このssは無口な彼女と怖い彼女の後日談です。



「いい、桃子?アンタは余計なこと言わないで黙っときなさいね?
アタシとレイリアで上手くやるから。分かった?」
「……ええ、分かったわ。黙っていればいいのね?」
「そう、黙ってればいいの。アンタも江口さんを喜ばせたいでしょ?」

 江口さんの名前を出した途端に頬を赤く染める桃子。
ぐっ……カワイイじゃないの。ギュッと抱きしめてわきわきしたいわ。

「そうですわ。私も健一様をお喜びさせたいんですの。
自分で考えてもいいんですけど……あの人ならきっとすごい方法を知っているはずですわ」

 同じく頬を染め、身体をくねらせているレイリア。
わが妹ながらちょっと進みすぎてるんじゃないの?
この子、普段は相川とどんなえっちしてるんだろ?一度聞いてみた方が良さそうね。

 クリスマスが迫ってきた寒い日、アタシは桃子の部屋にみんなを呼び出した。
みんなの思いは同じ。……クリスマスにお互いの彼氏を喜ばせたいの。
最初はレイリアとあーでもないこーでもないって話し合ってたんだけど、決めきれなくてね。
どうしようかって困ってたら、レイリアがあることを思い出したの。
『お酒に酔ったあの人ならきっと凄いことを思いつくはずですわ』ってね。
アタシも言われて思い出したわ。
実はアタシ達の中で一番えっちなのはあの子だったって。
前にみんなでお酒を飲んだときに、色々教えてもらったからね。
まぁお酒を飲んでないあの子には、怖くて聞けないけどね。……死にたくないもん。

「お姉さま、お酒はこのくらいで大丈夫ですの?」

 長尾ってお付の大男に、大きな箱を持って来させたレイリア。
その中にはワインやシャンパン。日本酒にブランデー。
その他色んなお酒が山ほど入っていたわ。

「うん、こんだけあれば大丈夫ね。アタシが上手く飲ませるから。
桃子とレイリアは何か食べ物を作ってね?……なるべくヤキソバ以外がいいなぁ」
「…ヤキソバは美味しいわ。何故ヤキソバはダメなの?」
「桃子お姉さまとお料理できるなんて嬉しいですわ!
……ヤキソバはちょっとトラウマがあるので御勘弁ですわ」

 ヤキソバ禁止令に不満顔の桃子。
アンタの体は半分くらいヤキソバで出来てるんじゃないの?
レイリアはヤキソバと聞いて何故か震えてるし……なんかこの子、トラウマが年々増えてな
い?

「おし、みんなよく聞いて!この作戦……失敗は許されないわよ?
もし失敗してアタシ達の企みがバレたら、きっと……すっごい説教されちゃうわ」

 説教という言葉にガタガタ震えだすアタシ達。
桃子は涙目で、レイリアにいたっては歯をガチガチ震わせている。
そういうアタシも手の震えが止まらず、アタシ達は危険な賭けに出ているんだと改めて思った
わ。

「でもね、成功して上手く聞き出せたら……きっとラブラブで甘い、栄光のクリスマスがアタシ達
を待ってるわ!
お互いの彼氏との甘いクリスマスの為に……マヤを酔わせてえっちな作戦を聞き出すのよ!」
「「おお〜!」」

 アタシの掛け声で震えを吹き飛ばし、気合を入れなおす桃子にレイリア。
マヤを酔わせて色々教えてもらうわよ!
……マヤって酔わないと、えっちな話、してくれないんだもん。

 さぁマヤ!固い絆で結ばれたアタシ達3人相手に、その重い口を閉じ続ける事が出来るかし
らね?
今日こそは教えてもらうわよ?……えっちの極意を!



