『いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!ありがとうございます!ありがとうございます!
今日も出します、出しますチャンプ!彼女を泣かせたその指で、彼氏をイカせたそのテクで!
ジャンジャンバリバリ!ジャンジャンバリバリ!弾いてください出してください!
チャンプ自慢のサービスタイム!ただいま6時、スタートです!』

 午後6時。軍艦マーチが流れる中、主任自慢のマイクアピールが店内に流れる。
毎回思うんだけど、主任のマイクアピールってスゴイなぁ。よくアドリブであんなに話せるわよ
ね。
……シモネタが多いのが、ちょっとアレなんだけどね。

『来た来た来たフィーバー!315番台、サービスタイム一番乗り!ラッキーフィーバースター
ト!』

 っといけないけない!マイクアピールに感心してる場合じゃなかった、仕事しなきゃ仕事!
接客はいつもニコニコ爽やかに!アタシも主任に負けないように頑張らなきゃね!

「お客様、フィーバースタートおめでとうございます!
サービスタイム中ですので、ラッキー無制限スタートです!
……ってなんだ、静馬君か。あれ?一人なんだ?今日は直樹君、来てないの?」

 無制限札を持って行くと、そこにはいつもの顔があった。
ホントに毎日来てるわね。ねぇ静馬君、なんで毎日勝てるわけ?

「アイツ、今日は残業ですよ。仕事が終わったら来るって言ってたから、もうすぐ来るんじゃない
かな?」
「ふぅ〜ん、そうなんだ。君もパチンコに精を出すよりも仕事をガンバンなよ?
じゃないと出世争いで直樹君に負けちゃうぞ?じゃ、負けないように頑張ってね」

 さてと。次の台に札を刺しに行かなきゃね。
お客様がアタシを待ってるんだ。接客はいつもニコニコ爽やかに!
せっかく打ちに来てくださってるんだから、少しでも楽しんでもらわなきゃね!

「あ、麗菜さん、今日はもうすぐ上がりですよね?
今夜またメシに行きませんか?池田が飯を奢れって煩いんですよ」

 ん?また御飯に行くの?確かに今日は7時で上がりだけど……先客がいるのよね。

「今夜?今夜は先客があるからなぁ……その人が一緒でもいいのなら行ってもいいよ?
ちなみにその人、女の人よ?アタシなんかよりもすっごい大人の女性なんだから」
「麗菜さんよりも大人の女性?も、もちろん大丈夫っす!今日もオレが奢りますんで、任せてく
ださい!」

 ウソはついてない。確かにあの人、アタシなんかよりもずっと大人なんだからね。
それよりも静馬君、アタシを誘ってくれるのは嬉しいんだけど……他の子はいないの?

「君ねぇ〜、アタシなんか追いかけてないで、同年代の女の子を捕まえなよ?
せっかくいい顔してるんだからさ、もっと若い子を探した方がいいんじゃないの?
ま、せっかく奢ってくれるってんだから、美味しく御馳走になるけどね。
じゃ、食事代を負けないように気をつけてね」

 やた!これで食事代が浮いたわ!
あの人と御飯に行くと、つい飲んじゃうからビール代とかで結構な金額になっちゃうんだよね。
ま、静馬君はパチンコで勝っててお金持ってるはずだし、おまけに明日はお店はお休み。
あの人もいることだし……今日は飲んじゃおうかな?



「うふふふふ……おばさんまで御馳走になるなんて悪いわねぇ。
あ、お兄さん、生中お代わりと、あとシシャモとホッケお願いするわね」
「あ、アタシもお代わり!あとは、っと……大根サラダと、出汁巻き玉子くださ〜い」

 これはなんだ?なんなんだ?
仕事が終わり、静馬との待ち合わせ場所に来てみたら、麗姉さんもそこにいた。
静馬のヤロウ、童貞のクセにうまく誘い出しやがったな?その時はそう思ったもんだ。
ここまでは予定通りだったんだ。
あとは酒を飲んだ事のない静馬に飲ませ、ベロベロに酔わせダウンさせ、その隙に俺が麗姉
さんを口説き落とす!
もちろん会計は静馬持ちでな。そう、こういう完璧な計画だったんだ。
なのに、なんだ?麗姉さんの横にいる、紫頭の化け物はなんだ?妖怪か?
 
