22:02<Agi> こんばんわ
22:02管理人 |> Agiさん、いらっしゃい。


 会社から帰って来てすぐにPCを立ち上げる。
クソ!課長のヤツめ!ちょっとしたミスでネチネチと文句を言いやがって……
だからお前は結婚できないんだよ!ヘンタイ野郎が!
PCが立ち上がったら、いつも利用しているチャットに繋げる。
みんなにグチを聞いてもらおう。それでスッキリしよう!


22:02<gan>コバワー(´▽`)/
22:02<win>おつー
22:02<kero>こんー
22:02<anan>こんばんは


 ふぅ……ここに来ると、何故か落ち着くなぁ。
このチャットには、もう一年程入り浸っている。
きっかけは単純。とあるサイトに入ったら、チャットがあったので試しに来てみたんだ。
チャット自体は初めてで緊張したけど、みんな親切にしてくれて、
話も面白く入り浸る事になった。
顔が見えない相手との会話……だからこそいろんな事を本音で話せるんだと思う。

 1、2、3、4。僕を入れて5人か。お?今日はたくさん来てるんだ、さすがは金曜日。
いつもなら多くて3人くらいなのに5人も揃った。
休みの前の日は集まりがいいね、今日はたくさん話せそうだ。


22:02<Agi>今日は会社で上司にネチネチとイジメられましたorz


 堪った鬱憤を晴らさせてもらおう。
あまりチャットで愚痴を言うのもなんだけど、たまにはいいよね?
鬱憤晴らしをしなきゃ、ストレスが溜まりまくっちゃうよ。


22:02<kero>なぬ!皆のアイドルをいじめるとは…羨ましい!
22:02<win>僕らのアイドルAgiさぬをいじめるとは…許せぬ!\(^O^)/
22:03<gan>www
22:03<anan>喜んでるしww
22:03<Agi>( ´・ω・`)
22:03<anan>落ち込んでるしww


 ……苛められちゃった。悲しいよ、ママン……



 実はチャットで僕は、何故か女の子扱いをされているんだ。
常連のunaさん曰く、『小動物系アイドル』だそうだ。
小動物系アイドルってなに?訳が分からないよ。訳が分らないから聞いてみた。

『Agiさんは雨の日に段ボール箱に捨てられてる、震えた子猫のように可愛いの!
あ、お風呂上りに裸で子猫を抱いたら、胸をチュウチュウ吸ってきてスッゴク気持ちいいんだ
よ。知ってた?』

 unaさんの答えがこれだ。こんなことを言う女子校生はいないと思うよ。
恐ろしい事に、他のみんなもこれに同意した。みんな、頭が沸いてるんじゃないの? 
ここの常連はunaさんを筆頭に、みんな頭がぶっ飛んでいるんで、僕を小動物系アイドルとして
扱っている。
まぁ冗談なんだけどね。……冗談、だよね?みんな信じてないよね?
怪しいなぁ……もしかしたらみんな本気で信じてるかもしれない。
それほどここの常連さん達は頭がぶっ飛んでいる。その中でもunaさんは別格だ。
自分では女子高生と言ってたけど、絶対ウソだね!だってエロすぎるんだもん。

 unaさん曰く『おしっこを我慢してオナニーすると気持ちよさ1,5倍!』だとか
『下着は、見せるんじゃなくて、見られることが大事なの!見られてる自分に萌えるの!』だと
か。

 unaさんの話を参考に、何本かssを書かせてもらった。
ていうか、unaさんをモデルに書いちゃったもんなぁ。
自分の父親を相手に、想像オナニーをしてるなんて話をするんだもん。
それを元に『パパレイプ!』シリーズを書いちゃったからね。
そう、僕はえっちな小説……ssを書くことを趣味にしてる、ss職人なんだ。
このことはここのみんなには秘密にしてる。バレたら何を言われるか分からないからね。
そういえばこの間unaさんが父親に会いに行けるかも?って言ってたなぁ。
ちゃんと会えたのかな?
12年ぶりに会えるかも?って張り切ってたもんなぁ。
……まさかホントにえっちしてたりして?
さすがにそれはないかな?unaさん、頭がぶっ飛んでるけど、自称常識人だもんね。
……怪しいな。ホントにしてないか聞いてみなきゃ。ssの参考にしたいしね。


22:03<Agi>unaさん父親に会えたのかな?
22:03<kero>どうだろ?12年ぶりだって張り切ってたから…襲ったなww
22:03<win>そういえばニュースで女子高生が父親をレイプしたって言ってたよ?(ウソ)
22:03<gan>ウソに聞こえないのが不思議だww
22:03<anan>きっと今頃は父親の胸に抱かれて眠ってるんですよw
22:04<Agi>本気であり得そうな話ですねww
22:04<gan>ファザコンにも程があるww
22:04<win>これは根掘り葉掘り聞かねばいかんですなw
22:04<Agi>unaさん早く来ないかな?


