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「茜と水の惑星 第参拾八話」

弥生(なんてひどいことを…。”私のとき”は、あそこまではやらなかったのに…。)
弥生は、5階の窓から茜が護送されていく様子を見つめていました。 ガラス張りの護送車に乗せて、全裸でしかもわざわざ恥部が見えやすいようにX字型に鎖で拘束するなど、やりすぎにも程がありました。その上、特大の浣腸まで…。 これは、陰謀を立案した槙原の暗い情熱の大きさを物語っていました。

男「いかがなされましたかな? 総大主教様。」
突然、弥生の背後から男の声が響き渡りました。
弥生「えっ!?」弥生は驚いて振り向きました。
男「おっと、驚かせてしまいまして大変申し訳ございませんでした。」
男はうやうやしく頭を下げました。
弥生「槙原かっ! 誰の許可を得て入ってきたのか?」
弥生は強い口調で詰問しました。
この部屋は弥生の自室なので、弥生の許可なしでは入室できないことになっているからです。
槙原「大変失礼いたしました。ただちょっと…総大主教様のお耳に入れておきたい件がございましたので、参上つかまつりました次第で…。」
槙原は、意味深な笑みを浮かべながら答えました。 なお槙原は、こともあろうに弥生の身体をそのいやらしい視線でなめ回していました。
弥生「な…何の件だ?」
弥生は、槙原の視線におぞけを感じながらも、なんとか総大主教の威厳を保って問いかけました。
槙原「茜と申す巫女に関する件でございます。つい先ほど、あの者の戒律破りに対する判決が 言い渡されました。」
槙原は、状況を見れば分かるようなことを、今さらながら報告に来たようでした。
弥生「あれを見れば分かろう。」
弥生は、窓外をあごで指し示しながら、吐き捨てるように言いました。
弥生は、槙原にはあまり良い感情は持ち合わせていませんでした。 いや、むしろ生理的嫌悪感すら抱いていました。 槙原「いやいや。総大主教様のご明察、大変恐れ入ります。」
槙原は白々しく追従(ついしょう)しました。もちろんそのいやらしい瞳の奥では、”ふん、コムスメが”と吐き捨てていました。
槙原「ただあの者は巫女とは申しましても、総大主教様専属の巫女でございますので、正確な情報を 直接お耳に入れておく必要があると愚考いたしました次第で…。」
槙原は、明らかにもったいぶっていました。
弥生「さっさと申したらどうなんだっ!」
弥生はいらだって、大声を出してしまいました。
唯一の味方…友達である茜がひどい目に遭わされている現場を目撃した上、生理的嫌悪感すら抱いている男が現れたとあっては、弥生がいらだつのも無理もありませんでした。
槙原「それでは申し上げます。刑罰の内容は、
1.衣服をまとう権利の剥奪。
2.神罰浣腸1回。
3.新型超神具の使用による懺悔(ざんげ)24時間。
となっております。」
槙原は、何とも楽しそうに言いました。
なお、刑罰の内容については、かつて弥生の身にかけられたものと変わりありませんでした。 ただし、当時の弥生も一時的に衣服を没収されましたが、廃棄処分にまでされた覚えはありませんでした。そもそも仕置き場に到着するまでは裸にされなかったし、浣腸もされませんでした。 また何よりも、ガラス張りの護送車に乗せられて、鎖でX字型に吊された覚えなどありませんでした。

