旦那様はご主人様
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ブルーメ王国、王都リーベ。
花と緑の王国と呼ばれるに相応しい、美しい景観に恵まれた小国の王都は、人々の活気と喧噪で賑わっていた。
平和で戦火とは無縁の王国軍は、警備隊を組織して治安維持の任についている。
戦争がないからといって、犯罪が起こらないわけではない。
小さな犯罪から稀に起きる殺人などの大事件まで、彼らは国民を守るために日夜奔走していた。
ハインツ・グライナーは、王都警備隊西街支部にて小隊長を務めている青年だ。
王国中に千はあると推定される男爵家の、さほど有名でもない家の四男という微妙な出自。
貴族の生まれでありながら、家を継ぐこともなく、玉の輿にでも乗らなければ将来は平民同然の身の上になると言い聞かされて育った彼は、士官学校に行き、軍に入った。
王都警備隊西街支部に配属され、兵士として七年務め、二十五才となった今年、小隊長に任命された。
小隊長以上の階級を持つ軍人は、王宮へ報告に上がる機会があることもあり、同時に騎士の称号を授けられた。
ブルーメにおいて騎士の称号は、王宮へ立ち入る許可証のようなものでしかないが、貴族と肩を並べて王城内を歩ける栄誉は尊いものだ。
俸給も上がり、小さいながら家を持つことができた彼は、実家を出て結婚した。
結婚相手は、昔から家族ぐるみで懇意にしてきた男爵家の三女で、名をエリーゼという。
二十才の初々しい花嫁は、自らの身の回りはもとより、家事一切を己の手で成さねばならぬと知っていて、彼の求婚を受け入れた。
社交界で話題にもならない下級貴族の弟妹の結婚式は、彼らの身内と友人達の間でささやかに祝われながら行われた。
「お勤めご苦労様です」
麗しい女性から、可愛らしい微笑みを向けられて、警備隊詰所の若い兵士はでれっと顔を緩めた。
頭の後ろで一つに束ねた長い栗色の髪を軽く揺らして会釈をすると、彼女はさらに奥へと進んで行く。
豊かな胸と魅力的な曲線を描く体を若草色のシンプルなドレスで隠し、清楚な白いエプロンを着て、手には籐で編まれたバスケットを持っている。
詰所に勤務する誰かに、お昼の弁当を届けに来たに違いない。
近所に自宅を構える兵士が多いため、昼時に妻子が弁当を届けに来ることは珍しくなかった。
兵士は近くにいた同僚に興奮気味に話しかけた。
「お、おい、誰だあの可愛い子? 誰の娘さんだ、紹介して欲しいっ」
問われた同僚は、女性の後ろ姿を見ながら肩をすくめた。
「あの人はグライナー小隊長の奥さんだよ。人妻だ、諦めろ」
「ああ、先月結婚したばかりっていう……」
せっかく出会いが訪れたと浮かれていた気持ちが急速に萎み、落ち込んだ兵士を同僚がよしよしと慰める。
「小隊長も仕事の時は厳しいが、普段は気遣いのできる優しい人だからな。あのおっとりとした可愛いお嬢さんならお似合いの夫婦になるだろうさ」
ハインツ・グライナーと、その妻エリーゼは、仲睦まじい新婚夫婦として近隣では知られていた。
優しい夫と淑やかな妻は、和やかで温かい家庭を作って暮らしている、彼らを知る人々はそう信じていた。
詰所の一室で、事務仕事をしていた夫を訪ねたエリーゼは、手にしたバスケットを卓上にそっと置いた。
「旦那様、お弁当をお持ちしました」
「ああ、エリーゼ、ありがとう」
ハインツは顔を上げずに礼を述べ、ペンを走らせている。
考える時の癖なのか、短髪で整えた黒い頭をガシガシと掻きながら、何やら唸り声まで上げつつ書類を書き上げて紙束の上に積むと、最後の一枚に取り掛かった。
