▲目次へ

「茜と水の惑星 第拾六話」

茜「無礼者!」ビシッ。なんと茜は、パンティが見える寸前に、警備兵の頬に平手打ちを叩き込みました。
警備兵は驚いて、チュニックの裾から手を離しました。
茜「下級民のくせに、上級民のオンナのパンティをのぞき見ようとするなんて、なんて不届きな人なの!」
茜は、強い口調で言い放ちました。
警備兵「す、すみませんでした。お許し下さい。」
茜の一言で、先程までの威勢は吹き飛び、警備兵は地面にひれ伏して許しを請いました。
タウルスは、茜のこの意外な行動に驚きました。
タウルス(こ、こいつはたまげたぜ。アカネのやつ、なかなかの上級民ぶりだぜ。ふふ…。やっぱアカネは、
俺好みのオンナだぜ。)
タウルスは、満足げに茜を見つめました。
茜「あのー、タウルス様。この人、どうしましょうか?」茜が声をかけてきました。
タウルス「お、おう…。おい、警備兵。」
警備兵「は、はい。」警備兵は、ひれ伏したまま返事をしました。
タウルス「これに懲りて2度とこんなマネはするなよ。今度やったら上級民に対する侮辱罪で、
ぶっ殺してやるからそう思え!」
タウルスは警備兵を恫喝しました。しかし、先程の茜に比べたら少し見劣りしました。
警備兵「はいー。もう二度といたしません。」
タウルス「よし、許してやる。もう行ってもいいかな?」
警備兵「ど、どうぞ、お気を付けて行ってらっしゃいませ。」
茜の機転により、ようやく2人は解放されて、メッサンティアの都を後にしました。