弥生「新型?」弥生は槙原のセリフの中で、この言葉が引っかかりました。
槙原「左様で…。」
パンパン…。槙原は、そう言いながら大きく手をたたきました。
すると、配下の科学僧がひとり入室してきました。 科学僧の手には、2本の極太バイブが握られていました。このバイブには、なぜか神具に付きものの固定用ベルトは付いていませんでした。
槙原「これは通常の神具とは違い、ベルトで固定する必要はございません。」
槙原は2本のバイブを手に取りながら、さっそく説明を開始しました。
槙原「なぜなら、コントローラー側の”イジェクトボタン”を押さない限り、穴からはけっして抜け出ることがないように設計されているからです。こいつはね、我が科学僧の技術力の結晶ですよ。」
槙原は自慢げに言い、弥生にそのグロテスクな極太バイブを差し出しました。
弥生「なぜ、ベルトが必要ないのか?」
弥生は極太バイブを受け取りながら、怪訝そうに尋ねました。
槙原「それは搭載している自動位置制御システムによるものです。万一超神具が抜け落ちそうになったり、また無理に引き抜こうとすると、表面にある無数の突起が蠢動して、自動的に穴の定位置にまで戻るようになっているんですよ。」
槙原は、満面に笑みを浮かべながら説明しました。
槙原「しかも出力はこれまでのモノの約1.5倍。にもかかわらず、電池の持ちはこれまでモノとほとんど変わりません。また電池が切れそうになりますと、警告ブザーが鳴り、突起が穴の壁に食い込んで抜けないようにロックされます。それでも充電せずに警告を無視し続けますと、今度はおしりの超神具から強力な浣腸液が注入されるようになっています。これは、あの不届きな巫女にはぴったりの代物ですよ。」
弥生「ほぉー、そうなのか…。」弥生は、冷静を装って答えました。
もちろん心の中では、茜に対する心配がより一層高まっていました。 こんなバイブをはめられてしまったら、茜が無事ですむ保証はどこにもありません。 また、万一逃げ出すチャンスがあったとしても、バイブが抜けず汚物の排泄ができなくなってしまうので、逃げ出すことはできません。
槙原「ほほぉ。総大主教様におかれましては、まだお分かりにならないのですかな?」
ここで槙原は、意外なセリフを吐きました。 また、そのいやらしい視線は、いつの間にか弥生の股間に注がれていました。
弥生(ドキッ!)
弥生「なっ、何のことだ?」弥生は内心驚きましたが、何とか冷静を装いました。
槙原「ま、いいでしょう。その新型は、総大主教様に献上いたします。どうぞお好きにお使い下さい。なおこれは、いまあなた様の手元にあるコントローラーとシンクロするように、すでに調整済みですので…。」
槙原はそう言い残すと、先ほどの科学僧と共に退室しました。
槙原「失礼いたしました。」
ガチャン…。

弥生「ふうー…。」槙原がいなくなると、弥生は大きなため息をつきました。
そして、着ている真っ赤なミニチャイナ服の裾をまくり上げました。
ババーン。
何と弥生の股間の2穴には、例の超神具が埋め込まれていました。 このバイブは、一度味わってしまうとやめられなくなってしまうオンナの麻薬のような代物でした。 弥生は総大主教になった後も、自らの淫乱と成り果ててしまった本能により、バイブを取り外すことができなくなっていました。 と言うより禁断症状にさいなまれて、総大主教になって一度は取り外したバイブを再びはめるように なっていました。 2年もの長い間、この強力なバイブに性的快楽を味わされて過ごしてきた弥生にとっては、すでにそれなしでは生きては行けなくなっていたのです。
槙原は、もちろんそんなことは百も承知でした。その上で、弥生に新型を手渡したのです。 実は、槙原はこの強力なバイブを使って、弥生をその辺にいる女性信者と同様に手なずけようと 考えていたのです。所詮弥生も、バイブの中毒患者という一点に置いては、他の女性信者たちと 何ら変わりないからです。 ちなみに弥生は、腰の切り込みの大きいチャイナ服を着ていることから、バイブの固定ベルトは、 外から見えないように体を縦断する特別製のものを使用していました。

