「茜と水の惑星 第伍拾四話」 |
女医「ふぅー、終わったわ…。どーお? 気持ちいいでしょ。」
女医は、満面に笑みを浮かべながら聞いてきました。
茜「き、気持ちいいわけが…。」
女医「あら、口答えする気?」女医は鋭い眼光で茜を睨み付けました。
茜「い、いえ。き…気持ちいいです。」茜は迫力に圧倒されて、心にもないことを言いました、
女医「なら結構よ。そのユニフォームは、部活が終わる8時に外してあげるわ。これからは毎日、
朝のホームルームが始まる10分前までに部室へ行って、そのユニフォームを着せてもらうのよ。
部室にはSのみなさんが待っているから、着せてもらうのに不自由しないわ。
もちろん学校にいる間は、勝手にユニフォームを脱いじゃダメよ。これは部の規約なのだから。
規約に違反すると、大変な罰を受けることになるのよ。」
女医は一方的に説明しました。
茜「そ…その。こんな格好じゃ、学校の中を歩けませんが…。」茜はおどおどした口調で言いました。
女医「うふっ。心配いらないわ。その上に制服を着ることは許してあげるわ。だって制服を着ないと、
校則に違反してしまうじゃない。」女医は当たり前のように言いました。
SM部も非公認とは言え部活なので、とりあえず校則は尊重するようでした。
茜「そ…その。体操をするときとか水泳をするときも、外しちゃいけないんですか?」
女医「ええー、もちろんよ。」女医は無慈悲に言い放ちました。
ベルトで拘束されるだけならともかく、股間の2穴には2本の極太ディルドまで埋め込まれているのです。
こんな状態では、とても体操などできそうもありませんでした。そもそも着替えるときに、他の女生徒に
拘束着を見られてしまいます。
女医「体操着や水着への着替えは部室でしてもらうわ。そうすれば、ユニフォームを見られる心配は
ないでしょ。」女医は補足しました。
茜「分かりました…。」茜はイヤイヤながらも、了解せざるを得ませんでした。
茜「で、もう一つあるんですけど。そ…その、う…ウンコについてですが…。」
茜は、数々の誓約文の中でこの条項が一番気になっていました。
許可なくウンコしてはいけないなんて、いったいどういうつもりなのでしょうか?
女医「うふっ。まあ、それはいずれ分かることだわ。」
女医は意味ありげに言っただけで、何も説明してくれませんでした。
そして、ようやく茜は制服を返され、ユニフォームとは名ばかりの拘束着の上にまとって、
保健室をあとにしました。
茜「ふぅー…。」茜はため息をつくばかりでした。
常に全身を締め付ける拘束着の感触。なんとも不快な感触です。これでは、あの保健室での悪夢を一時も忘れる
ことが出来ません。おまけに股間の2穴を圧迫する感触。そこには性的快感はなく、不快感だけがありました。
こんな拘束着を着せるのは、”M”として入部した部員に対して、奴隷としての自覚を植え付ける目的が
あるのでしょう。
ガラー…。茜は教室の後ろ扉を開けました。保健室へ運び込まれた原因が原因なだけに、
なるべく他の生徒達の視線を避けて教室へ入りたかったからです。
しかし、茜の望みに反して、生徒達は一斉に振り返って茜の方を注目しました。
いや正確には、茜のミニスカートに注目しました。
茜「んっ?」事情を知らない茜は、なぜ生徒達の視線がミニスカートに集中するのか分かりませんでした。
もちろん股間の2穴に埋め込まれている極太ディルドは、スカートですっかり隠れています。
先生「もう、大丈夫なのか?」今は6時限目…つまり茜が意識を失った授業より1つあとの授業でした。
つまり、この先生は5時限目の山下先生とは別人で、ただ事情を聞かされているだけでした。
茜「もう、大丈夫です。」茜ははっきりと答えると、自分の席へ向かいました。
先生「そうか。では、授業を再開する。」先生は特に追求せず、授業を再開しました。
理恵「茜ぇ…、本当に大丈夫なの…?」理恵の席の横を通りかかると、小声で聞いてきました。
茜「大丈夫よ…。」茜も小声で答えました。そして、自分の席に着きました。
茜「ふぅー…。」もちろん茜は、肉体的には回復していましたが、精神的には追いつめられていました。