「いやぁ、若い男の子の奢りで飲むお酒は格別だねぇ〜。
守屋ちゃんもしっかり飲みなさいよ?明日は休みなんだからねぇ。
しっかりと飲み溜めしとかなきゃねぇ。
お兄さん、日本酒をメニューに載ってる分全部持って来てちょうだい」
「もっちろん飲みますよ!って、毛利さん、もう日本酒いっちゃうんですか?
あははははは!毛利さんペースはや〜い!酔ってどうするつもりですかぁ?」

 いつもよりハイテンションな麗姉さん。
毛利と呼ばれる伝説の妖怪の肩をバシバシ叩きながらケラケラ笑っている。
こんな麗姉さん初めて見るな……この化け物がいなきゃ最高だったのにな。
なんでこんな化け物を連れてきたんだ?俺は怒りに震え、静馬を睨みつける。
……っておいおい!お前、なんで烏龍茶なんて飲んでいるんだよ!
ここは居酒屋だぞ?酒飲まんかい!アルコール飲まんかい!

「おい、静馬!てめえ何ウーロンなんて飲んでるんだ?酒飲めや!酒を!」

 そして酔い潰れろ!酔い潰れて妖怪に介抱されるんだ!
お前が連れてきたんだ、絶対にお前に妖怪紫頭を押し付けてやるからな!

「いや、オレ、まだお酒って飲んだことなくて……っていうか、20にならなきゃ飲んだらダメだ
ろ?」
「お前はつまんねぇやつだな、シラケちまうよ!麗姉さん、そう思いますよね?」
「そうだわねぇ……おばさん、こういう真面目な子、大好物……じゃないわね、大好きだわよぉ」
「の、飲みます!お酒をガバガバ飲みます!
すみません!大至急お酒を持ってきてください!」

 だ、大好物って……あっちの意味で大好物なのか?
恐る恐る、妖怪紫頭を見てみる。……舌なめずりがここまで似合うババアも珍しいな。
静馬、ロックオンされたな。……はっはっはぁ!ざまあみろ!

「もちろん、ヤンチャな子も大好物だよぉ」

 ひぃ!こ、こっち見んな!
お、俺はヤンチャじゃない!真面目な好青年だ!

「あははははは!毛利さん、2人がビビッてるじゃないですか。あまり苛めないでくださいよ」

 震える俺達を見て、助け舟を出してくれた麗姉さん。
さすがは俺の麗姉さん、愛してるぜ!

「やだよぉ、苛めてなんかないよぉ。どうせ苛めるなら……ベッドの上がいいわよぉ。
ねぇ直ちゃん、直ちゃんもそっちの方がいいわよねぇ?」

 ひ、ひぃぃぃ〜!お、俺にそっちの趣味はねぇ!
あってもテメエとはぜってぇにしねぇ!っていうか俺をロックオンするな!
恐怖で震える身体を押さえる為、ビールを一気に飲み干す。
見、見るな!そんな目で俺を見るんじゃねえ〜!



「このバカ、道場に乗り込んできたはいいが、クソ親父にボッコボコにやられたんすよ!
肋骨折られて歯もへし折られて!ひゃはははは!よわっちいヤツ!ぎゃはははは!」

 上半身裸の酔っ払い直ちゃんが、困り顔の静馬ちゃんの肩をバンバンと叩く。
わたしがビールに日本酒を混ぜたのに気がつかず、ビールを飲み続けたカワイイ直ちゃん。
その工作のかいあって、見事に酔っ払ったわねぇ。
……静馬ちゃんにも飲ませたんだけど、なんで酔っ払わないのかねぇ?
でもいいねぇ、鍛えている若い子の体は!
実家が空手道場だけあって、筋肉質で余計な肉がついてない、とても美味しそうな身体をして
いるよぉ。
その割れた腹筋にカワイイおへそ!いいねぇ、舌を這わせたいねぇ。
ピンク色した乳首もカワイイし……静馬ちゃんが邪魔だねぇ。