時刻は午後5時半を回りましたが、辺りはまだ明るいままでした。 茜を乗せたガラス張りの護送車は、丁度駅前の繁華街の中を走っていました。
茜「あぁーんっ…うっ、くぅー…。」
茜は、特大浣腸による強烈な便意に苦しんでいました。 もちろん全裸で、X字型に鎖で吊されたままです。
ギシ、ギシ…。
ちなみに護送車は、道行く人々に茜の恥ずかしい姿をよく見てもらうために、わざとゆっくり走っていました。 繁華街は会社帰りのサラリーマンや学生たちで溢れかえっており、付近をガラス張りの異様な護送車が通りかかると、そのほとんどの人々が視線を送ってきました。 茜は大勢の人々の目の前で、豊満な乳房や肉付きの良いおしり、パックリと開かれた股間をさらしていました。
もちろん鎖でつながれていたのでは、恥部を隠すことなど出来ません。 それは年頃の女の子にとっては、これ以上ないはずかしめでした。 また茜は、はずかしめに加えて強烈な便意にも耐えなければなりませんでした。 こんな大勢の前でウンコを漏らしてしまったら、茜のプライドは完全に打ち砕かれてしまうからです。それに比べれば、美しい裸体を見られる方がまだましと言えました。
茜「あっ、だめっ! い、いやーん。見ないでぇ!」
茜は強烈な便意に耐えながら、無駄とは知りつつも必死になって叫びました。 しかし、この荷台は防音設計になっているので、茜の声はもちろん、茜からも外の音を聞き取ることはできませんでした。 しかし…。よくよく見ると、外の人々の反応はいまいちでした。 彼らの目の前で、全裸の美少女が、恥部を思いっきりさらすX字型に吊されているにもかかわらず、 護送車の前に黒山の人だかりができるようなことはありませんでした。 もちろん茜には、外の人々の反応を確認する余裕などありませんでした。

ピクピクピク…。そして、いよいよ茜の腰は痙攣を始めてしまいました。
崩壊の瞬間が刻一刻と迫って来たためです。 そして…。
茜「いやあぁぁぁーーーっ!!」
ぶりぶりぶりーっ! ぶばばばばばーっ!
茜の絶叫と共に、アヌスからおびただしい量の汚物が噴き出されてしまいました。 茜のアヌスは、極太の肉棒を挿入できるくらいまで拡張されているので、もともと排泄は我慢しにくい状態にありました。なお茜は、拘束具によって股を強制的に大きく開かされているので、汚物が足にかかることだけは避けることができました。 また、特大浣腸をされた後の強制排泄だったので、それこそ腸の中が空っぽになるまで汚物を排泄してしまいました。よって、噴き出した汚物は床にこんもりと大きな山を築きました。 茜「うっ…ううっ…。ひっく、ひっく…。えぇーん、えーん、えーん…。」
汚物の排泄が収まると、茜は大声を出して泣き出しました。 今までは、どんなひどい目に遭わされても何とか泣かずに耐えてこられた茜ですが、今回ばかりは 耐えられませんでした。 なんせ今回は、一糸まとわぬ姿で、大勢の人々が見ている前でX字型に鎖で吊されて、その上汚物の強制排泄までさせられたのです。
年頃の女の子である茜にとっては、これ以上ない”生き地獄”でした。茜は子供のように激しく泣きじゃくりました。 茜の崩壊を確認すると、護送車は急に速度を上げて繁華街を抜けました。 そして高速道路に乗って、ようやく更生所なる施設を目指しました。