今日一日の出来事で、茜の高校生活は一転して”地獄”と化してしまったからです。
SM部でどんなことが待ち受けているのか、想像するのもイヤなくらいでした。
授業が終わると、すぐに理恵がやってきました。
理恵「茜ぇ。本当に大丈夫なの?」理恵は、茜のことが心配なようです。
茜は全く元気のない顔をしていました。一見何事もないように見える制服の下では、拘束着によって身体を
がんじらめに縛られているからです。
おまけに股間の2穴には、ご丁寧に2本の極太ディルドまで埋め込まれています。
こんな状態では、元気が出るはずもありませんでした。
もちろん理恵には、そんなことは口が裂けても言えません。
SM部に在籍していることは、極秘にしなければならないからです。
部の規約に違反すると、大変な罰を受けなければなりません。
そもそも逆上した女医に、授業中にバイブでイったことをバラされてしまえば、たちまち茜は退学に
なってしまうのです。
茜「本当のことを言うと、茜…まだ調子が悪いの。だから今日はすぐに家に帰るわ。」
茜は、理恵を安心させるためにウソを付きました。
もちろんこれから茜には、”得体の知れない部活動”が待ちかまえているのです。
理恵「分かったわ、茜。じゃあ、お大事に。」理恵はいたわりを込めて言うと、教室を出て行きました。
テニス部の部室へ行くためです。理恵には、茜とはまるで違う”健全な部活動”が待っていました。
健二「じゃあ、茜ちゃん。そろそろ”ボク達”も行こうか。」
茜「えっ?」理恵がいなくなると、音もなく近寄ってきた健二がさりげなく言いました。
他の生徒達の手前、言葉遣いは普段の状態に戻っています。
茜「行くって…。健二ったら、いったいどこへ行く気なの?」
茜は、健二に付き合っている暇などありませんでした。
茜は、授業が終わったらすぐに、例の女医がいる保健室へ来るよう言われているからです。
健二「いいから、来てよ!」健二はそう言うと、強引に茜の手を引っ張りました。
茜「痛いっ! 痛いったら。離してよ!」茜は、不平の言葉を投げかけました。
しかし健二は気にも留めず、ズンズンと茜を引っ張って行きました。
健二が引っ張って行ったのは、敷地内の一番奥にある古びた建物でした。
ここは旧校舎と呼ばれ、今は全く使われていませんでした。
ギシッ、ギシッ…。旧校舎は木造建てでかなり痛んでいて、歩くたびに床が軋みました。
茜「もう! 健二ったら。いい加減離してよっ!」途中茜は、何度も健二の手を振り払おうとしました。
しかし、外観とは裏腹に、健二はものすごい力でビクともしませんでした。
そして、2人は薄暗い廊下を進んでいき、地下室へ続く階段を下り始めました。
茜「健二…。お願いよ。そろそろ茜をどこへ連れて行くのか、教えてよ。」茜は心細くなってきました。
昼間のこともあるので、また茜をひどい目に遭わそうと考えているかもしれないからです。
ピタ! すると突然、健二は立ち止まりました。茜「えっ?」
健二は立ち止まると、振り向き様に茜の頬を叩きました。
バシッ! 茜「きゃっ!」不意を突かれて、茜は悲鳴を上げました。
健二「おい、茜! 昼間オレが命令したことを忘れたのか? おまえはオレの奴隷だ。これからは
”健二様”と呼べ。」
健二は、鋭い眼光で茜を睨み付けていました。
茜「健二…。正気なの?」まだ茜は、昼間のことは冗談だと思っていました。
と言うより、冗談だと思おうと努めていました。
バシッ! 茜「きゃっ!」健二は再び、茜の頬を叩きました。
健二「健二様だ! 何度言ったら分かるんだ。」健二は情け容赦ありませんでした。
茜「こ、こんなの健二じゃないわ。グスッ…。」茜は泣きべそをかきました。
殴られたことより、健二が変わり果ててしまったことの方が悲しいのです。
バシッ! 茜「きゃっ!」健二は再び、茜の頬を叩きました。
健二「健二様だ!」健二は、意地でも茜に様付きで呼ばせるつもりでした。
茜「イヤよ! あなたのことなんて、とても様付きじゃ呼べないわ!」
茜も、意地でも様付きで呼ぶつもりはありませんでした。健二とは、あくまで対等な関係でいたいからです。
健二と主従関係なんて、まっぴら御免でした。
