ヴィオラートのアトリエ

独断と偏見で書く、原作ゲームと登場人物の紹介


ヴィオラートのアトリエとは?

正式タイトルは『ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士2〜』です。
株式会社ガスト(現在はコーエーに吸収合併されたそうです)が製作しているアトリエシリーズの一つ。
ジャンルはRPGで、PS2用のゲームとして2003年6月に発売されました。
現在(2016年)から振り返るとかなり古いゲームです。
2011年2月に追加要素を入れたPSP版が発売されています。
歳月が経っているせいで追加分の絵柄が全く違うのは仕方がないとしても、幼女が三人も増えるという謎の追加要素に、作り手の方向性が合わない気がして手を出す気にはなれませんでした。
二次創作部屋の注意書きに、PSP版には触れない旨を書いたのはそのためです。

舞台になるのはグラムナート地方にあるカナーラント王国の辺境で、にんじんを特産物とするカロッテ村。
過疎に悩む村を盛り立てるため、錬金術のお店を開き、繁盛させて村に人を呼び込むのがゲームの主な目的です。
主人公は、異常なにんじん好きを除けば、ごく普通の村娘のヴィオラート。
過疎化の煽りを受けて村での仕事が立ち行かなくなった両親が、新天地を求めて旅立ちを決めたことからお話が始まります。
にんじんのない所に引っ越しなんてしない!と抵抗するヴィオラートは、両親が新しい町で仕事を見つけて落ち着くまでの三年間で、お店を開いて自立すれば村に残ってもいいと約束を取り付けます。
同じく村に残る選択をした兄バルトロメウスと一緒に、ヴィオラートはつい最近知ったばかりの錬金術で商品を作り、お店を開こうと決意するのです。

ゲーム期間は三年でスタートしますが、条件を満たすと二年延長されて、五年になります。
マルチEDで、結末は複数あります。
作中に恋愛イベントはなく、結末もそちらに触れたものはありません。
ただ登場人物間の片思い設定だけは豊富にあり、さりげなく相手への好意を匂わせるセリフも多く、後は妄想と想像で補えといわんばかりの仕様になっております。
ロードフリードからヴィオラートへの献身的ともいえる溺愛ぶりに萌え、報われてるのかそうでもないのか、よくわからない仲良し具合にニヤニヤしつつ、妄想が湧いてくるので二次創作を始めました。


登場人物

ヴィオラート・プラターネ

にんじんが何よりも大好きな、素直で元気な村娘。15才。
愛称のヴィオで呼ばれることが多い。自立するために錬金術を学びながらお店を始める。
本人はもう大人!と主張しているが、周囲の人々には子供扱いされている。
兄がだらしないので、しっかり者に見えるが、すぐに調子に乗る所はやっぱり兄妹だと感じさせられる。
家事が得意で、洗濯屋で働いていた経験がある(本人談)得意料理のレパートリーはにんじん料理ばかりらしい。
とにかく言動が可愛い。おねだり上手な強かな面もある。

バルトロメウス・プラターネ

ヴィオラートの兄。愛称はバルテル。18才。
両親が不在のため、家の畑を任されているが、本人は冒険者を目指している。性格は大雑把で豪快。
不本意な仕事が嫌で、畑仕事やお店番はサボりがち。兄に店番をさせて調合をしていると、雇用期間中であってもすぐに(店番)やめていいか?と聞いてくるのはちょっとうざかった。
すぐに怠けたり、汚れた洗濯物を放置するなどして、ヴィオラートにいつも小言を言われている。時々喧嘩もするが、妹思いな面もあり、兄妹仲は良い。交友値が上がりきると、面倒見の良いお兄ちゃんなセリフが増える。
村長の孫娘クラーラに思いを寄せている。

ロードフリード・サンタール

近所に住む幼馴染の青年。バルトロメウスとは親友で、遠慮のない物言いをする間柄。18才。
ゲーム中に彼の自宅は存在しないが、実家は村の中でも裕福な家らしく、気さくな村人でありながら、貴族的な上品さも持ち合わせている。竜騎士の資格を持っていて、村の中では一番の剣の使い手。周囲からは竜騎士隊に入るべきと才能を惜しまれていたが、村の生活の方が性に合っていると言って戻ってきてしまった。
ツンデレお嬢様ブリギットや美少女幽霊パメラに一目惚れされるほどの美青年。でも、本人はヴィオラートが可愛くて仕方がない様子。幼い頃の思い出も、ヴィオラートよりもよく覚えている。
護衛費は無料、お店番も格安で引き受けてくれるなど、最初から好意全開で尽くしてくれる。