「ただいま〜!桃子〜、ケーキとチキン買ってきたぞ〜。クリスマスだからな、豪勢に祝おう…
…と、桃子?」

 クリスマス当日、買い物から戻ってきた江口さんはわたしの姿を見て言葉を失ったわ。
それもそのはず、今のわたしはお酒に酔ったマヤから教えてもらった通りの姿をしているか
ら。

『桃子はねぇ〜、ヒック、カワイイからぁ、あまり凝った事しない方がいいのよぉ〜。
そうねぇ……その綺麗な黒髪にぃ、カワイイピンク色のリボンをつけてぇ〜、
『アタシがクリスマスプレゼント。ピルを飲んでいるから好きにしていいわ』
って手ブラとショーツ一枚でいれば江口さん、もうケモノ〜。
んふふふふ〜、とうこぉ〜、チュってしていい?ちょっとだけしていいでしょ?
……チュ!きゃああ〜!カワイイ〜!』

 …マヤ、女同士でキスはおかしいと思うの。
その後何故かシーリスにもキスされたわ。……何故?

「…江口さん、わたしがクリスマスのプレゼントなの。ピル飲んでるから好きにしていいわ」

 ショーツ一枚を身につけて胸を両手で隠し、マヤに教えてもらった通りのセリフを言う。
江口さん、これで獣になるって言ってたわ。……獣になるって、なに?

「……そ、そうか。鍵をかけて、携帯を切って、電話線を抜いて……っと」

 わたしの姿を見て、しばらく固まっていた江口さん。
急にドアのチェーンをかけたり、電話線を抜いたりと忙しく動きだしたわ。
江口さん、いったいどうしたの?

「おし、準備完了!っと。……うおををおをを〜!!とうこぉぉぉ〜!」
「きゃ!え、えぐちさ……んぐぅ!」

 急に興奮しだした江口さんに押し倒される。
あまりの出来事に驚いたわたしは声を上げようとしたわ。
でも口をふさがれて声を出せなかった。

「んむぅ、え、ぐち、さぁん……んん!ダ、ダメなの、リビングではダメなの。
せめてベッドで……んあ!」

 興奮した江口さんはわたしの言うことなど聞いてくれない。
これが、獣なのね?マヤが言ったとおりに獣になったのね?……ひゃ?んん〜!

「そ、そんな広げちゃダメなの!恥ずかし……んん!な、舐めないで……あん!」

 獣になった江口さん、わたしの両足首を掴み、無理やり開脚させてきたわ。
そしてわたしの股間に顔を埋めてきて……んん!そんなに舐めちゃダメ!

「ん、んん!え、ぐちさぁん……えぐちさんえぐちさん!……んん〜!」
「はぁ〜はぁ〜はぁ〜……すっげえ興奮する!桃子、お前もう濡れてるじゃねえか!」
「ダ、ダメ、そんなこと言わないで、恥ずかし……んん!指入れちゃダメぇ!」

 くちゅくちゅくちゅ……ショーツの上からペロペロしていた江口さん。
舐めるのを止めてくれたかと思うと、膣内に指を入れてきたわ。
江口さんの指が動く度、くちゅくちゅと滑った音が出る。
……とても恥ずかしいわ。でも江口さん、恥ずかしがってるわたしを見て、とても嬉しそう。
そうなのね、江口さん、嬉しいのね。喜んでくれているのね?……マヤの言ったとおりね。

「カワイイピンク色のリボンをつけて、手ブラでオレが帰ってくるのを待ってたのか?
桃子もエロくなったなぁ……今日はお前を食べつくしてやるからな!」

 指でクチュクチュわたしを苛めながら、舌でもペロペロと苛めてくる。
指が膣をかき回すたびに声が出て、舌がペロペロする度に体が震える。

「あ、あ、ああ!え、ぐちさぁん……えぐちさぁん、んん!んああ〜!」
「おお〜、もうグッチョグチョだな。そろそろ入れるぞ、今日は生で大丈夫なんだよな?
朝までたっぷりと注いでやるからな……いくぞ!」 
「えぐちさ……んあああ〜!」

 もうダメ!頭の中が真っ白になろうとしたその時、とても熱い江口さんがわたしを貫いたわ。

「うおぉぉ……やはり生は気持ちいいな!おし、ガンガン動いてやるからな?いくぞ!」
「は、は、は……えぐ、さん、わ、たし、もう……んあああ〜!」

 ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!……お腹の奥を突きあげるような江口さんの激しい動き。
その動きにわたしは何度も何度も真っ白になったわ。

