「あらソロ、おはよう!」

「おはようアリーナ。」

宿の食堂でクリフトと朝食を取っていたオレは、やって来たアリーナに笑顔で返した。

「よしよし‥本当に調子戻ったみたいね。」

彼女と一緒に来たマーニャが、グリグリとオレの髪を混ぜる。

「もう。だから昨夜も言ったじゃん。もう平気だってさ。」

ぷう‥と頬を膨らませ不服を申し立てると、目を据わらせたマーニャの顔がグッと近づく。

「ほほお‥。確かにすっかり元気みたいね。」

言いながら。彼女がムニ〜っとオレの頬を左右に引っ張った。

「むむ〜っ。」

「ま‥昨日は1日寝てたんだから。今日はのんびり外でも散歩して、コンディション整え

 なさい。それが今日のソロのお仕事。わかった?」

「は〜い。了解しました。」

「よろしい。」

引っ張られた頬に手をやりながら、ソロが神妙に答えると、満足そうにマーニャが笑った。

そのまま先に席へ着いたアリーナの元へ、彼女が向かう。

オレは彼女の背中を見送ると、ひっそり嘆息した。

「くすくす‥相変わらずですね、マーニャさんも。」

「もう少し手加減してくれてもいいのに。」

結構本気で痛い‥とぼやきつつ、オレは紅茶をコクンと飲んだ。

お馬鹿なやりとりをしてる間に、クリフトも食事を終えたらしい。空いた皿を脇にまとめ、

カップを手元へ寄せていた。

「ふふ‥。それだけ心配させてたんですよ。」

「マーニャの心配は痛いんだよな…」

頬をひたひた叩きながら呟くソロに、なおもクリフトが微笑む。

「まあ‥今日は彼女の言う通り、ゆっくり過ごして明日からの旅に備えて下さい。」

「うん‥わかってる。クリフトは、今日はどうするの?」

「ええ‥少し調べ物がありますので、1日出掛けて参ります。」

「そっか‥。じゃ、オレも夕方まで外出てようかな。」

「私もその頃には戻りますから、夕食はご一緒しましょう?」

「うん!」

破顔させたソロが元気よく答え、2人は食堂を後にした。



「あ〜あ。なんか退屈‥」

エンドール城下町最大の大通りのベンチに腰掛けたソロが、ぼんやりこぼした。

行き交う人々を見るとはなしに眺めながら、ふう〜と大きな吐息をつく。

出立の準備等は他のメンバーがすっかり手配終えていたので、ソロは細々したものを買い

揃えてしまうと、時間を持て余してしまった。

「やっぱアリーナと一緒に、お城へ行けばよかったかな‥」

モニカ姫に会いに行くという彼女に誘われたのだが、あまり城にも姫様にも興味がないソ

ロだったので、断ってしまったのだ。

「お嬢さん、よかったら私とお茶でもいかがです?」

突然頭上からふって来た言葉に、オレは顔を上げた。

「…あの。オレ‥男だよ。」

思いきりしかめっ面して、すかした感じの男に返答する。時々‥そ、時々だけど、居るん

だよね、オレを女と間違える人。歳なんかほぼ間違いなく下に見られるし…

「おや‥申し訳ない。あまりに可愛らしかったもんだから。」

男は悪びれず言うと、にっこり微笑んだ。



「はあ…」

その後も何度か声をかけられまくったソロは、大きな溜め息を落とした。

そんな彼の隣に女の子が2人空いたベンチに腰を下ろす。

「‥ね、元気出しなって。男はあいつだけじゃないんだからさ‥」

俯く女性に友人らしいもう1人が気遣い声をかけた。

「ここは1つ前向きに、新しい恋探してみようよ、ね!?」

気落ちした風の彼女に努めて明るく声をかける女性が、通りを行き交う人々へ視線を向け

た。だが…隣に俯いたまま座る女の子の視線は変わらない。じっと足元をみつめたままだ。

明るく元気づけてた彼女は小さく嘆息すると、おとなしく隣に落ち着いた。

沈黙がベンチの周囲を包む。



―――新しい恋、か。



ソロはぼんやりと空を見つめた。

自分があいつに執着してしまうのは、彼だけしか知らないせいもあるんじゃないか‥そん

な風に考えて、ソロはひっそり嘆息した。





「あら‥ソロ、どうしたの?」

陽が少しだけ傾き始めた頃。町外れの木立の中で何をするでもなく佇んでいた彼を見つけ

たマーニャが声をかけた。

「マーニャ‥。」

「なにか‥考え事?」

「え‥」

「ここ‥皺が寄ってるわよ。」

彼の眉間を指し、マーニャが苦笑する。

「ん‥ああ、なんか大通りでずっと人の流れ見てたら、すっごく疲れちゃったんだ。」

「大通りで? ふう〜ん。捜し人? それとも‥いい人でも物色してたとか?」

マーニャがからかうように言うと、ソロが頬に朱を走らせた。

「ぶ‥物色って、なんだよそれ!?」

「あら…そっちが当たり? まあ、ソロも隅に置けないわねえ。」

「だから違うって。なんでオレがそんな事…」

「でも疲れるくらい人を観察してたんでしょ? どうしてかしらねえ?」

畳み掛けるように話すマーニャに気圧され、ソロが樹木の幹に背を預けた。

「べ‥別に‥なんだっていいだろ!?」

「知らない人に声かけられても、ついて行っちゃ駄目よ?」

ぷいと顔を背けるソロに、興が乗った様子のマーニャが軽く窘める。

「…マーニャ、実はオレで遊んでるだろ?」

「あら分かる? あんたがあんまり暇そうだったから、相手になってあげようと思って。」

「それはどうも。今度本当に暇な時でも相手してよ。オレ今取り込み中なんだ。」

「おや‥それはそれは。

 あんまりぽけっと歩いて、おかしな人に引っ掛からないようにね!」

彼女を置いて歩き出したソロの背中に、マーニャの明るい声が届けられた。



木立を抜け広い通りに出たソロは、そっと息を吐いた。

なんだかマーニャには全て見透かされそうな気がして、逃げるように離れて来てしまった。

(物色か…。まあ似たようなもんか、やっぱり‥‥)

