「茜と水の惑星 第四拾壱話」 |
弥生「専門…。」弥生は”専門”と言う言葉が引っかかりました。
弥生「そう言えば、超神具の専門は科学僧か…。ああっ! そうだ。科学僧になら、その方法とやらが分かるかもしれないぞ。」
弥生は、ようやくそのことに気づきました。
岡田「おおーっ。さすがは総大主教様。」すると、岡田は露骨に追従しました。
弥生「だが…。」科学僧と言えば、その僧長は”あの”槙原です。
槙原は、弥生に対しては常に面従腹背で臨んでいる節が見られるので、とても弥生の捜査に協力するとは思えませんでした。
岡田「そうとなれば、さっそく槙原主教殿をお呼びしましょう。」
岡田は、弥生の気持ちなど知らずに軽々しく言い放ちました。 ちなみに岡田は大主教なので、主教の槙原より身分は上であるはずです。 にもかかわらず、槙原に対しては”殿”付けで呼んでいました。 これは、岡田が槙原に対してもこびを売っている何よりの証拠でした。
弥生「いや、槙原はだめだ。」弥生は、岡田の申し出をあっさりと拒絶しました。
岡田「はぁ? なぜでありましょうか。」岡田は、無礼にも弥生に聞き返しました。
弥生「槙原は、その…えーと…。おおーっと、そうであった。今は研究所の方へ行っていて、忙しいからだ。」
弥生は、苦し紛れに適当な理由を付けました。 岡田「ふむふむ、なるほど。総大主教様のおっしゃる通りですな。たかだか巫女ひとりの無実を晴らすために、重要な任務を遂行なされている槙原主教殿にわざわざお越しいただくのも、たしかに…。」
岡田は勝手に納得しました。
弥生「ジロッ」すると、弥生は鋭い視線で岡田を睨み付けました。
弥生の無二の友達である茜の対して”たかだか”とは何か! 弥生の目はそう語っていました。
岡田「おや? どうかなされましたかな。」
岡田は、睨まれた理由などこれっぽっちも理解していませんでした。
弥生「いっ…いや。何でもない。」弥生は、怒りをかみ殺しながら答えました。
今はひとりでも味方が欲しいところです。たとえ、こんなヤツでも…。
弥生「で、岡田には、槙原の他に誰か適当な人物は思い当たらんか?」
弥生は、すぐに平静さを取り戻すと、引き続き岡田の”それほど優秀ではない頭脳”に頼ることにしました。
岡田「槙原主教殿の他と申されましても…。おおーっと、すっかり忘れておりました。先ほど尋問した科学僧などはいかがでしょうか?」
弥生「おおっ! なるほど。それは良い考えだ。今日の岡田は冴えておるぞ。」
すると、一転して弥生の表情が明るくなりました。 あの科学僧というのは、なかなか良い人選のように思えます。 彼は神具や超神具の専門家であり、つい先ほど弥生の権威を見せつけられたばかりなので、素直に言うことを聞く可能性も高いからです。
弥生「では、岡田に命じる。至急、先ほどの科学僧を連れて参れ。」
弥生は厳かに命じました。
岡田「ははっ。では、さっそく。」
岡田は、至急とのお達しなので、携帯電話を使って配下の教育僧に例の科学僧を連れてくるよう命じました。
一方、茜は…。
所長の河原に連れられて、更生所の最下層…地下2階へと連れて行かれました。 もちろん、例の角材型の拘束具を背負わされたままです。
ジャラ…ジャラ…。
地下2階には人の気配がなく、足枷の鎖が鳴らす金属的な音だけが響き渡っていました。
河原「ここが茜さんのお部屋です。」
ダンディ中年風の河原は、相変わらず丁寧な口調でした。
なお、ここは地下2階ですが、修行所の地下とは違いコンクリート剥き出しではありませんでした。 床にはタイルが敷き詰められ、壁には壁紙が貼られています。 よって、修行所で感じた牢獄のような雰囲気は全くと言って良いほどありませんでした。 また、河原に示された部屋には、まるでホテルの個室のようなおしゃれなドアが付いていて、 ドアには”懺悔の間”と書かれたプレートがはめられていました。 また、ドアのすぐ脇の壁には、服を掛けるハンガーがかかっていました。