 みんなでunaさんの事を好き勝手に言いまくる。これが僕らのスタイルだ。
好きなことを言い合い、かといって悪口を言ってるわけじゃない。
そんなちょっと不思議な関係。
顔が見えないチャットだからこそできる関係だと僕は思っている。

 結局、unaさんは来なかった。
多分父親と再会し、家族水入らずの時間を過ごしたんだろうね。
その日はいつも通りのバカ話で盛り上がり、会社でのイヤなことは全部吹き飛んだんだ。



20:02<una>チクショー!パパを寝取られた〜!
20:02管理人 |> unaさん、いらっしゃい。
20:03<Agi>こんばんわ〜。いきなりハイテンションですねww


 月曜日の夜、仕事を定時に上がれたので、いつもより少し早くチャットに入り、
みんなが集まってくるのを待っていると、二日ぶりにunaさんがやってきた。
来るなり父親を寝取られたとは……面白そうな話だね。
これは詳しく聞かないといけないな。ssの参考になるかもしれないからね。


20:03<una>パパが犯された〜!チクショー!
20:03<Agi>父親と会えたんだ?よかったですね。
20:03<una>よかな〜い!そりゃ新しいリボン買ってもらえて嬉しかったけど、浮気された〜!
20:03<Agi>浮気?そりゃ物騒な話ですね。
20:03<una>くっそぅ〜…アタシよりママを選ぶなんて……シメちゃるけんのぉ(−_−メ)
20:03<Agi>www
20:03<una>ナニ笑ってんの!アタシ、浮気されたんだよ?慰めろ〜!
20:03<Agi>いやいや、相手は母親でしょ?なら浮気じゃないでしょww
20:03<una>母親相手のえっちは浮気じゃないって誰が決めたの!権力の横暴だぁぁ〜!!
20:04<Agi>さすがはHENTAIww 理論が腐ってるwww
20:04<una>Agiさぬに苛められた_/ ̄|○ il||li ヤバイ、ちょっと気持ちいいかも?ww
20:04<Agi>HENTAIじゃない、DO-HENTAIだww
20:04<una>やったぁ〜!褒められた〜! ヾ(=^▽^=)ノ
20:04<Agi>褒めてないっすww


 さすがはunaさん、ハイテンションだ!母親に父親を寝取られたって……面白すぎる!
この間ganさんも言ってたけど、ファザコンにも程があるね。


20:04<una>あ〜あ。せっかく12年ぶりに会えたのに、えっちできなかったぁ
20:04<Agi>そういえば何故12年ぶりなんですか?普段は会えないの?
20:04<una>んん?そうなのよね〜、アタシ達親子って少し変わってるの
20:04<Agi>親子3人がHENTAIなんですね?
20:04<una>そんなの当たり前じゃん!
       だってパパ、『彼女はライダー』なんてエッチ小説書いてるんだよ?
20:04<Agi>うええええ〜〜!!!! 
       マジですか?あの有名なss職人さんがunaさんの父親? すげぇ!!


 あの人の書いたssって、女の子がすっごく生き生きしてて、凄くえっちで面白くて、
話に引き込まれちゃうんだ!
僕は勝手に師匠って読んでるんだ!僕にとっては神職人さまなんだよ!憧れなんだ!



20:04<una>……あれ?もしかしてAgiさぬ、えっちなss書いてたりする?
20:04<Agi>いやぁスゴイスゴイ!まさかunaさんの父親があの神職人さまだとは!!
20:04<una>はっは〜ん……さては『パパレイプ!』シリーズはAgiさぬが書き申したな?
20:04<Agi>へ?ソ、ソレハナンノコトデスカ?アタシ、マッタクシラナイアルヨ?
20:04<una>何故片言にww アタシをモデルに書いちゃったんだ?
20:04<Agi>い、いやぁ〜、なんていうか……ゴメンなさい


 し、しまったぁぁ〜!ついテンションが上がっちゃって、ばらしちゃったよぉ〜!
ど、どうしよう?このことを皆にばらされたら……ここにいれなくなっちゃうよ!
まさかunaさんがエロssを読んでいるとは……迂闊だった!


20:04<una>おっかしぃなぁ〜って思ってたんだよね。
       読んでたらアタシの事を書かれてる気がしたもん。
20:04<Agi>ネタに困ってたもんでつい…ゴメンなさい!!
20:05<una>あははは、怒ってないから謝んなくていいよぉ (−_−メ)
20:05<Agi>怒ってるよぉ、ホントにゴメン!!
20:05<una>冗談だってばww そっかぁ〜、Agiさぬはエロss職人だったんだぁ〜。
       デビュー戦にちょうどいいかな?
20:05<Agi>は?デビュー戦?なんのこと?
20:05<una>Agiさぬ、モデル料をちょうだいww それで許したげるよ Ψ(`∀´#)
20:05<Agi>うえええ〜!マジですか?悪魔だよこの人…
20:05<una>異議は認めれませ〜ん! 
       で、モデル料はねぇ……これから2週間のオナ禁です!!


 ……はぁ?オナ禁?オナ禁ってアレの事だよね?
なんでそれがモデル料なんだ?やっぱりunaさんはぶっ飛んでて訳がわかんないよ。
……まぁそれでこそのunaさんなんだけどね。


20:05<Agi>は?オナ禁?
20:05<una>そう、オナ禁
20:05<Agi>同い年の禁太郎?
20:06<una>ちっが〜う! オナニー禁止令! 
       Agiさんはこれから2週間、おちんちんに触るのも禁止!!
20:06<Agi>トイレ行けないじゃんww
20:06<una>メス奴隷に飲ませればいいの!
20:06<Agi>そんな羨ましいのいねえっすww
20:06<una>うそだぁ〜! 成人男性の約8割にメス奴隷がいると妄想してたのに〜
20:06<Agi>どんな妄想だwww 
20:06<anan>こんばんは
20:06管理人 |> ananさん、いらっしゃい。
20:06<una>ananさぬいいところにキター! 
       Agiさぬがこれから2週間のオナ禁生活に入りまっすww
20:06<anan>なんですってぇ? 無茶しやがって……いい男を亡くしたな
20:06<Agi>自分、オナ禁で死ぬんですか_/ ̄|○ il||li


 結局その日は僕達3人以外は来なかった。
unaさんもananさんに僕がエロss書きということは秘密にしててくれた。
……なんでオナ禁なんだろ?ま、いいか。チャットのネタになって楽しそうだし、何事も経験だ。
いっちょチャレンジしてみるかな?

