閉めても、宇宙服の入った引き出しはすぐには開きませんでした。
博士「ふぉふぉふぉ。茜しゃんは、相変わらじゅ見事なヌードをしておるのう。」
博士がのんきに声をかけてきました。
茜「また覗いてるの、博士? そんなことより、早く宇宙服を出して下さい。茜をずっと裸にしておくつもり
なの?」茜は、なかなか宇宙服が出てこないので、いらだってきました。
博士「ふぉふぉふぉ。しょー焦るでない。ほれ、これが宇宙服じゃ。」
ウィーン…。ようやく、少し離れたところで引き出しが開きました。
茜は、急いで引き出しに走り寄りました。
茜「えっ、これが宇宙服?」引き出しの中身を見た瞬間、茜は驚きの声を上げました。