オレ、藤原理来(ふじわら りく)がラインフォード家に雇われて、一週間が過ぎた。
ワガママなお嬢様、ニース・E・ラインフォードのおかげで急がしい毎日を過ごしている。
『リク、喉が渇いたわ。5秒で紅茶を持ってきなさい。1秒でも遅れたらアンタ首よ?』とか、
『リク、アタシすっごく暇なの。今すぐ暇を潰せることをしなさい』だとか。
クソガキのニースには言いたいことを言われ放題だ。
……ホントにこのクソガキはワガママだな!
カシューの爺さんがどうにかしたいというのも頷けるぞ。
……限界だ。もう我慢の限界なんだよ!
なんなんだ、あのクソガキは!いったい人を何だと思ってるんだ?
ナルディアさんはよく今まで耐えてきたな、さすがはメイド長!……Dカップはあるな。
オレの横で床掃除をしているナルディアさんを見る。……その尻に顔を埋めてぇぇ〜!

「リク、ここでの生活にはもう慣れましたか?ニース様には慣れましたか?」

 床をモップ掛けする度に揺れるお尻をこっそりガン見していると、
ナルディアさんから話し掛けてきた。
この人から話して来るなんて珍しいな。
オレがいくら話しかけても無視してたのにな、どうしたんだろ?

「え、ええ、生活には慣れましたけど……お嬢様にはまだ戸惑っていますね」
「……そうでしょうね。しかし、そのニース様を教育するのが貴方の仕事です。
……その教育係の貴方が先ほどから何故ここにいるのです?
サボるのもいい加減にしなさい!」

 オレがサボってるのがお気に召さないのか、いきなり大声で怒り出したナルディアさん。
大声を出した瞬間に『ヒュン!』というヘンな音がしたかと思うと……喉元にモップが突きつけら
れていた。
……ゴクリ。ま、まったく見えなかったぞ?いつモップを突きつけられたんだ?

「わ、分かりました、き、休憩は終わりにします!」

 モップをオレの喉元に突きつけているナルディアさんの目を見てみる。
……ゴルゴもビックリな冷酷な目だぞ!

「そ……なら早くニース様の下へ行きなさい。
あの子はああ見えて寂しがりやですから、長時間一人にしてはダメですよ?」

 寂しがりやだぁ?オレ、さっきそのクソガキに追い出されたんだぞ?
『アンタ、まったく面白くないのねぇ〜。つまんないバカは出て行きなさい!』ってな。
何だってそんなクソガキのところへ戻らなきゃ行け……の、喉をモップでツンツン突かないで!
戻るから!今すぐ戻りますから!

「り、了解です!……ところでナルディアさんは剣道か何かされてるんですか?」

 両手を挙げて降参の意思表示をしながら、何か剣道っぽいことを習っていたのかを尋ねる。
メイドさんが実は剣士だったなんて……萌える設定だな。
昼はモップを剣の変わりに活躍し、夜はオレの下半身のエクスカリバーで成敗される。
……エクスカリバーより、菊一文字とかの方がいいかな?日本人っぽいしな。

「ケンドー?それはいったいなんですか?」
「いや、モップを目に見えない速さで突きつけられたから、なにか剣術でも習ってるのかなと?」
「剣術?あぁ、ケンドーとは日本の剣術のことなんですか。
剣術ではありません、これは槍術です。
ラインフォード家にお仕えする者として、このくらい出来て当たり前です」

 そう言って、今度はオレの目を突く寸前でモップを止める。もちろん見えない速度でだ。
は、はははは……なんなんだ、このスーパーメイドさんは?

