「茜と水の惑星 第参拾伍話」 |
翌日の朝。
茜は、約束の時間より少し早めに市民プールへ行き、入り口のところで理恵を待っていました。 ところで昨晩寝るときは、極太バイブの充電は行いませんでした。 股間にコードを這わせたままで寝るなんて、気持ち悪くて嫌だったからです。 それに、教団本部で早苗に充電してもらったばかりだったので、昨晩はもう充電の必要はないはずでした。 そもそも茜のバイブはまだ1度も使われていないので、電池がなくなっているはずもありませんでした。
理恵「茜ぇーっ!」
9時を少し回ったところで、理恵が元気よく走り寄ってきました。
茜「理恵ぇ!」茜は手を振って答えました。
理恵「はぁはぁはぁ…。ごめん。待った?」
理恵は息を切らせながらたずねました。
茜「ええ、ちょっとだけ。」茜は満面に笑みを浮かべながら答えました。
茜は久々に親友に会うことができて、うれしくて仕方がないようです。 そして2人は、たわいもない会話を交わしながら、入場を済ませて女子更衣室に入りました。 適当なロッカーを開けて荷物を入れると、さっそく理恵は自慢げに新しい水着を披露しました。
理恵「見て見てぇ。じゃじゃーん!」それはワンピース型の水着でした。
しかしワンピース型の水着にしては、やけに布地が少な目でした。 着てみないことにはよく分かりませんが、見たところ極端なハイレグの様でした。
茜「へぇー…。ねえ、理恵。早く着てみてよ」
茜は好奇の目で、理恵の水着を見つめました。
理恵「分かったわ。」シュルシュル、パサ、パサ…。
水着を見せ終わると、理恵はためらいもなく服を全て脱いで全裸になりました。
茜「りりり、理恵ったら。タオルで隠さなくちゃ…。」茜は動揺しました。
理恵「へっ? 別にいいじゃん。女同士なんだしぃ。それにだれも見てないじゃない。」
理恵は、うっすらと毛が生えているアソコや小振りだが形がよい乳房を、堂々と茜の目の前に さらしていました。 たしかに理恵の言うとおり、開場したてということもあり、茜と理恵がいる辺りには人影はありませんでした。 でも、何だか今日の理恵は、いつもと違って大胆なようです。 理恵は茜の目の前で、先ほどの水着を身に着けました。
キリキリ…。
理恵「んんっ…あぁ…。」
股間に鋭いハイレグが食い込む感触で、理恵は思わず喘ぎ声を漏らしてしまいました。 理恵が着た水着は純白の極端なハイレグ水着で、側面は乳房の脇にあるひもを結んでつないでいるだけという有様でした。従ってハイレグ角度は、ゆうに30度を割り込んでいました。 おまけにお腹の辺りにはご丁寧に丸い穴が開いていて、わざとおへそが見えるようになっていました。
理恵「ど、どーかしら、茜?」理恵は、顔を真っ赤に染めながら聞いてきました。
奇妙なことに、理恵にとっては、先程の全裸でいるときよりこの大胆な水着を着たときの方が 恥ずかしいようでした。
茜「す、すっごいハイレグじゃん。これじゃふんどしよ、ふんどし。理恵にしては、ずいぶんと がんばったものね。」
茜は率直な感想を述べました。
理恵「えへへ…。茜にそう言ってもらえるとうれしいわ。」
理恵は照れ笑いをしました。しかし、その表情には意味深なものが浮かんでいました。
茜「じぃー…。」茜は理恵の艶姿をじっくりと見つめていました。
理恵「ばっかぁ…そんなにじろじろ見ないでよ。それより早く茜も着替えてよ。」
理恵は恥ずかしがりながら文句を言いました。
茜「え…ええ。そうするわ。」茜は気のない返事をしました。
なぜなら、茜の着替えはかなりめんどうだからです。 茜は、極太バイブを外すことが許されていないので、例の巫女専用の水着を着ることになります。 しかし、着替える際に理恵にバイブを見られたら大変です。 と言うより、見られた日には茜は破滅でした。 なお健二にはすでにバイブを見られてしまいましたが、ディープキス&フェラチオでごまかしておいたので、こちらの方はなんとかなりそうでした。 しかし理恵は女の子なので、万一の場合、同じ手は通用しないような気がします。