河原「普通ですと。懺悔の間へ入室なさる場合は、この場にて衣服をお脱ぎいただいくことになって おりますが…。」
河原は説明を始めました。まるで浴室か何かに入るような説明です。
河原「しかし…。その必要はなさそうですね。」
河原は、茜の裸体を見つめながら言いました。
茜「えっ? あっ…。」
そう言われると、茜は再び顔を赤く染めました。プシュ…。
茜は逮捕された時点で、すでに服を没収…と言うより剥ぎ取られていました。 おまけに刑罰が確定した時点で、私服に至るまで廃棄処分されてしまいました。 つまり茜には、着る服など何一つ存在しないのです。
河原「ええと…。改めてここで、茜さんに課せられた刑罰の内容をご説明します。刑罰の内容は、
1.衣服をまとう権利の剥奪
2.神罰浣腸1回
3.新型超神具の使用による懺悔24時間
となっており、1,2のところはすでに執行済みとありますが、相違ありませんか?」
河原は、教団本部から送られてきたFAXを見ながら説明しました。 まるで、ディナーのメニューを紹介するような口調です。
茜「はい。」茜は、素直に返事をしました。
河原「なら、結構です。」
茜は、河原に改めて説明されるまでもなく、自分に課せられた刑罰の内容は知っていました。 河原が説明した内容は、刑罰が確定した時点で、尋問を行った上原から宣告されていたからです。 なお、刑罰の内容は公式な判決書の中に書かれていますが、もちろんその中には、 茜がここへ移送されてくるまでの間に執行済みの、
1.巫女装束や私服の即時没収・廃棄処分
2.ガラス張りの護送車の荷台に鎖でつながれての全裸護送
3.重たい角材型の拘束具で身柄を拘束された上、急勾配な坂を鞭打ちを受けながら登らされる。
の3つについては、書かれていませんでした。
この3つについては、言うまでもなく、3主教がこの機に乗じて勝手に追加したものでした。 このことは、多少のことをやっても、総大主教でさえ止められないほど3主教の権力が肥大化していることを意味していました。
ちなみに河原は、受刑者の茜が移送されてきたら、本部から支給した特別製の拘束具をはめて逃げ出せないようにしておくようにとしか、指示されていませんでした。 よって、まさか全裸で移送されてきた茜に対して、あんな拘束具をはめることになるなんて、 夢にも思っていませんでした。また、部下たちが茜に対して鞭打ちをしたことも知りません。 ところで、この更生所の職員である河原や受付嬢は、常に余計なことは顔や言動に出さないように努めていました。これは更生所という施設の性格上、信者に対しては常に不安を与えないように配慮する必要があるからでした。
河原「それでは茜さん。お部屋に入る前に、一時的に拘束具を外させていただきますので、少しの間 じっとしていてください。」
河原は、そう言うと茜の拘束具を外しました。
カチャ、カチャ…ドシンッ。
両手両足を縛めていた枷が外されると、角材型の拘束具は床の上に転がされました。 これでようやく茜は、重い角材を背負わされる苦しみから解放されました。 茜は、すぐに手枷の後が痛々しく残っている手首をさすりました。 普通の女の子だったら、自由になった手ですぐに乳首やアソコを隠そうとするところですが、 茜は散々恥部をさらしたまま引き回されたので、今更隠す気にもなりませんでした。 また、河原は”一時的に拘束具を外す”と言ったことから、茜はこの部屋以外の場所では、 常にあの拘束具をはめられたままで生活しなければならないようでした。
ガチャ…。
河原「それでは、どうぞごゆっくり…。」
河原は、ドアを開けて茜を中へ招き入れました。
ガシャン…カチャカチャ、カチ。
茜が部屋へ入ると、河原はすぐにドアを閉めて、外から鍵をかけてしまいました。 なおこのドアは、中からでも鍵がなければ開けられない構造になっていました。
一方、総裁主教の間では…。
科学僧「ひぃーっ! お、お許しを。」
例の科学僧は、弥生の御前に引き出されると開口一番叫びました。
巫女たち「きゃーっ!」
