「茜と水の惑星 第弐拾四話」 |
バイブは、丁度半分くらい抜けたところでした。
男の声(よし、そのままゆっくり腰を戻せ。)
茜「えっ? ええ。」
茜は言われたとおりにしました。 バイブは、再びアソコの奥にまで突き刺さりました。 茜はきょとんとした顔をしていました。
男の声(ふっ、説明が必要のようだな。実を言うとこのバイブはな。俺とおまえをつなぐインターフェイスなんだ。)
茜「インターフェイス?」
男の声(そうだ。分かりやすく言えば、今俺とおまえの”心”はこのバイブを通してつながっている。このバイブを抜けば心が切断されて、お互いコミュニケーションがとれなくなってしまうんだ。)
茜「ふーん。そうだったんだ。ところで、あなたは何者なの?」
茜はいつの間にか、この男に心を許すようになっていました。
そこで初めて出会った…と言うより、心がつながった時からずっと疑問に思っていることを聞いてみました。
男の声(以前のかしこいおまえならとっくに気づいているはずだ。ま、いずれ分かるときがくるさ。)
茜「は、はぐらかす気なの?」
茜はムッとしました。
男の声(だからおまえには再教育が必要なんだ。これからは俺の指示に従うんだ。いいな。)
茜「わ…分かりました。」
茜は素直に従うことにしました。
男の声(よし、いいコだ。まずは乳揉みを始めろ。両手を服の両脇から入れてゆっくりとな。)
さっそく、男の言う茜の再教育とやらが開始されました。 茜は、エプロンを脱いだ方がやりやすいだろうにと疑問に思いつつも、言われたとおりに乳揉みを始めました。
モミ、モミ、モミ…。
茜は、母乳が出ないのが不思議に思えるほどたわわに実った乳房をゆっくりと揉みほぐしていきました。
男の声(乳首をつまめ。)
茜「はい。んあっ…。」
乳首をつまんだ瞬間、体中に官能の電流が流れました。 茜は指で転がすようにして、乳首を弄びました。
コリコリコリ…。
茜「あふぅ…んーんっ…あっ…あぁーっ…はぁはぁはぁ…。」
茜は次第に、甘い喘ぎ声を上げ始めました。
たちまち乳首は充血して、ビンビンに立ってしまいました。
茜「いや…そんなに強くつまんじゃ…あひぃ…い、痛いっ…でも気持ちいい…はぁはぁはぁ…。」
この男は、茜を再教育するなどと言っておきながら、なぜひとりエッチなんかさせるんだろう。 しかしそんな疑問は、すでに茜の頭の中にはありませんでした。
茜(…ああ…とっても感じるわ。久しぶりのひとりエッチ…。前にやったのは、たしかタウルス様に初めて出会った時だったわね。なんか、遠い昔のような気がする…。)
茜は、おぼろげながらにあの時の情景を思い出しました。
モミモミ…コリコリ…。
その間も手は休むことなく、乳房を揉み続けていました。
エプロンの中で自らの乳房をまさぐる手…。
喘ぎ声を上げ続ける上気した顔…。
茜は、周囲に淫猥な雰囲気をかもしだしていました。
男の声(だいぶ感じてきたようだな。よし、腰を振れ。)
プルプルプル…。
茜は言われるまでもなく、腰を振り始めました。 茜は、椅子に固定されたバイブをアソコに突き刺したまま腰を振っているので、バイブは動いていないにも 関わらず、バイブでアソコの中を掻き回わされる格好になりました。
クチャ…クチャ…クチャ…。
よって腰振りに会わせて、アソコからはいやらしい音が上がりました。 バイブと肉ひだがこすれる際に、潤滑油のように介在しているオンナの蜜が上げる音…。 すでにオンナの蜜はアソコから止め止めなく分泌されて、バイブを伝って外へ流れ出ていました。
茜「あふぅ…だめ…もうだめ…あぁーんっ…許してください…。」
茜はひとりエッチをしているにもかかわらず、声だけのこの男に責められているような気分になってきました。
男の声(ほれ。もう一息だ。)
クチャ…クチャクチャクチャ…。
茜「あぁーんっ…あっ、あっ、あっ…。」
茜は、腰振りのピッチを速めていきました。
茜「あひぃーっ…イっちゃうぅーうっ!!…。」
プシュー、ブババババ…ビクビクビク…。
そして間もなく、茜は大量の愛液をまき散らしながら絶頂を迎えました。
そして全身を痙攣させながら、白目を剥きました。
男の声(…どうだ?)