茜は、一応着替えの手順を考えてきました。 まずは、着替えに入る前に1度トイレへ行き、バイブのねじを回してベルトを外しておきます。 実は理恵が来るまでの間に、それは済ませてありました。 短時間でしかも大人しくしていれば、ベルトなしでもバイブが抜け落ちることはなさそうでした。 そもそもイボイボ付きの極太バイブなので、そうそう簡単に抜けるものではありません。 しかしその後が大変です。 バイブが見えないようにミニスカートを穿いたままで、例のプラグ付きの黒いビキニパンツを穿くことになりますが、理恵にプラグをはめる動作を悟られてはなりません。 よって茜は、昨晩ビキニパンツの穿き脱ぎの練習を何度もこなしてきました。
茜は練習通りに、左手でミニスカートをめくれないように抑えながら、右手でプラグが見えないようにして ビキニパンツを持ち、それをそっと股間へ這わせて、手探りで2本の極太バイブにプラグをはめ込みました。
ジャキ、ジャキ…。
茜「んっ…。」プラグがはまる感触で、茜は思わず声を漏らしてしまいました。
理恵「茜ったら、随分と慎重なのね…。そんなの、パーっと脱いでパーっと着ちゃえばいいじゃないの。」
茜の着替えを観察していた理恵が、じれったそうに言いました。
茜「茜ってね。見かけによらず、恥ずかしがり屋さんなのよ…。」
茜は、これまでの自分を全面的に否定するような言い訳をしました。
理恵「ふーん。」理恵は気のない返事をしました。
しかし、茜への視線は一向に外す気配がありませんでした。 続いて茜は、股間が見えないようにミニスカートの各々の脇だけをめくりながら、ビキニパンツの腰ひもを結びました。
キュッ…。キュッ…。
これは、ひだひだのプリーツスカートを穿いているので、それほど困難な作業ではありませんでした。
茜「ふぅー…。」
ようやく茜はビキニパンツを穿く”作業”を終えたので、安堵のため息をつきました。
額には汗の玉が浮かんでいます。
理恵「ねえ、まだぁ?」理恵がせかしてきました。
茜「ご、ごめん。もうすこしよ。」
シュルシュル、パサ…。
ここで茜は、ようやくミニスカートを脱ぎました。 今日のミニスカートは、教団からもらったものと色・形ともに同じものでしたが、自前のものを 穿いてきました。またTシャツも、教団からもらった青いものではなく、自前のピンクのものを着てきました。 別に教団の印とかが付いているわけではないので、教団にもらったものを着てきても良さそうでしたが、心理的に親友の前では、極力教団のものは着ていたくはありませんでした。水着は別としても…。
シュルシュル、バサ…。ぷるるーん…。
Tシャツを脱ぐと、すぐに茜の豊満な乳房が飛び出しました。
理恵「すっごーい。茜ったら、相変わらずおっきいのね…。」
理恵は羨望の眼差しで、茜の豊満な乳房を見つめていました。
茜「そ、そーお?」
茜は曖昧な返事を返しながら、さっさと黒いブラジャーを着けてしまいした。
理恵「茜ったら、すっごいわ。黒ビキニじゃない、それ。負けたわ…。」
理恵は残念そうに言いました。
まだ理恵には、ビキニ…それも妖艶な黒ビキニなどを、着る度胸はありませんでした。 茜「そ、そーお?」茜は、再び曖昧な返事を返しました。 理恵はもちろん気づいていませんが、茜の着ているビキニは、外観より中味の方がはるかに恥ずかしい状態にありました。依然として股間の2つの穴には、極太バイブが挿入されたままであるからです。つまりこのビキニは、プラグで直結して極太バイブを抜けないようにし、またその存在を巧みに隠すことができる、ある意味機能的なビキニでした。
茜「さっ、理恵。プールへ行きましょうよ。」
茜はようやく着替えという難関をクリアすることができたので、すぐにでも泳ぎたい気分になりました。
理恵「…ねーえ、茜…。」理恵は怪訝そうな表情で、茜を見つめていました。
茜(ドキッ! も、もしかしてバレたんじゃ…。)茜は死ぬほど焦りました。
茜「な、な、なにかしら?」しかし、口ではなんとか冷静を装いました。
理恵「茜、下着…着けてこなかったの?」
茜「えっ? そ、そんなことは…。」
理恵「だって、ノーブラはいつものこととしても、茜ったら着替えるときにパンティを 脱がなかったじゃない。」
茜「あっ!」茜はうかつでした。
茜は長いことノーパンで過ごしてきたので、パンティの存在などすっかり頭の中にはありませんでした。 そもそも茜は、教団の戒律により下着の着用を禁止されているので、たとえ気づいていたとしても、 パンティを穿いてくるわけには行きませんでした。