「ああ〜!もう鬱陶しい!お前、飲みすぎだ!
コイツ、完全な酔っ払いだな。麗菜さんもそう思いますよね?」
「ん〜?……飲みすぎはねぇ……いけないんだぁよぉぉ」

 わたしの横で、コックリコックリと舟を漕いでいる守屋ちゃん。
う〜ん、守屋ちゃんちょっと飲みすぎちゃったねぇ。
守屋ちゃん、ほぼ毎日出勤してるから仕事疲れもあるだろうし、これ以上は無理そうだねぇ。

「あらあら、守屋ちゃんも酔っちゃってるわねぇ。2人がこんなだし、今日はもう解散かねぇ」

 守屋ちゃんまで酔っ払うのうは計算外だったねぇ。
せっかく2人を酔わせて持ち帰ろうと思ってたんだけどねぇ。
……ん?もしかしてこれは使える状況じゃないかい? 

「そうですね、2人がこれじゃあ、これ以上は無理っぽいですね。
今日はこれで解散しますか?じゃあ自分は池田を連れて帰りますね」
「ホントに直ちゃんでいいの?守屋ちゃんも酔っ払ってるんだよ?」
「そうですね、かなり酔ってますね。こんな麗菜さんはじめて見ましたよ」

 静馬ちゃん、アンタは鈍感だねぇ。

「おばさんがこんなこと言うのもなんだけど、チャンスだと思うよ?」
「へ?チャンス、ですか?」
「そう、チャンスだよ。アンタのライバルは酔っ払っててこれモンだし……」

 いつの間にか寝転がり、ガーガーとイビキをたてて寝ている直ちゃんを指差す。
カワイイ寝顔だねぇ。今夜は一晩中眺めてあげようかね?

「アンタの好きな人もこうなってるんだよ?」

 アタシの肩に、小さな顔を乗せ、スヤスヤと寝息をたてている守屋ちゃん。
ホント、女のわたしから見てもカワイイ子だよぉ。……わたしが男だったらほっとかないねぇ。

「ええ、2人とも寝ちゃってますね」
「はぁぁ〜……静馬ちゃん、アンタ守屋ちゃんと付き合いたいんだろ?
まさか直ちゃんと3人仲良く、なんて考えてないだろうね?」
「そ、それは……」

 わたしの言葉に表情を曇らせる静馬ちゃん。
この子、いい子だねぇ。直ちゃんと守屋ちゃん、どっちを取るか迷ってるよぉ。
でもねぇ、恋愛ってのはね、ライバルとの戦争なんだよねぇ。
負けたら好きな子を征服されちゃうんだよねぇ。

「いいかい、静馬ちゃん?
恋愛なんてものはね、周りの状況を上手く利用し、いかに相手を出し抜くか、なんだよ。
こんなチャンス、滅多に回ってこないよ?
いいのかい?もたもたしてたらこのままじゃ守屋ちゃん、直ちゃんに取られちゃうよ?
直ちゃんだったら躊躇せず、守屋ちゃんを持って帰るだろうねぇ」

 アンタの好きな子が酔っ払って寝ているんだよ?
無防備に酔っ払って寝ている好きな子を、持って帰ろうとしないなんて……
静馬ちゃん、アンタ、ホントに男なのかい?