「そ、そうなんですか……じ、じゃあ自分はお嬢様をしっかりと教育してまいります!」

 この場にいたら、何かの拍子に殺られちゃう気がして逃げる事にした。

「リク、旦那様の許可も出ているのです。貴方の国の通りに躾けてくれればいいのですよ」
「私の国でしてるように躾けるんですか?」
「えぇ、そうです。ニース様にはニッポンジンのように礼儀正しくなってもらわなくてはいけません
からね。ラインフォード家を継ぐ者として、立派になっていただかなくては」

 オレの国のようにだ?……ようはオレが躾けられた通りにすればいいのか?
めんどくせぇなぁ、金が溜まるまで適当にすりゃいいやって考えてたのに、
そう上手くはいかな……閃いた!
そうだ!コイツ等は日本のことなんて詳しく知らないだろうから、
『日本じゃこうです!』とか適当に言って騙していきゃいいんじゃねぇの?
ここにいるのもしばらくの間だけだからな、それでいこう!
それで上手くいったら万々歳だしな!
とりあえずは……生意気なクソガキのニースにコケにされた仕返しをしなきゃいけないな。



(はぁ〜あ、タイクツ〜。退屈で死んじゃいそうだわ。……別に死んじゃうのもいいかな?
今もほとんど死んでるようなものだからね。
……ぐす、何でアタシがこんな目に合わなきゃいけないの?)

 自分の部屋のベッドの上、いつものように枕に顔を埋め、涙を堪える。
……泣いたってダメ!誰も助けてはくれないんだから!ニース、泣いちゃダメ!
唇をグッとかみ締め、涙を堪える。……これもいつものことだわ。

(それにしてもおじい様が雇った『リク』というニッポンジンも、今までと同じで役立たずね。
……前にニッポンジンの肌の色は黄色だって聞いたことがあったけど、
バナナのような色なのかな?黄色かぁ……どんな色だったっけ?)
 
 勉強しろ勉強しろとうるさいニッポンジンを追い出した後、
ベッドで寝転びながら昔に見たはずの黄色という色を思い出してみる。
……わかんない。もう、色も思い出せなくなってるんだ。
もうお父様やお母様の顔を忘れちゃったし、色まで忘れちゃってる。
でもこんなアタシでもただ一つだけ分かる色があるわ。
それはいつもアタシの視界を覆いつくしている色……暗闇の色、黒だけね。
5年前、アタシが6歳だった時、お父様、お母様と劇場へ車で向かう途中に事故に遭った。
アタシはその事故で、両親を亡くし……視力を失った。
医者には角膜移植しか回復の方法がないと言われ、
ドナーが現れるのを今も待ち続けているの。
視力を失ってから5年、もうお父様やお母様の顔も浮かんでこない。
優しいおじい様の顔も分らない。
いつも世話になっているナルディアの顔も忘れてしまっている。
……自分がどんな顔をしているのかも分らない。
なんでアタシがこんな目に合わなきゃいけないの?
ひっく、お父様、おかあさまぁ〜!なんでニースも一緒に連れて行ってくれなかったの?
……クスン、いくら泣いても仕方ないわ。
お父様やお母様が死んだのも、アタシの両目が見えないのも、いくら泣いても変わらない。
涙よ、止まりなさい!……涙を止めるため、ギュッと枕に顔を埋める。
そしていつものように枕に涙の染みを作ってしまう。
いつになれば諦める事が出来るの?いつになれば吹っ切れるの?
枕元に置いているサングラスを触り、いつも通りの答えの出ない考えを巡らせる。
その時、急にドアが開く音がしたの。



「ニース様、失礼します。休憩は終わりです、さぁ勉強を頑張りましょうか!」
「ふわわわ!きゅ、急に入ってくるな!このバカリクが!
アンタのようなバカはさっさといなくなっちゃいなさい!」

 急に部屋に入ってきたリクに驚き、とっさにサングラスをかけ、枕を投げつける。

『ガシャーン!』
 
 枕が花瓶に当ったのか、何かが砕ける音がした。

「アンタ、急に入ってくるなんてナニ考えてんのよ!常識がないわね!
これだから野蛮な東洋人はダメなのよ!さっさと小さい島国に帰りなさい!
アンタなんかいなくなればいいのよ!このバカ!バカ!バカバカ!」

 手につく物を片っ端から投げつける。このバカ!なんで人が泣いてる時に入って来るのよ!
もちろん目の見えないアタシには、リクが何処にいるかなんて分らない。
適当に投げつけているだけよ。

「わ、わわわ!ニース様、あぶない……いってぇぇ!このクソガキがぁぁ〜!!」

 何か小さな四角くて硬い物を投げつけた時、『ガツン!』と命中した音がしたわ。
ざまあみなさい!デリカシーもなく、勝手に部屋に入ってくるからよ!
この野蛮……へ?きゃぁぁぁ〜〜!!
リクが突然大声を出したかと思うと、ふわりと身体が浮いた。
へ?ええええ?なんで急に抱き抱えるのよ!

