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「茜と水の惑星 第七拾伍話」

ウィーン…ガタン。
エレベータは地下2階で止まりました。
ガラガラー…。ドアが開くと、そこには牢屋のような部屋が並んでいました。
ここは、茜が最初に来た晩に閉じこめられた地下牢でした。
廊下は、10メートル間隔くらいで裸電球が吊り下がっている他は何もなく、薄暗い状態でした。
ビシッ! 女「うぅーっ!」ビシッ! 女「うぅーっ!」
その廊下の奥の方から、激しい鞭打ちの音と女のうめき声が響いていました。
茜「な…何なの?」茜は驚いて、三沢に尋ねました。
三沢「あぁ、”アレ”か? アレがさっき言ったアレだ。」
三沢は、わけの分からない返答をしました。
茜「アレがアレって…。」茜はつぶやきました。
三沢が、教団をやめるかどうか判断する前に見ろと言ったモノが、
あの鞭打ちの音と女のうめき声とどういう関係があるのでしょうか?
ビシッ! 女「うぅーっ!」ビシッ! 女「うぅーっ!」
茜「………。」茜は胸騒ぎを覚えました。
あのうめき声は、とても他人事のようには思えないからです。
そもそも、なぜあの女の人は鞭打ちを受けているのだろう? と言う疑問にぶち当たります。
きっと、何か悪いことをして罰を受けているのかもしれませんが…。
茜に関係があるとすると…。
茜「あっ!」すると突然、茜は声を上げてしまいました。
三沢は、一瞬怪訝そうに茜を見つめましたが、すぐに薄ら笑いを浮かべて、廊下の奥目指して歩き出しました。
茜は、三沢の後に付いて行きながら、考えを巡らせました。
茜(茜に関係があるってことは…。アレって”彼女”じゃないかしら?
茜を自由にしたことで、罰を受けてるとか…。)
茜は、公園での出来事を思い出しました。
彼女の正体については、口づけの感触以外全くと言っていいほど手がかりがありませんでした。
手錠と肉棒型バイブを外してくれたことから、教団関係者であることは間違えなさそうですが…。
しかし、このまま牢屋まで行けば、正体が分かるかもしれないのです。
もしアレが彼女で、茜のために罰を受けているとしたら…。
そう考えると、茜は心を痛めずにはいられませんでした。

ビシッ! 女「うぅーっ!」ビシッ! 女「うぅーっ!」
彼女がいるかもしれない牢屋へ近づくにつれて、鞭打ちの音とうめき声が大きくなってきました。
茜(誰なのかしら…?)
苦しげなうめき声に心を痛めつつも、茜は彼女の正体に思いをはせずにはいられませんでした。
三沢「ここだ…。」三沢はボソッとつぶやくと、ドアの前で立ち止まりました。
それは、金属製の厳ついドアでした。
上の方にのぞき戸が付いていますが、ピッタリと閉められているので、
中をのぞき見ることはできませんでした。
ドキドキドキ…。ドアの前に立つと、茜の鼓動は早鐘のように激しくなりました。
ビシッ! 女「うぅーっ!」ビシッ! 女「うぅーっ!」
ドアの向こうからは、絶え間なく激しい鞭打ちの音と女のうめき声が聞こえてきます。
茜(誰なのかしら…?)声からは、誰だか分かりません。
きっと、口に拘束具をはめられているのでしょう。
三沢「そら。開けるぞ!」かけ声と同時に、三沢はドアを開けました。
ギギー…。鈍い音を立てながらドアが開くと、そこには…。
茜「えっ? ……ええーっ!?」
中の光景を目の当たりにした瞬間、茜は驚きの声を上げました。
茜は、かつてこれほど驚いたことはありませんでした。
中には、全裸で吊された美少女と、鞭を構えた屈強な教育僧が立っていました。
彼女は、天井から吊り下がった枷と足下に打ち付けられた枷で四肢を縛められ、
強制的にX字のポーズを取らされていました。
かつての茜と同じ拘束方法です。
なお口には、予想通り穴だらけのボールのようなモノをはめられて、口をきけないように拘束されていました。
彼女は茜とは違い、スレンダーな体型をしていました。
乳房は小振りで、腰はそれほど細くなく、お尻も小さめです。