すると部屋に控えている巫女たちは、皆一斉に悲鳴を上げました。 なんと科学僧は、生まれたままの姿で引き出されてきたのです。 何よりも、科学僧は後ろ手に手錠をかけられているので、股間の醜い肉棒を巫女たちの目の前に さらしていました。
ぷらーん、ぷらーん…。
弥生「な、な、なんだ! アレは…。」
科学僧の醜態には、さすがの弥生も動揺しました。
総大主教とは言っても、弥生も所詮は巫女たちと同世代の女の子だからです。
岡田「先ほど総大主教様は、この者の衣服を没収するように命じられました。 その命はまだ解かれておりませんので、そのままの状態で連行させました次第で…。」
岡田は弥生の動揺など全く意に介さず、すました顔で説明しました。
弥生「…そ、そう言えばそうであったな。あっ!」
弥生は科学僧の肉棒に目をやった瞬間、絶句しました。
ムクムクムク…。
なんと、科学僧の肉棒が膨張を開始したのです。 これは、すけすけのミニキャミソール一枚に、股間の2穴に極太バイブをはめられたままで正座している美しい巫女たちの姿が目に入ったためでした。
科学僧「いっ、いえ。こ、これはつまり、その…。」
科学僧は必死になって弁解しようと試みましたが、焦りすぎて言葉になりませんでした。 また肉棒を隠そうにも、後ろ手に手錠をかけられているので、隠すことなどできませんでした。 ぷらーん、ぷらーん…。
弥生「こ、これ、岡田。すぐにあの者の腰にタオルでも巻かせろ。これでは見苦しくて、尋問などできん。」
弥生は厳かに命じました。
岡田「はっ。ただちに。」
岡田は、科学僧を連行してきた教育僧に命じました。
すると、教育僧は慌てて部屋を飛び出していきました。そしてしばらくすると部屋へ戻ってきて、調達してきたタオルを呆然と立ち尽くしている科学僧の腰に巻き付けました。
弥生「ふうー…。おっと、おまえは座るな。立ったままで尋問を受けろ。」
弥生は、科学僧を座らせるとタオルがめくれて再び肉棒が顔を出しそうだったので、そのように命じました。
科学僧「はいぃーっ!」
科学僧は、それを自分に対する脅しと勘違いし、ぴしっと背筋を伸ばして答えました。
弥生「これ、岡田。この者の名は?」
先ほどは名前などどうでも良かったので、まだ聞いていませんでした。
岡田「はっ。この者は、科学僧 特殊器具開発部所属の木村と申す者です。」
弥生「それでは木村に命じる。これから私が質問することについては、全て正直に答えろ。隠し立てすることも許さん。さもないと、我が職権を持っておまえを重罰に処すからそう思え!」
弥生は、尋問するに当たって、木村に脅しの文句をたたきつけました。
木村「はいぃーっ! 総大主教様には、もちろん全て正直に申し上げるつもりでございます。」
木村は、しゃちほこ張って答えました。
岡田「これ、木村よ。わしからも忠告する。虚偽の返答があらば、即刻その汚らしいチンポをぶった切ってやるから、そう思え!」
岡田も調子に乗って脅しました。
木村「はいぃーっ!」
フニャフニャ…。
岡田の一言は弥生以上に効いたらしく、木村の肉棒はへなへなに縮み上がってしまいました。 その様子は、タオル越しからでも分かるほどでした。
弥生「ジロリ。これ、岡田。無駄な時間などないぞ。」
弥生は一瞬、岡田を睨み付けました。
弥生「では、さっそく尋問を始める。まずはこの超神具だが、おまえが出荷検査をしたときにはフル充電の状態であったとあるが、相違ないな?」
弥生は、茜の極太バイブを手に取りながら、改めて先ほどと同じ質問をしました。
木村「はいっ。おっしゃる通りでございます。間違いありません。」
弥生「よろしい。では次の質問だ。しかし、それにもかかわらずだ。翌日には電池切れとなってしまった。その間、私は一度も使用していないにもかかわらずだ。超神具とは、使わなくても勝手に電池がなくなる代物なのか?」
木村「い、いえ。断じてそのようなモノではございません。」
弥生「そうなると…だ。おまえがこの超神具に、何らかの細工を施したのではないのか?」