 それから2週間、チャットに貼られるエロ画像のアドレスと戦いながら、オナ禁を貫いた。
unaさん……なんで率先してエロ画像を張るんですか!
思わず股間に手が伸びちゃいましたよ!
まったく貴女という人は……保存させていただきました。
この画像は有効利用をさせていただきます。ゴチです!



19:52<Agi> こんばんわ
19:52管理人 |> Agiさん、いらっしゃい。


 unaさんにオナ禁を命令されての2週間、とんでもなくツラかったぁ〜。
まだ20代前半の男が、丸々2週間も禁欲生活を送るとは……これをネタで一本書けるな。
これはいいssのネタになる。
この溜まった欲望を発散させる、エロエロなssを書きまくってやるぜ!
そう思い、unaさんに2週間オナ禁達成の報告と、
オナニー解禁の許しを請う為に早めにチャットに入る。
unaさん、いつも来るのが早いから、今日も来てるんじゃないかな?来てたらいいな。

19:52<una>おお!2週間、己の欲望と戦い抜いた勇者のご帰還だ〜!
19:52<Agi>ホント大変な思いをしましたよ! こんな辛い事させるなんてアンタは鬼だ!
19:52<una>けどよく我慢したね。男の子が2週間も我慢するのってスッゴク辛いんでしょ?


 そっか、unaさん女の子だから、オナ禁の辛さが分らないんだ。
軽い気持ちでオナ禁とか言いやがって……あんたドSだよ!


19:52<Agi>メチャクチャ辛かった! 股間が爆発するかと思いましたもん
19:52<una>ふぅ〜ん、そうなんだぁ…
       じゃあパパが12年もアタシ達と会えなかったのも分るかな?


 なんだ?unaさんはいったい何を言ってるんだ?
『パパが12年もアタシ達と会えなかったのも分かるかな?』
父親と会えなかったことがオナ禁とどう関係があるんだ?


19:52<Agi>はぁ? 何を言ってるんですか? 
       オナ禁が父親と会えない理由と関係があるんですか?
19:52<una>それがさ〜、あるんだよね〜。
       アタシ達家族は、パパが長い間禁欲しなきゃ会えないの
19:52<Agi>はぁ? なんですか、それ? unaさんの家って変わった風習があるんですね
19:52<una>会ったら会ったで、一度えっちして満足しちゃうとアタシ達の事忘れるしね。
       難儀な話しだよねぇ
19:53<Agi>どんな話だww まったく話が見えないっすよwww


 父親が長い間禁欲しないと会えない?なんだ、それ?訳が分からない家族ルールだな。で
確か12年も会えなかったんだよね?
禁欲してないから12年も会えないなんて、どんな家族ルールなんだ?
えっちすると忘れる?SEXするとunaさん達、自分の家族を忘れるってこと?
なに言ってるの?そんなバカな話がある訳ないっての!
そうか、unaさんまた僕をからかってるんだ。
からかうにしてもこんなウソがバレバレな話をしないでほしいな。リアクションが取りづらいよ。


19:53<una>はぁぁ〜……難儀なもんだねぇ〜、禁断少女ってのはさ
19:53<Agi>まったくunaさん、ウソをつくにしても、もう少しリアクションを取りやすうz化オアじzp
19:53<una>Agiさぬ、どしたの?なに書いてるかわかんないよ?


 unaさんが書き込んだ言葉に手が震え、訳の分らない文字を打ってしまう。
見間違いかもしれない。もう一度よく読んでみよう。……『禁断少女』って書いてある。
うええええ〜〜?マジで禁断少女って書いてるよ!そうなのか?そうなのかよぉぉぉ〜〜!
……って、そんな訳ないじゃないか。unaさんはエロssを読んでいるんだ。
きっと禁断少女もそこで知ったんだ。また僕をからかってるだけなんだ。
くっそぉぉぉ〜……また騙された!騙されてしまったぁ〜!
これだから『小動物系アイドル』なんてからかわれるんだよなぁ。……小動物関係ないだろ?




19:54<Agi>チクショー! またやられましたよ! 
       禁断少女まで知ってるとは、エロパロ板に入り浸ってますね
19:54<una>あははは!当たり前じゃん。
  アタシ達禁断少女はいつ呼ばれるか分んないんだよ?
      えっちの勉強していなきゃいけないの。エロパロ板はいい教材なんだよねぇ
19:54<Agi>だからunaさんはエロエロなんですね


 読めた。unaさん、今日は禁断少女になりきるつもりだ。
でもこれってある意味、イメージプレイじゃないの?
チャットでイメージプレイかぁ……このシチュで一本、ss書けるかな?


19:54<una>そう、だからエロ知識は豊富なの。ま、デビュー戦がAgiさぬでよかったよ。
      緊張しないで出来そうだもんね。
19:54<Agi>出来るってなにが?
19:54<una>なにがって…えっちだよ
19:54<Agi>はぁ? もしかしてチャットでえっちするつもり?
19:54<una>あははは! チャットではしないしない! 今からそっちに行くから待っててね
19:54<Agi>はぁぁ? こっちに来るって…今日は一段と頭に電波を受けてるみたいですね
19:54<una>なにぃ?(−_−メ) ムカついた! シメちゃるぞ〜!
19:54<Agi>エロエロ電波女子校生unaさんwww 電波に犯されすぎwww
19:54<una>あ〜! 言いすぎだよ! くっそぉ〜…苛めちゃるぅ!
      ってわけで、今からそっちに行くから待っててね? 
  ではしばしの別れじゃε=┏( ・_・)┛
管理人 |> unaさん、またきてくださいね。


