「茜と水の惑星 第弐拾壱話」 |
茜「そ、そんなに…じろじろ見ないで下さい。」
茜は服を着ることにより、麻痺していた羞恥心が回復しました。
オルグ「す、すまん。」
オルグはすぐに視線を外しました。
タウルス「ふんふん。で、後ろはどうなっているんだ?」
ズカズカ…。
タウルスは、茜の背後に回り込みました。
タウルス「うひょー。こりゃすげぇ。ケツが丸見えじゃないか。」
タウルスは、遠慮なく感想を言いました。
茜「あ…あのー、タウルスさま。」
茜は、首だけ回して背後のタウルスに困惑の表情を向けました。
タウルス「ん? なんだ。」
タウルスは、茜のお尻から顔へと視線を移動させました。
茜「そのー…そんなにじろじろと、お尻を見て欲しくないんですけど…。」
タウルスと目が合うと、茜は小声で言いました。 いつの間にか茜は、タウルスに対して、オルグが現れるまでとは違った態度をとっていました。 茜はオルグに、タウルスとの異常な関係を知られたくはありませんでした。
タウルス「へっ? いったいどうしちまったんだよ。いつものアカネらしくないぜ。」
タウルスは、ぬけぬけと言い放ちました。
オルグ「そう言えば聞くのを忘れていたが…。おまえたち2人は、いったいどういう関係なんだ?」 2人のやりとりを静観していたオルグが、割って入ってきました。
タウルス「そりゃー、アカネは俺の奴…。」
茜「タウルス様っ!」
茜は慌ててタウルスの言葉を遮りました。
オルグ「いったいどうしたんだよ、アカネ? 急に大声を出して。」
茜「うっ、うふふふ。な、何でもないの。」
茜は無理に作り笑いをして、ごまかそうとしました。
サワサワ…。
しかしタウルスは、茜の剥き出しのお尻を容赦なく撫で始めました。
茜「ああっ! もごもご…。」
茜は、思わず喘ぎ声を上げてしまい、慌てて口を塞ぎました。 運が良いのか悪いのか、タウルスの手はオルグのいる位置からは死角になっていました。 よってオルグからは、タウルスが茜に何をしているのかは見えませんでした。
オルグ「ん? アカネ。どうしたんだい。」
不審に思ったオルグが聞いてきました。
茜「う、ううーん。なな、何でもないわ…。」
モジモジ…。
茜は視線をオルグに向けると、お尻をモジモジと震わせながら説得力のない返事をしました。
茜(タウルス様ったら、もうやめってったら! ああーん、オルグさんが見ているのよ…。)
茜は心の中で文句を言いましたが、オルグに悟られてしまうので、口に出しては何も言えませんでした。
タウルス(おっ。アカネのやつ、感じてきたみたいだぜ。それ、これならどうかな?)
タウルスは、アヌスに刺さったままになっているプラグの金具に指を引っかけました。
ガシッ。
茜「あっ、あひぃっ! もごもご…。」
茜は、再び喘ぎ声を上げてしまい、慌てて口を塞ぎました。
オルグ「なあ、アカネ。さっきから見ていると、ずっと変だぞ。ま、そんなことより、 さっきの答えはどうなんだ?」
オルグは、茜の様子が変であることに気づきつつも、気になっている質問の答えを促しました。
茜「そ、それは…!」
グリュグリュ、クチュクチュ…。
タウルスは、茜にかまうことなく、指をかけたプラグを使ってアヌスをこねくり回しました。
茜「ひっ…そ、その、茜とぉ…あぁ…タウルスぅ様は…いやっ…ただの…お、お友達なの。あひぃ…。」
茜は、喘ぎ声を混じらせながらも、何とか答えることが出来ました。
ヒクヒク…。
茜の腰は、この性的快感に反応していやらしく蠢いていました。 茜の腰はすでに理性を失っており、もはや茜の意志では止めることは出来ませんでした。 タウルス(俺がただのお友達だとぉ! この野郎…。いったいアカネの何なんだ?) タウルスの心の中は、オルグに対する嫉妬心で満たされました。
オルグ「………。」
オルグ(さてはあの野郎…さっきからアカネに何かしているな。腰をヒクつかせているってことは…。)
オルグの視線はエプロンの短すぎる裾に移りました。
そこでは、茜の腰の動きに合わせて裾がまくれて、アソコと、お尻のプラグに指を引っかけているタウルスの手が見え隠れしていました。
茜「あっ!」
オルグの視線に気づくと、茜は慌てて裾を押さえました。 そして、羞恥と快楽の入り交じった複雑な表情をしました。
茜(オルグさんに見られちゃった…。これじゃ、オルグさんに変態オンナだと思われちゃう…。)