「アンタ、主人であるアタシに対していったい何をしてんの……いった〜い!」

 突然持ち上げられたかと思うと、どこか固い物の上に降ろされた。
お腹に当るこの感触は……きっとリクの膝ね。
なんで膝の上に降ろされたの?そんな事を考えた瞬間、お尻に激痛が走った。

「痛い!痛い!いったぁ〜い!リク、アンタなにする……ひぎゃあ!」
「物を投げ散らかすような悪い子は、お尻ペンペンです!これ、ニッポンの常識です!」
「ひぎゃ!虐待だわ!こんなの虐待……痛い!もうやめてぇ〜!」

 バチンバチンとアタシのお尻を叩くリク。
いった〜い!痛い、もうヤメテ!リク、お願いだからもう叩かないでぇ〜!

「ギャクタイ?ワタシ、ガイコクジンデスカラ、ムツカシイコトバ、ワッカリッマセ〜ン?」
「アンタ、さっきまでペラペラ喋ってたじゃないの!
そんなの詐欺……イタイイタイ、いった〜い!」
「うるせえこのクソガキ!お前のようなワガママなヤツは百叩きの刑じゃ!」

 それからしばらくの間、バチンバチンとお尻を叩かれたわ。
……リク、この暴挙は絶対に許さないわよ!
おじい様に言いつけて、クビにしてやるわ!
いいえ、クビどころか暴行で警察に逮捕させるからね!



(あ〜、スッキリするなぁ。クソ生意気なガキに正義に鉄槌を下すのって最高だな!)

 クソガキを膝の上に乗せ、ケツをバチバチ叩く。う〜ん、きんもちいい〜!!
にしてもさすがは11歳、メチャクチャ軽いな。ケツにもまだ肉はついてないし……アリだな。
叩きながらケツの感触を楽しむ。これはちょっとしたSMプレイみたいでオイシイな。
おそらく生まれて初めて受けるであろう体罰に、頭をを振り乱し、泣き叫んでいるクソガキ。
オレから逃れようと顔を振り乱しているため、小さな顔に不釣合いのサングラスが取れて、床
に落ちた。
……ちょっとやり過ぎかな?ここまで泣き叫ぶとは思わなかったな。
やはり甘やかされてたんだな。……おし!オレがこれから鍛えてやるか!
いいストレス解消になるしな。

「ニース様、もう物を投げたりしないと誓いますか?」
「痛い!イタいぃ〜!もうじまぜん〜!もうじないがらぁぁ〜!!」

 泣きながらオレに謝るクソガキ。
う〜ん、いい感じだ、今後生意気な事を言ったらこれでいこう。
おし、これで一応は躾をしたということでいいかな?

「よろしい。今回はこれで許してあげますが、次、同じような事をすれば……うわ!」
「ヒック、次ってナニよ!アンタ、アタシにこんな虐待して許されると思ってんの?
覚悟なさいよ、絶対復讐してやる……サ、サングラス!サングラスがない!いやぁぁぁ〜〜!」

 ……驚いた。初めてクソガキがサングラスを外しているところを見たが
(外したというか、外れてしまった、だな)
瞳が白く濁っていて、少々不気味だ。……だからか。だから常にサングラスを外さないのか。

「サングラスはどこなの!リク!何処にあるのよ!さっさとアタシに渡しなさいよ!」

 床に這いつくばって両手でサングラスを探すクソガキ。
オレはその姿を見て良心が少し痛んだ。……そうだったんだよな。
コイツ、ワガママ放題でクソ生意気なガキだけど、親は死んじまっていないし、
両目は見えないんだよな。

