「はぁ〜、ホントによかったわ。桃子、すっごく嬉しそうだったなぁ…
ふふふ、まさか同じ大学に入ってくるなんてビックリね」
相川君主催の桃子励まし会。まさか江口さんがいるなんて思いもしなかったわ。
江口さんも私達が来てビックリしてたし…相川君、なかなかやるわね。
はぁぁ〜、ホントによかったわ。
それにしてもまさか江口さんが桃子を好きだったなんて思いもしてなかったわ。
江口さんに告白されて桃子ったらずっと泣きじゃくってたしね。
そうよね、ずっと待ってたんだからね。
私も正吾が好きだって言ってくれた時泣いちゃったもんな。
それにしても相川君もちょっとは江口さんのこと教えてくれてもよかったんじゃないの?
シーリスったら江口さんに本気で怒ってたしね。
なにかとんでもない事しようとしてたみたいだし。
そういえばシーリスが『命拾いしたわね』って言ってたけど…何をするつもりだったの?
「そうだよな、ホントによかったよな。あんな嬉しそうな神楽は久しぶりだったな。
ついに神楽にも男ができたのか…中学時代には神楽に男が出来るなんて思いもしなかった
ぞ」
私の髪を撫でながら話しかけてくる正吾。うふふふ…SEXの後のこのマッタリ感がいいのよね。
「アイツ、かなり我が道を行っていたからコイツは絶対に男ができん!って思ってたよ。
ホントあの神楽をよくここまで教育したな。シーリスもかなりマシになってきたし、マヤの努力の
成果だな!」
正吾の腕を枕にし、胸に指を這わせる私。うふふふ、カワイイ乳首が立ってきたわ。
「そういやこれで俺達の仲間内で一人なのは健一だけか。
あいつ、結構いいヤツなのになぜかもてないんだよな。
っていうか、バイト先や周りの女子からは影で『キモイ』って言われてるみたいだし…
アイツ、何やったんだ?」
そういえばそうね。相川君に関しては前から根も葉もないウソの噂が流れてるわ。
『アイツはホモ』だとか『ロリコンで前科がある』だとか『小学生の男の子を見てウットリしてた』
だとか。
昔からの付き合いの私たちでさえ、ちょっと引いちゃうような噂が流れてるのよねぇ。
…ま、何故そんな噂が流れてるか大体分かってるけどね。
「…はぁぁ、まったくあの姉妹は…なんでこんなに手がかかるの?」
「んん?姉妹って何だ?マヤ、何か知っているのか?」
「え?な、なんでもないわ!ちょっと考え事してただけよ、気にしないで」
そう、どうやって説教するか考えてただけなの。
いくら好きな人に他の女が近寄るのがイヤだからといって、
人を雇ってまでして酷いウソの噂を流すのはいけないわよ、レイリアちゃん。
うふふふ…正座って何時間出来るのか前から興味があったのよね。
ちょうどよかったわ、いい実験台ができて。
「お、おいマヤ?なんかメチャクチャ怖い顔してるぞ?ホントどうしたんだ?」
そうだ!道に生えてる草って、天ぷらやサラダにしたら美味しいんじゃないのかな?
さっそく実験しないとね!
うふふふふ…いいモルモットができてホントによかったわ。
「お、おいおい、怖いって!俺が好きなマヤにはそんな顔、似合わないって!」
レイリアちゃん、悪ふざけが過ぎるとヒドイ目に会うのよ?
お姉さんがたっぷりと思い知らさせて…今、なんて言ったの?
「正吾?今なんて言ったの?もう一度言ってくれる?」
正吾は照れ屋さんだからあまり口に出してくれない。…精液はよく出してくれるんだけどね。
「お、おう、恥ずかしいから一度だけだぞ?
…ごほん、え〜、俺が好きなのは、何事にも真剣に取り組む真面目な性格。
どんなヤツにでも平等に接する優しいところ。他にも色々あるけど一番好きなのは…お前の笑
顔なんだよ。だからそんな怖い顔しないでくれ。愛してるよ、マヤ」
…うれしい、ウレシイよぉ!正吾がこんなこと言ってくれたのって告白してくれた時以来ね!
「グスン、アリガト正吾…私もあなたが好き。愛してるわ!