ブリギット・ジーエルン

首都ハーフェンから一人で村に移り住んできた商家のお嬢様。16才。
なぜかヴィオラートに敵対心を持ち、最初の内は酷い言葉をぶつけまくる。しかし、めげずに付き合っていくうちに、辛辣な物言いをしつつも御節介を焼いてくるようになる。
ロードフリードに対しては、恋というより、アイドルに憧れるような好意を持っている。
彼女の自宅の本棚を調べると、恋愛系の娯楽本や自作の少女漫画、格闘技の指南書などが確認できて楽しい。
冒険者として連れて行くと、ドレス姿で拳で戦う、大変逞しいご令嬢である。嫌味を言いつつも気になるのか、ちょこちょこお店を訪れた末に、店番としても雇用可能になる。お客さんで来た時は、すぐに値切ろうとしてくるのが残念な所。
彼女のイベントを最後までこなすとヴィオラートと親友になり、最初の酷い態度の理由もわかってくる。

クラーラ・バルビア

村長の孫娘。18才。
村一番の美女で、マドンナ的存在。お淑やかでおっとりとして見えるが、値切りのスキルを持っていたり、意外としっかりしている。戦闘職ではないので、武器はハタキ。音痴であり、攻撃手段にもなっている。
彼女の婿を次の村長にしようと目論む祖父によって、村おこしの功労者に贈る賞品にされかかっており、どんな男に嫁がされるかわからない恐怖から、ヴィオラートを一番の功労者にしようと協力を申し出てくる。
お店番をさせると大半を値引きして売るため【半額セールの女】と勝手にキャッチコピーをつけたくなった。店番は真面目にしてくれるので、儲けを気にしなければ遠出をする際に任せていくことも多い。
バルトロメウスとゲーム中に結ばれることはないが、村の復興計画を二人で相談し合うようになったりと、先を想像するのが楽しみなイベントはある。

アイゼル・ワイマール

旅の錬金術士。22才。
頑固な洗濯物のシミを手持ちの不思議な薬で落としたことから、ヴィオラートに錬金術への興味を覚えさせた。研究ノートや参考書を渡したり、氷室を作るヒントをくれるなど何かと助けてくれる。
実家は貴族で、お金持ちのお嬢様。三つ前のアトリエシリーズ、エリーのアトリエの登場人物でもある。
エリーの時は素直になれない高慢な令嬢だった彼女も、大人になって懐の広い女性になっていた。
冒険者雇用しかできないため、会うのはもっぱらお店のお客さんとしてが多かった。買い物時、ブリギットと同じく、金持ちのくせに高確率で値切ってくる。二人ともケチなんじゃなくて価値を見抜く目が確かだといいたいのかなぁ。

クリエムヒルト・ラードラー

雑貨屋の店員さん。18才。
ゲーム開始時からお世話になり、何かとヴィオラートを気にかけてくれるお姉さん。開店直後からやってくるお客さんでもある。
バルトロメウスに好意を持っていて、畑でクワを振るう姿が素敵とか、ヴィオラートを前にして呟いてきたりする。オークションでは、バルトロメウスの変な出品物を毎回一生懸命落札していく姿が見られる。ついつい応援したくなるが、会話イベントが進むと実は訳あり過ぎて、恋愛相手にはお勧めできないことが判明する。
後半になると、量販店の青年クラップに惚れられて、妙なアプローチに困っている様子が聞けたりする。

オイゲン・バルビア

カロッテ村の村長。クラーラの祖父。
村を存続させるため、日夜企画を練って奔走している。
村おこしに熱中するあまり、孫娘を賞品にしようとしたりして暴走を窘められることも。
ヴィオラートが店を開くと、村の来訪者数を記録した看板を自宅前に立てる。
二人暮らしなのか、自宅には他にメイドさんしかおらず、クラーラの両親の姿は見えない。

酔っ払いおじさん

割と初期からお店にやってくるお客さん。42才。
いつも上機嫌で酔っていて、買い物時に出してくる物々交換の品には、生ゴミの臭いや腐りやすいなど、嫌な効果がもれなくついている。
店に入ってくると憂鬱になる人物だったが、仲良くなると高品質の素材を差し入れしてくれる。
昔はお城で騎士をしていたそうである。本当か?