女の声「ほーっほっほっほ。威勢のいい声だこと。」すると突然、耳障りな女の笑い声が響き渡りました。
茜「えっ!?」驚いた茜は、キョロキョロと辺りを見回しました。
ガチャ、ギー…。すると、すぐ近くの部屋の扉が開きました。
そして中からは、黒い革製のブラジャーとパンティ、長手袋とロングブーツを身にまとった女が出てきました。
健二「女王様!」健二はそう叫ぶと、女の前にひざまづきました。
茜「あっ! あなたは…。」女は、茜に見覚えがある女でした。
女「ほーっほっほ。ようこそSM部の部室へ。あたしは、ある時は保健室勤めの女医。またあるときは
SM部の顧問。そしてその実体は…。”女王様”よ。」女は、最後のところを色っぽく発音しました。
女の正体はあの女医だったのです。しかし今更説明されなくても、茜にはおおかた予想は付いていました。
あのキツイ性格なら女王様がピッタリです。
茜「健二! いったいこれはどういうことなのよ?」茜は女医など無視して、健二に詰め寄りました。
健二「見ての通りだ。この方が女王様だ。」健二は、的はずれな回答をしました。
茜「茜が聞きたいのはそんなことじゃないわ。何で健二が、SM部の顧問と関わりがあるのよ?」
女医「ほーっほっほ。それは女王である、このあたしが説明させてもらうわ。」女医は、偉そうに言いました。
茜「つまり、あなたたちはグルだったのね。茜をワナにはめて、こんな…グスッ…。」
茜は泣きたい気分になってきました。健二と女医にまんまとハメられて、こんなとんでもない部に
入れられてしまったからです。
女医「ちょっとぅ! 勝手に答えないでくれる。」せっかく盛り上がったところで、茜が勝手に答えて
しまったんで、女医は気分を害していました。
茜「もう、こうなったらヤケよ! こんな部、即やめてやるわ!」茜はヤケクソになりました。
女医「あらそう。誓約書の内容はお忘れ? あなたは卒業するまで、SM部をやめられないのよ。」
女医は冷たく言い放ちました。
茜「あんな非常識な誓約書が、有効なはずがないわ!」茜は強気に言いました。
女医「でも、有効なのよ…。だって、この誓約書については、”理事長先生”もご承認済みだからよ。」
女医は余裕たっぷりに言いました。
茜「………。」理事長の名前を出されたとあっては、茜は沈黙せざるを得ませんでした。
女医のセリフから、理事長も何らかの形でこのSM部に関与しているようでした。
女医「あなたはSM部をやめると、授業中にバイブでイったことがバレて退学になるだけでなく、
理事長先生も敵に回すことになるのよ。それがどういう意味かお分かり?」女医は意味ありげに言いました。
つまり理事長を敵に回すと、茜は他の高校へ編入することはおろか就職することさえ出来なくなってしまうと、
暗に言っているのです。
女医「分かったなら、さっさと制服をお脱ぎ! 奴隷は部室の外で着替えることになっているのよ。」
女医は勝ち誇った風に言い放ちました。
茜「わ…分かりました。」茜は力無く答えると、制服を脱ぎ始めました。
シュル…。ブラウスを脱ぎ、スカートを降ろし、そしてルーズソックスと靴も脱ぎました。
パサ…。すると、例の拘束着が痛々しく食い込んだ美しい裸体が露わになりました。
もちろん股間の2穴は、2本の極太ディルドで串刺しになっています。
茜は羞恥にまみれて、うつむいてしまいました。
女医「ほーっほっほ。”権力に股間を貫かれている気分”はどうかしら?」
女医はなんとも嬉しそうに言い放ちました。
茜「………。」茜は答えようがありませんでした。
女医「あら、だんまり? じゃあ、さっそく”新入部員の歓迎会”と行きましょうか。」
健二「そら!」ビシッ! すると突然、健二が茜の剥き出しのお尻を鞭で打ちました。
茜「きゃあっ!」不意を突かれて、茜は悲鳴を上げました。
健二「手は頭の上におけ!」健二は偉そうに命令しました。
茜「くっ…。」茜は一瞬ムッとしましたが、ここは大人しく従うより他はありませんでした。
茜は両手を頭の上に乗せると、チャーシューのように痛々しくしばられた裸体を、無防備にさらす格好に
なりました。何ともエロチックな格好です。
そしてその姿勢のまま、2人に連れられて部室の中へ入りました。