だから、ね?その…正吾の言葉聞いてたらね、えっと…濡れちゃったの」
潤んだ瞳で正吾を見る。優しく微笑み頷いてくれた正吾。
「マヤのそんなところも好きだぞ。愛してるよ、マヤ」
私に覆いかぶさってきた正吾、本日3回目のSEXね。
正吾に愛してるって言ってもらえるなんて…江口さんの告白に影響されちゃったのかな?
そういえばあの二人も今頃は…

私は正吾に犯されながら、不器用だけど一途でやっと恋を実らせた親友の幸せを祈ったわ。


「…江口さん、お風呂が空いたわ」
湯上りの桃子がバスタオル一枚を体に巻き、俺の前に立っている。
ゆっくりと湯船に浸かっていたのか、頬がほのかに赤く染まっている。
まだ乾かしていない髪がその頬に張り付いている。なんかエロイな。
おそらく…っていうか、確実にタオルの下には何も着ていないよな?
ハァハァハァ…い、いいのか?オレ達、恋人同士になったんだからいいんだよな?
いや、最初が肝心だ。まずは風呂に入って冷静になろう。
告白したその日にSEXってのはどう考えてもダメだろう。
それに桃子はSEXってもんをキチンと理解しているか怪しい。
無理に迫って嫌われたりしたらイヤだからな。
っていうかキスもしていないのにSEXは普通ありえないだろ?
「お、おお、やっと空いたか。じゃ、お風呂いただくぞ」
オレは冷静になるために時間をかけて体を洗い、頭も洗う。
さてと、湯船にでも浸かるかな。
そういや、ついさっきまでここに桃子が浸かっていたんだよな?…喉が渇いたな。
おや〜?湯船の中には美味しそうなお湯がたっぷりと!
桃子エキスが出てて美味そうだ…飲むとするかな?
…イカンイカン!オレはヘンタイかっての!
いくら最近受験で禁欲生活を送ってたからといって、そこまでは落ちてねぇよ!
湯船の湯を飲んでみたいという欲求を抑え、どうにか浸かる。
ふぅ〜、危なかったぜ。まったくたいした魔性の女だな。
肩まで浸かり、伸びをする。それにしても…みんな変わってなかったな。
俊は相変わらずのほほんとしてたし、シーリスも昔のままだったな。
なぁにが『俊!さっさと部屋に帰るわよ!…はぁ?なんで帰るかって?そんなの決まってるじゃ
ない、アンタがアタシに告白すんのよ!桃子に負けてらんないわ!』だよ。
ま、オレの桃子への告白が心に響いたんだろうな。さすがだな、オレ。
正吾は昔と変わらず単純でいいヤツだったし、
マヤちゃんは…またでかくなったんじゃねぇのか?
くっそ〜、正吾のヤツ、あの胸に挟まれてんのか。
…人差し指でいいから挟んでくれないかな?
健一は…まぁ、アイツのおかげでこんなに早く桃子と恋人同士になれたんだから、
それは感謝してる。しかしな、なんで泊めてくれないんだよ!
『江口さん。今夜おれの部屋に泊まる予定でしたがどうします?…神楽、江口さんと一緒にい
たいよな?…ははは、そんな必死に頷かなくてもいいよ、分かってるよ。
江口さん、そういうことだから今日は神楽の部屋に泊まってくださいね?
それに明日おれが付き合うって言ってた不動産屋巡り、神楽と行ってください。
どうせ神楽が入り浸るんだからそのほうがいいっしょ?』
…確かにあいつの言う事も一理ある。オレも納得してしまったしな。
しかし…桃子の部屋に泊まる、それすなわち『二人きりの夜』なんだよ!
………どうする?一発抜いとくか?抜いときゃ我慢できるだろ?
けどもし桃子から迫ってくることがあればやばいよな?
正直オレも10代の時のように短時間の間に連射は出来ない。
だから今抜いたらマズイやもしれん。
どうする…どうしたらいい?抜くべきか、抜かざるべきか?う〜ん、悩むな。
『…江口さん、タオル置いておくから。………寂しいわ、早くあがってきて』
うおおおお!あ、危ねぇ、外にいたのかよ!
抜いてて声でも聞かれてたらかなりまずい事になっていたな。
やっぱり人様の風呂で抜こうなんてダメだな。しかたない、理性を総動員して耐え抜くか。
オレがあがるのを風呂の前で待つ桃子。それを知りオレは早く風呂を出ることにした。


風呂から上がると赤い水玉模様のパジャマを着た桃子が待っていた。
「いや〜、いい湯だった、気持ちよかったぞ。しかしお前の部屋の風呂ってかなりデカイな。
お?そのパジャマって確か…前も着てたよな?可愛くて似合ってるぞ。
マヤちゃんが選んでくれたのか?」
桃子の部屋の風呂はかなりデカイ。ていうか1人で3LDKのマンションはデカ過ぎるだろ?
