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食事を終えて自室でのんびりとテレビを見ていると弟の晋也が入ってきた。
『悠兄ちゃん・・・じゃない悠姉ちゃん、ゲームやらせて。あとお母さんがお風呂入りなさいだって』
『はいよ、じゃあ入ってくるかな。好きにゲームやってていいよ』
たいして面白い番組も無いので、チャンネルをゲーム用にセットし、タンスからトランクスを取りだし部屋を出た。お風呂場は玄関の脇台所の向かいにある。
脱衣所の扉を閉め服を脱いでいく、穿いていたトランクスを洗濯機に入れ、残りの衣類は籠にのせた。浴室に入りシャワーのレバーをひねる。勢いよく出される水の温度を調節して身体に向ける。
『ふぅ・・気持ちいい』
温かい湯気とともに出される水流が一日の汚れと疲れを流してくれているようだった。
シャワーの頭を壁に取り付け、シャンプーを手に出し髪を洗うが全然泡立たないことに気づいた。
『あ、そうか、髪長かったんだっけ、そりゃいつもの量じゃ足りないわけだ』
腰まで伸びる髪に気づきいつもの倍以上のシャンプーで頭を洗う。髪の長さに手間取りながらも洗い終わるとスポンジにボディソープをたらし、腕、肩、首と洗い柔らかな乳房を洗う、擦りつけると心地よい刺激が感じられた、スポンジの動きに合わせて豊かに実った果実が揺れる。乳房から下にくだり、腹部、脚と洗い終わったところで動きが止まる。股間を洗おうとすると脳裏に朝の自慰行為が浮かび上がる。
(やっぱここも洗わなきゃ駄目だよな・・・おしっこもしてるわけだし)
異物で洗うには抵抗を感じずにはいられなく、手にボディーソープをたらしあわ立てた。
あわ立てた右手を割れ目にあてがい洗っていく、まんべんに外側から泡を擦りつけていく
『んっ!あふうっ!』
ピンクの壁に触れるたびに甘美な快感が身体を襲う。しかし手を止めることは無くしだいに力を入れて擦り始める、泡で滑らかになった手が速度を増す。くちゅくちゅと泡とは違う液体の音が自分だけに感じられた(な、なんだか、気持ちよくなってきちゃった・・・で、でも良く洗わないと・・)
自分に言い聞かせ擦りつづける、溝の上を擦りつづけているとしだいに足がガクガクと震え砕ける。ペタンとお尻がタイルにつき体育座りで股を開く形になる。座った拍子に指が突起に触れた
『ああんっ!』
甘い鳴き声浴室に響き渡り強い刺激が脳を貫く。
(ここは、触っちゃダメ・・でも、でももっと触っていたい・・)
指の位置を下げ尿道口をマッサージするように擦る、いつのまに空いた手で胸を揉み始める。上下からの刺激に次第に理性が薄くなる。お豆と乳首を指の腹でこねくり回す。
『あっ、あんっ!ひあっ!ああっ・・・くんっ・・もっ、もっと・・んーー!』
甘い快感が胸と股間からやってくる、当初の目的を忘れ一心不乱に胸と割れ目を刺激する。
中から次々と溢れ出す愛液が塗った泡を流していく。指を曲げ開ききった花びらの内側に埋め込む、ぐちゅりと音がする。触っていただけの指が出口の出し入れにかわる。
「ぐちゅっ・・ぬちゅぬちゅ・・」音が鳴るたびに身体が下から突き上げられる。
『ふぇっ・・ひっ!ああっ!あぐぅっ!!』
指の動きに合わせ腰が性感を求めるように巧みに動いていく。エスカレートしていくのが喘ぎ声と溢れる音で確認できる。
(も、もっと、もっとかき回して・・・)
考えに反応して指を中でかき回す、中で指を曲げ、愛液を掻きだすように指を出し入れする。
「ぶちゅ・・ぐちゅ・・」指を抜くたびに中から掻きだされた液が飛び出してくる。そんなことは気にせず指の出し入れを早める。胸をまさぐる手も乳首だけを重点的に責める、硬く尖った乳首をひっぱっりつねる、その度に快感で満たされた。もう痛いと思う行為も、ただ気持ちがいいという刺激に変わり快感という感情が身体を巡り回っていた。
『ううっ!んっ!んっ!んんんんーーー!!』
快感の波が次々と襲い掛かり、肥大した豆に指が再び触れ掴むと、頭が真っ白になり硬直した。達してしまったのだ。
『はぁ・・はぁぁぁ・・・』
身体全体で呼吸を整える。シャワーの水流がタイルに叩きつけている音が耳に入る、しばし一定のリズムで打ち付けられている音を聞いていると身体を流さなきゃと思いつき、座ったまま、まだふらふらした手つきでシャワーの頭をもち身体にお湯をかけていく、まだ頭がぼーっとしている。心地の良い水流が身体の泡を流していく、張りのある肌はすぐに水をはじいていった。
『ここの中も、流さなきゃ・・・泡を流さなきゃ・・・』
とろ〜んっとした目で股を開き割れ目を指で広げシャワーをあてる。拡散する水流が花弁に打ち付けられる。
『あうぅんっ!あっっあっ!』
1度絶頂を達したせいか、敏感になった花びらは少しの刺激にも反応する、しかしシャワーの向きを変えることは無く、放出されるお湯を当てたまま動けなくなった。
『ぁんん、ま、まだ敏感に・・・っん・・・反応しちゃう・・でも、んんっ・・手が動かないよぅ』
身体がまだ刺激を受けつづけたいのか考えに反してシャワーを握る手が動かしても動かせなかった。