 あ、落ちちゃったよ。
今日のunaさんどうしたんだろ?
いつもなら電波な話をしてても冗談だったのに……なんか本気で話してたっぽなぁ。
まさか父親にフラれたから精神的に不安定になってる?だ、大丈夫なのかな?
unaさん、ビルの屋上から飛び降りたりしないよね?……不安だなぁ。

 unaさんもいなくなったので、僕も一度落ちることにした。
あ、そういえばオナニー解禁をしていいか聞くの忘れてた!……ま、いっか。
どうせしてるかしてないかなんて分んないんだし、そもそもなんで律儀にオナ禁してたんだろ?
なんだかバカバカしくなってきた。こうなりゃ溜まった欲望をさっさと抜いちゃおうかな?
お気に入りのDVDをセットして、ボックスティッシュを用意する。
そういえば前にオナニーは股を開いてするのが気持ちいいって、unaさんが言ってたなぁ。
今日はそれでやってみるかな?
一人暮らしだと人目を気にせずそういうことも出来るからいいよね!
DVDの再生ボタンを押そうとした瞬間、インターホンが鳴る。
……こういう時って何故か電話が鳴ったり、来客があるんだよね。
なんでなんだろうね?テレビ番組に投稿して、一度調べてもらおうかな?



「はい、どなたですか?」

 インターホンの受話器を取り、来客者に名前を尋ねる。
どうせまたセールスだろ?光回線にしませんかってうるさいんだよなぁ。

『お〜い、アギさ〜ん、ドアを開けておくれ〜』
「……はいぃぃ?だ、誰なんです?なぜその名前を知ってるんですか!」

 受話器から聞こえたのは女性の声。その声が僕を『アギ』と呼んだ。
そう、僕がチャットで使っている『Agi』という名前を呼んだんだ。
これはチャットでしか使っていないから、アソコのメンバー以外、誰も知らないはず。
なんでそれを知ってる人が、僕の部屋に来るんだ?いったい誰なん……ああああ!
ま、まさか……確かにこっちに来るって言ってたけど、そんなはずはない!
そんなのありえないよ!なんであの人がここを知ってるんだよ! 
まさかと思いながら、インターホンの向こうにいる人物に問いかける。

「も、もしかして貴女は……うなさん?」
『うな?誰それ?』

 違ったのか?そりゃそうだ、あの人が僕の部屋を知ってるわけがないし……
だとしたらいったい誰なんだ?

『ああ〜!もしかしてアタシのこと『うな』と思ってたの?あははは!違うよ、ユウナだよ』
「へ?ゆうな?……つかぬ事をお伺いしますが、もしかして貴女はチャットで『u.n.a』を名乗って
る人ですか?」
『なに?その他人行儀な言葉遣いは?小動物系の癖に生意気だよ?』

 ……小動物系?ぬぅわんだってぇぇぇぇ〜〜〜!!!
や、やっぱりこのインターホンの向こうにいるのは……unaさんなのか?
ウ、ウソだろ?なんでここを知ってるんだ?どうやって調べたんだ?
混乱する頭で必死に考える。言ってしまったのか?
知らないうちに部屋の住所を言ってしまってたのか?
いや、そんなはずはない!絶対に教えてないはずだよ!でも、なんでここに来れたんだ?
いったい何がどうなって、なんでここにunaさんが来れたんだ?訳が分らないよ!

『おお〜い、アギさ〜ん、どうしたの〜?とりあえず部屋に入れてよ〜』
「へ?あ、うん、分った、今開けるからね」

 混乱しながら入り口自動ドアを開放する。……しまった!何も考えずについ開けちゃった!
ど、どうしよう?ホントにあの人来ちゃったんだ……どうやって調べ上げたのかな?

 夢であってほしい!そう願う事、3分。部屋のインターホンが鳴らされて、ドアをノックされる。
あぁ、やっぱり夢じゃなかったんだ。あの人、ホントに来ちゃったんだ。
観念してドアを開けてみると……言葉が出ない。こういう時に使う言葉だったんだね。
僕はその人を見て言葉を失った。そこには……高校の制服だろうか?
制服姿で、金色に輝く髪を赤いリボンでツインテールに纏めている、青い目の外人さんが立っ
ていた。
はっきり言って、こんなマンションは場違いじゃないかと思うほどの美人だ。
スクリーンの中にいなきゃいけないような美少女。
ドレスを着ていないとダメじゃないの?というくらいの美少女が立っていた。
僕はその姿を見て、ごくりとツバを飲み込むことしか出来なかった。



「へぇ〜、ここがアギさんの部屋かぁ……普通だねぇ」

 部屋に入ってくるなり、ベッドの下や、本棚をチェックする。
なんですか?貴女は息子の部屋に掃除に入った母親ですか?