「いいのかい?守屋ちゃんを直ちゃんに取られて。
おばさん、こんなチャンスを見逃すようだったら、直ちゃんに負けちゃうと思うよ?
君はそれでいいのかい?守屋ちゃんが直ちゃんに取られても我慢できるのかい?」

 両手をギュッと握り締め、唇をかみ締めている静馬ちゃん。
真剣に考えているんだねぇ。……うん、やっぱりアンタの方がいいよ。
守屋ちゃんを任せるのなら、アンタの方が間違いない。
おばさんの人生経験がそう言っているよぉ。
こんな簡単なことに、ここまで悩むんだ。絶対に守屋ちゃんを大事にするに決まってるよぉ!
いいねぇ、こんないい子に好かれるなんて、守屋ちゃんが羨ましいよぉ。
……さっさと持って帰ってくれないかねぇ?早く直ちゃんを食べたいよぉ。

「……でも、麗菜さんは寝ているんですよ?卑怯じゃないですか!」
「恋愛ってのはね、卑怯でもなんでも最後に勝てばいいんだよぉ。
このまま寝てる守屋ちゃんを連れて、守屋ちゃんの部屋に乗り込んじゃいなよ!
という事で、直ちゃんはわたしが引き受けたから、守屋ちゃんを頼んだよ?」

 もう、じれったいねぇ!あんた達若いんだから、さっさとヤっちゃいなよ!
SEXから生まれる恋心ってのもあるんだよ。……ねぇ、直ちゃん?

「でも、寝てる麗菜さんの部屋に勝手に行くなんて……やっぱり卑怯ですよ」
「グダグダ言ってないで、さっさと連れていきなさい!
……守屋ちゃん、あんた達と出会うまでは、毎日わたしと飲みに行ってたんだよ。
なんでか分かるかい?女が一人で生きていくのってのはね……寂しいんだよ。
けどね、あんた達と出会ってからそれもなくなった。
守屋ちゃん、口ではあんた達から次の男は選べないと言ってたけど、本心は違うはずだよ。
じゃないと静馬ちゃんから御飯に誘われて、あんなに嬉しい顔をしないよ。
……安心させてあげなよ。守屋ちゃん、あんた達より歳を取ってることを気にしてんのよ。
年齢なんか関係ないって行動で示してあげなよ」

 そう、年齢なんて関係ないのよねぇ。……ねぇ直ちゃん?

「……わ、分かりました。でもオレ、麗菜さんの部屋、知りませんし……」
「別に守屋ちゃんの部屋じゃなくても、あんたの部屋でも、そこら辺のホテルでもいいんだよぉ。
肝心なのは守屋ちゃんをお持ち帰りする事だよぉ。……じゃあ頑張りなさいよ?」

 オドオドしてる静馬ちゃんに、守屋ちゃんを任せて店を出る。
もちろん寝ている直ちゃんをかついでいる。2人の邪魔をしちゃいけないからねぇ。
……ねぇ直ちゃん、わたし達2人の邪魔をする人がいないところへ入ろうかねぇ?
……やだよぉ!おばさん興奮してきたよぉ!
目が覚めて暴れられちゃ面倒だから、コンビニに行って、ガムテープでも買うとするかねぇ?
身動きが取れない直ちゃんを美味しくいただく……やだよぉ!
おばさん濡れてきちゃったよぉ!
今夜はたっぷりと、大人の女のテクニックを披露してあげようかしらねぇ?
同年代のガキなんかより、わたしの方が気持ちいいって身体に教え込んであげるわよぉ。
んふふふふふ、やっぱり若い子っていいねぇ……早くむしゃぶりつきたいねぇ。
……なんで守屋ちゃんは嫌がるんだろうねぇ?あの子も変わった子だよぉ。



「う、うぅ……は、吐き気が、うぷ!うぅぅ……き、気持ち悪いぃ」

 目が覚めると、見覚えのない天井が。ここ、何処だ?なんで俺、寝てたんだ?
おかしいな、居酒屋で皆でメシを食ってたはずなのに……ここは何処だ?

「直ちゃん、目が覚めたの?直ちゃん飲みすぎはダメよぉ、体壊しちゃうわよぉ」

 足元から、どこかで聞いた事のあるような、嫌な声がする。……この声って誰だっけ?