エリーゼはそんな夫の様子を見て微笑んだ。
愛しさが込められた笑みは、初恋を実らせて妻となれた喜びに輝いている。
「ふう、やっと終わった。ちょうどいいから昼にするか。お茶を入れるから、料理を並べてくれるかい?」
「はい、畏まりました」
エリーゼは手際よく机の上を片付けて、バスケットから取り出した料理を並べだした。
戻ってきたハインツが、紅茶を入れたカップを置いて、エリーゼの隣に立つ。
ハインツの妻になると決めた時から家事仕事に慣れるため、女中に混ざって炊事をこなしてきた彼女の手は少しばかり荒れていた。火傷や切り傷を作ったこともあり、白魚のような美しさと称えられた肌は、皮の厚い働く女のものと変わった。
その手に、ハインツが己の手を重ねた。
ハッとして、エリーゼは夫を見つめる。
精悍な顔立ちに相応しい鋭さを備えた青い瞳が彼女を捉えていた。
熱のこもった視線は逸らされることはなく、エリーゼの肢体を上から下まで余すことなく視界に収めた。
「エリーゼ、今夜、いいかい?」
「は、はい……」
エリーゼは怯えたように声を震わせて俯いた。
無意識に首へと手をやる。
何もないそこを指でなぞり、ごくりと唾を飲み込んだ。
「楽しみにしているよ」
ハインツがニヤリと笑った。
それはまるで物語に登場する悪党が浮かべるような不穏な笑みだった。
窓の外は深い闇。
小さな蝋燭の火だけが、室内をささやかに照らし出す。
夫婦の寝室に据えられた大きな寝台の上で、エリーゼは縄で手首を縛られて転がされていた。
縛られた手首は頭の上にある。
一糸纏わぬ姿に皮の首輪を填められ、足を大きく開かされた彼女は、瞳に涙を浮かべながら覆いかぶさってくる夫を見上げた。
ハインツは哀れな姿のエリーゼをあざ笑うかのように一瞥し、彼女の顎を掴むと顔を寄せた。
「エリーゼ。今日の昼間、君は何人の男を虜にした? 詰所には若い兵士が大勢いるからな、私に食事を届けるなどと方便を使って、可愛らしい笑顔と魅力的な体を見せつけて男達を誘惑していたんだろう?」
「旦那様、違います、誘惑だなんて、そんなこと……」
「何が違うというんだ。君の大きな胸を見たら、どんな男も飛びつきたくなるはずだ」
ハインツはエリーゼの両胸を掴んで激しく指を動かした。
彼の手には余るほどの乳肉が形を変えて揺さぶられる。
張りつめて硬くなった乳首を指先で摘まみ、軽く引っ張る。
エリーゼはびくんっと体を揺らして反応した。
「感じているんだな? 私の奥さんはどんな風にされるのがお望みなんだ? 慎ましい令嬢の振りをして、このでかい胸を男に揉ませる妄想ばかりしてきたんだろう?」
手の平が肌を張る音と共に、エリーゼの乳房が揺れる。
「ああっ、旦那様、お許しください!」
涙声で許しを乞うエリーゼの声を無視して、ハインツは広げた足の間に指を這わせた。
「もう濡れているじゃないか、本当に恥知らずな女だ」
エリーゼはぶるりと身を震わせた。
こぼれた愛液がハインツの指を濡らす。
人差し指にたっぷりと蜜を絡めて、ハインツはエリーゼの中に突っ込んだ。
「ひぃっ」
「喚くな。体の方は慣れていて正直だぞ、私の指を苦も無く飲み込んでいく。ほら、もっと硬くて太いモノを欲しがって締めつけてくるじゃないか」
意地悪な声音で囁きながら、ハインツは妻の中で指を動かした。
内部を凌辱する指が二本、三本と増やされていくが、どろどろに蕩けた秘密の入り口は貪欲に受け入れた。
「あっ、ふぅ……、ううんっ」