広場を行き来する人を眺めていた時の事を思い出し、ソロは嘆息した。



―――新しい恋。



それが見つけられたら、彼への気持ちもきれいに忘れるかも知れない。

それに…彼が会いに来る理由も、無くせるかも知れないし‥‥



そんな風に考えて。確かに相手を探していた。

でも‥‥‥

どうしても基準となるのがピサロになってしまい、誰も条件クリアに至らなかった。

ソロのチェックは自覚はないがかなり厳しい。

「それもこれも‥みーんな、あいつが悪いんだ!」

拳を握り締め、独りごちると、茜色に染まり始めた町中、宿へ向かい歩きだした。





「お帰りなさい、ソロ。」

「クリフト。帰ってたの?」

宿の部屋へ戻ると、一足早く帰っていたクリフトに迎えられた。

「ええ先程。ソロも1日外出なさってたようですね。」

「あ‥うん。ぶらぶらと過ごしてただけなんだけどね。」

「そうですか。どうします、まだ食事には早い時間ですけど。」

「そうだね‥。先に風呂済ませて来ようかなあ‥。昨夜は入れなかったし。クリフトは

 どうするの?」

「そうですね…」

「ねえねえ。先に風呂済ませてさ、夕飯ついでに飲みに出ない?」

思案するクリフトにソロが提案した。

「飲みに‥ですか? でもソロ、身体の方は‥」

「もう大丈夫。無茶飲みはしないからさ。ね、行こうよ。」

「…仕方ないですね。約束は守って下さいよ?」

「うん。じゃ、早く支度して行こうよ!」



「いらっしゃいませ。」

宿を出て少し行った路地にあるその店は、こじんまりしていたが落ち着いた感じのカウン

ターバーだった。

クリフトと連れ立って訪れたソロは、シックな雰囲気の店内を見渡し、ほおっと吐息をつ

いた。

「静かで感じいい所だね。」

「ええ。たまにはこういった店もいいでしょう?」

「うん。でもクリフトがこういう店に詳しいとは思わなかった。」

「エンドールは以前もしばらく滞在しましたからね。」

カウンター席に腰掛けながらクリフトが説明する。

「じゃあその時にここへ来た事あるの?」

その隣へ座ったソロが訊ねた。

「‥ええまあ。姫様とブライ様には内緒ですよ?」

クリフトは苦笑した後、悪戯っぽく片目を閉じた。それに気をよくしたソロが微笑む。

「ふふ‥クリフトも秘密があるんだね。」

「そうですね。」

楽しそうな彼に笑んで返すと、2人は早速カクテルを注文した。



「‥今日は結局どう過ごされたんですか?」

「んーまあ‥いろいろと…。」

コクコクと甘めの軽いカクテルを口にしながら、ソロが言葉を濁した。

「いろいろって‥」

なおも訊ねてくるクリフトに、ソロはほんの少し逡巡しながらも口を開く。

「ん…あのね。あいつの事、早くふっ切れるように‥って思ってさ。大通りでウォッチン

 グしてたの。‥でもさ、理想に合う人って、意外にいないもんなんだよね…。」

「そうですか…って。え‥? ソロ‥? 無闇に知らない人について行かないで下さいよ。」

ソロの言葉に慌てた様子で、クリフトが窘めた。

「もう‥クリフトまでマーニャみたいな事‥。そんなついて行ったりしないよ。

 だから言ったろう? 理想に合う人がいなかったって。」

「ソロ…。」

ぷうっと膨れてみせる彼に呆れ顔のクリフトが、困ったように苦く笑う。

「なんだかソロは目を離すと危ないですね‥。」

「どうしてさ?」

不服そうに口を尖らせるソロの頭に、クリフトがぽんぽんと手を置いた。

「それで‥? ソロの理想って?」

「え‥うん。優しくって‥誠実で…。包容力あって‥側に居ると暖かい人‥かな。」

「そうですか‥。」

意外にまともな返答に、クリフトがほっと嘆息した。

「でもそれって…通りで眺めたくらいじゃ判断着きませんよね?