タウルス「おい、アカネ。おまえ、どこへ行きたいんだ? どこへだろうと俺が連れて行ってやるぜ。」
メッサンティアの都から脱出してしばらく歩くと、タウルスが気前よく言ってきました。
茜「ありがとう、タウルス様。そう言ってもらえると茜、とってもうれしいわ。
茜は、自分の国へ帰りたいの。」
タウルス「自分の国って…アスガルド族の国のことか?」
茜「違うわ。何度も言うけど、茜はアスガルド族のオンナじゃないわ。」
タウルス「ほおー。この前はウソを付いていると思ったが…。まあ、こんな状況でウソを付くはずもねえしな。
信じてやるよ。」
茜「うふ。やっと信じてもらえるのね。」茜は微笑みました。
タウルス「で、茜の国っていったいどこにあるんだ?」
茜「遠いところよ。」
タウルス「と、遠いところだと? そんなんじゃ、どこにあるのか分からないぜ。」タウルスは困惑しました。
茜「うふ。ごめんなさい。でも…。どうせ正直に言っても、タウルス様には信じてもらえないわ。」
茜は、タウルスの困惑ぶりを楽しんでから言いました。
タウルス「俺は、アカネの言うことなら何だって信じる。だから正直に言ってくれ。」
タウルスは、真剣な表情で言いました。
茜「ごめんなさい。タウルス様を疑ったりして。それじゃー、正直に言うわ。
茜は、あの空の向こうから来たの。」茜は、空を指さしながら言いました。
タウルス「あ、あの空の向こうだと? それってつまり、クスタルの海の向こう側ってことか?」
タウルスは驚きました。
茜「クスタルの海って?」茜は、聞き慣れない言葉に疑問を抱きました。
タウルス「クスタルの海って言うのは、あの空に広がる海のことだ。何でも、あの向こうには神々の国があり、
大神プテオル様もそこに住んでいらっしゃるとのことだ。」
茜「ふーん。でも、あの海の向こうには何もいなかったわ。」茜は、あっさりと否定しました。
タウルス「そ、そんなはずはないぞ、アカネ。クスタルの海の向こうには、間違えなく神々の国があるんだ!」
タウルスは、声を荒立てました。
茜「やっぱり、タウルス様は、茜の言うことなんて信じて下さらないのね。」
茜は、悲しみで目を潤ませながら言いました。
タウルス「そ、そんなつもりは…。」タウルスは焦りました。
”クスタルの海の向こうには神々の国がある。”
このことは、ネメディア族であるタウルスにとっては、小さい頃から教え込まれたいわば常識でした。
タウルス(おい、待てよ…。俺はさっき何て言ったんだ。”アカネの言うことなら何だって信じる”って
言ったよな。アカネは、ウソを付くようなオンナじゃねえ。俺はそう判断したから、信じることに決めたん
じゃねえか。でも、アカネの言うことを信じるとなると、大神プテオル様の存在を否定することになる。
うーん…。)
タウルスは、頭を抱えて悩みました。
茜「あのー、タウルス様?」
タウルスは、沈黙したまま考え込んでいるので、見かねた茜が声をかけてきました。
タウルス「お、おう。」タウルスは思考を打ち切って、気のない返事を返してきました。
茜「こんな突拍子もないことを信じろだなんて、無理言ってしまってごめんなさい。
でも、信じる信じないは別にして、最後まで茜の話を聞いて欲しいの。」
タウルス「分かった。最後まで話してみろ。」タウルスは腕を組みながら言いました。
茜「ありがとうございます、タウルス様。」その途端、茜は笑顔になりました。
茜「先程の話の続きですけど、何て言いましたっけ?」
タウルス「クスタルの海だ。」
茜「そう、茜はクスタルの海の向こうから来ました。でもクスタルの海の上には更に空があります。
茜の国は、その空の向こうにあります。」
茜はかなり単純化して説明しました。
タウルス「そのー…何だ、アカネ。」
茜「はい。」
タウルス「とりあえず、茜はクスタルの海の更に上にある空の向こうから来たってところまでは分かったが、
いったいどうやって来たんだ。アカネは空でも飛べるのか?」
タウルスは当然の疑問を抱きました。
茜「茜は、空を飛べる乗り物に乗ってきました。」
タウルス「空を飛べる乗り物だとぉ!? そんなものがこの世にあるわけが…。」
茜「茜の国にならあります。」茜はあっさりと言いました。
タウルス「うーん…。そうするとアカネは神様か? 神様なら、空を飛べる乗り物に乗ってきても
不思議はないが…。」
茜「いいえ、茜は神様なんかじゃないわ。タウルス様と同じ人間よ。」
タウルス「………。」タウルスは混乱してきました。
茜「うふ。もし茜が神様だったら、タウルス様に捕まったり、無理矢理お尻の穴を調教されるなんてことは
なかったはずよ。」茜は少しからかうように言いました。
タウルス「ふふ。ちげえねえな。はっはっはっは…。」タウルスは豪快に笑いました。
茜「ふふ、あっはっはっは…。」茜も笑いました。