「どこ?どこにいったの?アタシの、お父様のサングラス……あったぁ!サングラスあったぁ!」

 は?お父様のサングラス?どういうことだ?
まさか……小さな顔に不釣合いのその大きなサングラスは、親の形見なのか?
クソガキは床に落ちていたサングラスをみつけたら、目を隠すようにすぐにかける。
そのサングラスが落ちていたすぐ脇に、オレに投げつけた写真たてが落ちていた。
その写真たての中には幸せそうな3人の男女が映っている。
金髪で人の良さそうなかなりの美貌の女性と、凛々しい顔の男。
その2人の間に挟まれるように小さな可愛らしい、
まるでフランス人形のような女の子が写っている。
……この2人がきっと両親なんだろうな。間に挟まれたこのカワイイ女の子がニースか。
……コイツ、11歳にしてヘビーな人生歩んでるんだな。

「リク、アンタ絶対に許さないからね!こんな暴力を振るうなんて……絶対に許さない!
おじい様に言いつけて……んな?なにするのよ!叩くのはもうやめてぇ〜!」
「ニース様、もう叩きはしませんよ。
ニース様が行儀よくされいれば、お尻ペンペンはもう致しません」
「ならなんでまた抱き上げるのよ!
アンタ、主であるアタシをいったいなんだと思って……ひゃう!」

 さっきと同じように膝の上に乗せる。
けど今度は叩く為じゃない。
オレがお仕置きと称して叩いた小さなお尻から少しでも痛みを取る為だ。
オレは……バカだ。こんな小さな身体で、重い宿命を背負ってるニースになんてことを!

「リ、リク?アンタいったい何して……あん!ちょ、なんでお尻を撫でる……ふぁぁ!」
「痛いの痛いの飛んでいけ〜。痛いの痛いの飛んでいけ〜」

 少しでも痛みが和らぐように、お尻を優しく撫でてみる。
これってオレが子供の頃、ちょっとした怪我をした時にお袋によくしてもらったんだよな。
効果がないのは分ってるんだけど、なぜだか痛さが紛れたんだよ。
これでこの子の心の傷が治るわけはないけど、少しでもマシになれば……
おお?なかなかいい触り心地だな。 
ちっちゃくてもさすがは女の子、尻を撫でる手にはなかなかの感触が。

「はぁ……んぁ、ちょ、ちょっとリク、もういいから……あん!もう痛くないからぁ!」

 ナデナデ……スリスリ……サワサワ……モミモミ……ムニュムニュ……

 オレが触る度、揉む度に声を上げるニース。その声はなかなかに色っぽい声だ。
さては感じてやがるな?
オレのズボンをギュっと握って我慢してるし……もしかしたらいけるんじゃねぇの?
試しに中指で尻の穴を軽く撫でるように触ってみる。

「ひゃう!こ、こらぁ!アンタなんてところ触って……んああ!」

 軽く触っただけなのに、背中を反らし、甘い声を上げやがった。
おいおい、うまくやったらコイツ、アナル好きになるんじゃねぇか?
アッナ〜ルセ〜ックス出来んじゃねぇのか?
金髪盲目ワガママお嬢様ロリ娘のアナルか。
……アナルスキーのオレには夢のような話じゃねぇか!
いや、さすがにこんなちっちゃなニースに入れるのは無理だな。
今日のところは尻の感触を楽しむだけでいいか?
そう考えて、オレは一心不乱にニースの尻を撫で回す。
おぉ、やっぱ触ってるだけでも気持ちいいな!
……そういえばオレ、なんでニースの尻を撫でてるんだっけ?
なにかコイツに思うことがあったような?……ま、いっか。
コイツも楽しそうに喘いでるしな。
尻を触る度にピクンピクンと身体を反応させてるのは萌えるな!
オレはしばらくの間、ニースの小さな尻の感触を楽しんだ。
そして十分に楽しんだ後に解放した。……まずいな、ちょっと楽しみすぎたか?
よく考えたらこの事を誰かにバラされたら、オレ、やばいんじゃねぇの?

「ニース様、もう痛みは取れましたか?」
「はふぅ……はふぅ……痛みはないけどぉ……お尻が、
体中が熱くなって……頭がヘンになって……」

 コイツ、やっぱり感じてやがった!けど自分に何が起きたのかよく分からんみたいだな。
そりゃそうだよな。コイツは目が見えなくて、ワガママ放題してたんだ。
そんな状況じゃ性のことなんて知る事はないからな。
……これは利用できるな。こんな美味しい状況を利用しない手はないな!