「…そう、このパジャマはマヤが選んでくれたの。前にも江口さんが褒めてくれたわ。
…似合ってる?」
少し赤く頬を染め、オレの前でくるくると回る桃子。
…可愛すぎる!ヤバイ!このままじゃ理性が崩壊してしまう!
「お、おお、似合ってるぞ。とても可愛くてお前にぴったりだ。しかしお前1人でこのマンションは
広すぎんな。シーリスやマヤちゃんはよく泊まりに来るのか?」
オレは壊れかけの理性を抑えるために話をそらす事にした。
やっぱり後でトイレで抜いてこよう。耐えれそうにないぞ。
「…ええ、月に一度は泊まりに来くるわ。二人は色々な食べ物やお酒を持ってきてくれて、朝ま
で話すの。わたしは眠りたいけど、シーリスが眠らせてくれないの。とても楽しいけど…キライ」
は?とても楽しいけどキライって…なんか矛盾してんな。訳分からんな。
「楽しいけどキライってなんだ?なんかの謎かけか?」
オレの問いかけにふるふると首をふる桃子。俯きながらポツリポツリと話し出した。
「三人で騒いでいる時はとても楽しいわ。…まるで母さんが生きていた頃のように。
けど、二人が帰った後…寂しいの。たった一人でこの広い部屋にいたら…
何故か涙が出てくるの」
「…なんでお前はこの広い部屋から引っ越さないんだ?一人での生活には広すぎるだろ?
ここを売ればかなりの金になると思うぞ、それでしばらくは生活できるだろ?」
「…そんなことは出来ないわ。ここは父さんが唯一わたしにくれた物。
それを捨てるなんて出来ないわ。
…それにここと小説しかわたしを母さんや父さんにつなぐ物がないの」
ぐぅ…桃子、お前は何て健気なヤツなんだ!オレは思わず抱きしめてしまう。
「すまん!ツライ事聞いちまったな。オレ、お前を悲しませてばかりだな。
…ゴメンな、本当にゴメン」
桃子はオレの腕の中で小さく振るえ、涙を流す。
「…寂しかった。とても寂しかった!何故会いにきてくれなかったの?何故連絡してくれなかっ
たの?江口さんも母さんと同じようにわたしを置いて…怖かった。考えるだけで怖かった!
江口さん…もうどこにも行かないで。わたしを一人にしないで!寂しいのはもうイヤ!」
桃子の心の叫びがオレを動かした。
桃子の小さい顎に手をかけて少し持ち上げ、綺麗な瞳から流れる涙をキスでふき取る。
驚きの表情を見せる桃子の顔にオレの顔を近づける。
そしてその綺麗な唇に吸い寄せられるように…キスをした。桃子との初めてのキス。
オレ、今まで30年以上生きてきたけど…キスがこんなに気持ちいいとは知らなかった。
オレは夢中で桃子の唇に貪りつく。桃子…桃子好きだぞ!


「…ん、えぐちさ…んん!あ、えぐ…さ…ん…」
オレは必死にキスをした。ただ唇を合わせるだけのキス。
しかしその単純なキスで今まで感じた事のない感覚を感じる。これは一体なんなんだ?
胸の奥がじわぁって温かくなってくるっていうか…なんなんだ?
そんなオレの胸を何かが叩く。
気がつくと桃子が苦しそうに両手でオレの胸をトントンと叩いていた。
…イ、イカン!無理やりしちまったぁ!
「す、すまん!その、あれだ!つい、やっちまった…ホンマにゴメン!悪かった!」
桃子を離し、しどろもどろに言い訳をするオレ。しまったなぁ、ついやっちまった。
桃子はそんなオレを驚きの眼差しで見ながら、人差し指と中指で自分の唇を触っている。
「…キス。恋人達が愛を確かめ合うためにする行為。江口さんとキスを…」
桃子の瞳からはポロポロと涙がこぼれ出した。やっちまった!やってしまった!嫌われちま
う!