「えぐ、さぁん……も、ヤメ……あああ〜!」
「お前はプレゼントなんだろう?だったら好きにしていいんだろうが!」
「もう、もうわたし……また、また白く、んあああ〜!」
「はぁはぁはぁ……桃子、とうこぉぉ〜!」

 わたしは何度も何度も声をあげ、何度も何度も泣き叫んで、何度も何度も真っ白になった
わ。
貫かれながら泣き叫び、江口さんの背中に爪を立てる。……まるで野生動物のように。
そう……なのね。わたしも……獣に……なったのね。

「えぐちさぁん、すき、だいすき!あいしてる!」

 獣になったと自覚した瞬間、わたしの中で何かが弾けた。
汗だくでわたしを突き上げている江口さんを抱きしめて唇を奪う。
唇を割って舌を入れて、江口さんの口の中を犯す。
そう、わたしも獣なの。江口さんと同じ獣になれたの。
下半身は江口さんに犯されて、キスではわたしが犯す。
お互いを犯しあうわたし達は獣同士。
しばらくはキスで江口さんを犯していたけど、すぐに犯せなくなった。
激しい江口さんの攻めで、自分が自分でなくなったから。

「あ、あ、ああ!えぐ、さん……も、ダメ、真っ白に、全てが真っ白に……」
「桃子、桃子ぉぉ〜!出すぞ、生で出すからな!好きだ桃子、オレも愛してるぞ!
イクぞ、イクからな!……ん、ぐぅぅ〜、とうこぉぉ〜!」
「え、ぐちさぁん……うれし、愛してる、んああ!まっしろに!
体が、全部が真っ白に……んあああ〜!」

 お腹の中で熱い何かが爆発した瞬間、全てが真っ白になったの。

 

「シーリス〜、言われたとおりに飲み物を買ってきたよ〜。
飲み物はワインを買ってきたんだけど、シーリスも飲むよね?……えええ?」
「ヘンな声を出されて、いったいどうされましたか?外は寒かったでしょう?さぁ、お入りなさい」
「シ、シーリス?いったいその服どうしたの?」
「迷える子羊よ、シーリスではありません。シスターとお呼びなさい」
「シスター?え?えええ?いったいどういうこと?」

 アタシが部屋から追い出す為に頼んだ買い物から帰って来た俊が呆然としている。
それもそのはず、俊が買い物に行ってる間に着替えたんだからね。
……今日はアタシ、シスターよ!

『シーリスはねぇ、うぃぃ〜っく、普段の勝気なところをねぇ、消せばいいと思うのよぉ〜。
そうねぇ……シスターなんていいんじゃないのぉ?
ちょうどクリスマスだしぃ、あんた金髪だしぃ、似合うと思うわよぉ?
『わたしの仕事は迷える子羊を救う事……さぁ震える子羊よ、温めてあげます』
とか言って抱きしめてあげたら、山薙君、獣よ、け・も・の!んきゃはははは!』

 ……ちょっとお酒飲ませすぎたかな?最後はマヤ、ちょっと壊れちゃってたもんね。
でもおかげで思いもつかなかった、いい作戦を教えてもらえたし……って俊?ど、どうしたの?

「はぁ〜はぁ〜はぁ〜……き、君が悪いんだ。
そんな姿の君が……全部シーリスが悪いんだぁぁ〜!」
「ひゃ?ちょっと俊!いきなり……んぐぅ!」

 玄関先で押し倒され、唇を乱暴に塞がれる。
俊のアソコが大きく膨らんでいるのも分かったわ。
あん!俊ったらアタシでこんなに興奮して……マヤの作戦ってすっごい効果ね。

「こんな服を着て僕を誘うなんて……今日はたっぷりとブッかけるからね!
その綺麗な顔が真っ白になるくらいにブッかけ続けるからね!」
「ん、んん!胸、ちょっとキツイ!あまり強く揉まないでぇ!」