「そうですか、痛みは引きましたか。痛みが引いて良かったです。
ですが、ニース様。今後もし、先ほどのようなワガママな態度をとられたら……一段階上のお
仕置きです」
「へ?えええええ〜?そ、そんな!なんでアンタにそんなことされなきゃいけないのよ!」

 大声で抗議するニース。けどそんな抗議は受け付けませ〜ん。

「私はカシュー様に、日本流の教育をしてくれと指示されました。
私も心苦しいのですが……これも全てニース様の為です。
先ほどのように暴れてご両親とのお写真を投げるようでは……天国のお二方も心配でならな
いでしょうからね」

 そう言ってさっき拾った、写真たてをニースの手に握らせる。

「このままではご両親も安心して貴女を見守ることが出来ないでしょう。
ですから私は、ビシビシ厳しく貴女を教育します!」
「む、むぅぅぅ〜……一段階上ってなにするのよ?痛いのはヤダからね!」

 写真たてをギュッと抱きしめ、どんなことをされるのか聞いてくるニース。
おしおし、これは上手くいきそうだな。作戦通りだ!

「今後ワガママな態度を改めないと……先ほどと同じくお尻を叩きます。
それでもダメなら今度は……お尻に指を入れます」
「は?……はぁぁぁ?アンタバカじゃないの?なんでそんなことされなきゃいけないのよ!」
「イヤですか?お尻に指を入れられるのはイヤですか?」
「そんなの当たり前でしょ!誰が好きでそんなことされんのよ!」

 ぐっふっふっふ……そのうち好きになるようにしっかりと教育してやるよぉぉ〜。

「イヤだからですよ、そんなこと誰も嬉しがりません。ですからお仕置きなのです」
「ぐ、ぐぅぅぅ〜……アタシはヤダからね!」
「でしたら今後はワガママは言わないで下さい。
言っておきますが、日本ではお尻を叩かれたり、指を入れられるというのは、恥ずべきことなん
ですよ?」
「へ?そ、そうなの?」
「はい、そうです。もしこのことが他人に知られたら……切腹しなきゃいけないんです。
ニース様、お尻を叩かれるお仕置きというのはそれくらい恥ずかしい事なんですよ。
そうだ!せっかく日本流で教育するのです、ニース様も他の人に知られたら……切腹しましょう
ね?」

 オレの言葉を真に受けたのか、枕をギュッと抱きしめカタカタ震えてる。
こうしていると可愛いんだけどな、口を開くと憎たらしくなる。まったく困ったワガママお嬢様だ。

「お嬢様、分かりましたね?」
「ヤ、ヤダァ……セップクなんてヤダよぉ、怖いよぉ……」

 オレのウソを完璧に信じてやがるな。ははは、まだまだ子供よのぉ〜。
そんな簡単に信じちゃ悪いお兄さんに騙されて、アナルを弄られ放題イタズラされちゃうぞ?

「返事は?お嬢様は返事も出来ない悪い子だったんですね。
……これはお仕置きが必要だな」
「わ、分かったわ!リクの言う事は聞くわ!だ、だからお仕置きなんてしちゃダメだからね?」
「うんうん、いい返事です、これからもその返事をして下さいね?
じゃないと……お仕置きですよ?」
「むぅぅ〜……分ったわよ!リクの言う事聞けばいいんでしょ!」
「私だけではなく、このお屋敷に住む皆の言う事を聞いてくださいね?」
「んな?なんでアタシが使用人達の言う事を聞かなきゃいけないのよ!」
「……聞けないんだ?それは悪い子だ。お仕置きが必要……」
「じょ、冗談よ!アタシ、今日から心を入れ替えるわ!」
「うんうん、いい返事ですね、それでいいんですよ。では勉強を始めましょうか?」

 口を尖がらせながらも渋々言う事を聞くニース。その仕草が可愛くて仕方がない。
その日は素直にオレの言う事を聞いていたが、いつまで続く事やら?
ま、生意気な口を利いたらお仕置きすりゃいいしな。
ていうか、お仕置きするように持って行かなきゃな。
せっかくロリ娘の尻を弄りたい放題弄れるんだ。
コイツも感じてやがったし……次は試しに小指でも入れてみるかな?
そんな邪な心を抱いた、暑い日の午後だった。



 


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