「あ、当たり前じゃないですか!普通じゃない部屋ってどんな部屋だよ」
「ダッチワイフはどこ?」
「んな物はありません!」
「あっはははは!」

 夢じゃないだろか?今、僕の目の前にはいつもチャットで話してるunaさんがいる。
金色の輝くような綺麗な髪。澄んだ青い目。透き通るような白い肌。
全てにおいてunaさんは完璧だ!……外見上はね。
でも話してみると、やっぱりunaさんだと確信する。
シモネタ7割ってなんなんだよ。……ププッ!unaさんらしいや!なんだか安心したよ。

「ん?どしたの?なにニタニタしてるの?」
「いや、シモネタ多いなぁって思ってね。やっぱりうなさんなんだね」
「なにそれぇ〜?『アタシ=シモネタ』なわけぇ?……まぁ否定はしないけどさ」
「しないのかよ!」
「あっははははは!さっすがはアギさんだね、いい突込みしてるわね。
これだとあっちの突っ込みも期待大ね」
「あっち?なにそれ?」
「それはおいおい分るって!それより、アタシ『うな』じゃなくて『ユウナ』なんだけど?」
「ゴ、ゴメン、つい今までのクセで……ユ、ユウナさんは今日、なんでここに来たの?」

 そう、いきなり遊びに来るなんてビックリだ。どうやって僕の部屋の住所を知ったのかな?
……あれ?なにか大変な事を忘れてる気がするなぁ。なんだっけ?
うなさん……じゃないや、ユウナさんがチャットで大変な事を言ってた気がする。

「ふえ?な、何しに来たのって……チャットでも言ったけど、ア、アタシってほら、禁断少女だし。
その……仕事というか、なんというか……」
「どしたの?ユウナさん、顔真っ赤だよ?」

 そうだった。チャットで自分は禁断少女だって言ってたんだった。
まったく冗談にも程があるよね。自分は実は禁断少女で、オナ禁をした僕とえっちするって言
い出すなんて……
ぼ、僕とえっちする?……あんだってぇ〜?
そ、そういえば確かに言ってた!僕とえっちする為にこっちに来るって!
で、実際に来ちゃったんだ。
……住所も教えていないのに、チャットを落ちてからすぐに僕の部屋に来たんだ。
これってまさか……本物?ユウナさんは本物の禁断少女なのか?
禁断少女って都市伝説じゃなかったの?

 禁断少女……禁欲を貫いたss職人に舞い降りる、幻の少女。
エロパロ板では、噂として話は出ていてそれ専用のスレッドも建っている。
僕はずっとこの少女の事を、職人さんが作り出した冗談だと思っていた。
多分、他の書き手の皆もそう考えているはずだ。
まさか……実在していたなんて。
しかも、チャットでとはいえ、僕の知り合いがそうだったなんて!

「……ねぇユウナさん。一つ聞いていいかな?君、ホントに禁断少女なの?」
「そ、そうよ。アタシは禁断少女。それがどうかした?」
「……ってことはえっちしちゃってもいいって事だよね?」
「あ、当たり前でしょ?今日はいっぱいアギさんを苛めてあげるんだから!
小動物のようにフルフル震えてもらうからね?」

 ほ、本物なんだ。ユウナさん、ホントに禁断少女なんだ!
いよっしゃぁぁ〜!ss書いててよかったぁ〜!オナ禁してよかったぁぁぁ〜〜!

 思わずガッツポーズを取る僕。溜まりに溜まった性欲を、全て吐き出させてもらうぞ!



「そ、そういえばさ!アギさんが書いてる『パパレイプ!』シリーズ、結構好きなんだよねぇ」
「へ?あ、ありがとう。直接感想を言ってもらえるなんて嬉しいよ」
「でもアタシ、無理に襲ったりしないよ?縛ったりもしないし、ちょっと話を膨らませすぎだよ」

 おお!僕が書いたssの感想を言ってもらえた!これはどんなGJよりも嬉しいな。
直接感想を言ってもらえるなんてないからね。
これは嬉しいなぁ……って嬉しがってる場合じゃない!
早くこのいきり立った下半身をどうにかしないと……さっきからユウナさんもチラチラ見てるし
ね。
……襲い掛かってもいいのかな?わざわざ僕の部屋に来たんだ、別にかまわないよね?
ベッドに座ってるユウナさんの隣にさりげなく座る。……全然さりげなく座れてないや。
息ははぁはぁいってるし、興奮で手も震えてきた。
ユウナさんもビクッってなったし……もう押し倒しちゃおうかな?

「そ、そういえばさ!アギさんは、パパが書いたss全部読んでくれてるの?」
「はぁはぁはぁ……へ?う、うん、読んでるよ。あの人は僕の目標だからね。
それよりさ、そろそろ……」
「へ、へぇぇ〜!やっぱり読んでるんだ!
パパ、結構有名な職人なんだ。ちょっと誇らしいかな?」

 息荒く、ユウナさんの手を取り肩を抱き寄せ襲い掛かろうとしたら、
襲い掛かろうとする僕のタイミングをずらすように、ユウナさんが話しかけてきた。
くっそぉぉ〜!なんでそんないいタイミングで話しかけて来るんだよ!
まるでプレイ時間を稼ごうとする、風俗嬢の時間引き延ばしテクニックのようだ。 
……あれ?時間を引き伸ばす?
ユウナさんをよく観察してみると、頬を少し赤く染め、少し焦ってる様な気がする。
焦ってるというか、これは緊張してるんだね。
そういえばユウナさん、確か『デビュー戦』って言ってたよね?
ってことは……初めてってことだよね?
もっとよくユウナさんを観察してみる。……何かを話そうと、必死なってるように見える。
そうかそうかぁ……ユウナさん、初めてで少しテンパッテるんだ。
ふっふっふっふ……日ごろチャットで『小動物系』と弄られてるお返しをさせてもらおうかな?
ユウナさんは禁断少女なんだし、好きにさせてもらうか!
金髪美少女を好きに出来る……ss職人バンザイだね!