「うれし…ヒック、江口さんと、ヒッ、キス…ありがとう。江口さん、ヒック、ありがとう」
オレに抱きついてきて泣きじゃくる桃子。…あ、ダメだ。頭のネジが緩んできた。このままじゃ…
「…キスの後はSEX。わたしは江口さんとSEXをするの?」
腕の中でオレを見上げながら呟いた桃子。な…SEXだぁ?いきなりなにを言い出すんだ!
「コ、コラ!いきなりそんなこと言うんじゃない!だいたいどこでそんな間違った知識を仕入れた
んだ?」
あ、あぶねぇ…桃子がトンでもないこと言ってくれたおかげでどうにか理性を保てたぞ。
「…シーリスが持って来た本に書いてあったわ。…シーリス?そうだわ、そうだったわ」
オレの腕から離れ、パジャマを脱ぎだす桃子。…お前なんや!いきなりなにをしだすねん!
「江口さん…わたし、ピルを飲んでいるから大丈夫なの」
桃子は真っ赤な顔で俯きながらボタンを外し、上着を脱いだ。
…なんか今、頭の上で『スポン!』って何かが飛び出した音が聞こえたな。
なんだろうな?…あ、分かったぞ!オレの理性のネジが吹っ飛んだんだ!
ははは、そうだったのか。どうりで派手な音がしたと思った……トウコオオオオオ〜〜〜!!
オレは桃子の脇と膝の後ろに手を回し、持ち上げてベッドへ運ぶ。…もう我慢できん!
桃子をベッドの上におろし、まじまじと見てみる。
白い肌に綺麗な鎖骨。それに桃子らしいシンプルな白いブラジャー…完璧だな。
さすがはオレの女だ!
「桃子…もちろん初めてだよな?」
オレの問いかけにコクンと小さく頷いた。…初めて、それ即ち処女!
ピルを飲んでいる…それ即ち中出し!処女に…中出し!
「出来る限り優しくするよ。好きだ、愛してるぞ」
優しく髪を撫でながら耳元で囁く。桃子は真っ赤な顔で小さく頷いた。


桃子はやはり少し怖いのか、オレのTシャツをギュッと握り締める。
「ホントお前はカワイイな。ホントにカワイイ…チュ、カワイイ耳をしているしな」
耳元で囁きながら舌を這わす。オレの舌が耳を舐めるたびにビクンと反応し、声を上げる。
「あ、えぐちさ…ひゃう!ダメ、くすぐったいわ」
んん?まだ感度が高まっていないのか?オレはもうビンビンだっていうのにな。それならば…
「そうか、くすぐったいのか。なら最初は大人のキスからしようか。
桃子、今からオレがするのと同じ事をするんだぞ?」
そう言ってから桃子の唇を奪う。今度は合わせるだけじゃない、求め合うキスだ。
舌で桃子の唇を割って入り、舌を絡め取る。そのまま押し倒し唾液も流し込む。
最初は驚き少し抵抗らしき事をしていたが、だんだんと桃子も舌を使い出し、
オレの唾液を飲み込みだした。
「ん…ちゅ…んん…んあ!はぁはぁはぁ、えぐちさぁん…ヘンなの。
頭がボーっとして体が熱くなって…もっと。今のもっとして。今の気持ちい…んん!」
ディープなキスが御気に召したみたいだな。なら次のステップへ行ってもいいだろう。
綺麗な首筋に舌を這わす。舌が触れるたびにビクンと反応してくれる。
空いている手でブラのホックを外す。そして首筋に舌を這わせながらブラを外す。
舌を這わせながら横目で見てみる。白くて綺麗な胸だな、ピンク色で綺麗な乳首だ。
桃子はオレの顔をギュッと抱きしめカワイイ声で喘いでる。
「えぐちさぁん…あ、んん!ヘンなの、んん、おかしいの。
首をペロペロされるだけで、声が出…ふぁぁ?」
綺麗な胸を下から持ち上げるようにすくい上げる。
オレの不意を付いた動きに声を上げる桃子。
桃子は着やせするタイプらしく、想像してたより大きくてなかなかのサイズだ。
「桃子、すっげえ柔らかいぞ、お前の胸は最高だ。柔らかくて…食べたいくらいだ」
「あ、えぐ…さん、ヘン、おかしい、頭が…体が熱い、おかし…ひっ、あああ!」
ムニムニと胸を揉み解しながら首筋を舐める。もちろんまだ肝心要の乳首は触っていない。
オレが胸を揉むたびに声を上げ、首筋を舐めるたびに抱きついてくる。
だいぶ感度も高まってきたようだし…そろそろいいかな?