笑いが収まると…。
タウルス「で、結局茜は、どこへ連れていけばいいんだ。言っておくが、俺は空なんて飛べないぞ。」
タウルスはからかうように言いました。
茜「もー、タウルス様ったら、茜の言うことなんてちっとも信じて下さらないのね。」
茜は、顔を膨らましながら言いました。
タウルス「まあそのことは、もうしばらく考えさせてくれ。いきなり信じろって言ったって無理が
あるだろ?」
茜「それもそうね。分かったわ。話を戻すと、タウルス様には、茜を乗り物が置いてあるところまで
連れていって欲しいの。」
タウルス「分かった。で、乗り物はどこに置いてあるんだ。」
タウルスは、とりあえず茜に話を合わせることにしました。
茜「ヤクマルの巣の近くよ。」
タウルス「や、ヤクマル様の巣の近くだとぉ!? 確かあそこは神聖な場所だ。聖なる儀式を執り行うとき
以外は、立ち入ることは戒律で禁止されているんだぞ。」
茜「聖なる儀式……儀式? ああっ! いっけなーい。茜…このままじゃ帰れ…ないわ…。」
茜は、何か重要なことを思い出したようでした。
タウルス「いったいどうしたんだ? アカネ。」タウルスは怪訝そうな表情で聞きました。
茜「そのー…タウルス様。タウルス様は、茜の言うことはまだ信じて下さらないんでしょ?」
タウルス「ついさっき、もうしばらく考えさせてくれって言ったばかりだが…。」
茜「それじゃー、タウルス様には、これ以上言っても無駄だわ。」
タウルス「無駄だとぉ!」タウルスはムッとしました。
茜「ご、ごめんなさい…。」茜は素直に謝りました。
タウルス「いや、アカネ。俺の方こそすまなかった。アカネの話を、信じるか信じないかをあいまいにしている
俺がな。実を言うと俺は怖かったんだ。アカネの話を信じるってことは、俺が今まで信じてきたモノを否定する
ことになってしまうからだ。」
茜「それって、プテオルって言う神様のこと?」
タウルス「そうだ。でも都でアカネが御神棒に責められたとき、俺はふと思ったんだ。
プテオル様を全く信じていないアカネにとっては、これは苦痛以外の何者でもないんじゃないかって…。」
茜「………。」
タウルス「ネメディア族のオンナたちは、御神棒が要求すれば喜んで聖水を捧げる。
それはプテオル様を信じているからだ。プテオル様さえ信じていれば、救われるって信じているからだ。」
茜「で、その御聖棒なんだけど…。茜、これが入ったままだと、自分の国へは帰れないの。」
タウルス「それは…何でまた?」
茜「そのー、茜の乗ってきた乗り物って…茜のエッチなお汁…ネメディア族の人が言うとことの聖水がないと
動かないの。」
タウルス「つまり…茜の乗り物は、御神棒と同じで茜の聖水を要求するのか?」
茜「そうよ。御神棒と同じようにアソコを責め立ててきて…無理矢理お汁を縛り取るの。」
茜は、顔を真っ赤にして答えました。
タウルス「うーん…。こいつは難題だぜ。要は御神棒を抜かなくちゃならないってことだろ?」
茜「そうよ。でも御神棒って、巫女様かヤクマルじゃないと抜けないんでしょ?」
タウルス「その通りだ。しかし、都へ戻って巫女様に抜いてもらうなんてことは、絶対に不可能だな。
20歳になっていないオンナの御神棒を抜くことは、戒律に反するからだ。」
茜「こうなったら茜、ヤクマルに御神棒を抜いてもらうしかないわ。茜、一人でもヤクマルの巣へ行くわ。」
茜は決心すると、タウルスを置いて歩き始めました。
タウルス「おい、アカネ、待つんだ! 俺も一緒に行く。俺はアカネのことが…いや、アカネじゃ、
道が分からないだろう…。」
タウルスはそれだけ言うと、茜と一緒に歩き始めました。
茜「………。」茜は、タウルスが言うのをためらったことが何なのか、なんとなく分かりました。
しかし、なぜか確かめる気にはなりませんでした。