「こ、ここは何処だ?あんた誰だ?」

 足元からする声の主を見ようと起き上がろうとしたんだが……おいおいおい!手足縛られて
るじゃねぇか!
しかも両手足とも手首足首同士で縛られてるから、M字開脚のようになってんじゃねぇか?
俺、こんな窮屈な姿勢でよく寝てたな。そこまで酔ってたのか……そんなに飲んだ記憶ないん
だけどなぁ?

「てめぇ、誰だ!なんでヘンな格好させてるんだ!早く両手足を解きやがれ!」
「誰だって……直ちゃん冷たいよぉ。
あんなにもたくさん子宮に出してくれたのに、忘れたのかい?おばさん悲しいよぉ」

 し、子宮に出した?お、おばさん?ど、どういうことだ?
訳が分からない俺の顔を覗き見る、知った顔が。て、てめえは!

「て、てめぇは……妖怪ババア!ってなんで俺、素っ裸なんだよ!てめえ俺に何をした〜!」
「何をしたって……やだねぇ、ラブホテルですることは一つだよぉ。
『ナニ』をしたに決まってるじゃないのぉ」

 ナ、ナニ?ナニってなんだ?なにをしたんだよぉぉ〜!

「直ちゃん、攻めに弱いんだねぇ。乳首咥えてあげたら、女の子みたいに喘いでたわよ?
おばさん、興奮しちゃったわよぉ」
「お、おおおお、お前、ま、まさか……酔って寝てる俺を無理やり……襲ったのかぁぁ〜!」

 ひぃぃ〜!この俺様がこんなババアとヤッちまったのか〜!

「ヤダよぉ、襲ったなんて人聞きの悪いこと言わないでおくれよぉ。
ただ、直ちゃんに対するおばさんの愛を示しただけだよぉ」

 フザケンナてめえ!てめえは生まれてきたことを後悔させてやる!

「クソババア!てめえぜってぇぶち殺す!必ず殺してやる!」

 クソが!手足を解きやがれ!ぶち殺してやるからよぉ〜!

「あらヤダ、おばさん殺されちゃうのかい?なら今のうちに悔いが残らないように……堪能しな
きゃねぇ」
「え?堪能って?……ふおおお!お、お前、どこ舐めて……あふぅ、お、おうぅ」

 突然尻に感じる違和感。ヌメヌメした温かい生き物が俺の尻の穴を這っているような感触。
こ、これは……今まで感じた事がない、おふぅ……し、尻が、あふぅ……い、いいかもしれん。

「カワイイよぉ。ピクピクしててとってもカワイイよぉ。
直ちゃんの肛門、ピンク色して舐め応えがあるねぇ」
「ヤ、ヤメテ……んふぅ、あ、ダメ、ヤメテ……ヤメ、いや、ヤメないで……
あ、ダメ、そこ、ダメ……」

 こ、声が、声が勝手に出てく……おふぅ、い、入れるな!舌をねじ込むな!お、おひ!

「ぐふふふふ、おばさんのテクニック、凄く感じるでしょ?ビクンビクンしてカワイイねぇ。
次はうつ伏せになってもらってと……恥ずかしい格好だねぇ、カワイイ肛門が丸見えだよぉ」
「や、ヤメテくれぇ……もう許してくれぇ」

 何故か抵抗できずにババアの言うとおり、うつ伏せになってしまう。
両手を両足にM字開脚の形で縛られているため、うつ伏せ状態だと尻の穴は丸見えだ。
こ、こんな恥ずかしい格好をさせられているのに、なんでだ?
なんで逆らおうとしないんだ?どうした、俺!
こんなババアに好き勝手に……んあ!ひぃ!あ、あふぅぅ〜。

 抵抗しようとする俺の、尻の穴に舌を這わすババア。
そ、それをされると力が入らなくなって……ひゃう!
た、玉を咥えるな!転が……して。もっとしてくれぇ〜!