SM部の部室は予想通り、”拷問部屋”を絵に描いた様な部屋でした。広さは30畳ほど。
部屋には所狭しと、様々な責め具が並べられています。
その中には、十字架、×字架と言った拘束台から、三角木馬、水車と言った本格的なモノまで用意されています。
女医「今日はコレね。」女医はそう言うと、リモコンを取り出してスイッチを押しました。
ジャラジャラ…。すると、天井から手枷が付いた鎖が降りてきました。
茜「あっ…。」責め具を見た瞬間、茜は何をされるのか一瞬にして理解しました。
以前にも、これと似たシーンに遭遇したような気がするからです。
茜「先生…じゃなくて、女王様! どうかお赦しください!」茜は女医に向かって懇願しました。
女医「いい響きね、あなたの声…。部屋中に響き渡っているわ。でも、所詮あなたはメス犬、奴隷よ。
メス犬はメス犬らしく、飼い主の命令には絶対に従わなければならないのよ。」
女医は無慈悲に言い放ちました。
茜「そ…そんなぁ。」その瞬間、茜の心は絶望感で満たされました。
茜「もう、いやんなっちゃうわ! あのオンナ、絶対に”サド”よ。茜のかわいいお尻をこんなにして…。」
茜はブツブツと独り言を言いながら、すっかり暗くなった夜道を歩いていました。
ちなみに、SM部なのだから、女王様がサドと言うのは当たり前な話ですが…。
茜はミニスカートをまくり上げて、お尻をさすっていました。
茜のお尻は、真っ赤に腫れ上がっていました。おまけに無数のミミズ腫れまで走っていました。
尚、後ろから見ると、茜のお尻は全くの剥き出し状態でした。
双尻の間にはTバックのヒモすら走っていません。
つまり一見すると、茜はパンティを穿いていないように見えるのです。
しかし、茜は一応ノーパンではありません。肉付きの良いお尻から股間へ目を移すと、
アヌスに”極太の栓”がはめられているのが見えます。
また股間を正面から見ると、Tフロントの布地が深々とアソコに食い込んでいるのが見えます。
つまり茜は、あの”アヌス栓付きノーバックTフロントパンティ”を穿かされているのです。
SM部において、”M”は学校では拘束着を、学校の外ではこのパンティを穿くことが
義務づけられていました。
もちろんこれは、理恵と約束したお尻がしっかり隠れるパンティとは、まったくかけ離れたパンティでした。
なんせ、お尻は100%隠れないのですから。
茜は、長めのミニスカートとブラジャーの着用の2つについては、理恵との約束を守りましたが、
パンティについては完全に約束を破っていました。
おまけに強いられたとは言え、授業中に”特大のオナニー”までしてしまいました。
茜(なんで…。なんでこんなことになっちゃったのかな…。)茜は自らに問いかけました。
健二にだまされたから…。いや、そうとばかりは言えないように思えます。
元はと言えば、茜が授業中にアソコをいじったことが原因の様に思えるからです。
確かあの夢の中でも、夏休みの3日前は、午後の授業で居眠りをしました。
しかし、アソコに指を入れてオナニーした覚えはありませんでした。
夢の中で理恵とケンカになったのはその翌日…夏休みの2日前。
理恵とのケンカが一日早まることにより、茜は、健二に今穿かされているとんでもないパンティを
プレゼントされてしまったとも言えます。
理恵に部活見学を勧められなかったら、茜は2人の遊び友達と一緒に街へ繰り出していたでしょう。
あのオナニーによって、全てが狂い始めたように思えます。
茜(ふぅー…。つまり、全て茜が悪いってことなのね。)茜はそう結論付けました。
常にアヌスに走る不快な感触。こんな極太な栓をされているのでは無理もありません。
そのうちアヌスが広がってしまうかもしれません。
もちろんこれも、茜にこのパンティを穿かせる目的の一つなのでしょう。
また、お尻を折檻されたあとでは、お尻に布地があたるパンティなど痛くてとても穿ける状態では
ありませんでした。また、”許可なくウンコをさせない”と言う目的もありそうです。
茜(茜…これからどうなっちゃうのかな。ひょっとしてこのまま3年間、SM部の”奴隷”として生きて
行くことになるのかな…。)そう考えると、茜は目の前が真っ暗になりました。