茜「理恵ぇーっ!」茜は、思わず叫んでしまいました。
なんと、彼女の正体は理恵だったのです。
教団の幹部信者であるはずの理恵が、なぜこのような酷い目に遭わされているのでしょうか?
茜にはチンプンカンプンでした。
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
ドアが開けられても、鞭打ちは続けられました。
茜「や…やめてぇ!」茜は、教育僧に向かって叫びました。
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
しかし、教育僧は微動だにせずに、鞭打ちを続けました。
茜「やめてぇ! そんな酷いこと…。」
茜は叫びつつ、牢屋内へ入ろうとしました。
ガシッ! しかし、横から力強い手で腕をつかまれてしまいました。
もちろん三沢です。
三沢「おっと。”部外者”のくせに、勝手に入らないでもらおうか。」
三沢は偉そうに言いました。
茜「離して! 離してったら!」茜は叫びました。
そして、無理矢理手を振り解こうとしましたが、凄まじい力でビクともしませんでした。
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
茜がそうしている間も、鞭打ちは続けられました。
茜「どういうことなの? なぜ…理恵が…。」茜は、当然の疑問を投げかけました。
三沢の手を振り解くことは不可能に思えたし、何よりも茜は事情を知る必要がありました。
三沢「見ての通りだ…。」三沢はボソッとつぶやきました。
茜「見ての通りって…? それじゃ答えになってないわ!」茜は苛立ちました。
理恵が乱暴される様を目の当たりにして、茜はすっかり冷静さを失っていました。
三沢「おい、お嬢ちゃん…。教団を脱退してもいいことになるなんて、少しはおかしいと思わなかったのか?」
三沢は、神妙な表情で言いました。
茜「それは…。確かにおかしいと思ったわ。」
三沢「信賞必罰は、我がダミアム教団のよって立つところ。逃げ出せば、当然罰せられるよな?」
茜「え…ええ。」
茜は、これまでに受けた罰の数々を思い出しました。
三沢「それをお嬢ちゃん、罰を与えられないばかりか、教団からの脱退を許すなんで、虫が良すぎる話だと
思わないか?」
茜「え…ええ。確かに…。」
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
そこへ、理恵のうめき声が重なりました。
茜「ま…まさか!?」
ここへ来て、茜はある”結論”に達しました。
三沢「そう。その”まさか”さ。」三沢は、満面に笑みを浮かべながら答えました。
茜「まさか、そんな…。」三沢に肯定されて、茜は動揺しました。
茜の結論とは、理恵が茜の身代わりに罰を受けているということでした。
なぜ、そんな突拍子もないことになるのかは分かりませんが…。
三沢「理恵司祭…じゃなくて”元司祭”はな。お嬢ちゃんの代わりに”聖巫女”になると言い出したのさ。
容姿はお嬢ちゃんに比べれば見劣りするが、何よりも従順なのがいい。
お嬢ちゃんには、散々手をわずらわされてるからなぁ。思い当たる節が多々あるだろう?」
茜「そ…そう言うことだったの。」
茜は、ようやく事情を知ることができました。
それと同時に、理恵の”愛”の深さを感じました。
理恵は、愛する茜のために、自らの身を教団に差し出したのです。
となると、公園で茜を解放してくれた”彼女”は、理恵に間違えなさそうです。
どおりで、口づけの感触に覚えがあったはずです。
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
茜の心は、理恵のうめき声を聞くたびにズキズキと痛みました。
茜「そんなの、すぐにやめさせて! 茜のために理恵が苦しむなんて、絶対に耐えられないわ!」
茜は、三沢に向かって懇願しました。
三沢「おーおー、美しい友情だねぇ。いや、これは友情と言うより”愛”かな。げっへっへっへ…。」
三沢は下品な笑い声を上げました。
茜「どうだっていいじゃない! それより理恵を…。」
茜は目に涙を浮かべました。
三沢「そうは問屋が卸さないな。新しい聖巫女には、懺悔の鞭打ち1時間が課せられている。
もちろん、お嬢ちゃんが逃げ出したことに対する罪の償いだ。げっへっへっへ…。」
三沢は茜とは対照的に、何とも嬉しそうに言いました。
三沢「懺悔が終わると、マン毛を剃られて本部まで連行される。もちろん素っ裸でだ。
本部に着いたら、就任儀式、お披露目とスケジュールが目白押しだ。」
三沢は、茜が聞きもしないことまでベラベラと説明しました。
茜「そんな酷いこと…。茜ならまだしも、あのコには絶対に耐えられるはずがないわ!」
茜は激しく抗議しました。
三沢「そんなことは百も承知さ。だから、ああして舌を噛んで自殺しないように”ボールジャグ”を
噛ましてあるのさ。」
三沢はすました顔で言いました。
茜「そんな…。酷すぎるわ!」
茜は目に涙を浮かべながら、三沢を睨みました。
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
2人のやりとりをよそに、教育僧は、機械仕掛けの人形のように理恵を鞭打ち続けました。