「桃子…今から本格的にやるけどオレに任せとけ。いいな?」
息荒く、潤んだ瞳でオレを見つめ、頷いた桃子。カ、カワイイ、可愛すぎる!
オレはカワイイ桃子を苛めてみたくなり本格的な攻めに転じた。


首筋から鎖骨、そして胸へと徐々に舌を這わす。
桃子は舌が這うたびにビクンと反応し、声を上げる。
「あ、んん!えぐちさ…んん!ふああ!やぁ!ダメ、そこイヤ…んん!」
首筋から下りてきたオレの舌は、ついに桃子の胸の登頂に成功した。
てっぺんにあるピンクの突起。まずはそこを舌先で軽くつつき、そして一気にくわえ込んだ。
「やぁ…えぐちさん、そこイヤなの、おかしいの。
そこペロペロされると頭がまっしろに…ダメ、おかしい…」
桃子はオレの頭をギュッと抱きしめて、おかしいおかしいと何度も言い出した。
…もしかして桃子、イッてしまいそうなんじゃないのか?
「桃子、お前イッちまいそうなのか?我慢しなくていいぞ、いくらでもイッていいからな」
カリッ…オレは桃子に言葉をかけてから胸の先を軽く噛む。
「ひゃあ!えぐ、ダメ、いやコワイ!おかしいの!おかし…ふあぁぁぁぁ〜!」
噛んだ瞬間、桃子の体が激しく痙攣し、オレの頭をギュッと抱きしめ、そして脱力した。
「はぁはぁはぁはぁ…えぐちさん、なにしたの?からだが…頭がまっしろになったわ」
イッたためか、虚ろな目でオレを見て話す桃子。
「なにをしたのかって?今からもっと凄い事するんだよ。ほら、パジャマ全部脱がすぞ」
まだ肩で息をしている桃子をショーツ一枚にする。
「えぐちさん、恥ずかしいわ。あまり苛めないで…」
「はは、確かに恥ずかしいな。パンツにこんなシミつけて…お前はエッチな女なんだな」
桃子のショーツにはシミがついていた。
もちろんオレの執拗な攻めでイッてしまったためについたシミだ。
真っ赤な顔で俯いている桃子。この様子じゃシミができた理由分かっているんだな。
シーリスにでも教育されたのか?それともマヤちゃんか?ま、いいや。
それよりこのシミの原因を綺麗にしなくちゃな。
「桃子、パンツ脱がすぞ。いいよな?」
オレは有無を言わさずショーツを脱がす。
桃子は少し抵抗らしきものをしていたが、まだ力が入らないようだ。
「お前はこんなところまで綺麗なんだな。それにしてもたくさん濡れてるな、綺麗にしないとな」
両腕で桃子の太ももを固定して顔を近づける。ピンク色しててホントに綺麗だ。
「イヤ、ダメなの!えぐちさん、そんなに苛めないで!そんなのイヤな…んん!
え…ぐちさ…あああ!」
自分の股間にあるオレの頭をどかせようと、抵抗する桃子。
そりゃそうだよな、恥ずかしいよな。
しかしオレがペロリとひと舐めすると、力が入らなくなったみたいだ。
「苛めてなんかないよ。ここにオレのが入るんだから、入りやすいようにしなくちゃいけないんだ
よ。だからな…いっぱい舐めてやる。桃子、何度でもイッていいぞ」
「ダメ、えぐちさんそれはイヤ!はずかし…ふあ!えぐ、んん!お、おかしい!またおかしく…
いやぁぁ!」
初めて人に見せるであろう桃子の中心に舌を這わす。最初は優しくすくい上げるように。
時折吸い付いて溢れている愛液を飲む。これが桃子の味か…もっと味わってやるぞ!