ポロポロ…。
そう思った瞬間、茜の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちました。
プシュ、ジュブジュブ…。
一方下の口からは、性的快感の虜になっていた下半身がこの極限状態に敏感に反応して、オンナの蜜を吐き出してしまいました。 吐き出された蜜は、太ももを伝って足下へと滴り落ちました。 その様子は、オルグの瞳にもくっきりと映りました。
茜(やーん。なんでこんな時に限ってエッチなお汁が…。もう…おしまい…だわ…。)
そう思った瞬間、茜は立ったままで絶頂を迎えました。
ビックン、ビックン、ビックン…。
茜の下半身は小刻みに痙攣しました。
オルグ「や、やめろっ! きさま、無抵抗なアカネをいじめて何が楽しいんだ?」
たまりかねて、オルグが怒鳴りました。
タウルス「へっ。アカネはなぁ、俺のオンナだぜ。だからどうしようと俺の勝手さ。」
タウルスは、堂々と言い放ちました。
オルグ「き、きさまのオンナだとぉ!?」
タウルス「そうだ。アカネは俺のオンナだ。いや、正確に言えば”奴隷オンナ”だ。」
タウルスは念を押すように言いました。
オルグ「どうせおまえは、茜を力ずくで奴隷オンナにしたんだろう。さっきまでのみすぼらしい格好といい、ケツ…いや尻の穴に刺さっているヤツといい。俺にはだいだい察しがついているんだぞ。」
タウルス「ふん。おまえ、何も知らんくせに偉そうに言うんじゃねえ。あのボロキレはな。 アカネが服を脱ぎ捨てて素っ裸で歩いていたもんで、見かねた俺が腰に巻いておくように命じたものだ。ケツのプラグなんかもっとすげえぜ。なんせアカネが、入れてくれ、入れてくれって、しつこく頼むんで、哀れに思った俺が入れてやったんだぜ。」
タウルスは得意げに言いました。
オルグ「…ほ、本当なのか? アカネ。」
オルグは、信じられないと言う表情で茜の顔を見つめました。
茜「………はい。」
茜は、今さらオルグにウソを付きたくなかったので、タウルスの言い分を肯定しました。
オルグ「………。」
オルグは、なんと言ったらよいのか分からなくなりました。
タウルス「分かったか、オルグ。アカネはつまり…そう言うオンナだ。」
タウルスは、勝ち誇ったように言いました。
茜「………。」
茜は、これ以上ないくらいまで顔を赤く染めていました。 オルグと視線を合わせることなど出来ず、ひたすらうつむいていました。
タウルス「どら、アカネ。オルグによく見せてやれ。」
茜「えっ!?」
タウルスは、呆然と突っ立っている茜を回して、オルグにお尻を向けさせました。
タウルス「おら。ぼーっとしてないで、股を開いてケツを突き出せ!」
茜「は、はい…。」
すでに茜は、タウルスに逆らう気力が失せていました。 むしろここまで来たら、オルグに全てをさらけ出してしまいたいと言うやけっぱちな気持ちになっていました。
茜は、ゆっくりと股を開いて前屈みの姿勢をとり、お尻を思いっきり突き出しました。 茜の肉付きの良い双尻の間にある排泄専門の穴…。 その穴には、茜の淫乱ぶりを証明する金属製の極太プラグが埋め込まれていました。
タウルス「どうだ、オルグ。感想は?」
オルグ「………。」
もちろんオルグは、感想など言えるはずもありませんでした。 ただ、食い入るように茜のお尻を見つめているだけでした。
オルグは、以前に今と同じ格好をした茜に誘われたことを思い出しました。 あれは、ヤクマルの巣からイムシャの村へ戻る道中…。
あの時は、オルグの恋人になってもいいと言った茜。 しかし、他に恋人がいるんだろうと言って拒絶したオルグ。 全てが遠い昔の出来事のように感じられました。 今2人の間には、タウルスと言う男が立ちはだかっていました。 それを象徴する金属製の極太プラグ…。
あの時には刺さっていなかったコレが、2人の間を隔てる厚い壁のように感じられました。
オルグは、無意識のうちに茜のお尻目指して歩いていました。 茜は、相変わらず顔を真っ赤に染めたままで、後ろを振り返ることは出来ませんでした。 一方タウルスは、制止の言葉も上げずにオルグの行動をじっと見守っていました。
ヒタ、ヒタ…。
茜「あっ!?」
すぐに茜は、背後から人が近づいてくる気配を感じました。 もちろんオルグに違いありません。
茜(お、オルグさん…。いったい、何をするつもりなの?)