男は、絶頂の余韻に浸っている茜に質問しました。
茜(よかった…とってもよかったです…。まるで、本物のオチンチンで責め立てられたような… そんな感じでした。)
茜は思った通りの感想を述べました。
男の声(おっと、茜。服を直せ。乳首が飛び出しているぞ。それと裾もだ。めくれ上がってオマンコが見えているぞ。)
男は意外な指示をしてきました。
茜「?」
茜は疑問に思いつつも、オナニーですっかり乱れてしまったエプロンを直して恥部を隠しました。
パッ、パッ、パッ…。
すると、コンソールやコックピットの壁についている全てのディスプレイに、今の茜の姿が映し出されていきました。 ミニエプロン一枚の裸同然の姿…。しかも汗でべっとりと濡れて、素肌が透けて見えていました。
茜「ちょ、ちょっとぅ、やだぁ。こ、これが茜…。」
茜は、初めて他人の目に映る自分自身の格好を見て、驚きの声を上げました。
男の声(そうだ。これがおまえだ。俺の目にも映っている。)
男は冷静な声で言いました。
茜「あ、茜はこんな恥ずかしい格好をしているの?」
茜は今さらながらに質問をしました。 茜は、至る所にあるディスプレイの1つ1つに顔を向けました。
プルン…。
男の声(ほら、また乳首が飛び出しちまったぞ。)
男の鋭い声が飛びました。
茜「いやん。」
茜は、素早くエプロンを直して乳首を隠しました。
茜「あっ…。」
その瞬間茜の脳裏に、初めてこのエプロンを着たときの記憶がよみがえりました。 胸元の布は乳首が今にも飛び出しそうなくらいの大きさしかなく、裾はちょっと風か吹けばアソコが見えて しまう程短い…茜の体型をコンピュータによって綿密に計算して作られた芸術的なエプロン…。 博士は、なぜ茜にこんなきわどいエプロンを着せる必要があったのだろうか。 あの時はあまり追求しなかった疑問が頭の中によぎりました。
男の声(それはな。あの博士が”どスケベ”だったからさ。)
男はあっさりと言い切りました。
茜「ええっ? でも博士は…。」
茜は、その後に続く言葉が思い浮かびませんでした。
男の声(男なんて生き物はな、所詮みんなスケベなものなのさ。 特におまえのように美しいオンナに対してはな。 ”茜を裸にしてみたい。”博士は、きっとこんな欲望に打ち震えていたんだろうな。 当然、自分のオンナでもないやつにそんな要求を突きつけても、軽蔑されるか逃げられるのがオチさ。 そこでおまえに、わざわざこんな服を作って着せたってわけさ。)
茜「で、でもこの服…。茜は初め、死ぬほど恥ずかしいと思ったわ。すぐに恥ずかしい部分が 飛び出しちゃうし…。」
男の声(だけど素っ裸ではないから、なんとかおまえは羞恥心を抑えて我慢できたってわけだ。
ま、普段からスケベな服を着ているおまえならではだがな。)
茜「あ、茜は別にそんな…。」
男の声(おっと。俺に隠し事なんてできないぜ。なんせ心がつながっているんだからな。全てお見通しさ。)
茜「茜にこんな話をして。いったいどうするつもりなの?」
茜は、手でエプロンの胸と裾を押さえながら言いました。
男の声(ふっ。順調のようだな。)
男は一方的に言いました。
茜「えっ?」
茜は疑問に思いましたが、追求しても無駄だと思いました。 それよりも茜の再教育って…。
考えてみれば男は、今のところ枷を外して茜を自由にした以外は、何もしていませんでした。
男(そうそう。おまえの冒険はどうだったのかな。話してみろよ。)
男は、突然話題を変えました。
茜は本来冒険好きな少女なので、そのことを聞かれると急にうれしくなりました。
茜「ふふふ。茜の冒険は、すっごく大変だったんだから。なんせ初めはでっかい怪物に襲われて、 思いっきり茜の恥ずかしいお汁を吸われちゃったし…。」
茜は順を追って説明を開始しました。
茜「…でね。最後はオルグさんにお尻のプラグを抜かれたの。そしたら茜、もうこの世界にはいられないって、 思ったの。全てが終わったって言う感じだったわ。そしたら茜、2人に別れも告げずに立ち去ってしまったの。 なんかこう、2人に合わす顔がないって感じがしたからかな。男の人と別れる時ってこんなものなのかなって 思ったわ…。」