じゅるじゅると桃子に吸い付く。
桃子は抵抗できなくなったのか、ビクンビクンと体を激しく痙攣させている。
オレは桃子の喘ぎ声が大きくなってきたのを確認し、小さな突起に舌を這わす。
「あ、あ、ああ!お、おかし…そこダメ!イヤなの!えぐ…んん!おかしくな…あああ!」
ひときわ大きな声を出した瞬間に太ももでオレの顔を強く挟み、痙攣する。
桃子はオレの攻めで二度目の絶頂に達したみたいだ。


オレの舌でイッてしまった桃子は、ビクンビクンと痙攣しながら体全体で息をしている。
しばらくするとオレの顔を挟んでいた太ももの力が抜けた。
顔を上げると桃子が涙を溜めた目でオレを睨みつけてきた。
「ヒック、ぐす、えぐちさ…ヒック、いじわる。
何故苛めるの?こんなのイヤだったのに…イジワル」
オレに舐められたのがよっぽどイヤだったのか、ぽろぽろと涙をこぼし始めた桃子。
けどな、仕方ないだろ?男なら誰だって処女のアソコを舐めてみたいもんなんだよ!
それより…もういいだろう。執拗に舐めたおかげで、だいぶほぐれたろうしな。
「桃子、そろそろいいか?オレ、もう我慢の限界だ。お前に入れたい。お前と一つになりたい」
服を全部脱ぎ捨てて裸になる。桃子の視線はオレのに釘付けだ。
「…これが江口さんのペニス。成人男子の平均サイズは13cmほど。
…江口さんは平均サイズより大きそう、こんなのがわたしに入るの?」
…サイズとか言うのは止めてくれ。萎えちまいそうだ。
「…そうだ、これが今からお前に入る。いいのか?入れたら最後、止めれないぞ?
初めては物凄く痛いらしいし…別に今日じゃなくてもいい…んぷ!」
急に桃子が抱きついてきて、唇を奪われた。
そしてぎこちないながらも自分から舌を使って攻めてきた。
「ん…んん、好き、好きなの…えぐちさん、だいすきなの…一つになりたい。
おねがい、わたしを抱いて…」
桃子の涙を流しながらの懇願にキスで答える。
しばらくの間、お互いを求め合うキスする。そしてオレは唇を離し、桃子の耳元で囁く。
「分かった。オレもお前を抱きたい。…いくぞ?桃子、愛してるよ」
全開になっているオレ自身を桃子にあてがい、ゆっくりと進める。
暖かく、それでいて攻撃的な肉の壁を突き進める。ミチミチと肉を引き裂く感触。
ゆっくりと進むたび苦しそうに喘ぐ桃子。
「桃子、大丈夫か?…すまない、我慢してくれ」
「いっ、くぅ…いいの。えぐちさんが、んん!わたしに、く、うれし…くぅ…」
オレの腕の中で苦痛に耐える桃子。突き入れるたびに喘ぎ、唇をかみ締めている。
そんな桃子を見てオレは一度動きを止めて話しかける。
「桃子…オレを思いっきり抱きしめろ。オレにもお前の痛みを分けてくれ。
オレの背中、好きなだけ掻き毟っていいぞ」
桃子はオレの言葉に頷き、背中に手を回す。
「このまま一気にいくぞ、いいな?」
小さく頷く桃子。オレは軽くキスをして一気に腰を打ちつけた。
「ひゃ!いっ…あああ!えぐちさん!えぐちさん!えぐちさん!…えぐちさぁん」
背中に爪がめり込んでいるのが分かる。少々痛いが桃子に比べればなんてことはない。
それにこの痛さがなければ正直イッてしまっていただろう。
それほどまでに桃子は暖かく、攻撃的だ。
「はぁはぁはぁ…奥まで入ったぞ。桃子、今オレ達は一つになっている。
ありがとう桃子、愛してるよ」
「…いたい、とてもいたいの。えぐちさん、とてもいたいわ。けど…嬉しいの。
えぐちさんが…えぐちさんを感じれる。嬉しいわ、すごく嬉しいの…ありがとう。
…えぐちさん大好き」
「桃子…すまん、我慢できん、動くぞ?…いくぞ!」
桃子の健気な囁きに我慢できなくなり、腰を打ち付ける。
腰を引くたびに桃子は離すまいと締め付け、突き入れれば、もっと奥へと吸い込むように吸い
付いてくる。
ぐ、コ、コイツ…名器だ。今まで味わったことのない感触だ。くそ、長くは持ちそうにないな。
ぐちゅぐちゅと腰を振り、桃子を攻める。
その度に桃子は辛そうに喘ぎ、オレに爪をめり込ませる。
「え、えぐ…さん、ん、ああ!すき、すきなの。くぅ、んん、もうはなれないで…はなさないで!」
オレに貫かれながらの言葉に胸が熱くなる。桃子…離すもんか、お前はオレのもんだ!