下腹部からもたらされる快楽に喘ぐエリーゼは、頬を軽くはたかれて目を開けた。
ハインツを視界に捉えると、彼は怖い顔をしてエレーゼを叱責した。
「自分だけ気持ちよくなっているんじゃない! 君は何だ? 私の目を見て言ってみろ!」
「わ、私は……、旦那様の性奴隷です、旦那様の御慈悲を頂くためなら何でもする、いやらしくて恥知らずな牝犬ですぅ」
「そうだな、君は首輪をつけられて悦ぶ牝犬だ。よくできたご褒美だ、口に咥えて舐めてみろ」
手首の縄を解かれ、ハインツの男の象徴を突きつけられたエリーゼは躊躇いなくそれを口に含んだ。
膝立ちで彼女の頭を掴んだハインツは、腰を動かして欲望を満たそうとする。
苦しげに呻くエリーゼだが、頭を押さえられているので逃れることはできない。
やがて苦いものが口の中いっぱいに広がって咽そうになった。
ごくりと飲み干して、ようやく解放される。
「これで終わったと思うな」
無慈悲な夫の声で、彼女の責苦は再開された。
俯せにされ、再び秘部に侵入してきた三本の指によって翻弄される。
手をつき、膝を立てさせられ、尻を高く上げることを命じられた。
「無様な恰好だな。尻ですら卑猥で淫らに誘ってくる」
臀部を手の平でぺちんっと叩かれ、エリーゼは羞恥と屈辱のあまり顔を赤くして涙を流した。
「君のために面白い玩具を用意した。節操なく涎を垂らすこのだらしない口を封じてくれる素晴らしい品だよ」
指の代わりに、太い棒のようなものが秘部に押し入れられた。
男性器を模った、柔らかく硬さもある不思議な物体を受け入れて、エリーゼはたまらず腰を振った。
動くことのない模造品では満足できず、哀願の眼差しをハインツに向けた。
「旦那様……、だめ、これは嫌ぁ……、こんなものでは、私……」
「そう言いながら、ぎゅうぎゅう締めつけているじゃないか。封じたつもりが、ますます酷い洪水になっている。シーツがびしょ濡れになってしまったじゃないか、君には慎みというものがないのかい?」
「あ、ご、ごめんなさい……」
エリーゼは荒い息をついて、夫の意地悪な言葉に謝罪を述べた。
ハインツは玩具で凌辱された秘部を観賞しながら、優しい手つきで尻を撫でて、打って変わった甘い声で囁いた。
「エリーゼ、欲しいものがあるなら、可愛らしくおねだりしてごらん。やり方は知っているだろう?」
「あ、だ、旦那様、私の中に旦那様をください。玩具はもう嫌、犬のように、後ろから突き入れて、乱暴に犯してくださいいっ」
エリーゼは夫に向けて突き出した尻を揺らしながら懇願した。
ハインツは彼女の腰を掴むと模造品の男性器を抜き、愛液で満たされた秘部に、復活し昂った己の欲望を望み通りに挿入する。
腰を振りながら、汗で濡れた妻の尻を戯れに叩き、肌を張る高い音を響かせた。
「どうだ、嬉しいか? 淫乱で、いやらしい、牝犬めっ!」
「あんっ、あっ、許して、旦那様ぁ」
罵る声と、許しを乞う声と共に、肉のぶつかる卑猥な音が闇に溶けて消えていく。
やがて絶頂に到達する唸り声と啼き声が聞こえると、室内に静寂が訪れた。
エリーゼから皮の首輪が外される。
これが夢から現実へと戻る合図。
「エリーゼ、夢の時間はもう終わりだよ」
目を開けたエリーゼは、まだぼうっとしていたが、声をかけられて夫の裸の胸に抱きついた。
「素敵でしたわ、旦那様」
うっとりと彼女は頬を染めて、ハインツの瞳を見つめた。
「お尻を打たれた時には最高に興奮しましたの。玩具を入れられて蔑まれた時の恥ずかしさ、思い出すだけでまた濡れてしまう」
「君が満足してくれたのなら、頑張った甲斐があったよ」