パウル

錬金術士を手助けしてくれる、お手伝い妖精さんの一人。
長老以外の妖精さんはみんな同じ幼児の姿をしているが、パウルだけは凛々しい太い眉が特徴的。
大きな剣を持っていて、ヴィオラートについていくことを口実に冒険者になった。
お店番も頼めるのだが、小さすぎてカウンターに立つとほとんど見えない。初めて店番を頼んだ時は、雇ったはずなのにいない!?とびっくりした。よく見ると少しだけ頭部が見えている。
彼の故郷である妖精の森は、可愛い妖精さんだらけのパラダイスである。

メラニー

隣の家に住む主婦。開店時からのお客さん。40才。
二人だけで暮らすことになった兄妹を心配して、何かと気にかけてくれる。持ってくる物々交換の品は微妙だが、こちらが高価な商品を置くようになると、世界樹の葉っぱなど、良い物と交換できるようになる。
店で爆弾ばかり売っていた時、お店の評判の欄で「爆弾だらけでびっくりした、怖い」といった、おばさんからのコメントが書かれていたことがあり、隣の家が爆弾屋になってたら、そりゃ怖いわなと納得してしまった。

オッフェン・シュヴァッハ

カロッテ村の酒場【月光亭】のマスター。
店の経営については大先輩であり、経験を生かしてヴィオラートに様々な助言や協力をしてくれる。
お客にはならず、冒険者も店番もしてくれないのに、妙に存在感があるのは、ブームの確認やお金稼ぎのために仕事をもらいに行ったりするので、最初から最後まで顔を合わせるせいかもしれない。
昔は冒険者をやっていて、結構無茶なこともしていたらしい。

ミーフィス・プァルツ

ファスビンダーで酒蔵の店員をしているお姉さん。17才。
メガネっ子で酒豪という珍しいキャラ属性を持っている。ファスビンダーの住民は酒好きで荒くれ者のオッサンだらけだが、そんな彼らと平然と渡り合えるほどの豪気な性格の持ち主。
自分のお店があるのに、お店番や冒険者雇用にも応じてくれたりする。
お客さんとしてお店に来た時、「この前買ったアレ、すっごい美味しかったよ〜」と言ってくるのだが、前回買ったものが食品ではなかった場合、それ食べたのか?Σ(゚Д゚;)と毎度ツッコミを入れたくなる。爆弾系を美味しかったと言われた時なんて特に……。

ザヴィット・キッパー

ファスビンダーの酒場【俺と酒亭】のマスター。51才。
オッフェンとは旧知の間柄で、昔は一緒に冒険に出たりしていたらしい。
過去に裏家業の経験でもあるのか、盗賊に恐れられたりしている。
冒険者レベルが上がると新しい採取場所や街道を教えてくれたりするので、定期的に情報を聞きに行く相手。
オッフェンと違って、自分のお店をほったらかして護衛に雇われてくれたりする。宿もやっているはずなのだが、留守の間は従業員に任せているのだろうか?

ダスティン・シュミート

ハーフェンで武器屋を営むお兄さん。20才。
挨拶程度の会話で冒険者雇用が可能になるため、雇用できることをつい忘れがちになる。他の冒険者はそれぞれついていきたい理由を述べるのに、会話が省略されたとしか思えない。
鉱石を溶かす設備を求めるヴィオラートに、店の設備を狙われるが、親切に設置のアドバイスをくれたりする、優しい好青年。
自作の武器を見てニヤニヤしていたり、作った武器の活躍に一喜一憂したりと、鍛冶仕事を生き甲斐としている。

ローラント・オーフェン

カナーラント王国の誇る竜騎士隊の隊員。28才。
世間が平和過ぎるため、怪物の討伐任務も減り、武功を立てる機会がないことを嘆いていた。
ヴィオラートと知り合い、国民の護衛の名目で隊を離れて怪物狩りに勤しむ。隊内での昇進を目指し、強敵を求めて危険な場所に行きたがる、酷い脳筋でバトルジャンキー。
ロードフリードの先輩で、精錬所で指導をしたこともあり、カロッテ村で再会後も竜騎士隊に入れと勧誘している。自分を鍛えることもだが、強者の才能を持つ者に出会うとテンションが上がる。
ただし、戦闘が絡まない時は真面目に職務(国の防衛や治安維持)に励む善人である。生活が厳しいと零したヴィオラートに同情して大金をくれたりもする。

クラップ・マイセン

村が発展すると開店する量販店の店員をしているお兄さん。
量販店はどの種類の商品でもコピーしてくれるものの、彼のお店は爆弾系が得意らしい。親方がいるそうだが、店の窓口に立つのは彼のみで、ゲーム中に親方が姿を見せることはない。
クリエムヒルトに恋をして様々なアプローチを試みるものの、気づいてもらえなかったり、気味悪がられたりと、うまくいかない。お客さんとして店に来るたびに、ヴィオラートに相談と報告をしていくので、嫌でも経過を知ることになる。
容姿は地味でおとなしく見えるが、口を開けば猪突猛進でとても前向きな人である。




以下、順次追加予定。
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