いちだんと激しく腰を打ちつける…いかん、オレの完敗だ。もうイッちまう!
「うう…桃子、お前最高だ。あぁ凄いぞ、もう、出すぞ。お前の中に出すからな!」
最後の力を振り絞り、一気に突き上げる。
「う、うう!桃子…桃子!好きだ、愛してる…うう!」
桃子の細い体を思い切り抱きしめる。
その瞬間、桃子の一番奥に今までの想いを全て吐き出すような大量の射精が始まった。
「あ…ああ!えぐちさんが、体の中に…入ってくる…あぁぁぁ」
ビュクビュクと全てを吐き出し、桃子に覆いかぶさるオレ。
「桃子…好きだぞ。やっと手に入れたんだ、絶対に離さないからな…愛してるぞ」
オレはその言葉通りに桃子を離さないよう力いっぱいに抱きしめる。
「江口さん…好き。大好き。…もう離さないで、愛してる」
広いベッドの上で抱きしめあってのキス。あぁ…夢なら覚めないでくれ。


「まったく…冷蔵庫の中になんにも入れてないんだな。冷蔵庫の意味が無いじゃないか」
喉が渇いたので何か冷たいものを飲もうかと冷蔵庫を漁ったんだが…氷ぐらいしかなかった。
「お前も冷たいのがいいだろ?氷水だけどいいか?」
ベッドの上でシーツで体を隠し、赤い顔で頷く桃子。
「ははは、なに照れてんだよ、カワイイじゃねぇか」
氷水の入ったコップを渡す。
「出会った頃にはまさかお前とこんな関係になるとは思いもしなかったな。
あの頃はお前の事を、カリカリ君をたかりに来るヘンなヤツって思ってたからな」
ホントにそうだ、恋人になるなんて思いもしなかったな。
勝手に冷蔵庫を漁るわ、紅茶は作りっぱなしで片付けないわ、焼きそばを無茶苦茶食うわ。
…ホントによくこんな桃子に惚れたな。我ながらビックリだな。
「…なに頷いてるの?江口さん、明日不動産屋さんに行くの?」
「ん?おお、行くぞ。オレも大学生だからな。学生専用の部屋なんか面白そうだよな。
桃子も一緒に選んでくれな」
オレの言葉にふるふると首を振る桃子。なんだ?明日予定でもあるのか?
「…江口さん、お願いがあるの。聞いてくれる?」
小さく首を傾げながらオレを見つめてきた桃子。
お前、その仕草は反則だ。その顔で死ねと言われたら死んでもいいかなって思っちまうよ。
「なんだ?言ってみろよ、どんなお願いなんだ?」
カワイイ彼女のお願いだ、聞いてあげるから言ってみな?
「…ここに住んでほしいの。一緒に住んでほしいの。…ダメ?」
可愛く首を傾げて爆弾発言をする桃子。…お前、それって同棲してくれってか?
「…自分が何を言ってるのか分かってるのか?オレがここに住むってことは…同棲だぞ?
お前それでいいのか?オレ、同棲なんかしたら毎日物凄くエッチなことしちゃうぞ?
それでもいいのか?」
コクンと小さく頷く桃子。…え?エッチなことしていいの?
「…もうイヤなの。この広い部屋に一人で暮らすのは。
…江口さんと離れて生活するのはもうイヤなの」
…きゅんときた。桃子の涙目になりながらの告白に胸がきゅんときてしまった!
「…分かったよ。カワイイ彼女のお願いだ、ここに住むよ。ここで生活するよ。
よく考えたら家賃の心配もしなくていいし、なによりお前がいる。最高じゃねぇか」
そうだよな、最高の条件だよな!
「嬉しい…ありがとう、江口さん」
涙を溜めて嬉しそうに微笑む桃子。…いかんな、ムラっときてしまったな。
しかし今日は我慢だ。いくらなんでも初めてだった桃子に無理強いは出来ない。
それにしても…初めてだったのにピルを飲んでいたとはな、まったく侮れんヤツだ。
「…江口さんどうしたの?嬉そうな顔をしていたわ。何かあったの?」
「ん?お前と暮せるって考えただけで嬉しくなっちまってな。
そういやピルってあとどのくらい残ってるんだ?なくなったら言えよ?
そん時はゴム買ってくるからな」
そうなんだよ、これからしばらくは中出ししたい放題だ!