 どうやって判断してたんですか?」

「‥‥‥顔、かなあ‥?」

「そうですか☆ ソロは面食いだったんですね。」

「…?」

「つまり…顔がかなり大きな判断基準になってるのでしょう?」

「ん…そうかも。みんなそうじゃないの?」

「う〜ん、どうなんでしょうね。好みの基準はそれぞれだと思いますが。」

「そっか‥。」

「…そう言えば。ソロのその理想って、やはり男性になるんですか?」

「え…うん。そうだよ。」

「そうなんですか‥。とりあえず、知らないおじさんが飴くれると言っても、ついて行か

 ないで下さいね。」

「行かないって。おじさんは範囲外だし‥。」

「…若くてかっこよくても、やっぱり知らない人にはついて行っちゃダメですよ。」

子供に言い聞かせるよう、クリフトがさらに細かく注意すると、ソロが思案げに首を傾げ

た。

「…理想に近い人もダメなの?」

「ダメです。そんなに慌てずとも、時がくれば出逢えると思うのですが‥?」

「だって‥急いでるんだもん。」

「…?」

「…あいつに本気だって解らせる為にさ。

…もう、気持ちがないまま抱かれるの‥嫌なんだもん‥。」

「ソロ…」

表情を曇らせ、声のトーンを落とすソロの横顔を見つめながら、クリフトはひっそりと嘆

息した。





その後。変化の杖を入手した一行は、続いて海鳴りの祠の攻略へ向かった。

メダル王の島を拠点に数日かけて攻略した結果、見事天空の鎧を手に入れ、その晩一行は

ささやかな宴会に突入していた。

「あらソロ、どこ行くの?」

アルコールの進んだ仲間の酔いが回り始めると、それまで彼らに付き合っていたソロが席

を立ち上がった。

「あ‥うん。ちょっと‥風に当たって来ようかと思って‥。」

声をかけて来たマーニャにそう返事をすると、ソロはそっと場を離れた。



「はあ‥‥」

宿を出たソロは、夜空をぼんやり眺め、嘆息すると歩き出した。

なんとなく足が向かったのは、以前ここへ訪れた時、彼が現れた崖への道程。

ザン‥と波が岩にぶつかる音が間近に迫ると、暗い海の向こうに黒い稜線が浮かんでいた。

(ロザリーヒルはずっとあの向こうだったな…)