弥生は、猜疑を込めた視線で木村を睨み付けました。
木村「め、めっそうもありません。私は断じてそのようなことはいたしておりません。」
弥生「なら、ならばだ。なぜ、電池がなくなったのか?」
弥生は厳しく追及しました。
弥生は、だんだんと尋問のコツがつかめてきたようでした。
木村「そ、それは…。わ、分かりません。私にはまったく分かりません。」
木村は一瞬、弥生から視線をそらしました。弥生はそれを見逃しませんでした。
弥生「ほぉー。分からないと申すか。この総大主教に対して、分からないと申すのか?」
木村「わ、分からないものは分かりません。ど、どうかお許しを…。」
木村の目は、必死になって訴えかけていました。
弥生「………。」
すると弥生は、これ以上どう追求したらよいのか分からなくなりました。 弥生の能力ではこのあたりが限界のようでした。
岡田「こうなったら、拷問にでもかけて、ゲロを吐かせるより他はありませんな。」
岡田は、弥生が手詰まりになりかけたところで、助け船を出しました。
木村「そ…そんな…。」たちまち木村の顔は、真っ青に染まりました。
弥生「しかし岡田。今は一刻の猶予も許されないんだぞ。何か効果的な拷問の方法でもあるのか?」
弥生は、悠長に拷問などやっている場合ではありませんでした。こうしている間にも、刻一刻と茜に危機が迫っているのです。いや、すでに危機が訪れているかもしれません。
岡田「うーん。自白剤では少々時間がかかりますし、鞭打ちでもすぐに口を割るかどうか…。」
岡田には、その程度の方法しか思い浮かびませんでした。
弥生「あっ! そうだ。そう言えば、良いモノがあった。」
弥生はそう言うと、リモコンのスイッチを押しました。
カチ。
紀子「あぁーん…。」
すると、紀子と言う名の巫女が、かわいいうめき声を漏らして腰を振り出しました。 ちなみに巫女は、すぐ目の前に主人がいても、バイブを使って呼び出されることになっていました。 プルプルプル…。紀子は急いで弥生の御前でひざまずいて、命令を待ちました。 カチ。弥生はバイブのスイッチを切りました。
プシュー…ポタポタポタ。
すると、紀子のアソコからオンナの蜜が溢れ出しました。
紀子は、巫女としての経験がまだ浅いためか、ちょっとしたバイブの振動でも多めの愛液を漏らしてしまう女の子でした。また、羞恥にまみれて顔を赤らめていました。 ちなみに紀子は、経験が浅い割に年齢は18歳と、早苗に次ぐ年長者でした。 もともとは一般信者でしたが、途中で巫女への転身を命じられて修行所へ入り、弥生が総大主教に 昇進したおりに、1人欠けた専属巫女の補充として配属されてきました。 体付きは、胸が大きい以外は平凡な体型ですが、感度が良く初々しさがありました。 顔つきはそれ程美しくはありませんが、人好きの良い庶民的な顔をしていました。 なお実は彼女も、早苗と同じく3主教の手下として送り込まれた巫女でした。 もちろん、今回の陰謀のことは知らされていません。
彼女の役目は、お勤めが終わる度に3主教の手下の女性信者と会って、弥生の近況を逐一報告することでした。報告する女性信者は、表向きは紀子の個人的な友達と言うことになっていました。 また紀子は、早苗のように弥生に対する憎しみから3主教に付いたわけではなく、彼らに対する恐怖から彼らに付いていました。彼らに睨まれると、以前の弥生や今回の茜のような壮絶な責め苦が待ちかまえているのです。
弥生「紀子に命ずる。至急私の部屋へ行き、テーブルの上のモノを持って参れ。」
紀子「ははっ。」
紀子はひれ伏して命令を受け入れると、放たれた矢のように部屋を飛び出していきました。
岡田「総大主教様。良いモノとは、いったいどのようなモノでございましょうか?」
岡田は、気になって問いかけてきました。。
弥生「そう焦るでない。持ってきてからのお楽しみだ。ふふふ…。」
弥生は残忍な表情を浮かべて、木村を見下ろしました。
フニャフニャ…。
すると、木村の肉棒はこれ以上ないくらいまで縮み上がりました。