茜は女子高生らしい口調で話し続けました。 その間男は一言も発せず、茜の話に聞き入っていました。
茜「…そしたら、あなたのオチンチンが茜のアソコに収まってしまったの。」
そしてようやく、茜の話が終わりました。
男の声(これでおまえの再教育は完了だ。)
茜「えっ!? 茜はまだ、教育なんて何もされていないと…思うわ。」
茜は、男の意図するところがまるで理解できませんでした。
男の声(間もなくコリンティア号は大気圏へ突入する。枷をはめるから、両肘を肘当てのところへ乗せろ。)
男は一方的に言いました。
茜「は…はい。」
茜は無視されたことに疑問を抱きましたが、今はそれどころでは無さそうなので素直に従うことにしました。
ガシャン。
再び茜は枷で全身を拘束されました。
間もなくコリンティア号は、地球の大気圏内へ突入を開始しました。
ガガガガ…。たちまち窓の外は真っ赤に染まり、激しい振動がおそってきました。
茜「………。」
茜は、先ほど男に話した冒険を頭の中で反芻していました。 わずか3週間ほどの冒険。 それもとびっきりの大冒険。 今まさに、その最後のときを迎えようとしていました。 茜は疲労が溜まっている上、体内時計が真夜中だったこともあり、いつしか深い眠りに落ちました。
コリンティア号は無事大気圏への突入を果たすと、低空飛行で研究所目指して飛び続けました。 コリンティア号はステレス形状をしている上、熱を発しない重力制御装置で動いているため、 各国の軍事用レーダーの網をかいくぐって飛ぶことが出来ました。 これは、秘密裏に宇宙飛行を行えるように設計されているためでした。 日本は丁度、茜の体内時計と同じく真夜中でした。
コリンティア号は音もなく研究所の上空で停止しました。 コリンティア号は、普通の飛行機とは違い重力制御装置で動いているので、空力に頼ることなく空中に 浮かぶことが可能でした。
ゴゴゴゴゴゴ…ガコン。
間もなく研究所の例の裏山がまっぷたつに割れて、発射台が露呈しました。 するとコリンティア号は発射時と同じ垂直向きになり、ゆっくりと発射台の上へ降下していきました。
ガコン…。
コリンティア号が発射台の上に乗ると、鈍い振動音が響きました。
茜「…ん……んんぅ。」
すると茜の瞼が動き、茜は目を覚ましました。
茜「こ…ここは?」
ゴゴゴゴゴゴ…。
丁度茜の目の前には、発射台の覆いである裏山が閉まる光景が映りました。
ガコン。
茜「ここは研究所…。茜は地球に戻ってきたのね。」
茜は、意識がはっきりしてきました。
ガシャン。
裏山が閉まると、茜の全身を拘束している枷が外れました。
茜「あのー…誰でしたっけ? とにかく返事をして下さい。」
すぐに茜はあの男のことを思い出しました。 名を名乗っていないので、なんと呼んだらよいのか分かりません。
シーン…。
しかし、辺りは静寂に包まれていました。 男の返事はありません。
茜「あっ!」
茜は、いつの間にかアソコに突き刺さっていたバイブが引き抜かれていることに気づきました。 水の惑星を出発したときからずっと突き刺さったままになっていたバイブ。 あの男と茜を結ぶインターフェース。
それが抜かれた今は、あの男とのコミュニケーションはとれなくなっていました。
茜「もう…何も言わないのね。」
スク…ヒタヒタヒタ…。
茜は椅子から立ち上がると、操縦席の方へ行きました。 操縦席のディスプレイには、”Low Battery”と表示されていました。
茜(どうやら、またバッテリーが切れちゃったみたい。博士を助けに行こうにもこれじゃ無理ね。)
茜は博士を置いてきたことを思い出して、罪悪感を感じました。 茜には何も責任はありませんが…。
茜(でも…再びバッテリーを充電しても、茜はコリンティア号の操縦なんてできない…。)
茜の頭の中は、絶望感で満たされてきました。
茜(な、悩んでいても始まらないわ。とりあえず外に出てみましょうよ。)
茜は強引に絶望感を振り払うと、ハッチの方へと歩いて行きました。
バシャン。
壁のボタンを押すと、鈍い音を立ててハッチが開きました。 すると…。
ドカドカドカ…。
3人ほどの見ず知らずの男たちが乱入してきました。
茜「きゃぁーっ!」
茜は甲高い悲鳴を上げました。