 シスター服に興奮した俊が、アタシの胸を服の上から乱暴に揉み解す。
ん、んん!これってなんだか無理やり犯されてるって感じがして、ちょっといいかも?
そんな事を思っていたら、いつの間にかショーツを下ろされていた。
あん!俊ったら、脱がすのがどんどん上手くなっていくんだから。俊、カッコよすぎるわ!
胸をもまれながら、濡れていないアソコを乱暴に弄られる。
あぁ……俊に好き放題犯されているんだ。俊が我を忘れるほどアタシを求めているんだ。
嬉しいなぁ……シスター服に興奮してるってのが気に喰わないんだけどね。
そんなことを考える余裕があったのも最初だけ。
俊の指が動く度、胸を揉まれる度に何も考えられなくなり、クチュクチュと淫らな音が聞こえ出
す。
アタシ、もう濡れちゃったんだ?あぁ、すごいよぉ……俊、気持ちいいよぉ。

「はぁはぁはぁ……さぁ立つんだ。壁に両手を突いてお尻を上げるんだ」

 クチュクチュとアタシを指で犯していた俊は、指を動かすのを止めて、アタシに命令を出す。
アタシは言われるがままにノソノソと立ち上がり、両手を壁につき、お尻を突き上げる。

 あぁ……アタシ、なにをされるの?俊、アタシをどうするの?

「はぁはぁはぁ……引き締まったいいお尻だね。最高のお尻だよ」

 さわさわとシスター服の上からいやらしくお尻を撫でる俊。
触りながら耳元で囁き、時折耳たぶを甘く噛んでくれる。
あん!こんないやらしい触りかた、チカンされた時以来だわ。
……もちろんそのチカンは線路の上に叩き落してやったわよ!

「ん、あん!そんないやらしい触りかた、ダメだよぉ」
「そうかい?触るのがダメなら……舐めてあげるよ。
いやらしく、ヌルヌルになったシーリスを舐めてあげるからね」

 いやらしくてイジワルな俊って素敵よ!
俊はアタシの耳元でそう言って、スカートの中にもぐりこんだわ。
次の瞬間、体中に電流が走るような快楽が貫いたの。

「んああああ〜!俊、スゴイ!スゴイよぉぉ〜!」
 
 ぢゅる、ぢゅぢゅぢゅ……れろ、ちゅぱ……ずずずず、くちゅ……ずずずず!

 ワザと音をたて、アタシを吸い続ける俊。
吸われる度、舌で犯されるたびに電気が走り、膝がガクガクになって立っているのが辛い。

「しゅん〜、立ってられないよぉ。そんなに攻められたらもう立てないよぉ」
「はぁはぁはぁ……スカートの中にシーリスの匂いがこもって最高だよ!
……うん、こんなに濡れたらもう大丈夫だね」

 スカートの中でクンクンと匂いをかいでいた俊。
もう!なんて恥ずかしいことするのよ!いくら俊でも怒るわよ!……え?大丈夫って何?
そう思った瞬間……身体を引き裂かれるんじゃないかというくらいの勢いで、貫かれたわ。

「ひぎゃあ!……あ、あぁぁ……しゅん、あぁん……あん!あん!あん!」

 貫かれた瞬間、頭のてっぺんから爪先まで電流が走る。
そして俊が激しく動き出した瞬間、電流が体中を走り続け、アタシを狂わせる。

 パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!