「ぐふふふふふ……直ちゃん、肛門を舐められながら、おチンチンをシコシコされるのって経験
ないでしょ?
とっても気持ちいいんだよぅ?おばさん、直ちゃんの為に張り切って舐めて、シコシコしてあげ
るからね?」
「や、やめろ、もうヤメテ……もう許し……ん、んああ!き、きもち……あ、あふぅぅ、おふぅ」

 股間を這う手が、キュッと俺を握り締め、上下にピストン運動を開始する。
それと同時に尻の穴に滑った温かい物がチロチロと這い出す。
股間の手は時折亀頭をナデナデと擦ってくれ、
尻は舐めるだけじゃなく、進入してきたり吸い付いたりしてくる。
こ、これは……こんな快楽があったのか。
これがこんな妖怪ババアじゃなければ……そうだ!してくれているのは麗姉さんだと想像しよ
う!
麗姉さんが俺を襲って、尻まで舐めてくれてる……麗姉さんが俺を襲って、尻まで舐めてくれて
る……
麗姉さんが俺を襲って、尻まで舐めてくれてる……麗姉さんが俺を襲って、尻まで舐めてくれて
る……
目を瞑り、必死に頭の中で麗姉さんが俺を襲うイメージを膨らませる。
そうだ、この股間を擦ってる手も、麗姉さんの白くて小さい手。
尻を舐めている舌も、麗姉さんのカワイイ舌だ。
こ、これはいいな。かなりいい感じだぞ?このままイケるかもしれん……

「ぐふふふふ、気持ちいいかい?直ちゃん、とぉっても気持ちいいでしょ?」

 ……うげぇ〜!せっかく想像してたのに喋るんじゃねぇ!

「だ、誰が気持ちい……ひゃう!ふあ!あう!おぅぅ……」
「いきがっても説得力ないねぇ。そんなに喘いじゃったら、おばさん、俄然やる気が出ちゃうわ
よぉ」

 も、もう止めて……止めてくれ〜!もうイっちま…………あ、ああ、イっちゃっ……た……グ
ス。

 チクショウ……チクショウ!こんなババアじゃなく、美人でエロいことしてくれる女を絶対に捕
まえてやる!



(え〜とぉ……アタシの部屋にこんなポスター貼ってたっけ?)

 目が覚めると天井には知らない女性のポスターが。
黒髪が腰くらいまで伸びており、綺麗で意志の強そうな顔をしている女性のポスター。
なんでこんなのが張ってあるの?アタシ、こんな人知らないよ?
なんでだろ?……あいててて、あ、頭が痛いよぉ〜。
なんでこんなポスターがあるのか考えようとしたら、ズキンズキンと頭痛が。うぅぅ、二日酔いだ
ぁ。
昨日は飲みすぎたなぁ。どうやって部屋に帰って来たか、記憶がないんだもんなぁ。
……あれ?なんかおかしいわね?この間干したばかりなのに汗臭い布団に、スプリングが弱
ってるベッド。
そもそもアタシ、ベッドを使ってないし。ってことはここはアタシの部屋じゃない?
もしかして毛利さんの部屋に泊まっちゃったのかな?酔ったアタシを泊めてくれたのかな?
キョロキョロと部屋の中を見渡してみると……今度は男の人のポスターが張ってあった。
……前に来た時、ジャイアント馬場のポスターなんかあったっけ?毛利さん、趣味変わった?
床には静馬君が寝てるし、その横には重そうなダンベルが置いてある。
毛利さん、ドル箱運びの為に体でも鍛え始めたのかな?
あれ?なんかおかしくない?なんで毛利さんの部屋に静馬君がいるの?
…………ま、まさかここって?
二日酔いでふら付く頭でも分かる異常事態。い、いやぁぁぁ〜!

「な、なんでアタシがこんな部屋にいるのよ〜!こら、静馬君起きなさい!
酔った私を部屋に連れ込んで何をしたのよ!」

 ガーガーとイビキをかいている静馬君を踏みつけて起こす。酔った女の子を連れ込むなんて
……最低ね!