茜「そ、それはその…つまり。えーと…。」茜は口ごもりました。
理恵「ま、別にいいけど。どーせ茜はおっちょこちょいだから、パンティを穿いてくるのを 忘れちゃったんでしょ?」
茜「えへ、えへへへ…。じ、実はそーなの。」茜は素直に肯定してみせました。
理恵「まったく…。よくそんなんで、ミニスカートなんか穿いていられるわね。」
理恵は皮肉を言うと、茜に背を向けてさっさと歩いていってしまいました。
茜「ちょっと理恵ったら。待ってよぉ。」茜もすぐそのあとに続きました。
プールサイドも、まだ開場したてということもあり、人影はほとんどありませんでした。 しかし、幼い顔つきとは不釣り合いな大胆な水着に身を包んだ茜たち2人は、市民プールのファミリー的な雰囲気からは完全に浮いていました。
茜「すっごくすいてるね。」
理恵「ええ。ま、それをねらって早く来たんだし。」
茜「ねえ、理恵。すいているうちに競争しようよ。」
理恵「いいわ。」2人は、競泳用の50メートルプールに入りました。
市民プールらしく飛び込みは禁止されているので、2人は入水した後、スタート地点に並びました。
理恵「いくわよ。よーい、ドン!」
ザパ…バシャバシャ…。
理恵の合図とともに、2人は同時に泳ぎ始めました。 茜は泳ぎはあまり得意ではありませんが、水の惑星で長距離を泳いだり、スキューバーダイビングをしたので、幾分か上達していました。 一方の理恵は、テニス部に所属するスポーツギャルなので、体力は茜より上でした。 2人はほぼ互角に泳いでいました。しかし…。
茜(あっ!…あぁーん…。あ、アレが茜の中で…。)
茜はうかつにも、股間の極太バイブの存在をすっかり忘れていました。 これが、激しい泳ぎの動作で水着が動くたびに水着と直結しているために暴れてしまい、各々の穴の肉壁を激しく刺激していました。つまり茜は、大変なハンディを背負っていたのです。 茜の泳ぎは次第に減速していきました。 理恵「いっちばーん!」理恵はゴールに到達すると、人差し指をかざして得意げに宣言しました。 茜は理恵に遅れること10数秒で、ようやくゴールに到達しました。
茜「んんっ…あぁーんっ…。はぁはぁはぁ…。」
ゴールに到達すると、茜は喘ぎ声を交えながら息を切らせました。
プルプルプル…。
しかも、水面下では激しく腰を振っていました。 理恵「ねえ、茜…。どうしちゃったの?」理恵は、怪訝そうに茜を見つめていました。
茜「はぁはぁはぁ…。えっ? うんーん。な、何でもないの…。はぁはぁはぁ…。」
茜は激しく息を切らせながらも、なんとかごまかそうとしました。
理恵「茜ったら、変…。まだ1回しか泳いでいないのに…。」
理恵は、茜の疲労ぶりを不審に思いました。
茜はもちろん疲労しているのではなく、極太バイブと直結したグロテスクな水着のおかげでアソコとアヌスを激しく刺激されてしまい、穴の中がジンジンとうずいてしまってどうしようもない状態にありました。 もちろん理恵には、そんなことは口が裂けても言えませんでした。 理恵はまじめな性格なコなので、もしも茜が卑猥な極太バイブをはめて性的快楽に溺れながら泳いでいる ことがバレてしまったら、冗談で済みそうにはありませんでした。 茜の行為は、神聖なスポーツを侮辱する行為だからです。 バレてしまったら、理恵とは絶交になってしまうかもしれません。 好きこのんで、こんなモノをはめているわけではないにしても…。 そう思うと、茜は悲しくなってきました。 教団は、茜のプライベートな時間まで奪っているのです。 茜「茜…もう上がるわ…。」茜は力無く言うと、水から上がりました。
ザパッ…ピタ、ピタ、ピタ…。
理恵「茜…。」理恵は呆然と、茜を見送りました。
茜はプールサイドにバスタオルを敷き、その上にうつぶせになって寝ころびました。 ここは市民プールというチープなプールなので、デッキチェアのようなものはもちろん 置いてありませんでした。
しばらくすると、アソコとアヌスのうずきは収まってきました。 茜はぼんやりと、まだプールの中で泳いでいる理恵を見つめていました。 理恵は一生懸命に泳いでいました。 ここへは遊びに来たと言うよりは、むしろ泳ぎの練習に来たと言った方が正解と思えるほどです。 茜はもちろん付き合えませんでした。
いまいましいバイブ…。いっそのこと抜いてしまいたい!