(なんで、なんで俺はこんなことしてんだよ・・でも・・)否定する意識もしだいに快楽に溶かされ、こうなることを望んでいたかのようにシャワーの頭をぐりぐりとわれめに押し当てる。金属質な質感と勢いよく飛び出す水流が、否定する思考を快楽の渦にのみこませていく。
『ああんっ!ま、また・・・』
シャワーの頭の部分を膨れ上がった突起物に擦る、電気のように鋭く強烈な快感が身体に突き刺さる
『あひいいっ!イグッイグゥッ!!!!!』
反り返り硬直すると、そのままタイルに倒れこみ手からシャワーが落ちた。
数秒後意識がはっきりするとシャワーを止め浴槽に入り身体を落ち着かせた。
『はぁ、はぁ・・・2回も、イッちゃった・・・なんでこんな身体になったんだろ・・・んっ』
ただ普段通りに髪を洗い、身体を洗っただけなのにそれが自慰行為に発展してしまい一度身体に灯がつくと止められない自分が情けなくなった。乳首を軽くなでるとまだ敏感に反応し甘美な刺激が身体を纏う。男であったときではありえない、お風呂で自慰するなどアダルトなどの中で見る程度のことが実際に自分が行なっていたと思うと信じられなかった。
『男のときはこんな敏感じゃなかったよな・・・』
昨日までの自分、男の豪快さの肌と違い繊細な今の肌は何事にも敏感に反応する。そんな些細なことが自分を男では無いことを意識させてしまう、複雑な気持ちのまま身体に灯る火照りが治まるまでじっとしていた、その後浴室を出てバスタオルで全身を拭いた、先程の行為のような事が起こるのを恐れ敏感な部分は優しく拭き取った。お風呂に入る前と同じ格好に着替え脱衣所をあとにした。
『あら、珍しく長いお風呂だったわね』
『あ、うん。髪とか洗うのにてまどっちゃって』
『そうね、確かに長いから今までより洗うの大変かもね、でもせっかくなんだから大事にしなさいよ』
台所で冷たいものを飲もうとしていると母が声をかけた。まさか自慰していたとは言えず、とりあえず誤魔化した。バレるのではないかとハラハラしたが、シャワーの音とテレビの音で喘ぎ声は聞こえなかったらしく、特に突っ込んではこなかったので、ほっと安心をした。
『そうそう、お父さん夏休みにはいったん帰ってくるそうよ』
『うい、りょうーかい』
部屋に戻ろうとすると単身赴任中の父のことを伝えてきた、もはや寂しがる年頃でもないし、長期休みに帰ってくるのは恒例のことなので騒ぐことはない。曖昧に返事をして二階に上がった。
『このっ、早くやられろ!』
部屋に戻ると、ゲームをやり途中の晋也が悪戦苦闘していた。その光景を横目で見つつベットに腰掛け髪をタオルで拭き始めた。
(はぁ、こんだけ長いと乾かすのも大変だな・・・)
タオルを髪にくしゃくしゃと擦りつけ少しでも水分を取っていると晋也の叫び声が聞こえた、どうやらボスを倒す前に自キャラが倒されてしまったらしくコンテニュー画面が出ていた。
『悠姉ちゃん!こいつ倒してよ〜』
こちらを向くとふてくされた顔でコントローラーを渡してきた。
『はいはい』
行き詰まるといつも、クリアを頼んでくるので、予測していた行動に迷うことなくコントローラーを受け取る
『晋也、ちょっと扇風機つけて』
夏も近く、お風呂上りともなればさすがに暑い、髪を乾かすついでに扇風機をつけさせゲームを始める。勢いよく回る扇風機のハネが涼しい風を送ってくれる、まだ湿っているとはいえ強風に髪がなびいて、ふわりふわりと揺れる。それに気づいた晋也はちらりと悠の方を見る、お風呂上りでほのかにピンク色した肌、頬に張り付いたまだしっとり濡れた髪、ふっくらとやわらかそうな唇、シャツ越しでもわかる自分の顔ほどあるのではないかと思わせる乳房。性に目覚め始めた年頃の子を魅了するには充分すぎるほどの魅力だった。兄弟とはいえ、急に女性になった兄を兄弟と思わせる前に一人の女だと思わせてしまう。気づかぬうちに心臓がドキンドキンと高鳴っていた。
『ほら、倒したぞ』
そんな事には気づかない悠は無事にステージをクリアして、コントローラーを晋也に手渡した。渡す瞬間柔らかな手が触れ合った。
『あ・・・』
『あん?どうした?』
『な、なんでもないよ』
ボーっとしている晋也を不思議そうにみると、あわてて首を振ってゲーム画面の方を向いた。しかし晋也の鼓動はとまらず、経験の無い自分の不思議な感覚にわからずにいた。
そんな晋也を無視して、やはりドライヤーで乾かそうと1階に降りていった。髪をとかしつつドライヤーの温風をあてていくと、あっという間に乾き終わった。
『ふぅ、今度からドライヤー使わなきゃダメだな』
乾き具合をポンポンと手で頭を軽くたたき確かめた。その後自室に戻ると、もう寝てしまったらしく晋也はいなかった。ほったらかしのゲーム機を片付け落ち着くと1日の疲れから身体がだるく感じてきた。
『なんだか疲れたな・・たまには早く寝るかな・・・』
目をこすりながらのろのろと立ち上がり電気を消しベットに潜りこんだ、明日には男に戻ることを祈りつつ美少女は静かに目を閉じた。

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