「……でね、パパったらママと1回しただけで、妊娠させちゃったんだよ?
どんだけ濃いのを出したんだ〜!って話だよね?」
「……ねぇユウナさん、キスしようか?」
「それでね、次に会えたのが5年後。
その次が12年後だよ?どんだけ禁欲してないんだ〜!って思わない?」
「ユウナさん、キスしようよ。もう我慢出来ないよ」
「……ゴクリ。も、もうしちゃうの?もう少し話さない?」
「ダメ、話さない。君が僕にオナ禁2週間なんて試練を与えたんだ。
ご褒美としてメチャクチャにするからね」
「メ、メチャクチャ?……うぅぅ、ア、アギさん、それはちょっと……んむぅ!」

 『メチャクチャ』という言葉に反応し、真っ赤になって俯いたユウナさん。
ははは、普段のエロエロなユウナさんと違い、真っ赤になって恥ずかしがってるのも可愛いね。
僕はそんな可愛いユウナさんを押し倒し、無理やり唇を奪う。

「んむぅ〜!んんん〜!……ん、んぁ……んふぅ……ん、んちゅ、んぁ……あん!」

 ユウナさんは最初は抵抗してたけど、僕が無理やり舌をねじ込んで唾液を注ぎ、
胸をキツク揉み出すと、徐々に力も無くなっていき、甘い声を出し始めた。
さすがは禁断少女!えっちにすぐ反応する身体になってるんだね。



 ユウナさんの口の中で暴れる僕の舌。
最初、抵抗をするかのような動きを見せていたユウナさんの舌は、
徐々に僕の舌と絡み合いだして、お互いの唾液を送り合う。
僕が胸に手を伸ばし、その大きな柔らかい胸をキツク揉みだすと、鼻にかかるような声で喘ぎ
だした。

「ユウナさんの胸、服の上から揉んでもすっごく柔らかいよ」
「ん、んふぅ……んん!ア、アギさんのえっちぃ……んぁ!そ、そんな強く揉んじゃダメェ!
やん!太もも触らないでぇ〜!」
「……あれ?初めてなのに、胸もまれるだけで喘いでるんだ?太ももが気持ちいいんだ?」
「や、やぁぁ〜……そんなこと言わないでぇ。うぅぅ、恥かしいよぉ」

 耳まで真っ赤に染めて、僕から視線をそらす。か、可愛い……すっごく可愛いよ!
そんな可愛いユウナさんの真っ赤に染まった可愛い耳を口に含み、カミカミと甘噛みをする。

「んぁぁ、アギさぁん、もうヤメてぇ。
アタシがするからぁ……アタシが気持ちよくしてあげるからぁ。
これ以上されたら頭がおかしくなって、何もできないよぉ」

 耳を噛まれながら胸をもまれるのが気持ちいいのか、止めてくれと言い出したユウナさん。
可愛いなぁ、たったこれだけでこんなに感じるなんて、さすがは禁断少女だね。
チャットでいつもお世話になってるんだ、今日は僕がたくさん奉仕してあげよう!

「もうおかしくなりそうなんだ?やっぱりユウナさんはえっちな女の子なんだね。
僕を気持ちよくしてくれようとする気持ちはありがたいけど……でもね、僕は攻めるのが大好き
なんだ」
「ふぇぇ?あ、あぎさん、小動物系だから攻めるの好きとかって、
イメージと違うからナシだよ!」
「なに言ってんの、それはユウナさんが言い出したことじゃないか。
僕が書いてるss、レイプ物だって知ってるよね?僕は女の子をメチャクチャにしたいんだよ」
「そんなのダメ!アギさんはフルフル震えるのが似合ってるの!」
「あははは!震えるのはどっちかな?ユウナさん……今日はたくさん感じさせてあげるよ!」 

 たくさん感じさせてあげると宣言し、再度ユウナさんの唇を奪う。
そして胸を揉んでいた手を、下へと降ろしていき、スカートの中に手を突っ込む。
太ももの根元のショーツに触れるか触れないかの所をナデナデと撫で回す。
舌ではユウナさんの舌を絡めとり、抵抗する気力を奪い取る。
僕を突き放そうとしていた手は、徐々に力を失い、しばらくすると、僕を抱きしめてきた。
おしおし、これでもう好き放題できそうだ。
僕をギュッと抱きしめてきたのを確認し、
太ももを撫でていた手をショーツの中へと進入させた。

「んぁぁぁ〜!ア、アギさぁん。そこ、ダメェ……そんなに動かさないでぇ」
「あららら……ユウナさん、耳を澄ませてごらん?何か聞こえるでしょ?」

 『クチュ、クチュクチュ、クチュクチュ』

 部屋の中に響く、クチュクチュという卑猥な音。
この音の主は首筋まで真っ赤に染め、両手で顔を隠しだす。

「おやおや〜?ユウナさん、どうしたのかなぁ?クチュクチュ音を出してどうしたの?」
「うぅぅ……苛めないでよぉ。アギさんはドSだよぉ、女の子を苛めて喜ぶSだよぉ」
「なに言ってんの、喜んでるのはユウナさんでしょ?
こんなにグチュグチュ音を出して喜んでるんでしょ?」

 自分の股間から聞こえる卑猥な音が恥ずかしいのか、顔を隠したまま首を振るユウナさん。
そのユウナさんの行動の一つ一つが可愛くて、ついつい意地悪なことを言ってしまう。



「あららら、僕の指、ユウナさんのでもうビチャビチャだ。
こんなに涎を垂らしてよっぽど嬉しいんだね」
「バカァ……アギさんのバカ、恥ずかしいから言わないでよぉ」
「あ〜あ、こんなに濡れちゃったらベッドまで汚れそうだね。
汚しちゃいけないから、綺麗にしてあげるね?」
「汚れるってなによ!アタシをなんだと……ふえぇぇ?
ちょっと、アギさん、それヤメテ!恥ずかし……ひゃん!」