 壁に両手をついたアタシを背後から犯す俊。
いつもの見つめあい、愛を囁いてのSEXじゃなく、動物的な、犯す為の激しいSEX。
そんな俊の男らしい激しいSEXにアタシは何度も上り詰めたわ。
何度も何度も上り詰め、何度も何度も絶叫する。

「ひぃ!イヤァァ〜!もう無理!もう無理だからぁ〜!イッてぇ〜!
しゅん、早くイッて……きゃあああ〜!」

 ズグン!……子宮が壊れるんじゃないかというくらいの激しい突き。
その一突きでアタシは床に崩れ落ちた。そんなアタシの顔に温かいものが降り注ぐ。
これ、なんなんだろ?朦朧とする意識の中、そんな事を思った瞬間、また俊がアタシを貫いた。
 
「ひぎぃぃ〜!ぎ、かはぁ……あぁん……しゅん、すきぃ……ぃぃ」

 逞しい俊に貫かれたアタシは耐え切れずに意識を失ったわ。



「うぅ〜寒い寒い。ただいま〜、レイリア帰ったぞ〜。……なんなんだ、このデカイ箱は?」

 玄関を開ける音がして、健一様の甘いお声が聞こえる。
あぁ……その甘いお声でレイリアに愛を囁いてくださいませ!

「レイリア〜?このデカイ箱は一体何なんだ〜?あれ?レイリア?いないのか〜?」

 狭い部屋の中、私を探す健一様。
健一様が私を探してくださっている……そう考えるだけで濡れてきちゃいますわ。
真っ暗な、少しの光すら差し込まない狭い空間で、健一様が見つけてくれることを待っている
私。

「まったくどこに行ったんだ?ところでこのデカイ箱、いったいなんなんだ?
……あれ?なんか紙が張ってあるな?なになに……レイリアからのクリスマスプレゼント?
このデカイ箱に入っているのか?……はぁ?お人形?この箱の中身って人形なのか?
こんなデカイ人形をプレゼントって……アイツ、何考えてんだ?」

 健一様、ガサゴソと箱を開け始めましたわ。
うふふふ……健一様、ビックリなされるかしら?今日はレイリアはいませんのよ。
ここにいるのはただのお人形。そう、マヤお姉さまから教わった作戦ですわ。

『レイリアちゃんはねぇ〜……うぷっ、まるでお人形さんみたいにカワイイからお人形さんかな
ぁ?何をされても動かないぃ、言葉も話せないお人形さんになればいいんじゃないのぉ?
相川君にされるがままぁ、犯されるがままのお人形さんに……う、ウプ、ちょ、ちょっとトイレ』

 ……シーリスお姉さま、お酒を飲ませすぎですわ。
マヤお姉さま、便器を抱きしめて朝まで眠っていたんですわよ?
けどおかげでいいアイディアを頂きましたわ!

「……おい、レイリア。これは何の冗談だ?……なんだ?なんか書かれた紙が置いてあるな」

 箱を開けられてレイリア人形を見られた健一様。
一瞬驚きで止まっていましたけど、レイリア人形の説明書を見つけ、読み出しましたわ。

「なになに……
『愛する健一様へ。クリスマスプレゼントにレイリアそっくりのお人形をさし上げますわ。
このお人形は、何をしても大丈夫。どんなに激しく犯しても、何度熱い精液を注いでも大丈夫。
健一様がしたいようにえっちが出来る優れものですわ。
この人形は健一様の物……激しく犯して壊してしまってもかまいませんわ』
……なるほど。そういうことか。これは人形なんだな?」

 箱の中からレイリア人形を抱き抱えてベッドへと運ぶ健一様。
あぁ!こんなに近くにお顔があるのにキスが出来ないなんて……人形を演じるのも不便ですわ
ね。

「さぁ〜ってと。どうしよ〜っかなぁ?」

 人形の私をベッドに寝かせ、スカートを捲ったり、胸を軽く揉んだりする健一様。
ショーツの中に手を入れて来ても、胸を強く揉まれても我慢するしか出来ませんわ。
だってレイリアはお人形なんですもの。
レイリアは健一様のお人形……ああ!なんて素敵なシチュエーションなんですの?
さすがはマヤお姉さま!こんなえっちな事を思いつくなんてスゴイですわ!

 胸を揉んだり、ショーツの中でイタズラしたりしてた健一様。
えっちなことをしても、私が言葉を発せずに我慢してた事に満足したのか、
ニヤニヤしながらなにをしようかと考え出しましたわ。

「どうすっかなぁ〜?コイツは人形だからな……とりあえずは咥えさせるか?」

 咥えさせる?あぁ!健一様をしゃぶれるんで……こは!