茜には見当もつきませんでした。
ドキ、ドキ、ドキドキドキ…。
ただ、胸の鼓動は急激に高まってきました。
タウルスは、すでに茜をあきらめかけていました。 茜がオルグを望むならそれも良し、オルグを拒絶して再びタウルスを望むならそれも良し。 ただし、後者は万が一にもありえないと思いました。 全ては茜の意志の元に…。
ガシッ…。
茜「あっ!」
オルグは、茜のすぐ背後に立つと、プラグの金具に指をかけました。 タウルス以外の男にプラグを掴まれるのは、これが初めてでした。
オルグ「アカネ…。コレをどうして欲しいんだ?」
オルグは、金具に指をかけたところで動作を止め、その後の判断を茜にゆだねました。
タウルス「………。」
タウルスは、ことの成り行きを見守っているだけでした。 茜は、頭の中が混乱しかけましたが、思考を働かせて何とか抑えることが出来ました。
オルグが言わんとしていること…。
それは、単にプラグを抜いて欲しいのか欲しくないのかというレベルのものではなく…。
茜の頭の中には、オルグとの淡い思い出…。それと、ナナイヤとの苦い思い出がよみがえってきました。 オルグを愛して止まないナナイヤ…。そのナナイヤと茜はどんな約束を交わしたのか。 茜はオルグの元を去る決意をした。 一度は去ったが、再びオルグの方から現れてしまった。
どうしよう…。
一方、タウルスは…。
あんなひどいことをするのは、茜を愛しているから…。
オルグに茜を取られたくないから…。
そのことはいま冷静になってみて、ようやく分かりました。
タウルス様は、なぜ何も言わないんだろう…。
全ては、茜が決めること。 そういうふうに割り切っているのだろうか。
そして茜は…。
自分の世界へ帰らなくてはならない。
空の上では、博士が待っている。 地球には、友達や茜に関わる多くの人々が待っている。 いま茜には、自分の世界を断ち切ることは出来ない。 この現実…この世界こそ、茜が断ち切らなくてはならないもの…。
茜は大きく目を見開きました。
茜「抜いて下さい。」
茜は決意に満ちた表情で、静かに言い放ちました。
ググッ、ヌズズズズ…。
茜の言葉に反応して、オルグは無意識のうちにプラグを抜き始めました。
茜「うぐっ…くぅ…。」
茜は歯を食いしばって、激しい痛みに耐えました。
ズズズ…グポンッ…。
乾いた音…。
プラグが抜ける音…。
その音は、3人の男女の耳に深々と鳴り響きました。
茜「………。」
オルグ「………。」
タウルス「………。」
3人は、誰ひとりとして声を出すことが出来ませんでした。 茜は屈んだ姿勢のままで、オルグは抜けたプラグを指に引っかけたままで、タウルスは2人の様子を 見つめたまま、じっとたたずんでいました。 まるでそこだけ、時間が止まってしまったかのように…。