 顔を隠したままだったユウナさんの隙をつき、股間に顔を埋める。
慌てたユウナさんが頭をどけようとするがもう遅い。
濡れて染みの出来ているショーツの上から下を這わし、ベロベロと舐め上げる。

「んああ〜!ダメそれ!それダメェェ〜!おかし、すぐにおかしくなる!
おかしくなるからぁぁ〜!」
 
 太ももをがっちりと力で抑え、ペロペロと舐める。
股間に埋めている僕の顔を『ギュッギュギュッ!』っと太ももで締め付けてくるユウナさん。
ショーツの上からでこれだったら、直接舐めるとどうなるんだ?
どんな反応をするか興味が湧いたので舐めてみる事にした。

「ひゃう!イヤァァァァ〜!んっきゃうぅ!んあああ〜!!」

 す、すげぇ……ユウナさん、絶叫系の喘ぎ声なんだ。
ショーツを少しずらして、軽くペロペロしただけで、叫びだした。
これは……いい!もっと叫んでもらおうか!
唇を尖らせ、まだ皮が被っている小さなクリちゃんを吸い上げる。

「ひゃん!そ、それなにぃ?なんなのぉぉ〜!イヤアアアア〜!」

 今まで異常に大きな絶叫!そしてベッドを大きく揺らすような痙攣!
ユウナさん……クンニでイッたんだ。派手にイッたね。
ビクンビクンと痙攣をしているユウナさんの股間から顔を挙げ、制服を脱がせる。
制服を着せたまま入れるのもいいけど、やっぱり肌と肌とが触れ合いながらSEXしたいから
ね。

「はぁー、はぁー、はぁー……はぁぁ〜」
「うっわ……すっごく綺麗だ。ユウナさん、メチャクチャ綺麗だよ」

 クンニでイッたのがよほど凄かったのか、目を瞑ったまま息荒く動かないユウナさん。
僕はそんなユウナさんの制服をゆっくりと楽しむように脱がせていく。
制服を脱がせて分ったユウナさんの奇跡の身体。
肌は胸にうっすらと血管が浮き出るほどに白くて、染み一つない。
服の上から揉んでいた大きな胸は、その中央にあるピンク色の突起がツンと尖っている。
思わず摘んでみると、軽く痙攣してくれる。
ユウナさん、すっごく感じやすい身体をしているんだね。
引き締まったお腹の真ん中の可愛いおへそも最高だし、
触り心地が最高だったスベスベの太ももも引き締まっており最高だ!

「凄いよ……ユウナさん、最高の身体をしているよ!」
「はぁー、はぁー、はぁー……はぁぁ〜」

 この奇跡の身体を唾液まみれにしたいけど……正直僕が限界だ。
痛いほどに勃起している僕のアソコを、濡れて光ってるユウナさんに合わせる。
合わせた瞬間ビクンと少し反応したけど、息を荒くしたまま目を閉じている。
ユウナさんは僕を向かい入れるかのように、少し開いて誘っている。
そのえっちすぎる光景に我慢が出来ずに、僕は一気に貫いた!



「ひぃ!いったぁぁい!イヤァ〜!痛い!痛い!」
「うっぐぅ……締め付け凄すぎ……ゴメン、動くよ!」

 『ブツン!』と何かを引き千切りながら、ユウナさんの一番奥に僕のを突っ込む。
突っ込んだ瞬間、大きく目を開き、絶叫したユウナさん。
ギュギュッと強く抱きついてきて、正直背中にめり込む爪が痛い。
でもその痛みがなければ瞬殺されていたであろうほどの締め付け。
突き入れると『キュキュキュ!』っと絞め付け、引き抜くと『ギュギュギュッ!』と締め付ける。
今まで経験した中で、最高の、いや、今までとは比べ物にならない気持ちよさだ。
僕は歯を食いしばり、ゆっくりと腰を打ちつける。

『ズブズブ……グチュグチュ……グッチュグッチュ……グチュグチュグチュグチュ』

 あまりの気持ちよさに我を忘れて一心不乱に腰を打ちつける。
うぅぅ……すっごいよ。この締め付けは凄すぎる!
もうイッちゃいそうだ……うぅぅ、もうダメだ!

「ひぎぃ!いったぁいよぉ、抜いてぇ、アギさん抜いてぇ……もう許してぇ〜!」
「はぁはぁはぁはぁ……出すよぉ、もう出すからね!」
「抜いて、お願いだからもう抜いて……え?あ、熱い!お、お腹に、ふわぁぁぁ!」
「ぐぅ!ユ、ユウナさん!ユウナさん〜!」

 『ズグン!』

 ユウナさんの子宮を壊すほどの勢いで、突き入れる。
その瞬間、2週間、溜めに溜めていた欲望が、一気に子宮目がけて噴出した!
ドクドクとユウナさんの子宮を満たす、僕の精液。
僕は一滴残らず送り込む為に軽く腰を振る。
全てを吐き出した後、僕は繋がったままユウナさんに倒れこんだ。

「はぁ〜はぁ〜はぁ〜……最高でしたよ。ユウナさん、最高だったぁ」
「ひっく、酷いよ……アタシが犯すはずだったのに、無理やり犯されちゃったよ……
アギさんは小動物じゃないよ、肉食獣だよ」
「いや、それは……ゴメンなさい」

 下から僕をギュッと抱きしめたまま、涙目で僕をにらむユウナさん。
その表情が……可愛くって仕方がない!
こんなカワイイ女の子とえっちしたなんて夢みたいだ!
そう思い、まじまじとユウナさんを見つめてみる。
……繋がったまま見つめあったりすると、
また気持ちが盛り上がってくるわけで……ゴメンなさい。

「へ?うぇぇぇ?ちょっとあぎさん?なんでおっきくなってるの?」
「……ユウナさん、僕を小動物じゃなく、肉食獣だって言いましたよね?
……足りないんですよ。肉食獣の僕は、まだまだ食い足りない!」
「ひあ!ちょっとあぎさん!アタシもう無理だって!ヤメ……んん!う、動いちゃやだぁ」

 ゴメンなさい!でも僕を獣にしたのはユウナさんですよ?
だから満足するまでたっぷりと付き合って……突き合って貰いますからね! 