茜が壮絶なはずかしめを受けている間、弥生はけっして時間を浪費するようなまねはしませんでした。弥生は、独自の捜査を開始することにしました。もちろん茜の無実を晴らすためです。 まずは茜の調書や判決書、証拠品である電池切れの超神具に至るまで、今回の事件にかかわる全てのものを自分の元へ集めさせました。 そして、さっそくそれらを入念に確認していきました。
弥生にとって茜が無実であることは、疑う余地すらありませんでした。 しかし、たとえ総大主教であっても、事実上権力は3主教に握られているので、無実の証拠を手に 入れないことには茜を救うことはできませんでした。 それに、かつて何度も刑罰を受けた弥生ならいざ知らず、それ以外の女の子に、あの強力な超神具…それも出力が1.5倍に強化された新型を使用した責め苦には、けっして耐えられないように思えました。 良くて廃人、最悪で死に至ることさえ考えられました。 弥生「………。」調書には、たいしたことは書かれていませんでした。
書かれている内容と言えば、超神具が間違いなく電池切れの状態であるという科学僧からの調査報告や、茜自身もそれを認めたという教育僧から尋問報告など、ごくありふれたものだけでした。 もちろん、逮捕するに当たっていきなり茜の身ぐるみを剥いだことや、本部内を全裸で連行したことについては、一切触れられていませんでした。 また判決書の内容は、先ほど槙原が説明したものと同じでしたが、通常であれば仕置き場へ移送された後に、全ての刑罰が執行されることになっていました。かつて弥生が同じ刑罰を受けたときはそうでした。
つまり茜の刑罰には、明らかに勝手な”肉付け”が施されていました。 その証拠に、判決書に書かれていない衣服の即時没収・廃棄処分や、野外での浣腸・全裸護送などが、白昼堂々と実行されていました。 こんなことがまかり通るのは、総大主教が弥生に交代してその権力が衰えたのを良いことに、3主教たちがやりたい放題になっているためでした。 3主教は、茜を精神的・肉体的に徹底的に追いつめ根を上げさせて、自分たちの手下にするつもりでした。
あれだけの目に遭わされて根を上げなかったのは、唯一かつての弥生だけでした。 もちろん彼らの最終目的は、弥生から次々と味方を奪っていき、精神的に追いつめて総大主教の職を 辞任させることにありました。 そもそも茜は槙原によって、初めから”弥生を精神的に追いつめるための道具”として、 入信させられたのです。槙原は、”人を見る目”に長けた男でした。 槙原は、あの研究所での茜との短いやりとりの中で、茜こそがその道具としてうってつけだと見抜いたのです。 そして、”宇宙船に乗って博士を救出に行きたい”と言う茜の弱みにつけ込んだのでした。 ちなみに弥生が辞任した後は、彼ら3主教の間で権力闘争が始まるのは目に見えていました。 しかし今は、弥生を辞任に追い込むと言う共通目的のために、彼ら3主教は一時的な同盟関係を 結んでいました。
弥生「あ…茜さん…。」ふと弥生はつぶやきました。
その視線は、かつて茜の股間の2穴に深々と埋め込まれていた2本の極太バイブに注がれていました。 弥生には、このバイブが茜の形見のように感じられました。
弥生(だ…だめよ。こんなところで弱気になっちゃ。茜さんは、きっと今頃はひどい目に遭わされているのよ。今度こそ私がしっかりしなくちゃ、茜さんに申し訳ないわ。)
弥生は自分を叱咤しました。 しかしそうは言っても、弥生はお人好しな性格なので、陰謀を暴くようなことは不得意でした。 そもそも、陰謀を立案するようなマイナーな思考回路は持ち合わせていないからです。
弥生「そ…そうだわ。この超神具の生い立ちを調べれば、きっと何か分かるかもしれないわ。」
弥生はバイブを見つめたことにより、良いアイデアが浮かびました。 普通の人であれば、そんな基本的なことにはすぐに気づくかもしれませんが、弥生という女の子にとってはなかなか難しいことでした。
弥生は、さっそく茜の超神具の出荷検査証を持ってこさせました。 そこには、茜に手渡した当日にフル充電した上で出荷された旨が記されていました。 また、動作テストの項目も全て”異常なし”と記されていました。
弥生「よもやこの検査証に、嘘偽りなどないな?」
弥生は、当日検査に当たった科学僧の男を呼び出して詰問しました。 それは、総大主教の威厳に満ちた高圧的な言い方でした。
科学僧「そ、そのようなことは、断じてございません。」
科学僧は、弥生の御前でひれ伏して答えました。
弥生「おまえは容疑者のひとりだ。容疑が晴れるまでは衣服を没収の上、地下牢にて監禁する。」
弥生がそう宣言すると、科学僧の背後に控えていた2人の屈強な教育僧たちが引っ立てていきました。
科学僧「そ、総大主教様ぁーっ! ど、どうかお許しを。私は何もいたしておりませーん…。」
科学僧は許しを請いながら、総大主教の間から連れ出されていきました。 そして弥生の命令通り、身ぐるみを剥がされた上で地下牢へと入れられてしまいました。 弥生には、もちろんこの科学僧が犯人かどうかなど分かりませんでした。 しかし、今茜が受けている責め苦のことを思うと、こうでもしない限り弥生の気が収まりそうもありませんでした。
弥生「よし、次だ!」弥生は叫ぶと、腕のコントローラーのボタンを押しました。
なお、総大主教の間には、すでに専属の巫女が一同に集められていました。 総大主教の椅子に続く通路の両側にそれぞれ2人ずつ、計4人が床の上で正座していました。 ちなみに総大主教だと、巫女は5人まで所有することが認められていました。 もちろん5人目は茜でした。

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