南北へ延びる大陸に目線を向け、ソロが深く吐息をついた。

昼間は魔物との戦闘もあるので忘れていられるのだが‥夜になると、思い出してしまう。



逢いたい――逢え‥ない‥‥‥



いっそ忘れてしまえたらいいのに。

そんな事を考えながらもう一度吐息をこぼすと、カサリ‥と木の葉を踏む音が届いた。

「…クリフト。」

「‥探しましたよ、ソロ。」

明らかな落胆を見せる彼に苦笑したクリフトが、木の幹に寄りかかる彼の隣へ並んだ。

「この辺の夜は冷えます。そろそろ宿に戻りませんか?」

「…うん。」

そう答えたソロだったが、動く気配はなく、彼の視線は暗い海へ注がれていた。

「…どうしてかな。」

ぽつん‥とソロが呟いた。

「どうして‥忘れられないんだろう…? 全部‥全部いらないのに…」

「ソロ‥。」

「忘れるんだ‥って、そう思うのに。冷たい奴だって‥解っているのに。どうして…」

「ソロ‥それ程辛いのなら、無理に忘れずともいいではありませんか。」

不安定に揺らぐ瞳を包むよう微笑んだクリフトが、そっと彼の頬に手を添えた。

「‥クリフト…でも‥でもそれは‥‥」

「片恋は辛いですか‥?」

「‥‥‥それもあるけど。でも、そんなんじゃなくて‥あいつは‥‥‥!」

言いかけて、ソロはハッとしたように口を噤んだ。

「…ソロ。もしかして‥あなたが好きになった相手は、人ではないんじゃありませんか?」

「‥‥‥!!」

「…やっぱり。そうなんですね‥。」

彼の様子を注意深く窺ったクリフトが、確信を持ったよう嘆息した。

「…ど‥して‥?」

「あなたが余りに頑なに隠したがっていたのが、気に掛かりまして。

 それと…これまであなたが会いに出向いてたと思い込んでた外出が、もしかしたら逆だっ

 たのでは‥と思い至りまして。常に移動しているあなたの元へ、どうしてやって来られ

 るのか不思議ですけど。我々より魔法に造詣の深い種族なら或いは‥と。」

「…すごいね、クリフトって。」

はあ…と深い息を吐きながら、ソロがずるずると腰を落とした。

「ではやはり‥‥」

「‥‥魔族‥だよ。」

こっくりと頷いてみせたソロが、力無く口にした。

「笑っちゃうだろ? 勇者‥なのにさ。そんな奴‥好きになっちゃったなんてさ。」

自嘲するよう微笑を作った後、項垂れてしまったソロの肩に、膝をついて目線を合わせた

クリフトが手を置いた。

「好きになってはいけない人‥‥そう言ってたのは、だからだったのですね。」

「‥うん。…ごめんなさい‥‥。みんなにも‥話す?」

「…いいえ。必要ない‥と思いますよ。」

「クリフト‥」

「ソロは勇者として、よくやってると思いますよ。恋愛話はまた別の問題でしょう。」

「でも‥オレ‥‥‥」

「独りでいろいろ抱えて、辛かったでしょう?」

「‥怒ら‥ないの‥?」

きゅ‥っと抱きしめられたソロが、怖々と訊ねる。

「‥孤独を癒してくれたのが、その彼だったのでしょう? そこへ寄せてしまった想いが

 断ち切れぬとしても、想いに罪はありません。寧ろ‥」



―――それを知っても、彼の孤独を埋められない自分の非力さが歯痒い。



「クリフト…?」