21:42<Agi> こんばんわ
21:42管理人 |> Agiさん、いらっしゃい。


 会社から帰って来てすぐにPCを立ち上げる。
課長のヤツ、今日はすっごく機嫌がよかったな。いったい何があったんだろ?
課長なんてどうでもいいや。今日はユウナさんに文句を言わなきゃいけないんだ。


21:42<anan>こんばんは
21:42<win>おつー
21:42<gan>オコンバトラー
21:42<kero>こんー
21:42<una>(−_−メ)


 ユウナさんが出したオナ禁2週間の指令。
そのおかげで僕は中学以来となる夢精をしてしまったんだ。
朝起きて、パンツを洗う空しい気持ちが分るのか?
ユウナさん、貴女に分るのか?チクショー!
……あれ?ユウナさん、怒ってる?何に怒ってるの?怒りたいのは僕のほうだよ!


21:42<kero>おや?unaさぬ、表情が優れませんね、どうしたんですか?
21:42<win>ホントだ、ヤクザみたいな顔になってるww
21:42<anan>ww
21:42<gan>Agiさぬになにか恨みでもあるんですか?
21:43<una>( ̄□ ̄;)!!
21:43<anan>わけわかんねぇっすww
21:43<kero>Agiさぬ、なにをしたんです?セクハラ?もしくはセクハラ?ww
21:43<Agi>いやいや、怒りたいのはこっちですよ。
       ユウナさんの無茶な指令でオナ禁して2週間。
  夢精と言う奇跡を体験してしまいましたもん


 社会人で夢精するなんてほとんどいないんじゃないのか?
ホント、ユウナさんは無茶な指令を出したよね!どうしてくれるんだ!
……そういえば、何かすっごくえっちな夢で出しちゃったような気がするなぁ。
くっそぉ〜、覚えてればssのネタに使えたものを……チクショー!


21:43<anan>???
21:43<win>ユウナ?それだれ?
21:43<gan>Agiさぬ……誰かと間違ってません?
21:43<kero>もしや……Agiさぬの愛人?


 ……へ?あ、愛人?愛人っていったい何を言ってるの?
ユウナさんが僕の愛人なわけない……ユウナ?誰だ、それ?



21:43<Agi>ユウナって誰ですか?
21:43<anan>うをぉい!ww
21:43<win>アンタがゆうたんや!ww
21:43<gan>でた!必殺ボケたフリ!ww
21:43<kero>unaさぬをどこの誰と間違えたのですかな?白状してもらいましょうか?


 いやいや、どこの誰って言われても、自分でもなんでその名前が出てきたのか分んないんだ
って!
でもなんでユウナって名前が出てきたんだろ?知り合いにはそんな子、いないよな?
……なんでだろ?


21:43<una>きっとユウナって子はオナ禁して餓えてたAgiさぬに好き放題に犯されてしまった
      可哀想な美少女なんだよ!!
  Agiさぬは小動物じゃなく、肉食獣だったんだよ!!!
21:43<gan>うわぁ〜おww 股間にライオンを飼う男ww
21:43<anan>股間がライオンキングww
21:43<kero>股間にライオンが住んでるなんて…DO-HENTAIだぁぁ〜!!
21:43<win>でたww 最強の褒め言葉ww


 うをぉい!股間にライオンってなんなんだよ!
好き放題犯したってなんだ……なんだ?この胸に感じる罪悪感はいったいなんなんだ?


21:43<una>という訳で、Agiさぬに無残に犯されたユウナちゃんの敵をとるために罰を与えよう
       と思いま〜す!
21:44<anan>異議なし!
21:44<gan>同じく!
21:44<kero>異議などあるものかww
21:44<win>賛成っすww
21:44<Agi>異議アリ!
21:44<gan>意義など認めん!ww
21:44<Agi>( ´・ω・`)


 魔女裁判だ!これは魔女裁判なんだよ!僕がいったい何をしたってんだ!
横暴だ!これは権力の横暴なんだよ!


21:44<una>では判決!被告人Agiを……オナ禁2週間の刑に処す!!
21:44<kero>wwwww
21:44<anan>出たww 死刑よりもキツイ刑だww
21:44<win>ある意味最強刑ww
21:44<gan>さぁオナ禁祭りの始まりだwww


 ま、また2週間のオナ禁だって?そんなの出来るわけないじゃないか!
僕は好き勝手言ってる皆に、特にunaさんに文句を言ってやろうとしたんだけど……


21:45<Agi>( ´・ω・`)<うん、分ったお。オナ禁に励むお


 なぜかオナ禁するって言っちゃった。……なんでだ?
なんでオナ禁するって決めたら大きくなって来るんだ?
おかしい、おかしいよ!オナ禁するって決めただけなのに、何故かワクワクしてきた。
どうなってんの?


21:45<una>Agiさぬ……また2週間後に、ね。 (=^▽^=)ノ


 unaさんが書いた、その一文を見て、さらに痛いほどに勃起した僕。
なんでだろう?……とりあえず2週間、オナ禁すれば何故こうなったか分るのかな?
とりあえず僕は、いきり立つ股間を押さえ、オナ禁に励む事にした。




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