ま、あんまりクスリに頼るのはよくないだろうし、残りのピルがなくなりゃゴムに切り替えるか。
これからの性生活を思いニヤついているオレに、桃子が首を傾げながら話しかけて来た。

「…江口さん、ピルってなに?」


……なんか今、とんでもない問題発言が飛び出しませんでしたか?
「お、お前今さら何言ってるの?だってお前、ピル飲んでるんだろ?」
オレの問いかけにふるふると首を振り、否定をする桃子。
…え?ええ?えええ?なんですとぉぉ〜〜!!
「お、お前、ピル飲んでないの?ならなんでそんなウソついたんだ?
こら桃子!本気で怒るぞ!」
いくら桃子でもこれは許せない!もし子供が出来たらどうするんだ?
中で出しちゃったし…やばいぞこれは!
「…何故そんなに怒るの?シーリスが江口さんのベッドを買った時に教えてくれたわ。
SEXが始まりそうな時には『ピルを飲んでいる』って言うのが礼儀だって。…違うの?」
…あんのクソガキャ〜!ぶち殺したる!
そんないきり立つオレをよそに、無邪気な顔をして首を傾げてる桃子。
くそ、可愛すぎんじゃねぇ〜か!
…ま、いいか。今回ので出来たら責任を取ろう。オレももういい年だしな。
シーリスには…マヤちゃんに説教でもしてもらうか。オレが怒るより効果的だろうしな。
そういや住む部屋も決まったし、一度実家に荷物を取りに帰らなきゃな。
「桃子、オレは一度大阪の実家に帰って、いろいろと準備をしなくちゃいけないんだがお前も来
るか?…オレの両親も近い将来、お前の親になるかもしれないんだから一度会っとけよ」
「もちろん行くわ。…大阪、食べ物が美味しい街。特にたこ焼きが美味しいと評判だわ」
…クソ!せっかくの大胆発言だったのに、たこ焼きに負けたのか!ま、桃子らしくていいか。
「お前はやっぱりカワイイなぁ…好きだぞ、愛してるぞ」
オレはベッドに入り桃子を抱きしめキスをする。
「ん…大好き。江口さん好きよ。もう離れないで」
涙をためた瞳で見つめてくる桃子。安心しろ、もう離しゃしないよ。
オレはこのちょっと口下手でカワイイ彼女を一生守ると心に決めた。


あれ以来オレ達は一緒に生活をしている。
初めての時に中で出してしまったが、妊娠はしなかったようだ。
ホントに助かったよ、日ごろの行いの成果だな。
実生活は小説や漫画のように告白してハッピーエンド、めでたしめでたし。
…では終われないからな。
…と思っていたんだがな。なんだこの生活は?幸せすぎんじゃねぇか、このヤロウ!
「…江口さん、なにをニコニコしているの?」
胡坐を掻いたオレの膝の上に座り、小説を読んでいる桃子。
今日は何を読んでるんだ?…おお!オレ達が付き合うきっかけになった『銀河英雄伝説』か!
「んん〜?お前の尻が柔らかくて気持ちいいなって思ってな。なぁ桃子、いいだろ?」
後ろから胸に手を回し、軽く触る。…うお!イテテテ、つねってきやがった!
「…読書中に邪魔をされるのはキライ。江口さん邪魔しないで」
コ、コイツは…お前から話し掛けて来たんだろうが!説教しちゃる!
オレはグリグリと拳で頭を締め付ける。
「…痛いわ、とても痛いの。何故苛めるの?」
「ああ?そんなもん決まってるだろ!」
涙目で抗議をしてきた桃子の唇に軽くキスをして微笑みかける。
「…お前が好きだからだよ。桃子、愛してるぞ」


これからもオレ達二人での生活は続いていくだろう。
オレにとってはあの告白した日が『ハッピーエンド』ではなく、『ハッピースタート』だったんだ。
しかし、小説と違い現実ではいろんな事が起きるだろう。
けどコイツと…この無口で素直で可愛くて、
カリカリ君が大好きというちょっと変わったオレの彼女。
神楽桃子と二人でなら、どんなことでも乗り越えていける。
幸せになれる!オレはそう確信している。
オレ達二人の生活は、まだプロローグが終わって本編が始まったに過ぎない。
オレはこの無口な彼女とのこれからの幸せな人生を思い、後ろからギュッと強く抱きしめた。





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