「お?なかなか具合がいいな、この人形は。喉の奥まで入れても大丈夫だよな?なんせ人形な
んだからな」

 熱く滾った健一様自身を無理やり私の口の中にねじ込んできて、
頭を掴み、ガンガンと腰を振ってくる健一様。 
無理やり喉の奥まで突っ込まれ、息もろくに出来ない状態。
でもそんな辛い事をされても、レイリアは嬉しいんですの。
健一様がこんなにも激しくレイリアを求めてくれている……そう考えただけで濡れてしまいまし
たわ。

「うぉぉ〜、気持ちいいなぁ。おし!そろそろハメるかぁ?
人形の中に出すなんて初めてだから、何度も何度も出してやる。
尻の中にも、膣の中にも、溢れてくるくらいに何度も出してやるからな?」

 あぁ……最高ですわ!レイリアは人形のように乱暴に扱われ、犯され続けるんですのね?
早く……早く犯してくださいませ!レイリアをメチャクチャに犯してくださいませ!

「さぁ〜て、入れるとするかぁ?……おいおいおい、人形にクセにもう濡れ濡れじゃねぇか?
こんなヘンタイ人形は……お仕置きだ!」

 グチュ!躊躇することなく、一気に貫いてきた健一様。
子宮を壊すような勢いで貫かれ、思わず声を上げそうになる。
歯を食いしばり、喘ぎ声を抑える私。
けど健一様、そんな私を無視するかのように激しく、逞しく犯してくださいましたの。

 パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!

「……ぅ、ぅぅ……ぁ、ぅぁ……」
「はぁはぁはぁ……なんだか声が聞こえるような気がするなぁ?いったい誰の声だぁ?
この部屋にはおれしかいないのにな。……この淫乱人形の他にはな!」

 そんなイジワルを言いながら、一段と激しく犯してくださる健一様。
あぁ、レイリアは健一様の淫乱人形なんですわね?最高ですわ!

「……ぅん、くぅん……ぁ、ぁん!んん!んんん〜!」
「人形のクセに声を出すなんて生意気だな!そんな生意気な人形には……注いでやる!
一滴残さず受け止めろよ?出すぞ……もう出すからな!」

 激しすぎる健一様の腰使いに耐え切れず、喘ぎ声を上げてしまった私。
健一様、そんなはしたない、淫乱人形の私にお仕置きとして注いでくださいましたの。

「出すぞ、出すからな?……くぅぅ〜レイリア!うっぐぅぅ〜!」
「んんんん〜!……かっはぁ……あぁ、健一様がぁ……溢れてきますわぁぁ」

 ドクドクと注がれる健一様の熱い精液。
その精液が子宮を満たし、溢れていく。あぁ……受け止め切れませんでしたわ。

「はぁはぁはぁ……おいおいおいおい!なに溢れさせてるんだ?
おれは一滴残さず受け止めろって言ったよな?
言う事を聞かない悪い人形には……お仕置きだ!」

 出したばかりだというのに、熱く滾った逞しい健一様に再度犯される。

 結局私は意識を失い、壊されるまで侵され続けましたわ。ああ!健一様!とても逞しくて素敵
ですわぁ〜。
 


 ラブラブで甘〜いクリスマスから3日後、みんなを喫茶店に呼び出して結果報告会。
桃子もレイリアも心はここにあらずって顔してるし……どうやら上手くいったみたいね。
……マヤ、マスクをしているわね。風邪でもひいたのかな?

「で、桃子にレイリア。アンタ達は上手く行ったの?」
「はぁぁ……レイリアは壊されましたわぁ。逞しい健一様に壊されましたのぉ」

 頬を赤く染めて、潤んだ瞳のレイリア。どうやら大成功のようね!

「…わたしは獣。江口さんとなら獣になれるの」

 よく分からないけど……桃子も上手くいったみたいね。……獣ってなによ?