慈しむような‥それでいてどこかやり切れない瞳で見つめられ、ソロが濡れた面を上げた。

「…私では役不足だと思いますが、あなたが別の恋を見つけるまで、こうして側にいます

 ‥。ですから‥あまり独りで抱え込まないで下さい。泣きたい時はいつでも胸を貸しま

 すから‥ね?」

「…側‥に?」

「ええ。こうして側に‥。」

途惑う彼をすっぽり包みこむよう抱きしめる腕に、ほんの少し力が込められた。

「‥‥んで‥? なんで…オレなんかに、こんな…優しいの?」

「ほおっておけないんですよ。‥見てない所で泣かれるより、私の元で泣いて下さい。

 ‥ああ、もちろん、泣き顔よりも笑った顔が増えてくれた方が望ましいですけど。」

「クリフト‥。」

クス‥泣き笑いのように小さく微笑むと、ソロはそっと彼の胸に顔を埋めた。

「…ありがとう‥」

小さく言うと、ソロはしばらく彼に身を預け、肩を震わせていた。

安心しきったように身体を預けてくるソロの髪を梳く指先が優しくすべる。

腕の中に収まる温もりが、愛しさを深めていくようで。

クリフトはひっそりと吐息をついた。



―――捕まってしまったかも知れないな。



そんなコトを考えながら‥‥‥






2005/2/24




あとがき

ピサロサマとは、まあ出会いがあんなだったんで・・・(苦笑)
クリフトは逆にのんびりソロを攻略してもらいたいなあ・・・なあんて。
思ってるせいかはわかりませんが、とりあえずまだまだみたいです。(なにが?)(^^;
ソロはどうやら・・とゆーか、やっぱり・・とゆーか。
恋愛対象「男」限定なんですねえ(^^;
今回当初は彼の『ナンパ』をメインに描くつもりで取りかかったんですが。
彼がどんな風に通りで過ごしていたか・・・・結局割愛しちゃいました☆
まあ単純な子なんで、想像は難くないと思われますが。
彼の中で、どっこも違和感なく、かっこよさげな男性だけ、映ってたんでしょうね(^^;
(女の人に眼が行ってないコトにも気づかないほどに・・)

ソロはクリフトにはいろいろバレちゃってるのもあって、その分気も楽に、そして唯一
彼のコトをこぼせる相手として、頼りに思ってます。
今のところ。それは良き相談相手であり、ほっと安心できる場所・・なようですが。
クリフトの方は、あまりにも不安定なソロを心配するうち、ほだされちゃうかも・・・
って感じですねえ(^^ 
もともと男の子を相手になど考えたコトなかった彼なんで。
今は全然そんな風に思ってないようですが。

ソロの相手が魔族かも知れないと、考えるようになったきっかけは、マーニャとの内密な
接触以降なんですが。
それでもまだ、それがあのデスピサロだとは、流石のクリフトも気づいてません。
まあ。迂闊くんなソロなので。そのうちバレちゃいそうですけどね(^^;

基本的にピサ勇の間に第3者が割り込む話が苦手の人には、やっぱり引かれちゃうのかな?
・・と迷うのですが。
思うまま突っ走ってます☆
・・・誰もついてきてくれなかったら寂しいけど(@@;

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