三沢「で、ようやく本題なんだが…。確かオレは、”アレ”を見た後で、続けるか脱退するかの意志を
決めて欲しいって言ったよな?」
三沢は意味ありげに言いました。
茜「理恵が酷い目に遭わされているのを見てから決めろって…。いったいどう言うつもりなの?」
茜は、三沢が何を言っているのか理解できませんでした。
理恵が聖巫女としての責め苦を味わされるのと、茜の脱退とどういう関係があるのでしょうか?
三沢「聖巫女の定員は一人…。これだけ言えば、分かるよな?」
茜「あっ…。つまり、茜が聖巫女を続ければ、理恵は聖巫女にならずに済むってことなのね。」
茜は、ようやく理解しました。
何と言うことなのでしょう。
教団は理恵を人質に取って、茜を聖巫女にとどめるつもりなのです。
茜と理恵の友情…と言うより、”愛”を利用しようとは、何とえげつないことでしょう。
しかしこれは、教団にとって最も有効な手段であると言わざるを得ませんでした。
ビシッ! 理恵「うぅーっ!」ビシッ! 理恵「うぅーっ!」
ふと理恵を見ると、鞭打ちを受けつつも、激しく首を左右に振っていました。
その瞳は、”茜ぇ、聖巫女を続けちゃダメよ!”と訴えていました。
その瞳を見た瞬間、茜の意は決しました。
茜「分かったわ…。茜…聖巫女を続けるわ…。」茜は、力無く答えました。
自身の安全と引き替えに理恵を犠牲にするなんて、茜には絶対にできませんでした。
三沢「やっぱり、そうなるか! ぶっはっはっはっはっは…。」
三沢は勝ち誇ったように、声高々に笑いました。
茜「………。」一方、茜の心は絶望感で満たされました。
もはや茜は、逃げることさえ許されない立場に置かれてしまったのです。
理恵という絶対的な弱点を握られたとあっては…。

鞭打ちの責め苦から解放されると、理恵は服を着せられて、医務室へ運ばれて行きました。
枷を外されると、理恵は倒れ込むように床に突っ伏してしまったからです。
茜とは違い、理恵は生まれてこのかた、これほど激しい責め苦を味わされたことはありませんでした。
一方の茜はと言うと、当然のごとく身に着けていたモノを全て没収され、再び全裸にされてしまいました。
と言うより、茜は服を脱ぐよう命じられて、嫌々ながら自分で服を脱ぎました。
脱ぎ終えた服は、三沢が”処分しろ!”と命じると、配下の武道僧がいずこへと持ち去ってしまいました。
また、三沢にプレゼントされたパンティだけは、引き続き身に着けることが許されました。
ただし、身に着けるとは言っても、手錠代わりに茜を後ろ手に縛るのに使われました。
三沢は、最初からこうするつもりで、茜にこのヒモ同然のパンティを渡したのでしょう。
”パンティを身に着ることは許すが、穿くことは許さない。”
なんともえげつない仕打ちでした。

茜の拘束が済むと、三沢は茜を”個室”へと連れて行きました。
個室と言っても、そこは…。
茜「嫌ーっ!」ジャー、ジョロロロー…。
個室内では、茜の悲鳴と水を流す音が響いていました。
茜が連れ込まれた個室とは、トイレでした。それも和製の便器が設置されたトイレ…。
茜は、ろくに掃除されていない床の上に正座させられたかと思うと、三沢に、
これもろくに掃除されていない便器の中へ顔を突っ込まれ、オマケに水を流されてしまいました。
三沢「ほらほらー! 気持ちいいだろう。しっかり顔を洗え!」
三沢はメチャクチャなことを叫びながら、茜を責めました。
茜「うわっぷ! もう、やめてぇ!」
たまらず、茜は悲鳴を上げました。
三沢「ほら、ヘタに逆らっておまえが聖巫女を首になると、代わりに理恵が聖巫女にされちゃうんだぞ!」
三沢は茜を脅しました。そう言われてしまっては、茜は従順に従わざるを得ませんでした。

”洗顔”が終わると、茜は受付前のロビーへ連れて行かれました。
茜「あうぅ…。」くちゅくちゅ…。
茜は目に涙を浮かべながら、あるモノをしゃぶらされました。
あるモノとは、男の肉棒でした。
茜は床の上で正座されられ、男性信者たちに奉仕させられているのです。
男「うっ!」ドックン! ドックン、ドクドクドク…。
男はうめき声を上げると、熱くたぎった精液を茜の形の良い口の中へと流し込みました。
三沢「ほら! 残らず飲み干せ。それがおまえの晩飯だからな!」
三沢はメチャクチャなことを叫びながら、茜にフェラチオを強要しました。
茜「ゴクッ、ゴクッ、ゴクゴク…。」
茜は、涙を流しながら精液を飲み込みました。
好きでも何でもない男の肉棒をしゃぶらされるなど、茜にとっては、屈辱以外の何ものでもありませんでした。
しかし、絶対的な弱みを握られている以上、従わざるを得ませんでした。
茜は、10人あまりの信者たちに奉仕させられた後で、ようやく解放されました。

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