恍惚とした表情で先ほどの夫婦の営みを回想する妻の唇にキスをして、ハインツは苦笑をもらした。
ハインツが昔から親しくしていたのは、エリーゼの兄だった。
五つもの年の差と、男女の性差のせいか、幼少の頃は会えば挨拶をする程度で、お互いを遠い存在と認識していた。
エリーゼが十四才になり、彼女の兄から社交界デビューのエスコート役を頼まれたことがきっかけとなって、ハインツはエリーゼを見初めた。
大人になりかけの少女に強く惹きつけられ、またエリーゼも逞しく成長した青年に心惹かれ、二人は自然に両想いとなり、将来の約束をする仲になった。
周囲の人に祝福され、幸せな結婚をした彼らだったが、夜の営みが幸せな生活に影を落とした。
あれはそう、初夜から数えて二週間目の、六度目の営みを試みた時のことだ。
「すまない、エリーゼ。私に経験がないばかりに、君を喜ばせてあげられない」
ハインツは無力感に打ちひしがれて、エリーゼに頭を下げた。
何をどうしてもエリーゼは快感を得られず、媚薬入りの香油を使って何とか挿入は果たすものの、自分だけが満足している現状にハインツは頭を抱えていた。
「そんな、旦那様のせいではありませんわっ、私がいけないのです、私、あの、その……」
もじもじ恥じらいながら、エリーゼは何かを訴えようとしていた。
ハインツは彼女の頭を撫でて、続けるよう促した。
頬を赤く染め、潤んだ瞳を向けてくる妻に、内心欲情しつつ、黙って聞く姿勢を取る。
「私、旦那様に苛められたいのですっ」
沈黙が二人の間に下りた。
「……え?」
しばし呆けた後、ハインツは聞き返した。
エリーゼが枕元に置いていた一冊の本を手に取り、おずおずと差し出してきた。
受け取って読んでみる。
内容は貴族の男が高貴な女性を捕えて監禁し、思うがままに凌辱する、ハードな官能小説だった。
挿絵も卑猥で、全裸で責め苛まれる女性の姿が悩ましく描かれていた。
「父の書斎には、そのような内容の御本がたくさんありましたの。いけないこととは思いながら好奇心には勝てず、盗み読んでいるうちに、私もこのようにされたならと女性に自身を重ね合わせて妄想に耽るようになりまして……」
エリーゼの父は、王城の行政府で事務をしている真面目な男性だ。
お固く冗談など絶対言わない、私生活でも潔癖な人であり、こういった本とはとても結びつかない。
人は見かけによらないものだと、ハインツは遠い目をした。
これらを妄想で済ませているのか、実生活にも生かしているのか、どちらにしても知りたくない情報だった。
「も、もちろん私も、本当にこのようなことをされたいとは思っていないのですっ。妄想であるからこそ興奮できるのであって、その……っ」
顔を真っ赤にして弁解するエリーゼ。
彼女が伝えたいことはわかった。
苛められたいという言葉の意味も。
ハインツは息を吐いて、エリーゼを寝台の上に押し倒した。
「旦那様?」
エリーゼが不安そうに見つめてくる。
彼は底冷えするような冷たい視線を向けて、妻を委縮させた。
「よくわかった。我々の夫婦の営みがうまくいかなかったのは、私の性技が未熟だったわけではなく、君が特殊な性癖を持つ変態だったから、というわけだ」
変態、と口にした瞬間、怯えていたエリーゼの体がぴくんっと反応した。
「穢れを知らない天使のようだと、私は君に理想を重ね過ぎたのだな。騙されたものだよ、君もただの女だった。いいや、ただの女にも失礼だな。君は己を穢す淫らでいやらしい妄想をしている牝豚の分際で、貞淑な令嬢を装っていたのだから」
「う、うう……、お、お許しください、旦那様ぁ……」