「おぐふ!お、おお、おはようございます」
「おはようじゃな〜い!君はお酒に酔ったアタシを連れ込んで……なにをした〜!」
「な、なにをって……ベッドに寝てもらっただけですけど?」
「ウソつけ!酔ったアタシの身体を好き勝手にしたでしょ!その証拠に下着が……あれ?」

 ブラはちゃんとつけてるわね。色んなとこから寄せてるから外したら分かるわ。
という事はブラは外してないわけね?じゃあショーツだけを脱がせてした訳?最低ね!
……あれれ?ショーツもちゃんとつけてる。
っていうか、特に身体に違和感はないわ。あるとすれば二日酔いの頭くらいなものね。

「え、え〜っと……もしかして酔ってるアタシを部屋に連れ込んで、何もしなかった?」
「あ、当たり前じゃないですか!
毛利さんからは麗菜さんの部屋に行けって唆されたけど、そんな失礼な事はできません!
かといって、酔って寝てる麗菜さんをおいとけないし……だからオレの部屋に連れてきたんで
す」

 顔を真っ赤に染めて反論する静馬君。
あはははは!そうよね、静馬君がそんな大胆なこと出来るわけないわよね?
……あれ?でも、なんだろう?この女としてのプライドを傷つけられたような屈辱感は?

「……えい!」

 ドガ!

 なんかムカついたのでとりあえず殴っておく。なんでだろ?なんでこんなにムカつくんだろ?

「いでえ!な、なんで殴るんすか!オレ、なんかしましたか?」
「何もしないからよ!」
「……は?それってどういう意味ですか?」
「子供は分からなくていいの!」

 そっかぁ。静馬君、お酒を飲んでもえっちなことしてこないんだ。……しないんだぁ。
アイツとは違うのね。お酒の勢いで浮気をし、アタシの人生を狂わせた、バカ旦那とは違うんだ
ぁ。
……っぷ、あっはははは!そっかそっかぁ、静馬君はバカな事をしない子なんだぁ。

「急に殴るんだもんなぁ、いってててて……麗菜さん?嬉しそうな顔してどうしたんですか?」
「ん?なんでもないよ?それよりこのフトン、すっごく汗臭いんだけど?ちゃんと干してるの?
部屋も汚いし……仕方ないなぁ。知らないうちにとはいえ、一泊させてもらったわけだし、掃除
してあげるわね」
「ええ?そんな悪いですよ、そこら中散らかってるし……」
「別に気にしなくていいから。アタシを泊めてくれた、お礼よお礼。
それとも見られたら困るような、えっち物でも隠してるのかな?」
「な!そ、それは……」
「あはははは!なに困ってるのよ!静馬君の歳だったら、えっちな本を何冊か持ってて当たり
前よ。
さ、掃除の邪魔だから、どいたどいた!」

 何故か鼻歌交じりで掃除をしてしまうアタシ。
うふふふ、久しぶりだなぁ。男の人の部屋を掃除するのって。
それにしても静馬君の部屋って、プロレスの本ばかりなんだ?
アタシと趣味が合わないなぁ。……プロレスって面白いのかな? 


 この日からアタシの中で静馬君の評価が変わった。
年下で、アタシを慕ってくれるカワイイ男の子から、安心できる、信用の置ける男に変わった
の。
男として見るようになっちゃうと、静馬君って背も高く、優しくて結構いい男な訳で……
この日から2週間後、アタシ達は交際をスタートさせる事になった。
その間、直樹君はお店に来なくなっていた。
なんでもアタシ達が働くお店に近づくだけで、ジンマシンが出るようになったんだって。
……そういえばあの皆でお酒を飲んだ日の次の勤務日、毛利さんの顔、すごくツヤツヤしてた
なぁ。
静馬君は、次の日、直樹君が仕事を休んだって言ってたし……毛利さん、襲ったのかな?

 こうしてアタシは新しいパートナーを手に入れた。
7歳年下だけど、アタシの事をとても大事にしてくれる、優しい人。
この人となら、今度こそ幸せになれるかな?……先の事を考えるのはまだ早いかな?  



トップへ
トップへ
戻る
戻る