しかし、それは決して許されないことでした。 バイブを抜いてしまうと、早苗の話にあったような過酷な罰が待ち構えているからです。 教団を脱退すれば、バイブをはめなくてもよくなるかもしれませんが、それでは宇宙船コリンティア号に乗れなくなってしまいます。 博士のいなくなった今となっては、コリンティア号に乗れるのはダミアム教団の信者に限られていました。 また、博士の研究所は教団によって完全に占拠されているので、こっそり忍び込んで乗り込むことは まず不可能でした。更にそれ以前の問題として、茜はコリンティア号の操縦法など何一つ知りませんでした。 つまり、水の惑星に置き去りにしてきた博士を助けに行く道はただ一つ。 だれか操縦ができる信者と一緒にコリンティア号に乗せてもらい、茜の絞り立ての愛液を使って 星間航行システムを発動させることです。
しかしそこへ至る道のりは長く、苦難に満ちていました。 常に極太バイブをはめられたままでの生活。汚物処理専門の恥辱に満ちた修行。 上位者の命令は絶対。それによって引き起こされた客寄せのためのアヌス露呈ショー。 ようやくその地獄から解放されたと思ったら、今度はバイブが2本に増えて、おまけに水泳をする ときでさえ、バイブをはめていなければなりませんでした。
茜の頭の中では、これまでの悪夢のような出来事が走馬灯のように駆け巡っていました。 しかしけっして悪いことばかりではなく、昨日は弥生という力強い味方ができました。 弥生に頼めば、もっと早くコリンティア号に乗せてもらえるかもしれません。
茜(もうちょっとの辛抱じゃない。耐えるのよ、茜…。)
茜は自分に言い聞かせました。
しばらくすると、泳ぎ疲れた理恵が上がってきました。
理恵「はぁはぁはぁ…。茜ったら、さっきからちっとも泳ごうとしないじゃない。どうしちゃったのよ?」
理恵は心配そうに声をかけてきました。
茜「その…茜、今日はちょっと体調が悪いの…。」茜は、適当な言い訳をしました。
理恵「えっ? そうだったの。それならそうと、もっと早く言ってよ。」
茜の元気の無さから見て、理恵は茜の言葉を信用しました。
理恵「もう帰ろうか、茜…。」理恵は残念そうに言いました。
茜「でも…せっかく理恵に誘ってもらったのに、悪いわ…。」
茜は、申し訳なさそうに言いました。
理恵「でも茜の体調が悪いんじゃ、どうしようもないでしょ?」
茜「それなら、茜だけ帰らせてもらうわ。理恵ったら、だいぶその水着にも慣れてきたみたいだし。」
茜は理恵の大胆な水着姿を見つめました。 股間はアソコの毛が今にもはみ出しそうなくらい激しいV字カット。 もちろん理恵は、はみ出しそうな毛は全て剃ってきていました。 またお腹の丸い穴からは、相変わらずエッチにおへそが顔を出していました。 ちょっと前までの理恵だったら、見ただけで卒倒してしまいそうな格好でした。
理恵「もう、茜ったら…。でもお言葉には甘えさせてもらうわ。」
もちろん理恵は、まだ帰りたくはありませんでした。
茜「じゃ、今日はごめんね、理恵。」
理恵「それじゃ、体に気を付けてね、茜。」2人はプールサイドで別れました。
茜は女子更衣室に戻ると、すぐに着替えました。 もう一瞬たりとも、こんなグロテスクな水着を着ていたくはなかったからです。 そして、ピンクのTシャツと白いプリーツスカートに身を包んで、市営プールをあとにしました。