2人はしばらくの間、無言で歩き続けました。
茜「…あのー、タウルス様。」茜は、沈黙を破って話しかけました。
タウルス「ん? 何だ。」タウルスは、気のない返事をしました。
茜「茜…タウルス様に助けてもらったのに、満足にお礼も言っていなかったわ。」
タウルス「別に俺はかまわないぜ。元はと言えば、俺がまいたタネだ。
俺こそアカネをひどい目に遭わせてしまって、すまなかったと思っている…。」
茜「………。」
タウルス「………。」
茜「それじゃー、タウルス様。これでおあいこってことにしましょうよ。」
タウルス「そうだな…。その方がいいな。」
茜「うふふ…えへへ…。」茜は微笑みました。
タウルス「はっはっはっは…。」タウルスも笑いました。
茜「ところで、タウルス様。茜、ちょっと気になっていることがあるんですけど。
そのー、調教部屋でのこと…。」そこまで言うと、茜は顔を赤らめました。
タウルス「ん? 何かあったかな…。」
茜「もー、とぼけないで下さい。あのとき、タウルス様ったら、茜のお尻に指を入れたでしょ…。」
タウルス「あ…ああ、確かにあのときは指を入れたが…それがどうかしたか?」
タウルスは平然と言いました。
茜「茜、ネメディア族の習慣ってよく分からないんだけど、いきなり女の子のお尻に指を入れるなんて、
失礼だと思います。」茜はタウルスの顔を見つめました。
タウルス「ふふっ。あれはネメディア族の習慣でも何でもない。あのときはアカネのケツしか
見えなかったんで、アカネだってことを確認するために指を入れたまでさ。」
茜「フツー、名前を呼んで確認すると思います。」茜は憮然としました。
タウルス「もし、相手がケツ違いで、茜じゃなかったらどうするんだ? 下手に騒がれでもしたら、
せっかくの救出作戦がおじゃんになっちまうかもしれないんだぞ。」
茜「タウルス様は、茜のお尻を見慣れているんじゃないでしょうか?
何回もプラグを抜き差ししたんだし…。」茜はつっこみました。
タウルス「確かにアカネのケツは見慣れているが、いまいち自信が持てなかったんだ。
だから、ケツの主がアカネだったら、前に指を入れられたことを思い出してくれるんじゃないかなって
思ったんだ。」
茜「確かにあのときは思い出したけど…。でもタウルス様ったら、茜が”タウルス様”って呼ぶ前に
指を抜いて、”おまえはアカネか”って言ってきたわ。何で先に茜だってことが分かったの?」
茜は、タウルスの顔を見つめました。
タウルス「おまえな…。あのとき”茜のお尻に指を入れているのは”って言って、自分のことを”茜”って
呼んだじゃないか。」
茜「やだ…。そ、そういえばそうね…。」茜は、思わず顔を赤らめました。

タウルス「…なあ、アカネ。」タウルスは改まってアカネに声をかけました。
茜「な、何かしら?」
タウルス「俺も一つ気になっていることがあるんだが…。つまりアレだ。」
茜「アレって……ひょっとして御神棒のことかしら?」
タウルス「違う、御神棒じゃない。もう1本の棒だ。」
茜「もう1本の棒って…他に棒なんてあったかしら?」茜には何も思い当たりませんでした。
タウルス「あのなぁ、アカネ。おまえ、ケツにぶっといプラグを入れっぱなしにしていて、
何ともないのか?」タウルスはあきれたように言いました。
茜「そ、そう言えばそうね…。」茜は思い出したように、アヌスに指を這わせて、穴に入れっぱなしにしている
極太プラグを触りました。グニ…。
茜「えへ。茜ったら、すっかり忘れていたわ。」茜は照れたように言いました。
タウルス「いいかげん、抜いた方がいいんじゃないか?」タウルスは、心配そうに言いました。
茜「ううーん。今は抜く必要はないわ。プラグを抜くのはウンコをしたくなったときか、あるいは…。」
茜は、そこまで言うと急に黙り込みました。しかし、満面に笑みを浮かべていました。
タウルス「あるいはって、何だ?」タウルスは怪訝そうに聞きました。
茜「うふ。もちろん、タウルス様が茜としたくなったときよ。」茜ははっきりと言いました。
タウルス「あ、アカネ…俺は…。」タウルスは顔を真っ赤にして、それ以上は何も言えなくなりました。
茜「今でも茜は、タウルス様の奴隷オンナなの。だから当然、お尻にプラグを入れておく義務があるわ。
プラグを抜き差しできるのは、もちろんタウルス様だけよ…。」
茜はタウルスを無視して、追い打ちをかけるように言いました。
そして茜は、チュニックの裾をまくり上げて、タウルスの方へプラグが痛々しく突き刺さったお尻を
突き出しました。
プラグは、アヌスのしわを目一杯広げた状態にして、穴の奥まで深々と突き刺さっていました。
一応プラグは、縄ふんどしで抜けないように固定されていますが、極太なので、縄ふんどし無しでも自然に
抜けるようなことはありませんでした。
茜「………。」茜はお尻を突き出したまま、じっとしていました。
茜は、あきらかにタウルスを誘っていました。
タウルス「………。」

▲目次へ