エリーゼは泣きながら許しを請うた。
愛する夫に軽蔑されたという絶望に打ちひしがれつつも、その夫から罵られることによって興奮が高まり、彼女の体を熱く苛む。
ハインツは心にもない侮蔑の言葉を吐きながら、妻の秘部が愛液で満たされていくことに愕然とした。
確かにこれではどんな技巧を駆使しようとも無駄だった。
彼女を悦ばせるには、屈辱を与え、羞恥で苛み、それによって高まる体を嘲って罵ることだったのだから。
「エリーゼ、泣かないでくれ。今のは私の本心ではない。君にどのような性癖があっても嫌うことなど有りはしない」
ハインツは表情を穏やかなものに変えて、エリーゼを抱いた。
夫の腕の中で、エリーゼは潤んだ瞳をきょとんと瞬かせる。
「可愛い私の奥さん、君のためなら私はあえて君を嬲ろう。ベッドの中では牝奴隷に貶めて、淫靡な体に相応しい罰を与えてやろう」
「だ、旦那様ぁ、ありがとうございますっ」
エリーゼがしがみついてくる。
安堵の涙を流す妻を慰めながら、ハインツは考えていた。
どうやって妻を満足させられるご主人様を演じるのかを。
あれからひと月余り、ハインツはエリーゼに首輪を与え、それを合図に夢と現実を切り替えることにした。
官能小説を参考にして、妻を責め苛むシナリオやセリフを増やすように努力している。
エリーゼ自身も責められる理由を探していて、欠けた皿が出来ると派手に割り、期待のこもった目をしてわざわざ報告してくるのだ。
もちろん、お皿を割ったドジな新妻はお仕置きされる。
贈答品の皿など新居にも互いの実家にも山とあるのだが、そんなことは関係ない。
「旦那様、次回は手首だけではなくて、全身を縛られてみたいのです」
可愛い妻のおねだりは、次第にエスカレートしてきているような気がする。
勤務を終えたハインツは、フード付きの黒いマントを着て詰所を出た。
目的地は、裏通りにある商店だ。
道中はフードを深く被り、顔を隠す。
特殊な品を売っているその店は、非合法な取引の温床になりかねない場所と警備隊に目をつけられており、ハインツも職務で訪問するうちに店主とは顔なじみになっていた。
入店すると、店主が気さくに手を上げて迎えてくれた。
「グライナーの旦那、ご注文の品が入荷してますよ」
「ありがとう、代金は今払っておこう」
ハインツが買ったのは、被虐系官能小説の新刊数冊と、いわゆる大人の玩具だった。
最近になってこの世界に足を踏み入れ、右も左もわからないハインツにとって、店主は良き相談相手になってくれたが、代償に夫婦の事情は筒抜けとなった。
しかし、店主は守秘義務を順守してくれているので、周囲に夫婦の性癖がバレるなどということはないので安心している。
「それと、女性の体の縛り方の教本のようなものはあるかな? あるなら注文したいのだが」
「店に在庫がありますから持ってきますよ。ちょうどいいタイミングで三日後にプロが実演する講習会があるんですが、ご参加なさいますか? 実演は見学だけで、お客様のお体には触れませんのでご安心ください。人体を縛るには知識がないと危険ですからね。変な場所を強く縛りすぎて血や呼吸を止めちまったらヤバイでしょう?」
「三日後ならちょうど休みの日だ。妻と一緒に参加させてもらうよ」
申込書に名前を書いて渡しておく。
愛する妻のために、彼は努力を惜しまない。
妻を満たすことのできる鬼畜なご主人様を目指して、今日も夫は勉強に励むのだ。
END
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