「もちろんアタシも上手く行ったわ!これで全員上手くいったみたいね、作戦大成功ね!」

 アタシの言葉に頷く2人。アンタ達、感謝なさいよ?アタシがマヤを酔わせて聞き出したんだ
からね!

「ねぇシーリス、さっきから何を言ってるの?訳が分からな……ゴホ!ゴホ!」
「ちょっとマヤ、大丈夫なの?珍しいわね、風邪でも引いたの?」

 顔色も悪いし、もしかしてインフルエンザにでもかかっちゃったのかな?アンタ、外に出て大
丈夫なの?

「うん、この間桃子の家に泊まった時、風邪を引いたみたいなのよ。
みんなにうつるといけないから、もう帰るわね。ゴメンね」
「そうなんだ……じゃあクリスマスも寝てたんだ?」
「うん、そうなの。せっかくのクリスマスだったのに……残念だわ」

 あらららら……可哀想ね。でも自己管理がなってないマヤが悪いわね。

「あなた達はクリスマス、素敵に過ごせたの?」
「過ごせましたわ〜」
「…そう、獣なの」

 2人とも、クリスマスを思い出しているのか、夢見心地といった感じでマヤに答えている。
2人とも、そんなにスゴイことされちゃったんだ?

「マヤお姉さまに教えてもらった方法で、私は壊されましたの〜」
「…マヤに聞いた方法で、わたしは獣なの」
「え?私に聞いた方法ってなに?」

 わ!わわわ!アンタ達なに言い出すのよ!マヤにばれたらアタシ達の命が……

「シーリスお姉さまがマヤお姉さまをお酒で酔わせて、えっちな作戦を聞き出そうって言い出し
ましたのぉ」
「ちょっとレイリア!言いだしっぺはアンタでしょうが!」
「……へぇ?面白い話ね。とても面白そうで興味深い話だわ。
私ね、風邪を引いた理由がね、桃子の部屋で酔っ払ってしまって、トイレで一晩中寝てたから
なの。
もしかして……あなた達……私を酔わせて……トイレに……置いてたの?」

 ……椅子を片手で軽々と持ち上げるその姿は、病人とは思えない。
……人間とも思えないわ。

「……3人ともフルフル震えてカワイイわぁ。……可愛さ余って憎さ百倍ね!」

 ヒュン!ゴキン!……ドサ。

 ヒュン!ボゴン!……ドサ。

「あ、あぁぁぁああああぁぁあ……あうあうあうあうあうあう」
「うふふふふふふふ……残るは貴女だけ。シーリス、1人だけ残されて寂しいでしょ?」
「あ、あああ、あ、あお、おおお落ちつかない?落ち着いて話せば分かり合えると思うよ?」
「うふふふふふふふふふふふ……ねぇシーリス。長い付き合いなんだから、分かってるわよ
ね?」
「は、はいぃぃぃぃ〜。分かってますぅぅ〜」

 ヒュン!ドゴギャン!……ドサ。グシャ!グシャ!グシャ!

 な、なんでアタシだけ、倒れた後に、3発……も?

「ふぅ〜!ふぅ〜!ふぅ〜!今日はこれで許してあげるけど、次はないからね!
3人とも分かったの!……返事を……しなさいぃぃ〜!」

 ゴスン!

「うげぇぇぇ〜!」

 なんでアタシなのよぉぉ〜!桃子とレイリアは死んだフリしてるわよぉぉ〜!

「ふぅ〜!ふぅ〜!ふぅ〜!……まぁいいわ。次も出来るものならすればいいわ!」

 そう言い残し、喫茶店を出て行くマヤ。
マヤが出て行ってから5分は待って、ノソノソと起き上がる。

「桃子、レイリア……この作戦は今後一生使わないわよ。いいわね!」
「…ええ、使いたくない。死ぬのはイヤなの」
「ク、クリスマスは恐ろしいですわ。怖いんですわ〜!」

 こうしてアタシ達のクリスマスは、3人に新しいトラウマを残して終わったわ。

 ……どうやったらマヤと仲直りできるかな?




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